・ 絵本原画展 ・ 仲間とのお昼 ・ コネリアーノのクリスマス飾り

クリスマスも過ぎ、いよいよ年の瀬間近!
こちらは一昨日より雨続きなのですが、それにもめげず、はは、
今日も仲間のお家に皆と出かけ、ご馳走になる、という、
お腹が苦しい日々を過ごしております・・。
       
今日ご覧頂くのはこの15日に仲間と出かけた、昨年もご案内した
「サルメデの子供の為の国際絵本展」と、その後の仲間との
安くて美味しいお昼。
夕方戻ってきたコネリアーノでの知り合いの絵画展、個展の後に見た
クリスマス・イルミネーション、という3題話で~す。

写真は今回の招待出品作家、メキシコ出身ガブリエーレ・パチェーコ・
Gabriel Pachecoの作品。

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昨年見て、大変に感嘆したロベルト・インノチェンティの作品は、
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/474837907.html



今年の招待作家のガブリエーレ・パチェーコは、まだ若い40歳の作家で、
既に脚光を浴びている様子で、作品を見ると大いに納得できます。

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一見銅版画かとも見える作品の趣、色調ですが、お分かりでしょうか、
彼の作品作りはコンピューターでの技法を最大限に使った、
まさに巧緻なもの!

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子供の絵本としては少しイメージが暗いかな、という気もしますが、
その幻想空間はやはり凄いなぁ、と。

展示の作品群はガラスが入った額なので、会場の照明が反射し、
時に見難く、写真には撮りにくく。 とりわけ暗い色調の絵が。



彼がメキシコ出身という事もあってか、今年の出品作品の大方は
メキシコの作家たちで、色鮮やかな骨太の作品が多かったですね。

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これはメキシコの作家か確かめていませんが、  
大きな画面の捉え方が良いなぁ、と思ったもののひとつ。    

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こちらは別の上の部屋にあった、「どのようにして絵本は生まれるか」
挿絵を描く作家がどのようにイメージの発想を得るか、
どう描くかを説明しているもので、

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いつもカメラを持って歩き、興味を引かれたどんな物でも撮る、と最初に
書いてあるのに、まず仲間が笑いながら指差しつつ私を見て、ははは。

年代物の市にあった自転車の写真も撮り、映画「自転車泥棒」ももう一度
見て、というのも、絵本の中に自転車が出てくるわけで、

自分はシエナの街の色、光、家・・がトスカーナで一番美しいと思うので、
この絵本の中に取り込み、

トスカーナの光、色、植物の様子、白く曲がりくねった道についても研究し、



最初にまずしっかり文章を読み、本や写真を眺めつつ想像を膨らまし、
浮かび上がって来たものから下絵を何枚も描き推敲し、
遂に明確になった自分のイメージを描き始める。
絵本の挿絵を描くのは、まさに映画を作るのと同じ。

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その作品の1枚。
ペンで線描し、色付けはコンピューターでかなり大まかに。

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屋根の梁が見えるこの部屋に、天井から下がる動物のぬいぐるみ達。

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椅子の上に居る、これは梟かな?

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大きなたっぷりの存在感で、お家のインテリアのアイディアにも良いなぁ、と、



もうひとつ、こちらは猫ちゃん。

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さて挿絵展を見た後は、急坂を登り、ルーゴロ・Rugoloの村に
お昼を食べにいそいそと。

前にも行って美味しく安いのを知っているダ・ドーロ・Da Doroで~す。
店の前の広い駐車場から見る奥のモンタネ-ル・Montanerの村。

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南に広がる下の村々、冬枯れの色。

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霧のヴェネツィアから戻ってすぐでしたが、お天気も良く、
こんな田舎の風景を見るのは、本当に気持ち良くのんびりと!



さて、お昼に頂いた物は、とろとろ、熱々のポレンタ、真ん中に
蕩けるチーズと、茸。
美味しくて、飢えているshinkaiは、お皿に残るポレンタをパンですくい!

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こちらはロレダーナの頼んだ胡桃のソースのスパゲッティ。
生クリームが入ったこってり味の美味しい物だったと。

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これは左が中にラディッキオとチーズを包んだクレープと、
右のトルテッリーニの中身は赤カブで甘く、切った時の色もとても綺麗!
上に散らしてあるのは、芥子の実。

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かなり広い店内は、日曜のお昼というので家族連れで満員!
天井にはクリスマスの飾りつけがあり、

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こちらは隣のテーブルの、多分3家族分の大グループ。
長いテーブルの半分に子供たちが集まり、大人たちは向こうで勝手にで、
まぁ、イタリアの一般の子供たちの賑やかな事賑やかな事!

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今回は誰も肉を頼まずで、野菜の付け合せのあれこれを持ってきてくれ、
これは球のセロリ、日本にあるかな?の煮込みで、
美味しかったのと、こういう食べ方は初めで、早速買ってきました!

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ウイキョウとニンジンの煮物、菜っ葉の煮付けは名前が出ないぃ・・、
ウイキョウは大好きな冬野菜で、家でもスープに入れたり、
グラタン風にしたり。

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てな事で、インゲンの煮物、ジャガイモのから揚げ、サラダも来て、
shinkaiのお皿、第1回戦! ははは。  

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不足は無いですか、と聞きに来られても、もうお腹いっぱいぃぃぃ!!
デザートは、これはアイスクリームにイチゴのソースがかかったもの。 

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森の木苺などのトルタ。

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私は大体いつもパンナコッタで、今回はカラメル・ソース。

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カフェと一緒に出てきたクッキー類とメレンゲ。 お腹いっぱいと言いながら、
なんだかんだと言いながら、結局お皿は空に! ははは。

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これで1人前22エウロ! 昨日のクリスマスの仲間との会食は25エウロ。
まぁ、一杯飲みましたし、帆立貝も美味しかったですが、
こちらの方が断然美味しかったと皆で言い合いました。

ですが、この店に行くには大変な急坂の道。仲間を乗せていた私は、
さすがにアルコールを控えたので、う~ん、次回に行く時は、
飲まなくても平気なエレオノーラかルイーザの車でね、ははは。
       


平野に下る前、奥のモンタネールの村に寄りました。
冬枯れの色ですが、まだ葉も少し残り、

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この高さに村があります。 ヴェネト平野の地平線!

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北側の山に護られているせいか、高所にしては穏やかな様子で、
緑の残る空き地にたくさんのタンポポが、落下傘部隊を抱え。

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コネリアーノに戻り、ジュリアーナの知り合いのグループの絵画展と、
もひとつ個展会場に顔を出し、やれやれと、ははは、

外に出て来ると、もうとっぷりと暮れ、
町の古い通りのイルミネーションに灯が点っておりました。

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チーマ広場から南に下るアーチの下、

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アルピーニの石段の向こう突き当たりに見えるのは、コネリアーノの駅。
暮れているとはいえ、まだまだたくさんの人、車!

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石段の上、アーチの飾りつけ。

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最後は、チーマ広場のクリスマス・ツリーをどうぞ。
年明けの1月6日まで、冬の夜を彩ります。

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皆様、今年も1年、本当に有難うございました!
来年も相変わりませず、宜しくお願いいたします!!
皆様もどうぞご自愛下さり、良いお年をお迎え下さ~い!!!


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