先回暑くて暑くてと書いた後、こちら北イタリアにはさっと雨が来て、
日中はまだまだ厳しい陽射しですが、朝夕はぐっと涼しくなりました。
やれやれですが、まだ夏が終わった訳ではないそうで・・!
日中はまだまだ厳しい陽射しですが、朝夕はぐっと涼しくなりました。
やれやれですが、まだ夏が終わった訳ではないそうで・・!
今晩は友人達とトゥレヴィーゾまで久し振りに映画を見に出かける予定。
中国の優しい柔らかい映画だとは、誘惑者の甘い言葉で、
更にこの日曜にはヴェネツィアまで。
ゲットーで何か記念の催しがあるそうで、催しの趣旨もしっかり分からない、
という、例によって可笑しなお出かけですが、ははは、
シナゴーグも博物館も無料で見れるそうなので、再訪します。
中国の優しい柔らかい映画だとは、誘惑者の甘い言葉で、
更にこの日曜にはヴェネツィアまで。
ゲットーで何か記念の催しがあるそうで、催しの趣旨もしっかり分からない、
という、例によって可笑しなお出かけですが、ははは、
シナゴーグも博物館も無料で見れるそうなので、再訪します。
という様な事で、今日はブログの方も息抜きを兼ね、
夏休みに、忙しいヴェネツィア訪問の友人と行った、通りすがりに手軽に
美味しく食べられる店を2軒ご紹介です。 ごゆっくりどうぞ!
夏休みに、忙しいヴェネツィア訪問の友人と行った、通りすがりに手軽に
美味しく食べられる店を2軒ご紹介です。 ごゆっくりどうぞ!
写真は、まず頼んだスプリッツ。 スプリッツはちょっと甘い食前酒、
オレンジの色がとても綺麗なのですが、
残念、ここのは赤いグラスに入って出てきて、色が見えない!
オレンジの色がとても綺麗なのですが、
残念、ここのは赤いグラスに入って出てきて、色が見えない!

店の名前と地図をどうぞ。
オステリーア・ヴェーチョ・フォルネール・Osteria Vecio forner・
ヴェネツィア訛りで、古い釜・パン屋とでも。
オステリーア・ヴェーチョ・フォルネール・Osteria Vecio forner・
ヴェネツィア訛りで、古い釜・パン屋とでも。

店は、カンポ・サン・ヴィオ・Campo San Vio、アッカデミア美術館から
サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂に向かう道筋に。
店の入り口は、こんな感じ。 入り口脇に見える木の大きなしゃもじ
の様なのは、釜へのパンの取り入れに使います。
の様なのは、釜へのパンの取り入れに使います。

店の並びは広場に沿ってのこんな建物で、

横にある小さな教会は、確かイギリス国教会派の教会。

入り口脇に座っている白い衣服の男性の横にある黒い楽器ケースには
リュートが入っていて、と何で知っているかと申しますと、
お昼前にダリオ館の裏の小さな広場で弾いていて。
リュートが入っていて、と何で知っているかと申しますと、
お昼前にダリオ館の裏の小さな広場で弾いていて。
この写真の右横には橋があり、アッカデミアに続く、というこの道筋。
分かりやすいでしょう?
分かりやすいでしょう?
朝のうち、デッラ・サルーテ教会方面をしっかり歩きまわり、
お腹をすかせて店に辿り着き、
まずは、蛸のマリネ。 柔らかくて美味しくて、セロリとの相性が抜群!

奥は、魚介のパスティッチョ、手前は野菜のグリル盛り合わせ。

こんな風に2人で各自のお皿に取り分け、頂きまして、
ああ、いつ食べても魚と野菜は美味しいよねぇ~!
ああ、いつ食べても魚と野菜は美味しいよねぇ~!

上の魚介のパスティッチョ、というのは、日本ではラザーニャと呼ばれる
種類に入るのかな、こちらではパスティッチョ・Pasticcioとも呼び、
間に挟む具も、ホワイトソースにこんな魚介類やら、冬野菜ラディッキオの
赤ワイン煮もとても美味しく、簡単ですから、お家でお試しを。
こちらが店の内部と、経営者の仲間3人のうちの2人、と。
店のカウンターがガラスケースになっており、その中に色々前菜風が並び、
道沿いになる右側に席が並ぶ、小さな細長い店。
店のカウンターがガラスケースになっており、その中に色々前菜風が並び、
道沿いになる右側に席が並ぶ、小さな細長い店。

奥に厨房があり、そこから出て来た経営者の1人コックさん。

2人でワイワイ言いながら、写真を撮りながら、ビールを飲みながら
楽しく頂いていると、となりの席のイギリス人らしいカップルの男性が
こちらを見ずにおれない感じ、ははは。
楽しく頂いていると、となりの席のイギリス人らしいカップルの男性が
こちらを見ずにおれない感じ、ははは。
で、彼らが食べている美味しそうなのを見て、あれは何?と訊ねると、
一皿料理・ピアット・ウ―ニコ・Piatto unicoと。
そうそう、前にあれを食べて美味しかったのよねと、2人で一皿追加注文!
一皿料理・ピアット・ウ―ニコ・Piatto unicoと。
そうそう、前にあれを食べて美味しかったのよねと、2人で一皿追加注文!

どう、美味しそうでしょう?! これはピアット・ウ―ニコの確か魚が主の方と
思うのですが、海老やイカのフライ、丸いのはオリーヴに挽肉を詰めたもの、
小さなカナッペに鱈のペースト、ポレンタに小さなソーセージ、
鰯と玉葱のマリネ、蛸、鰯のマリネ、海老や貝柱のグリル、野菜類。
思うのですが、海老やイカのフライ、丸いのはオリーヴに挽肉を詰めたもの、
小さなカナッペに鱈のペースト、ポレンタに小さなソーセージ、
鰯と玉葱のマリネ、蛸、鰯のマリネ、海老や貝柱のグリル、野菜類。
そう、普通はこれ1皿にビール1杯、付いてくるパンで充分!
お値段は確か、はは、少しあやふやですが10エウロ少々だったと。
お値段は確か、はは、少しあやふやですが10エウロ少々だったと。
はい、アッカデミア方面にお出かけの方、
簡単にお昼をするには、ここはお勧めの店です。
簡単にお昼をするには、ここはお勧めの店です。
友人の今回一番関心のあった場所は、フェニ―チェ劇場。
「ヴェネツィアが燃えた日」ジョン・べレント著 光文社 を読んで
大変興味を持ち、本を持参してくれて今読んでおり、確かに面白い!
「ヴェネツィアが燃えた日」ジョン・べレント著 光文社 を読んで
大変興味を持ち、本を持参してくれて今読んでおり、確かに面白い!
大変スノッブな人物が次々登場し、忘れもしないあの火事の夜の
周辺事情を、興味を持って読んでいます。
周辺事情を、興味を持って読んでいます。
で、お昼の後はアッカデミア橋を渡り、フェニ―チェ劇場の方に。
中の見物もし、またご案内いたしますね、それからリアルト橋方面に。
サン・マルコ聖堂は既に4年前に見ている、というので、
広場からゆっくり東に向かいアルセナーレ・造船所の方に。
広場からゆっくり東に向かいアルセナーレ・造船所の方に。
ヴェネツィアの地図を頭に置いて、この行程をお考え下さいね。
宿はザッテレの近くにあり、探し歩いて昼前に着き、ゆっくりながら、
写真を撮りつつ、途中で1服しつつ、あちこちふらふらと見ながらで、
かなりの行程ですぞ、この歩きの距離は!
宿はザッテレの近くにあり、探し歩いて昼前に着き、ゆっくりながら、
写真を撮りつつ、途中で1服しつつ、あちこちふらふらと見ながらで、
かなりの行程ですぞ、この歩きの距離は!
で、なぜアルセナーレまで行ったかと言うと、
あの広場横に、焼き鰯を食べれるトラットリーアがあるからでして!
この店、トラットリーア・ダ・パオロ・Trattoria Da Paolo

既に7時過ぎだったと。 で、こんな風にアルセナーレ前のライオン君たち。

こちらの写真右側、雌ライオンちゃんは、

私めが笑って転んで、左足の踝を痛めた元凶の方ですが、
今も変わらぬ可愛いお顔で健在、ははは。
今も変わらぬ可愛いお顔で健在、ははは。

店には中国人のよく働く女性がいて、春にも行ったので既に顔見知り。
こちらが日本人と知って、料理を皆一緒に持ってくるかと。
そう、我々東洋人は皆テーブルに並べて、あちこちつつきますものね。
こちらが日本人と知って、料理を皆一緒に持ってくるかと。
そう、我々東洋人は皆テーブルに並べて、あちこちつつきますものね。
で、注文品が並んだ所。

前菜の盛り合わせ。 既にお馴染の顔触れですが、ははは、

右下の海老の茹でたのから、時計回りに、鰯のマリネ、小海老のマリネ、
鰯の唐揚げと玉ねぎのサオール、子蛸、真ん中に鱈のペースト。
そして、茄子のグリルの1皿があり、
アサリのスパゲッティ。

そして後から届いた肝心の鰯のグリルを撮り忘れ、
ははは、如何に集中して食べているか、ですねぇ。
ははは、如何に集中して食べているか、ですねぇ。
悔しいので、春の時の写真をここにもう1度!!
何せこの鰯に釣られて、本島の端まで歩いたのですものねぇ。

食べているうちにどんどん日が暮れ、アルセナーレ、現在の海軍が
入っている建物の明かりも点き、

すぐ横を、海軍兵の1人がスッ、スッとカッコよく通り、
あ、国旗降納だ!とすぐ分かり。
あ、国旗降納だ!とすぐ分かり。

日没時にサン・マルコ広場で行われるのを見た事もありますが、
あちらはちょっとした数の兵士がやって来るのに比べ、こちらは彼と、
あちらはちょっとした数の兵士がやって来るのに比べ、こちらは彼と、
海軍工廠入り口のこの2人、都合3人というささやかさ。
ですが、ちゃんとイタリア国歌も流れ、

こうしてするすると降りた旗を取り外し、

ん?! 顔が見たいですか?
はい、こんなお顔。 うん、なかなか良い目だ。
はい、こんなお顔。 うん、なかなか良い目だ。

入り口にいた上官の1人がやって来て、国旗を畳むのを手伝います。
なにせ、かなり大きいのですよ。
なにせ、かなり大きいのですよ。
この辺りは観光客も少なく、散歩の犬同士が出会い、喜んで走り回り、

友人が笑いだして、ほら、こちらはまだ仕事中なのに、
あっちでは記念撮影なんぞしているよ。
あっちでは記念撮影なんぞしているよ。

ははは、まぁね、これもお仕事の内かもしれませんが、
如何にもイタリアらしいのんびり感でしょう?!
如何にもイタリアらしいのんびり感でしょう?!
こちらは漸くに畳み終わり、紐を固定する作業が続き。

我らの後ろのテーブルのフランス人家族の奥さんが振りむき、
失礼、あの音楽は?
はい、イタリア国歌。
ああ、やはり。 私がハモッていたのが聞こえた様子。
失礼、あの音楽は?
はい、イタリア国歌。
ああ、やはり。 私がハモッていたのが聞こえた様子。
え、フランス人なのに、イタリアの国歌を知らないの?と
友人に言うと、そりゃぁ、我々だって韓国国歌を知らないもの。
なるほど! 賢い友人だぁ。
友人に言うと、そりゃぁ、我々だって韓国国歌を知らないもの。
なるほど! 賢い友人だぁ。
すっかり満足、満腹のお腹を抱え、もう1度ライオンちゃん達に挨拶し、

良い色になりかけた空の下、時計が9時を指しますが
ひょろひょろとまた長い道程をホテルに戻ります。
ひょろひょろとまた長い道程をホテルに戻ります。

サン・マルコを過ぎ、頼みにしていたジ―リオの渡しが既に終了しており、
またよろよろとアッカデミア橋を渡り・・、
こうして、長~~い夏のヴェネツィアの1日が暮れたのでしたぁ。
またよろよろとアッカデミア橋を渡り・・、
こうして、長~~い夏のヴェネツィアの1日が暮れたのでしたぁ。
この2軒とも高級店嗜好の方向けとは思いませんが、
どちらも既に2,3度行った店で、美味しく気楽、
観光の途中に心配なく寄られるには良いかと思います。
お近くに行かれた時はどうぞ!
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