・ 四国は高知の離れ島 沖の島に、 そして にゃ~こ 

今日のご案内は、ポンと日本に飛びまして、はは、
四国は高知の西部にある離れ島、沖の島にご案内です。
   
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と言っても、まだ私は高知までしか行った事がありませんで、
昨年の春出かけたというゆんぴょさん、ブログリンクさせて頂いている
高知にお住まいで、緑の瞳のぷっくり猫ちゃん「にゃ~こ」のママが、
沖の島の写真を数枚載せておられたのを見て興味を持ち、
もっと見せて、送って、ついでに文も書いてと、ははは。
       
という事で、文章もゆんぴょさんのご案内で、沖の島にどうぞ!
そうそう、最後ににゃ~こも登場しますので、お楽しみに!!

***

沖の島・・高知県西部に位置する離れ島。馴染みのなかった
この島に、ある春の日、思い立って友人と共に訪れました。

まず高知市内から宿毛まで車で約2時間40分。
宿毛で一泊し、翌朝、いよいよ沖の島行きの船に乗り込みます。
一日2往復しか定期便が出ないので遅れたら大変、
眠い目をこすりつつ、朝7時発の船にいざ乗船です。

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心躍らせながら乗ったものの、この日は風が強く、
あまりの揺れに2人ともどんどん無口に・・。

最初は甲板で島を目指しながら記念撮影を、なんて悠長に考えて
いたのですが、とてもそんな余裕はなく、
激しく飛び散る波しぶきを船内の窓から呆然と眺めるばかり。

船は大荒れの海を飛び魚のように跳ねながら1時間20分程
かけてやっと沖の島の弘瀬港に到着。
頭痛とめまいでクラクラしつつ船を下りましたが、
陸に上がってからも、ものすごい風の強さ!

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風で髪の毛や服を揉みくちゃにされながらも、目に飛び込んで
きたのは美しい海、そして斜面に沿って建てられた住居。

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あぁ、これが沖ノ島の生活なんだなぁ・・、と船酔いも忘れ、
歩き出していました。
風をよけるように建てられた家屋、石積み、石段、干棚・・、
遥か昔からの生活の知恵や工夫。 平地が殆どないという
大変な場所ですが、人々の生活が息づいていました。

この島では昔、国境争いがあったそうです。 土佐・伊予両国に
2分された時期があり、結局明治時代には高知県に移管されましたが、
その名残で、島では地区によって高知の文化と愛媛の文化が
残っているのだとか。

周囲17kの小さな島とは言え、ぐるりと見て回るのに
歩きではきつい、ということで、島の方に車で案内して頂きました。

島の絵地図をどうぞ。
     
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高台から見下ろすと、こんなエメラルドグリーンの海の色! 
何と言う透明度・・・光を浴びて煌めき、美しい。

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島周辺は、珊瑚礁や熱帯魚が見られるダイビングスポットも
あるそうで、少し車を走らせると「あそこにウミガメがいるよ」と案内の方が。
       
絵地図の上の方、久保浦の海水浴場に近い辺りでしたが、はい、しっかり見えましたよ、
海の真ん中にぷか~と浮かんでいるウミガメ! 残念ながら遠すぎて
写真に収めることは出来なかったのですが、確かに小さくシルエットが見えました。

時々潜っては暫くして頭を出してくる様子がわかって、感動。
水族館ではなく、自然の中での行動がこんな風に見られるなんて!
色とりどりの熱帯魚の姿もたくさん見え、思わず子供のように興奮。

絵地図に見える赤い玉は、だるま朝日・夕陽というそうで、
光の屈折により、太陽が水平線にとけこみ、まるでだるまの様に
見えるのを現わしているそう。

見える条件は大気と海水の温度差の大きな冬場、冷え込みの激しい
晴れた日に、海面から立ち上がる水蒸気により光が屈折して発生し、
11月から2月にかけ見る事が出来るそうです。



白岩岬にて、気持ちの良い風景です。

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そしてここには、「四国最南端の碑」が。
こんなところまではるばる来ちゃったのね・・と実感。

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それにしてもバックの木の傾き具合。
それほど風が強い土地ということです。
       
この白岩岬は星空観測の絶好地なのだそうで、とりわけ秋から
初冬にかけ、こぼれんばかりの星、天の川は南北にくっきりとかかり、
流れ星は30分に5個は保証します、ですって!



沖の島のお隣には、さらに小さな「姫島」という無人島がありますが、
お姫様が寝ている姿に見えるので、そう名付けられたそうです。

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また鵜来島という島もあり、こちらは住人がいるにも関わらず、
人口30人足らず! 道路がなく、車が1台もないとか。

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時が止まったような島・・ということで興味深かったのですが、
今回の日帰りでは渡るのは無理でした。



人々の生活があれば信仰もあり、島内には神社も
何箇所かあって、見て回りました。

こちらは日吉神社、絵地図の7.古屋野辺りで、
天に通じるような石段・・、145段あるそうです。

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もちろん登りましたとも! 息切れしながらも。

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あちこちの神社を見て周ると、面白い事に狛犬がとても個性的で
ある事に気づきます。南の方の島というので、沖縄あたりに
近いものがあるのでしょうか。

中でもこれはインパクトがありましたよ。 弘瀬近くにある
荒倉神社の狛犬。 丸っこい、何ともユーモラスなお顔。

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そして島の植物たち。これがまたダイナミック! 亜熱帯性植物で
どれも大きいのです。 太古のジャングルにタイムスリップしたような気分。

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極め付けが、荒倉神社のこのアコウの大樹!
神々しいまでの姿に圧倒されました。
樹齢はどの位でしょうか。
古くからの島の歴史をずっと見守り続けてきたのですね。

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あまり知られていない沖の島ですが、訪れてみると自然が豊富で
歴史や独自の文化があり、大変魅力的な島でした。

高齢化、過疎化問題などもいろいろあるようです。
でも、この美しい自然を守り、島の歴史や生活を伝えていく事は大事ですね。 
最近は、離れ島の活性化を目指すイベントも時々開催されている様です。
風の島と言われるだけあって、ずっと風の音が耳に残りました。

そして、夕方の定期便に乗船。
今度は船内で即、大人しく毛布を被って横たわり、スタンバイOK.
また飛び魚のように跳ねる船に、自分も魚になった気分でシンクロし、
沖の島の思い出に浸りながら帰途についたのでした。

***

ゆんぴょさんからのメールによると、
この沖の島弘瀬には、保健衛生医療に貢献した荒木初子さんと
いう方の生家もあるそうですが、
「孤島の太陽」という映画にもなった、というと皆さんご存知かも。

shinkaiが調べたのでは、漫才の横山やすしもこの島出身だったと。
       
ご案内にあった通りに、この沖の島、それから鵜来島辺りは
日本有数の海水透明度を誇る恰好のダイビング地の様子で、
Youtubeでもたくさん楽しめますが、こちらをどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=lLnBd99u42Y

黒潮も通るので磯釣り、とりわけ大物狙いの太公望たちが
日本各地から訪れるのだそう。
美味しい魚料理たっぷりの写真も見つけ、
チャンスがあればぜひ行きたい、と思った島でした。
       
shinkaiの四国訪問記  無事、戻りました!  そして、四国路
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461229568.html

***

所で、お盆が近くなると、どうしても登場して踊って欲しい猫ちゃん、
はい、ゆんぴょさんちのにゃ~この盆踊りをどうぞ!
皆さんも、ご一緒にどうぞ!!

はぁい、輪になってぇ・・、 ほれっ

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くの字になってぇ・・、 よいさっ

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みんな一緒に、輪になってぇ、はぁ~ぁ、よよいのよいよい・・、

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最後は、やはりゆんぴょさんの愛情こもった
にゃ~この素晴らしいショットで〆ますね。

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この冬は体調を崩し、ママの看病が大変だった様子ですが、
大分回復し落ち着いているとの事なので、少し安心しています。

にゃ~こが元気で、長生きできるよう、
にゃ~こ以外の名前も知らず会った事もない猫ちゃんワンちゃんも、
暑い夏を頑張って元気で乗り越えてくれる様、  
そして、皆さんにも、ご自愛下さるようエールを送ります!!
   
    
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