・ 映画、DVDのお話をちょっぴり、 そして暫くのお休みを

お天気はまだ安定しておらず、雨がぱらついたり、カッと陽が照ったりの
繰り返しですが、緑に埋もれる良い季節になっています。

来週早々に日本からお客様が来られ、まだ日程は未定ですが、
あちこちお伴したりご案内したり、という事になりそうで、
来月20日頃までブログをお休みさせて下さいませ。

で今日はお休み前の息抜き、はい、私めの、ははは、
最近購入したDVDや、見た映画の事などをちょっぴりここに。

◆ ジュリー&ジューリア・Julie & Julia
  ・2009年 アメリカ映画
  ・ノーラ・エフロン監督
  ・メリー・ストリープ、 エィミー・アダムス

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食べる事の大好きなアメリカ女性が、戦後のパリでフランス料理を習い、
遂にアメリカにおいて初めてのフランス料理大全を出版したジュリーと、
現代のニューヨークで働きつつ、ジュリーの料理を1年間
毎日1品づつ作り、それをブログに発表するジューリア。

2人の各逸話の交錯で、ジュリーの料理と共に出版にこぎつける苦労、
毎日の料理試作でお給料が吹っ飛ぶ程のジューリア。
ともに夫の協力もあり、めげずに進む女性2人の爽やかなお話。


ここからのDVDはつい最近オン・ラインで買った物で、
以前ご贔屓にしていた大手系コネリアーノ店は今年から閉鎖で、
そんな不景気なニュースもつい最近知った事でした。
      
◆ ヴァージン・フライト
  ・1989年 イギリス映画
  ・ポール・グリーングラス監督
  ・ヘレナ・ボナム・カーター、 ケネス・ブラナー

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偶々TV放映していたのを途中から見て、DVDを探しました。

双翼飛行機に取りつかれたリチャードは、ビルの屋根から飛び降り
社会奉仕の罰を受け、難病で車椅子生活のジェーンの世話をする事に。
最初は彼女の我儘にうんざりする物の、次第に心を通わせる様になる。 
所が彼女のこの世の最後の希望は・・。

美しいイギリスの自然の中で繰り広げられる、どこか可笑しくも哀しい、
そして厳しい現実。
御一見をお勧めです!



◆ 宮廷画家ゴヤは見た
  ・2006年 スペイン・アメリカ映画
  ・ミロス・フォアマン監督
  ・ハビエル・バルデム、 ナタリー・ポートマン

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イタリア語のタイトルは、「最後の異端審判官」で、インター・ネットに
接続すると日本語ページなのにイタリア語のCMが出て、
「アマデウス」のミロス・フォアマン監督というので、注文したのでした。

1792年のマドリッド、お隣のフランスでは革命の反動が始まり、
そんな動乱の時代に、無理矢理にも異端者を探し創り上げる
異端審問官。 ゴヤの絵のモデルとなった富裕商人の娘もその1人で、
時代の動く中、獄中に放棄されたままに・・。

異端審問なるもののでっち上げの恐ろしさはおぞけをふるいますが、
映画「アマデウス」に比べて、出来が少し・・、かな。



◆ 愛の嵐
  ・1973年 イタリア映画 
  ・リリアーナ・カヴァーニ監督
  ・ダーク・ボガード、 シャーロット・ランプリング

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1957年のウィーン、元ナチの親衛隊将校が身を隠し、ナイト・ポーター
として働いているホテルに、かって強制収容所で弄んでいた少女が、
有名指揮者の妻として現れ・・。

怖い映画でございます。
ナチの様子はどの映画を見ても怖いものですが、戦後もしっかり仲間の
繋がりを持っている事、焼けぼっくいの関係に火がつく事の怖さ、
兵糧攻めと言うか飢えの苦しみにさらされる怖さ。



◆ 冬のライオン
  ・1968年 イギリス映画
  ・アンソニー・ハーヴェイ監督
  ・ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘップヴァーン、アンソニー・ホプキンス

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1183年のクリスマス、夫のイギリス国王ヘンリー2世によって
ソールズベリーの城に監禁中の妻アリエノール・ダキテーヌも
クリスマスを一緒に過ごすべくやって来る。

彼らの息子リチャード(後のリチャード獅子王)、後のジョン王らと共に
夫の愛人も集まる中世の城の中。

老いたヘンリー王の世継ぎは誰かを巡り、皆それぞれの思惑から
陰謀をめぐらす中世の城中で、気性が強くまだまだ負けぬ妻と
11歳年下の夫と、3人の息子たち。

大変に見応えのあるドラマで、DVDは画像も新しく美しく、一見をお勧め。



◆ 英国王のスピーチ
  ・2010年 イギリス映画
  ・トム・フーパー監督
  ・コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター

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最近の映画で、アカデミー賞も取ったので、説明は要りませんね。
良かった! 見応えがあります! 是非!!

兄の、前イギリス国王エドワード8世が、離婚歴を持つアメリカ人の
シンプソン夫人と結婚するために国王辞任しますが、
実情はよく知らないものの、映画の中でのシンプソン夫人の
描き方に興味を持ちました。
単なる国王との純愛ではない様な、凄腕の女性に見えましたぞ。



次の2本は最近映画館で見たものの中で、良かった!!もの。

◆ アーティスト
  ・2011年 仏、ベルギー、アメリカ合作
  ・ミシェル・アザナヴィシウス監督

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白黒、無声映画でも、こんなに楽しい生き生きとした
素敵な映画が出来るのですよねぇ!
3Dだの、ファンタジーだの、あんなのは子供向けだよねぇ、ははは。



この可愛い芸達者なワンちゃん、ウッギ―君は10年間の
お仕事から、つい最近引退したんだとか。

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◆ 最強のふたり
  ・2011年 フランス映画 
  ・エリック・トレダノ監督
  ・フランソワ・クリュゼ、 オマール・シー

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脊髄損傷の大富豪のフィリップと、介護人ドリス。
イタリア語のタイトルは「ほとんど友達」というと、2人の関係がお分かりと。
最近見た中で、一番気に入った素敵な映画。
爽やかで心温まる、うん、DVDが出たらすぐに買うのだ!!


ついでに老婆心ながら、余りにも身にぴったりの言葉ですが、がはは、
最近見た映画で、お金を払ってご覧にならぬのが身のため、と思うのは、
ウッディ・アレンの、ローマを主題にした映画、「ローマでアモーレ」

なんとまぁ、こんな実体のないつまらぬ映画、
見に行く時間も、お金も勿体ないっす!!
私はお口直しに、「最強のふたり」を見て、
映画はやはり素晴らしい、と思い返せたのでした。
      
では皆さま、来月20日過ぎまで、お休みを頂きます。
良い季節を、快くお過ごし下さいね!       


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