・ 愛の映画を、心ゆくまで 

昨日はサン・ヴァレンタインの日・愛の日でした。
こちらイタリアでは余りチョコレートの宣伝もなく、愛する人にプレゼントを、
という感じで、ささやかに。

本当は、昨日に合わせたかったのですが、遅ればせながら
愛の映画のDVDを多めに、半年に一度の映画特集をどうぞ!

◆ お気に召すまま
 ・2006年
 ・ケネス・ブラナー監督・主演
       
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お馴染みシェークスピア原作、そしてこれまたお馴染みの、
ケネス・ブラナー監督、主演の映画。
この映画は舞台が日本になっていて、結構こなれています。

そしていつも思うのですが、この日本語のタイトル「お気に召すまま」は
最初にどなたがつけたのか、本当に素晴らしい!
明治の初めからこうだったのでしょう? 凄いなぁ!

はい、お気に召すまま に。
       


◆ 男と女
 ・1966年
 ・クロード・ルルーシュ監督
 ・アヌーク・エーメ、 ジャン・ルイ・トランティニャン

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製作年を見て驚きました、40年も前! あ~あ、いつの間に!!
2人の心の動きに、ルルーシュの映像に、ボサノバのリズムに、
心揺れた日。 でもこの映画、ちっとも旧さを感じませんね。



◆ イギリス人患者
 ・1996年
 ・アンソニー・ミンゲッラ監督
 ・ラルフ・フィーネス、 ジュリエット・ビノシェ、

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壮大なロマンスでもあり、怖い映画でもあり、含んでいる物が大きい。

アレッツォのピエロ・デッラ・フランチェスカの壁画を、吊り上げて見せて貰う、
彼の香りを、情事の後の妻に気づく夫、真っ暗な洞窟の中で死んでいく彼女、
指を切る拷問の前に、看護婦が階段を下りてくる、
そんな忘れられないシーンが、たくさんあります。
   
    

◆ ノッティング・ヒル
 ・1999年
 ・ダンカン・ケンウォーシー監督
 ・ジュリア・ロバーツ、 ヒュー・グラント

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「ローマの休日」と並んで、大人の童話のような。
穏やかに、暖かい視線で、日常の流れを綴っていきます。

最初のタイトル・バックに流れる、シャルル・アズナヴールの声が素敵。



◆ 愛のおそれ
 ・1991年
 ・ゲーリー・マーシャル監督
 ・アル・パチーノ、 ミッシェル・ファイファー

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愛を求めながら、なかなか上手く行かない、中年になりつつの2人。

アル・パチーノは、なんでこんなにイタリア男なんだろう、といつも思います。
イタリア系でも、かなり南の男ですね、彼は。



◆ 滅びぬ愛
 ・2000年
 ・パトリック・ルコンテ監督
 ・ジュリエット・ビノシェ、 ダニエル・オーソル

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カナダがまだフランス領の頃の、寒い冬。
自尊心と共に、自分の考えを保つ女性、それを支える夫、夫婦の愛、
ひたすらな心は、何時も心に響きます。



◆ コレリ大尉のマンドリン
 ・2001年
 ・ジョン・マッデン監督
 ・ニコラス・ケイジ、 ペネローペ・クルス

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イタリア軍兵士が降伏の後、全員殺害されたギリシャのチェファローニア島の
逸話は、いつも疑問でしたが、これで納得しました。

が、少し期待が大きすぎたのか、「地中海」などと比べて、すこしね。
まぁでも、彼が生き残れて、良かった!
       


◆ アフリカの女王
 ・1951年
 ・ジョン・ヒューストン監督
 ・キャサリン・ヘップバーン、 ハンフリー・ボガード

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ハンフリー・ボガードがアフリカの過酷な自然の中を、おんぼろ船
「アフリカの女王」で、河を下りつつ、ぎすぎす女キャサリン・ヘップバーンと
次第に心が近づき、彼女も女らしくなり。

うん、いつもの話ながら、でも、いいよね、この映画。



◆ ハワードの家
 ・1992年
 ・ジェームス・アイヴォリー監督
 ・アンソニー・ホプキンス、 エンマ・トンプソン

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何よりも、イギリスの田舎の自然の美しさに驚嘆しました。
そして、日本語で言うところの、縁がある 不思議さ。

見回り兵士が使う「そこにいるのは誰だ?!・キ・ヴァ・ラ?!」
の言葉を覚えた映画でもあります。



◆ フィッツカラルド
 ・1982年
 ・ワーナー・ヘルツォグ監督
 ・クラウス・キンスキー、 クラウディア・カルディナーレ

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アマゾン森林地帯の真ん中の町に、オペラ劇場を造りたい男の壮大な夢。

インディオ達の手を借り、カルーゾーの歌の響く中、船を山越えさせる迫力!
クラウス・キンスキーも、すごい俳優でしたね。
      
 
       
◆ 皇帝の新しい衣服
 ・2001年
 ・アラン・テイラー監督
 ・イアン・ホルム、イーブン・ヘイジ

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ナポレオンは、本当にセント・ヘレナ島で死んだのか? ひょっとしたら・・?
と言うお話。 荒唐無稽ではなく、まさにありうるかも、と思わせる語り口。
       
女優さんの名が実はあやふやですが、なかなかの美人で実在感あり。 
     
  

◆ 女の香り
 ・1992年
 ・マーティン・ブレスト監督
 ・アル・パチーノ、 クリス・オドネル

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戦争の英雄で、どうしようもない嫌な性格で、大変なスケベェで、盲目で、
死のうとしている。 でも、もう一度生きる気になる、感謝祭の祭日。

アル・パチーノが、嫌らしくも、素晴らしい!
ホテルのロビーでタンゴを踊る場面が、なんとも、なんとも、セクシーで。   



◆ すべての事が、明らかに
 ・2005年
 ・リーヴ・シュレイバー監督
 ・エリア・ウッド、 エイジェン・フッツ

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この映画はイタリア語の先生が薦めてくれたもので、
なかなか良かったので、新しくDVDを買いました。

ウクライナの奥に、かって自分の祖父をナチスから助けてくれた女性を、
探しに行く、コレクション・マニアのアメリカ人。

案内する通訳と、その祖父の運転手、そして飼い犬。
文化、風習の違い。 ウクライナの雄大な広さ。 
ちぐはぐで、そしてなんともユーモラスで。
お勧めです。
    
   
       
◆ ムッソリーニとお茶を
 ・1998年
 ・フランコ・ゼッフィレッリ監督
 ・シェール、 マギー・スミス、 ジョアン・プローライト

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フィレンツェに住む、イギリス人グループの女性たち。
第2次大戦になり、敵国となると、サン・ジミニャーノに収容される事に。
それでも悠然と、習慣も変えず、過ごしていき、
彼女たちに育てられる少年も、青年に。
       
トスカーナの風景、サン・ジミニャーノの古い町、
そして、ドゥオモの壁画も、素晴らしい。
      


◆ 戦場のピアニスト
 ・2003年
 ・ロマン・ポランスキー監督
 ・エイドリアン・ブロディ

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ナチの手に落ちたワルシャワの街で、飢えに苦しみながら、
生き延びるピアニスト。

「シンドラーのリスト」とはまた違ったイメージで、ユダヤ人の悲劇が語られ、
静かな声で、でもしっかりと、心に届きます。
       
素晴らしい映画、お勧めです!
       
       
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