・ 映画はお好き? ・ 最近見たもの、懐かしいもの

お天気が、暖かい陽射しが恋しい、寒い霧の毎日が続きますが、
さぁて、元気を出して参りましょう!

というわけで今日は最近見た映画や届いたDVDのお話を!

トップは、お正月休み最後の6日に仲間と見に行った映画
こちらでは主人公の名のまま「フィロメーナ」でしたが、

◆ あなたを抱きしめる日まで
  ・2013年 イギリス製作
  ・スティーヴン・フリアーズ監督
  ・ジュディ・ランチ、 スティーヴ・クーガン

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若き日にふとした出会いで身ごもり、修道院で出産。
生き別れのまま50年経ち、今、我が子を探す旅に。
そして、知った真実は・・。

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実話からの映画化だそうですが、やはり哀しい。
そしてカトリック、宗教というより、その世界に住む人々の偏狭さ、
取り繕いの偽善は、胸をえぐります。



◆ アンコール!! (マリオンへの歌)     
  ・2012年 イギリス映画
  ・ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督
  ・ヴァネッサ・レッドグレーヴ、 テレンス・スタンプ
     
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暫く前に見たのですが、とても良かった!

年金生活者たちのコーラス・グループ。 妻は明るく前向き、でも夫は
内にこもり息子とも上手く行かない、
そんなカップルの妻が先立ち、一人残された夫はコーラスに参加。

妻はかたくなな夫に「あなたの心の色はどんな色、見せて」と歌い、
夫は最後に「お休み、私の天使、我々はいつまでも一緒だよ」と歌う。



名女優ヴァネッサ・レッドグレーヴに久しぶりに会えて嬉しかったし、
夫役は「コレクター」のテレンス・スタンプ。
薄いブルーの瞳は相変わらずだけど、冷たさが無くなっていた様な。

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コーラス・グループの指導に当たる若い女性の描かれ方、
優しくそして適切に年配者に接し、扮した女優も可愛く素晴らしかった。


それにしても、日本語のタイトルを知るために見たウィキペディア日本版の
あらすじに「老婆マリオンの・・」とあって、久しぶりに開いた口が塞がらず!

一体幾つにおなりの方が書かれた文章なのか、
いまだこんな言葉が辞書としてのサイトにまかり通るのか、
KSBKをつけてお返ししたい気になりました!!
       


大分前に見た映画なのですけど、元気な年配者達を描いた

◆ マリーゴールド・ホテル
  ・2012年 イギリス、アメリカ、アラブ首長国製作
  ・ジョン・マッデン監督
  ・ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、マギー・スミス、トム・ウィルキンソン

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それぞれが各人なりの悩みや解決すべき問題を抱え、経済問題も含め、
やって来たインドでの新しい生活、そしてインドの若者カップル。

インドに行ったから問題が解決するわけでもない、でも新しい展開もある、
という内容、面白かった!
       

最近元気な年配者達を描いた映画がたくさん出始めたと思われません?
現実社会にそういう方たちが多い事も反映しているでしょうし、
新しい現実的な問題も多いのかもですね。

暫く前に、パリ近郊の高層アパートに住む貧しい年金生活の女性が、
如何に少しでも稼ぐか、から、なんとマリファナの売人になる、
それも自分のかっての料理人の腕を生かし、お菓子の中に混ぜ込んで売る、
それがバカ売れで、友人達も手伝う程、そのくせ自分の婿は警察捜査官!

というような、ちょっとおとぎ話的な可笑しなフランス映画もありましたっけ。
たしかタイトルは「ポーリーン」というこの女性の名前で、
今回探しましたが分からず、残念!
       


タイトルだけで笑えてくる、ちょっぴり皮肉で可笑しなイタリア映画、

◆ ゾラン・私の馬鹿な甥
  ・2013年 イタリア、スロヴェニア製作
  ・マッテオ・オレオット監督
  ・ジュゼッペ・バッティストン、テーコ・チェーリオ

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フリウリの田舎に住むパオロは、お隣のスロヴェニアに住む叔母さんが
亡くなったとの知らせで相続に赴くものの、遺産は甥のゾランのみ!
やむなく引き取って戻ったものの、飲ん兵衛で、まじめに働きもしない彼には、
甥なんて面倒くさいだけ。

所がこの一見鈍げな甥が、なんとダーツの抜群の名手と知り、
最後の詰めは、まぁ最初から読めるのですが・・、



こんな田舎のバールというかメンサというか、わやくちゃな場所が皆のたまり場で、

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芸達者な役者たちが、生き生きとイタリア男を演じて見せます、ははは。

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映画の中で、男性熟年コーラス・グループが、いとも荘重に歌う場面があり、
歌詞(標準語)は下記の如し。 ただしフリウリ訛りで歌われます。

il vino fa allegria       ワインは楽しくさせる
l'acqua è il funerale      水はお葬式
chi lascia il vino furiulano   フリウリのワインを飲まない者は
è proprio il figlio d'un cane  まったくもってろくでなし
il vino sorregge la vita     ワインは人生を支える
l'acqua la beve il cane     水は犬が飲むもの
chi lascia il vino furiulano   フリウリのワインを飲まない者は
è proprio il figlio d'un cane  まったくもってろくでなし




友人のルイーザがフランスからお持ち帰りのDVDを、一夕彼女の家で楽しみました。
はい、日本映画の

◆ 裸の島
  ・1960年 日本映画
  ・新藤兼人監督
  ・音羽信子、 殿山泰司

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ご存知の通り、この映画は台詞が一言もないので、
フランス版とはいえ、はい十分に、皆が私めの解説で納得いたしました、ははは。

水の無い瀬戸内の小島に住む貧しい一家のお話、
医者を捜し歩き、手遅れで子供が死ぬ所など切ないですね。
       


クリスマス前にオンラインで注文したDVDが、漸くに先日届きました。
ジュリア・ロバーツの新しい2作もあるのですが、
懐かしい映画を見つけて3本購入。

可愛いマシュマロちゃんみたいなマリリン・モンローの

◆ バス・ストップ
  ・1956年 アメリカ映画
  ・ジョシュア・ローガン監督
  ・マリリン・モンロー、 ドン・マレー

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「7年目の浮気」とか、「お熱いのがお好き」「王子と踊り子」などいろいろ
ありますけど、彼女の映画ではこれが一番好き。

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純情な青年に、これまた心根の優しい女、という取り合わせで、
こちらも素直に楽しめる、良く出来た映画ですよね。

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自分はまったく踊れませんが、ダンス映画は大好き人間で、はは、
こちらはブロードウェイの大ヒット作の映画化

◆ コーラス・ライン
  ・1985年 アメリカ映画
  ・リチャード・アッテンボロー監督
  ・マイケル・ダグラス、 アリソン・リード

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ブロードウェイのミュージカル舞台に引かれた線、コーラスライン。
主役でないバックで踊るダンサー達はこれより前に出れないラインだそうで、

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バックで踊る役を得るためのオーディションに集まるダンサーたちの、
それぞれの人生を語りながら進行します。

何よりも最初の速いテンポの音楽と、凄い数の応募ダンサーたちの
熱気溢れる踊りが素晴らしい!!

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こちらでちょっぴりどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=4t7oXxFAlHM
       
       
Youtubeを見て頂くにはどれが良いかなぁ、と探していて、
ウェスト・サイド・ストーリー」のオープニング場面が見つかり、DVDを
持っているのに、忙しいのに見てしまい! 困ったもんだ、まったく!
       
これも凄い映画でしたぁ!!  我が青春のひとコマで。  
http://www.youtube.com/watch?v=bxoC5Oyf_ss



そして、あのテーマ・ソングはいつでも即思い出せる

◆ 日曜はダメよ
  ・1969年 アメリカ映画
  ・ジュールス・ダッシン監督
  ・メリナ・メルクーリ、 ジュールス・ダッシン

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ギリシャの港町にやって来た古代ギリシャ信奉者のアメリカ人観光客と、
港町の娼婦イリア、そして町の男たちが繰り広げるコメディ。

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サマセット・モームの短編に、南方のモンスーンの島で娼婦を改悛させようとし、
自分が破綻する伝道師のお話がありますが、
この港町の娼婦に同様に接する頭でっかちの、ははは、観光客。

結末は分かっているのですが、テーマソングとともにいつまでも残る映画。
それに、このメリナ・メルクーリの存在感が素晴らしい!

今頃はどうか知りませんが、我らの時代にあっては、ははは、
女の子が憧れる大人の女、の1人でしたよね、女性の皆さん?!

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こちらでちょっぴり音楽とあらすじをどうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=2Wap_KyNF_s        

いやぁ、やっぱり映画って素晴らしいですねぇ!!


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