・ n.9 イタリア中部紀行 2010年秋 

旅の中継編その9の今日は、ウンブリアの奥プレーチ・Preci周辺と、
ノルチャ・Norciaに出かけた際の寄り道の村、
そして山越えをしてマルケ州に向かう折に通った小雨と霧の
カステルッチョ・Castelluccioと大平原・ピアーノ・グランデの様子を。

サンテウティーツィオ修道院
先回のプレーチのご案内の際、中世に外科学校があったと書きましたが、
その元になったと言われるのがこのサンテウティーツィオ修道院・
Sant'Eutizioです。

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この修道院は2007年初めて訪れ、翌年再訪した時にここの
外科学校博物館を見る事が出来ましたが、
3度目の今回は博物館は開いておらず、ひっそりとした佇まいでした。

少し特殊な話題なのと、2度目の博物館の写真の出来が余り良くなく
お蔵入りになったままですが、
最初の修道院訪問の様子と、この後再度ご紹介する予定の
ロッカノルフィの村の様子は、こちらでどうぞ。

プレーチ と サンテウティツィオ修道院 ・ 中世の外科学校を誇る
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464307658.html


独り身の自由さと車の免許を取っての楽さで旅を始めて以来、
そうなのです、ウンブリアには4年の内3度も出かけているのですね!

最初はウンブリアの美しさと、知らない歴史を知る事に魅かれ、
そして訪れる事によって得る更なる興味と疑問とに惹かれ、
はたまた再訪問による心ゆったりの愉しみも知り、
遥かなヴェネトに住みながら、大好きなウンブリアなのです。

というと、少し語弊がありますね、
大好きなのはウンブリアだけではなく、トスカーナも、勿論ヴェネトも、
お隣のフリウリもアルトアディジェも、そして今回少し良く知ったマルケ州も、
・・ええと、つまりはイタリアの町村が好きなのです! 
      
だから多分、いまだ知らないシチーリアやサルデーニャも
チャンスがあって訪問出来たらきっと好きになると。 ははは。
       
       

◆地図をどうぞ   プレーチ周辺です。

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上でご覧頂いたサンテウティーツィオ修道院は、ピエディヴァッレ・
Piedivalleにあり、ノルチャに向かう道筋に山腹の村カンピ・Campi、
ここは村の中も訪ねた写真がありますので、また改めて。

ネーラ川・Nera沿いのヴァルネリーア渓谷・Valneriaを通る州道209号線上
に印をつけたサン・ラッザーロ・San Lazzaroには、
アッシジの聖人サン・フランチェスコが訪れてライ病患者用の施療院を
作った記録と教会の建物が残っており、かって訪れて写真を撮りました。

現在は個人の家ですが、シニョーラが案内してくれ古い建物内部、
そして穴倉を修復したら人骨が出たという部分など、
何世紀もの年月がすぐそこに、という想いを持ったものでした。
地味な話ですが、ここもまた改めて。



カンピ
蛇行する緩やかな坂道を行くと、突然こんな風に山腹の村カンピ・
Campiが見えます。

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ウンブリアの道を走っているとよく見る光景ですが、
ここは車が殆ど通らない事を幸いに、道脇に止め写真を。



手前下に見える教会が、これまた不思議な形をしていて、
多分最初は向かって左側半分だった物に右側を拡張したものと
推測しますが、まだ調べておりません。
細部の写真は、また村の写真と共にご覧頂きましょう。

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で行きかけると、羊の群れが道を横切っています!
わっ、わっ、と大急ぎで車を止め、カメラを持って走りましたが、
殆どが渡りきって最後部のお尻写真だけに!

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なにせ彼らは脚が4本ですからね、意外に速いのですよ。
前に止まっていた車のシニョーラ達も携帯のカメラを向けており、
こういうのを撮るには、あのシニョーラ位のカメラでないと、
というのが聞こえましたが、お尻だけではねぇ。
以前もこの教会の前で羊の群れに出会った事を思い出しました。

ウンブリアの古い小さな村 ・ カンピ・ヴェッキオ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464309959.html



ノルチャ
カンピを過ぎ暫く行くと、九十九折りの山越え道が始まります。
フォルカ・ダンカラーノ・Forca d'Ancarano、1008mの峠を越え、
盆地にあるノルチャが下に見えて来ます。

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ピアーノ・グランデの大平原やカステルッチョに行くのには、北のヴィッソか、
このノルチャから峠を越え南から入るかで、
上の写真の左端の山に見える道が、ノルチャからカステルッチョへの道。


ノルチャも以前に書きましたので、 ノルチャ ・ そして、カステルッチョ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464307296.html 
     

ここでは少しだけ、町を取り囲む城壁と広場のドゥオーモ等を。
ヨーロッパの守護聖人でもある、ノルチャ出身のサン・べネデット・
San Benedettoの広場の像、

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そしてドゥオーモのクリプタには、この聖人と双子の妹である
聖女スコラスティカ・Santa Scholasticaの生家跡がありました。

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豚肉製品で有名な町で、店がひしめいていますが、表にまで
むせるほどの匂いが漂い、ひ弱な日本人は萎えて、
特産品を買おうと思う気もはかなく消え失せました!
面白い名の店も見つけましたので、豚肉製品店特集でも、ね。

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ノルチャと、モンテ・シビッリーニ国立公園周辺あれこれ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/471864472.html



ロッカノルフィ
ノルチャから一旦プレーチに戻り、山道を少し行くとロッカノルフィ・
Roccanorfiの村に。

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ここも小さな山腹の村で、3年前に訪れた時は1997年のウンブリアの
地震被害が残って悲惨でした。
今回もまだクレーンが稼働中でしたが、かなり修復されており、
人々の住んでいる気配がありました。
とはいえ、まだまだで、人の姿を見たのは、修復工事人2人のみ。



早速にワン君が気配を嗅ぎつけやって来ました。
この白ちゃんの他にも、大きなのがのっそりと現れ、吠えるかと
思いましたが、写真に収まった後ゆっくり退散。

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黄葉がかなり進んでいて、美しいものの、冬の厳しさも思いました。
村の一番上に塔が見えますが、村の様子に未だ少し逃げ腰で、
今回も行きませんでした。

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最初にご紹介の、プレーチとサン・テウティツィオ修道院の記事の最後に、
この辺りの古い伝承歌をご紹介していますが、
また何年か経ってこの村を訪問出来たなら・・・。

ウンブリアの寒村 ・ ロッカノルフィ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464309701.html



カステルッチョ・大平原
という様子で2泊したプレーチからヴァルネリーア渓谷沿いに
ヴィッソに向かい、そこから峠を越えカステルッチョに。

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残念ながら小雨と霧の日で、ゆっくりと景色も楽しめず、
写真を撮るのも少なめになりました。

カステルッチョの村も、何軒もあるバールも土産物店も全て閉めており、
開いている1軒のバール兼食料品店で休憩しつつ
お土産の豚肉製品類を買い込みました。

n.1 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464308843.html

n.2 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464309182.html

雨と霧のカステルッチョ と 大平原
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464309438.html



そして大平原の中程から東に折れる道を取り、再び山越えをし、
アスコリ・ピチェーノ・Ascoli Picenoに。

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という所で、この旅行編も後1回でお終いです。

最後の日々のお天気が余り良くありませんでしたが、
21年ぶりのアスコリ・ピチェーノのカルロ・クリヴェッリ、
そして最後のリミニ・Rimini が良かったです!

リミニは今迄なぜか敬遠していたのですが、
博物館の収蔵品の凄さに圧倒され、リミニ・リミニ! です。

どうぞ、次回もお付き合いよろしくお願いいたします。


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