・ 新しい散歩道 ・ スコミーゴ村ちょっぴり秋の気配

8月の末、前日の朝歩いて発見した新しい散歩道に、
再びカメラを手に出かけました。

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道がある事は知っていましたし、地図でも確かめていたのですが、
いつもの道から知らない道に入り込むのは、ちょっときっかけが要りますよね。
凄い坂道だ!というのが見えていましたしね、ははは。
それで日曜の朝歩いた帰りに入り込んでみたのです。

するとやはり凄い下り坂で、逆行きはとんでもない事で、はは、
ワン君が1匹、鼻息を荒くしているのが聞こえ、もう1匹の大きいのは吠え、
でもオリーブ畑が広がる斜面の道で、そこを突っ切ると想像していた通り、
ベッルーノ・ヴェネツィア間の高速道路を見下ろしながら、丘の中腹を辿る道で、
葡萄畑の広がりも見え、ヴィットーリオ・ヴェネトの町も見える、
そして牛舎のある道だったのです!



カメラを持って出かけたのは午後遅めで、その方が光線の具合が良かろうかと
思ったからでしたが、残念、薄靄がかかった日だったのと、
丘の中腹を辿るので、道の半分ほどは金網が張ってあった事!
という事で、まぁ、ご覧下さい。

上の写真は、この道に入り込む手前角にあるスコミーゴ村の慰霊廟で、



内部の上に書いてあったのは、
1945年4月29日の朝8時に爆撃があり、14名が亡くなり、その慰霊の為の建立と。

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それにしても何を考えて、こんな何も無い村を爆撃したのですかね?!
誤爆にしても、何を勘違いしたのだろ?



さて、目指す道に入り込むと、この高さ!

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すぐ目の下を高速が走り、ヴィットリオ・ヴェネト南へ続くカーヴ。
出かけていく時、戻って来た時、いつもshinkaiが通るかーヴで~す。

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あれこれ金網の隙間から撮ったのですが、結局ボツになり、
これは金網手前のガードレールによじ登り、ははは、撮ったもので、
向こうに見えるのは、高速のサーヴィス・ステーション。
 
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上のカーヴもこの位置から見ると緩やかでしょう?
右奥に見えるのがヴィットリオ・ヴェネトの町。

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靄がかかっていて残念ですが、こんな様子で、山の手前に広がるのが
ヴィットリオ・ヴェネトの町のチェーネダ・Cenedaの部分。

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ドゥオーモの正面ちょっぴりと、鐘楼が見えますね。 このチェーネダで、
モーツァルトの有名オペラ台本を書いたロレンツォ・ダ・ポンテ・
Lorenzo Da Ponte(1749-1838)が生まれています。

山の上に見えるのは、司教館と、古い城の名残で、ヴィットリオ・ヴェーネトの
もう1つの町セッラヴァッレ・Serravalleは、間に延びている山の向こう側に。



こんな感じで道を辿っていくと、あっ、いた、いたぁ!! ママに子供2人、

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ここに子狸、もとえ子猫。

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最初に見たママは、さっと横の塀の上に逃げましたが、
この美人ちゃんはそのままで、こちらを見つめ、

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この黒ちゃんもゆっくり。

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そして、刈った草の陰から、もう1人! 都合ママと4人の子猫たち。

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後ろに牛舎があり、1頭がこんな風に顔を出し。

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前日の朝通った時、ちょうど表にご主人が出ておられたので挨拶をして通りましたが、
牛がいるのは匂いとモゥ~で分かりますから、ひょっとして中におられるかと覗き込み、
       


ちょうど乳絞りの時間でおられたので、写真とっても良いですかと許可を貰いまして。

奥に4頭、手前右に最初の1頭、左奥に1頭、手前に子牛が2頭の全部で8頭。

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前日の朝会ったのを覚えていて下さって、あれこれ話してくださり、
この白と茶の牛は、白黒のホルスタイン種よりはお乳の出は少ないそうですが、
ずっと濃厚なお乳が出るのだそうで、

実際お乳のバケツを覗くと、上にこってりのクリームが3cmほども浮いており!

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今、脚の間に挟んでいるバケツのちょうど上5cm位の所まで、1頭の牛のお乳が!!
スコミーゴ村で今も乳牛を飼っているのは、こことあともう1軒のみだそうで、
坂の下の方とか聞きましたが、どこか見当が付きません。
shinkaiが住み始めた時には、我が家の近くにも1軒あったですが、
今はもう、モゥ~が聞こえません。

乳牛を飼うのは大変きつい仕事で、朝早くの乳絞り、そして夕方と欠かせませんし、
エミーリア・ロマーニャの方の大農家では、その為にインド人がたくさん
働いていると聞きました。



入り口脇にいた子牛、手前が3週間ほどで、奥のが2週間位。
あのゆったりした子猫ちゃんが入って来て座り込み。

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入り口脇にいた牛が一番若いそうで、長~いピンクの舌で、ペロッと何度も
舐めようとするのに、ちょうど届かない位の位置に座っている子猫ちゃん。



ほらね、こんな風に遊んであげようか、と誘ってもくれる良い子で、なでなでも勿論!

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それに引き換え、ママの方は塀の上に上がりっぱなしで、こんな目で、ははは。

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ご主人に礼をいい、先に進み、   斜面の葡萄畑。

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ほんの少し色が付いて、熟しかけた感じ。

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今年の作柄は、6月は雨が多すぎたものの、その後持ち直し、
質、量共に満足の行く出来具合だそう。



振り返っての南の様子。 あの丘の向こうに、ヴェネト平野が広がります。

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上に迫って白く見えるのは、ヴィットリオ・ヴェネトとの境にある
工場地帯の建物で、その手前にこんなに広い林があるのに驚きました!
そしてその中に埋もれるようにして、家が1軒。

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上りの坂道にかかる手前で引き返します。
       
杉の木にたくさん実がついていて、

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オリーヴも大分大きく実って来ています。

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秋を感じさせる赤い実。

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道の片側は丘の斜面で、何軒か家が点在しているのですが、
そこにあった竹林。 竹の子出るんだろうか?!

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筍? そんな物出ません! とばかりに吠えるワン君、ははは。
1枚撮ってあげるけん、じっとして!! 

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というような、新しく見つけた散歩道でした。
日曜の朝の歩きの戻りに通るとちょうど良い感じですが、途中の家の
大きな犬が大声で吠えるのがねぇ。 朝早くなので・・。


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