さて秋のトスカーナ旅行で食べた旨いもの編、その1を。
旅の初日、アッペニン山脈を越えトスカーナ入りし、まずコルトーナ・
Cortonaに到着後お昼を。
駐車場探しにてこずり、はぁはぁと坂道を上り、早くお昼を食べたい一心で、
ははは、中心広場に向かいます。
ははは、中心広場に向かいます。

この通りはヴィア・ナツィオナーレ・Via Nazionale.
突き当たりに見える中心のレプッブリカ広場・Piazza della Repubbrica
には、市役所・パラッツォ・コムナーレの建物がありますが、

この道脇にテーブルと椅子が出ていた店で、友人のmkちゃんが、奥に見える
ポルチーニの幅広麺を、shinkaiが手前のスパゲッティ、アーリオとオ-リオを。
そして野菜のグリル、茄子とぺペローニとズッキーニ。

こうしてお腹も心も落ち着き、はは、町に繰り出し、トスカーナの旅が
始まりましたが、夕方2泊したアレッツォ・Arezzoの宿に。
荷物を置き、少し下ってくるとグランデ広場・Piazza Grandedeで、
前日行われたお祭りの桟敷席がまだ残り、雑然とした雰囲気。
前日行われたお祭りの桟敷席がまだ残り、雑然とした雰囲気。
広場の北側を占めるヴァザーリのロッジェの下にレストランを見つけ、
良さそうなのでそこで晩御飯を。
良さそうなのでそこで晩御飯を。

さて何を食べようかとメニューを広げつつ、肉を食べないのだけど、と言うと、
近くの私服のシニョーレを呼んでくれ、彼があれこれと助言を。
近くの私服のシニョーレを呼んでくれ、彼があれこれと助言を。
で、アンティパストとプリモ、そして付け合せの中から選び、
ワインはどちらにする、と話しているのを聞くと、
にっこりと、赤が良いですよぉ、というので、赤に。
ワインはどちらにする、と話しているのを聞くと、
にっこりと、赤が良いですよぉ、というので、赤に。
という事で待っていると、まずこの突き出しがね。
小さいコロッケ様と、柔らかいカナッペみたいな。 右はしっとりめの細いパン。
小さいコロッケ様と、柔らかいカナッペみたいな。 右はしっとりめの細いパン。

いつも我らが行く店では、こんなお通しが出ませんので、他に2回ほどの
経験がありますっけが、あれ、これ頼んだっけ?!と、ははは。
経験がありますっけが、あれ、これ頼んだっけ?!と、ははは。
実はここで食べた殆どの物の正体が分らず、きゃはは、勿論とても
美味しかったのはしっかり覚えているのですが、これ何だったっけ?とmkちゃんに
写真を送って尋ねる始末!

ですがね、彼女も私とおっつかっつの良い勝負で、ははは。
という事でmkちゃんの言うには、これはチーズ味だったっけ、と。
これは写真から想像できた、ははは、茄子とチーズとトマトの重ね焼き。

ちょっぴりパセリの入った練り物に、トリフの薄切り!
これは上の写真のと、2人で半分ずつ分けて頂きましたぁ。

段々と暮れる空につれ、ラ・ピアーヴェ教会の後陣の灯が一段と明るく見え、

これは、中にアスパラが入ったパスタ。 上は確かピスタッキオで、左の細いのは
アスパラの皮の揚げ物で、右上の緑は、パセリのから揚げと。

茹でたホウレンソウに、ちょっとクリームがかかっていたと。
上はプチ・トマトですよね、はは。

このお豆さんは、大豆っぽいですよね?

この綺麗な緑色も何か覚えていないのですぅ!
mkちゃんは、青りんごのムースではなかったか、と。

こうして見ると、小さいのが幾皿か位に見えますよね。 ところが結構な
ヴォリュームがあるというのか、最後に1口大くらいの可愛いお菓子がいくつか、
デザートに出て来たのですが、2人ともお腹いっぱいで食べれず、
写真も撮っていないのです、残念!
ヴォリュームがあるというのか、最後に1口大くらいの可愛いお菓子がいくつか、
デザートに出て来たのですが、2人ともお腹いっぱいで食べれず、
写真も撮っていないのです、残念!
という事で、ここのお支払いは一人が50エウロ足らず程。
今回の旅行では1番の口福でしたぁ!
今回の旅行では1番の口福でしたぁ!
とっぷり暮れた広場を後に、宿に。

翌日の陽の下でのレストランの様子。


上の写真の真ん中に見えたお店の看板で、
ピアッツァ・グランデで、洗練された伝統を
トラットリーア・ラ・ランチャ・ドーロ

はい、とても洗練されていて、美食に馴れていない者には、
何が入っているのかを覚えられない位で、きゃはは。
何が入っているのかを覚えられない位で、きゃはは。
ランチャ・ドーロというのは、広場で行われるお祭り「ジオストラ・デル・サラチーノ・
Giostra del Saracino」の勝者へのトロフィ、金の槍を指します。
Giostra del Saracino」の勝者へのトロフィ、金の槍を指します。
サイトを見ていて、料理を一緒に選んでくれたシニョーレが、
店のオーナーだったと知りましたぁ!
店のオーナーだったと知りましたぁ!
アレッツォの宿は朝食付きでしたが、宿からの朝食券を持って、
指定された何軒かのうちのバールで、ジュースにクロワッサン、
カフェラッテの朝食、という具合。

2泊し、別のバールにも行きましたが、同じ様子でした。
以前マルケ州のグラダーラでも朝食券だったですが、そこで食べに行った
バール・レストランは素晴らしい朝食のセルフ・サーヴィスでしたっけ!
アレッツォ2日目のお昼は、サン・フランチェスコ教会の壁画を観て、
画材屋に寄った後、近所のよさげな店に。
写真に写っていたお皿に店の名があり、検索をかけると簡単に出て、
イル・サラチェーノ・Il Saraceno、この写真はサイトから。
イル・サラチェーノ・Il Saraceno、この写真はサイトから。

表見は余りパッとしませんが、ははは、中はこんな感じで、
美味しそうな予感がするでしょう?

事実、美味しかったのですよ!
shinkaiの、卵、カルチョッフィ、トマト、オリーヴなどのサラダ大盛りと、

mkちゃんは穀類のスープ。

ちょっと写っているパン・フォッカッチャが美味しく、2人ともしっかりお腹1杯に。
所で上記したお祭り、ジオストラ・デル・サラチーノ、
そしてこの店の名、イル・サラチェーノ、
どちらも意味する所は同じで、古くにサラセン人を、つまりアラブ人、
イスラム教徒を指した言葉のようですが、
そしてこの店の名、イル・サラチェーノ、
どちらも意味する所は同じで、古くにサラセン人を、つまりアラブ人、
イスラム教徒を指した言葉のようですが、
アレッツォのこのグランデ広場で行われるお祭りに因み、特別のおまけ、ははは、
いぃえの、お祭りの写真を見ていたら興味疑問が湧きまして、
ちょっと読んでみたので、付け刃のお披露目を!
いぃえの、お祭りの写真を見ていたら興味疑問が湧きまして、
ちょっと読んでみたので、付け刃のお披露目を!
こんな広場でのオープニングがあるのですねぇ!
300人を超す時代衣装の人々の参加だそうで、
300人を超す時代衣装の人々の参加だそうで、

真ん中を斜めに一段と高く設えられた馬場道が通り、分りますか、
コース奥の左側に鎧を着た人形の的があり、騎馬道は上り坂です。
コース奥の左側に鎧を着た人形の的があり、騎馬道は上り坂です。
で桟敷席は、我々が到着した時は左手のみが残っていたのですが、
今回のレストランのあるロッジェの方にも作られるのですね。
今回のレストランのあるロッジェの方にも作られるのですね。
町は4つの区域に分かれ、各区域から2名の騎士が2回ずつの
槍試合をするのだそうで、
槍試合をするのだそうで、
写真に見える標的が、「インドの王」と呼ばれ、

顔はこんなで、左手に的を記した紙が貼られた盾を持ち、右手には
ちょっと見難いのですが、3つの丸い玉を持ち、
これがバネ仕掛けで、槍で的を突くとぐるっと回るのだそう。
ちょっと見難いのですが、3つの丸い玉を持ち、
これがバネ仕掛けで、槍で的を突くとぐるっと回るのだそう。

騎士の木槍の長さは3,55mで、先に墨を含ませた小さなゴムが
試合の度に付けられるのだそう。
試合の度に付けられるのだそう。
で、標的の紙には真ん中に赤丸が見えますね。 ここを上手く突くと5点で、
後は上下左右にある区画により、点数が4~2点と加算されるのだそう。
後は上下左右にある区画により、点数が4~2点と加算されるのだそう。
そして標的が右手に持つ紐の先には2つの丸い球が下がり、
木と鉛の玉、各250gを革で包んで黒い粉を付け、
騎士に当った場合、よく見えるようになっているのだそう、ははは。
木と鉛の玉、各250gを革で包んで黒い粉を付け、
騎士に当った場合、よく見えるようになっているのだそう、ははは。
つまり、騎士が的を突いて走り抜ける速度が早ければ、標的の逆襲を
逃れる事ができるわけで、玉が当ると2点の減点なんだそう!
逃れる事ができるわけで、玉が当ると2点の減点なんだそう!
ですが余り遅い走りだとこれも2点の減点で、時には標的が回らぬ事も
あるそうで、では早ければよいかというと、これも決まりがあって
4,85秒以下だと、たとえ玉が当らなくとも減点なんですと!
あるそうで、では早ければよいかというと、これも決まりがあって
4,85秒以下だと、たとえ玉が当らなくとも減点なんですと!
現在の競技形式は1931年からなんだそうですが、13世紀頃から
始まっているらしいこの歴史ある競技、かのダンテも「神曲」に「見た」と
書いているこの槍試合は、アレッツォの人々の血を沸かし続けているのでしょう!
始まっているらしいこの歴史ある競技、かのダンテも「神曲」に「見た」と
書いているこの槍試合は、アレッツォの人々の血を沸かし続けているのでしょう!
勝者の地区に与えられるトロフィー「金の槍」を手にした人々のこの顔!!
興奮振りが伝わります。
興奮振りが伝わります。

お祭りにはこんな旗振りもある様ですし、

古い写真ですが、 アスコリ・ピチェーノ ・ 夏の祭り
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461029151.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461029151.html
アスコリ・ピチェーノ ・ クインターナのお祭り
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461029323.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461029323.html
お祭りの主役は男達ですが、女性もこんな風に応援で参加!

写真を見ていると、夜と昼の写真があり、6月の最後から2番目の土曜に、
夜の競技を、9月の最初の日曜に昼の競技があると知りました。
で、桟敷席はお幾らか、お知りになりたいでしょう?! ひひ。

見つけたのがこの写真とサイトで、
http://www.arezzoweb.it/2014/giostra-saracino-info-prevendita-vendita-dei-biglietti-dingresso-197750.html
A-50エウロ B-35 C-25 ですが、席の位置によっても少し安い部分もあり、
ロッジェ側の DはBと、EはCと同じお値段で、
Fの立ち見は6エウロ、それぞれシニアや学割料金の設定もある様子!
ロッジェ側の DはBと、EはCと同じお値段で、
Fの立ち見は6エウロ、それぞれシニアや学割料金の設定もある様子!
う~ん、こうしてみると、シエナのパリオの桟敷は高かった!!!
シエナのパリオ 2008.7.2 ・ その前日
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462678205.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462678205.html
n.1 シエナのパリオ ・ 2008.7.2
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466779099.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466779099.html
n.2 シエナのパリオ ・ 2008.7.2
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466779309.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466779309.html
n.3 シエナのパリオ ・ 2008.7.2
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466784900.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466784900.html
う~ん、こうして街の人々が楽しんで興奮して浮かれているんですから、
必死で走ったお馬ちゃん達も、ちょっとは楽しんでも良いですよね?!
こんなのを見つけたのですけど・・、きゃははぁ。
必死で走ったお馬ちゃん達も、ちょっとは楽しんでも良いですよね?!
こんなのを見つけたのですけど・・、きゃははぁ。

皆さんも、秋まつりをお楽しみくださいねぇ!
*****
ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!

*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
この記事へのコメント