・ n.1 イスタンブル ・ 旨い物

イスタンブルで食べたあれこれをご案内したいと思いますが、
旨かった物、初めて味わった物、イタリアの方が良いと思った物、
日本が恋しく感じた物、等あれこれ、
       
食べ物に関する写真を今回はたくさん撮っており、選び出したのが
70枚を超え、喰い意地が張ったshinkaiで、
折角なので、ははは、3回に分けてご覧頂こうと思いますので、宜しくぅ。


まずトップは、空港出迎えのバスでホテルに行く途中繁華街で見た
大きなキオスク風テイクアウトの屋台。
見えるお値段はトルコ・リラで、エウロの半分とお考え下さいね。

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こちらも屋台で、焼き栗とトウモロコシ。
ちょうど季節とあって、これを大変多く見かけました。

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トウモロコシは手前に見える四角いお湯の中で茹でたのに、パラッと
塩を振って手渡すのと、上に見えるように焼いた物との2種で、
こんな風にトウモロコシを食べるのは日本人には親近感がありますが、
イタリアでは見かけません。



夜の屋台での焼き栗は、火の色が見え美味しそうでしょ?
でもね、ぷっくり丸く大きなわりには甘みが少なく、
これはイタリアの栗の方が美味しい!

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さて、ザクロ! 真っ赤に熟れて美味しそうでしょう?!
これは実際に美味しかった物の1つです。

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はい、ザクロのジュース! ザクロの尖がった部分を切り、半分に割り、
この絞り機に乗せ、上からギューっとハンドルを下げて絞ると、
ほら、こんなにジュースが出るのですよ!

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ザクロの実を思い浮かべて見て下さいね。 あの赤いルビーみたいな小さな
粒つぶがいっぱい並んでますけど、1つ1つの粒には余り汁けを感じませんよね?!
所があるのですねぇ、こんなにジュースが!
今回本当に驚いて見つめた物の1つでしたね、これ。

日本のザクロは酸っぱくて、考えただけでも口がすぼみますよね。
イタリアのザクロも本当に甘くて美味しいのですが、
それでもザクロのジュースは見かけません。

ここはガラタ橋の横で、既に絞ってあったのを呉れようとしたので、
新しいのを絞って、と言いましたら、手真似と一緒にね、
隣にいた友達にそれをあげ、新しく絞ってくれたのです。



大体1杯のジュースに2個ほどのザクロを絞り、プラスティックのコップに
口元まで。
ザクロだけだと、コップ1杯が2トルコ・リラで、
オレンジと半々にして貰うと、1,5リラが相場でした。
ザクロのジュースは、飲んだ後ピリッとした酸味が口に残りますが
酸っぱさはなく、オレンジを混ぜた方が一般的な味、とでも。

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ここはグラン・バザールの横に並ぶレストランのあれこれで、
ここで可笑しい事に出会いましたが、またのお話をお楽しみに。

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これはケバブを焼いている所。
注文があるとお皿の上に薄く削り、手前の野菜類も一緒に。

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上にトマトに青唐辛子を刺したのが見えますが、今回ケバブ準備中の様子も
見たので、またご覧頂きますが、肉各種だけでなく、間にピーマン類も
挟んでいるのを知りました。

イタリアでは最近あちこちにケバブの店が出来ていて、安くて美味しいと、
イタリア人も大いに食べている様ですが、日本ではどうでしょうか?

何年も前パリのシャルル・ドゴール空港で巨大なケバブを最初に見て、
あれ、何?!と驚いたものでしたが、
現在イタリアではもう、当たり前の食べ物になっています。



グラン・バザールの外で見かけた、魚のフライ類あれこれ。
小さな店で、中で揚げて売っているのですね。

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お腹が空き、健脚の仲間と一緒ではいつ食い物にありつけるかと、
こういう誘惑には到底勝てず、買い込んだshinkai。
何が欲しい?  ミックスにして。
OK, 12リラ。  10にして、と渡し、待つ事暫し。



袋に入った熱々を開けてびっくり、なんと魚だけでなく、大きなコッぺ風のパンと
サラダ、サラダ・ドレッシング、そして下のアルミ・ケースにかなりの量の魚フライ、
というより唐揚げ。 勿論紙ナプキンとプラスティックのナイフ、フォーク付き。

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エレオノーラと2人で歩き歩き魚を食べ、鰯、アジ等など、開いたのと
丸のままとの様々新鮮な魚で、揚げたてでなおの事美味しい、美味しい。
で、残ったパンとサラダは、宿でビールを飲みつつ、ね。
サラダに、生のクシ切りの玉ねぎが入っていて、これはちょっと齧ったものの辛く、
1枚だけを。 パンも、どこで食べても美味しかったですよ。



さて、こちらはレストランの前部で働く女性。 こんな風に、粉を練ったのを
麺棒で延ばし広げ、隣のドラム缶風の上で焼くのですね。

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中に挟むのは、チーズとか、こんな青物とか、レストランのメニューにも
あれこれ書いてあり、と言いつつ、これの名前が出て来ませんが!



出来上がりがこんな感じ。 美味しそうでしょう?
で、期待して翌日食べてましたがぁぁ、う~~ん、味はイマイチでしたぁ。

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エミーリア・ロマーニャ地方、フェッラーラ辺りで大いに見かけるピッツァの原形
かとも思うピアディーナというのがありますが、あれの方がまだ美味しいかな?
こちらは味が素朴すぎ、つまり粉の味のままで、
イタリアである意味口の奢った者には、物足りない感じでしたぁ。



こちらはやはり同じ様なものかな、但し店の中で、石焼き釜を使っており、
伸ばすのは機械に挟んですぅっと伸ばし、右に見える枕みたいな物の
上に置き、それでパンっと内部に打ちつけ張り付け焼いていて。

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所で皆さん、こうして写真をご覧になってお気づきでしょうか?
働いているのは、すべて男性なのを。

唯一女性が表で働いているのを見たのは、上の薄焼きパンを焼いている姿で、
これは2,3人見かけたのと、ホテルの近くの土産物店のオバちゃん1人、
我らのホテルのフロントに1人、と、参加したツァーガイドが2人とも女性、
という様子で、

後は全て男性が働き、女性の姿はいっぱい見かけるものの、
表で働いている姿を見ておりません。
脱イスラムとはいえ、これはまだまだ根が深そうですねぇ。



道に面し、お惣菜屋さん風にあれこれ並べているのが見え、
中がレストランというのが幾つもあり、
これらの野菜料理、本当に美味しそうでしょう?!

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1回目の参加ツァーは、ボスフォロのクルーズでお昼込み。
この時は海辺に広い魚市場があるすぐ近くのクムカピ・Kumkapiという
庶民的な食堂街の一郭の、狭い道の両側にずらっと店が並んでいる中、
我らの入ったのは、この店。

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この長く並べられたテーブルの人数ですから、全部で26人かな。
既にこんな風にアンティパストが並んでおりました。

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今回の旅行は、北イタリア各地の小さな旅行社が揃って企画募集した物らしく、
コネリアーノからは我ら4人で、トリエステやポルデノーネ、ウーディネからの
参加者で構成、基本料金+選ぶホテルの差額+シングル希望の場合の差額+
選ぶツァーの金額という事で、

私の場合、4泊5日、ホテルはジュリアーナが選んだ一番見学に近いホテル
にシングル希望という事で、460エウロ+ツァー2回130エウロ、
という訳で、仲間の2人はツインで110エウロ少ない、という旅行。
       
オプション・ツァーに参加は、バスが各ホテルを回って集めてくれ、
この日は昼食付、ツァーに参加しない場合は各自勝手にという訳で、
毎日夜と、4日目と最後の半日は自由行動で、
都合5日間、飛行時間2時間の距離、ととても楽で、
気の合った仲間とこういう旅行も良いなぁ、と思った事でした。
      
ですから上に書いた26人というのは、この日のボスフォロ・クルーズのツァーに
参加した人数で、この時はまぁ多かったですが、
2日目のモスクとかトプカピ見学ツァーは、もっと少なかったですね。

イスタンブルのご案内はこちらから
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460834203.html



さて、上に見えたアンティパストのお皿ですが、

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左中央の鰯のマリネから時計回りに、マッシュポテト、葉野菜の煮物、
イモサラダ風、赤いのはピリッと辛め、白いのは覚えていませんが、野菜で
ある事は間違いなく、赤いのはマッシュルームのトマト煮。
とにかく、圧倒的に野菜料理が多く、それぞれが美味しく、



白魚のツミレ風を巻いた揚げたてが各自1本づつコロンとお皿に転がされ、
ははは、 なんだ、この形は、と笑いましたが、

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コロッケ風の揚げ物で、口の悪いジュリアーナが、カッカ・う○ち、と。
こちらも負けずに、チンチン、とコップを上げ、ははは。

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4人分に1皿出て来た、イカのリング揚げ、真ん中はタルタルソース風。

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う~ん、さすがの猫またぎshinkaiも、揚げ物はもう良いよ、
と言いたくなったですねぇ。



ジュリアーナは菜食主義で魚も食べないので、その旨伝えると、
こんな野菜の炒め煮風が出まして、ジャガイモにニンジン、青菜と、
ちょっぴりの唐辛子調味料。 美味しかったそう!

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さてメインの、スズキ、でしょうか、
もっとしっかり焼いてくれるともっと良かったですが、美味しかったですぅ!

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料理の付け合わせによく見かけたこの緑の葉、
何か知らないのですが、ちょっと歯ごたえがあり爽やかで。



デザートのオレンジとリンゴと梨と、4人分ですが十分に。

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ビールを小瓶1本飲み、最後はこのチャイ・紅茶で。
大体どこも、こんなガラスのこの形で出て来て。

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時に受け皿は柄の入ったお皿もありましたが、チャイの入れ物は、
この真ん中が細めのこの形で、熱々で出てくるので、少し待たないと
持てない程で、角砂糖を落としかき混ぜ、この赤い色を楽しみつつ。

ほら、底に少しお茶の葉が沈んでいるのも見えますね。
家で紅茶を飲む事など殆ど無いのが、
イスタンブルでは大いにこの色と味を楽しみました。
       
という所で、ではまた明日、イスタンブルの旨い物ご案内をどうぞ!
       

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