・ n.2 ナイル下り ・  エジプト紀行

引き続き、有難うございます!
エジプト紀行 ・ ナイル下り その2 を続けます。

クルーズ船係留河岸の横に咲く、ブーゲンビリア。
やはり季節が早いですね。

1-258_GF.jpg



我々のクルーズ船、ミス・エジプト。

2-672_GF.jpg

大型クルーズ船の旅についてはいろいろ拝見しており、余り豪華船だと
困るなぁと思っていましたが、単に移動手段に船を利用という感じの、
いたって庶民的な船で、私でもまるで大丈夫でした、はは。
       


もう一度地図をどうぞ。
アブ・シンベル・Abu Simbelは、既に南の国スーダンとの国境に近く、
我々はアスワン・Aswan迄飛行機で戻り、

3-1-050_GF.jpg

クルーズ船で下りつつ、コム・オンボ・Kom Omboの遺跡、
エドフ・Edfuの遺跡を見つつ、エズナ・Esnaの水門を通り
ルクソール・Luxorまで、船で3泊の旅。
そして、ルクソール神殿、カルナック神殿、そしてナイル西岸の王家の谷
などを見てルクソールに1泊、イタリアに戻りました。



ミス・エジプトのロビー風景で、ここが1階に当たり、半地下に大食堂、
3階の半分にバール、ディスコ、屋上部分に小さな浅いプール、
バール、デッキ・テラスが。

3-2-705_GF.jpg



エドフに接岸、見学して戻りましたら、部屋の中がこんな風に。
タオルの白鳥の脇に広がるは、ワタチのパジャマ! あはは。

4-675_GF.jpg

ロベルタに、ねぇ、と聞いたら、やはり同じ。
写真を撮ったよ、と、ああやはり同じ!



すれ違うクルーズ船。いずれも似たような造りで、
窓はすべてミラー式なので、こんな風にナイルの水が写ります。

5-682_GF.jpg

6-683_GF.jpg



上のデッキ・テラスから見る空はどこまでも広く、風が強く寒い程で、
人の少ないのを幸い、あっちに行きこっちに戻り、写真撮りに専念。

7-694_GF.jpg



ナイルの西側にはすぐ砂漠が広がり、アスワンからの送電線が続きます。

8-692_GF.jpg



時にほんの狭い土地でも、人の住んでいる気配があり、家畜たちの姿、
家らしき囲いも見え、砂漠の方にも人影が。

9-680_GF.jpg



幾つか見かけた、水上ポンプ と書かれた小屋。
なんだろ? 水上ガソリン・スタンド?

10-697_GF.jpg



住んでいるらしい家族の姿、家畜たち。
遠くから叫ぶ声が届き、見ると子供が手を振っていたり、

12-708_GF.jpg



どこから来たのか、どう見ても観光客ではない人々の姿。

13-714_GF.jpg



東に見えた、迫る岩の砂漠と、

14-715_GF.jpg



西岸の、どうやら神殿遺跡の名残りと、住居跡かな。

15-719_GF.jpg

16-723_GF.jpg



続く送電線と、砂漠に埋まりそうな細い道。

17-732_GF.jpg



ナイル下りで見た景色の中で、一番心にしみた眺め。
緑の野、畑が続き、働く人の姿、子供の姿、家畜がいて、
ロバに跨って行く人。

18-760_GF.jpg

19-761_GF.jpg

20-764_GF.jpg

21-765_GF.jpg

22-768_GF.jpg

とてものどかで、その余りの素朴さに、中世の人々の姿をも思い重ねました。



タグ・ボートに曳かれて行く大型帆船。

23-772_GF.jpg



東岸には、時にかなり広い畑地が広がり。

24-779_GF.jpg



小舟での魚取り、網にたくさんかかるのかな?

25-785_GF.jpg

26-786_GF.jpg



小さな入り江には、時に家畜の姿、小舟が見え、

27-788_GF.jpg



ヤシの木陰で休む人の姿も。

28-795_GF.jpg



白い柱が見えるのは、鉄道線が走っているのです。

29-910_GF.jpg

ロベルタが、shinkai ほら!と呼んでくれた時は既に遅く、
汽車が走る姿を見逃しました。



夕暮れが迫ります。

30-915_GF.jpg



落日。 太陽の陽が余りにも強く、丸く写らず!

31-914_GF.jpg

32-921_GF.jpg

33-925_GF.jpg



夕陽の名残の中、エズナの水門に近づき、水門通過の
順番待ちを。正面に長く見えるのは、橋だそう。

34-953_GF.jpg

35-964_GF.jpg



折しも夕暮れのお祈り時間となり、エズナの町のあちこちの
ミナレットから、お祈りお知らせの声が、朗々と響き渡ります。

上のデッキに何人か集まり、水門通過を見ようと待っていましたが、
ふと見ると、船の先端で乗組員のお祈りが始まり、

36-957_GF.jpg

37-960_GF.jpg

TVニュースでは見るものの、実際には初めて。



暫く待機の内に、町の明かりも濃くなり、

38-972_GF.jpg

39-974_GF.jpg

漸くに、順番に囲いの中に。
ええ、何やら牧畜になった様な気が無きにしも非ず。



ほら、三日月、 寝そべった形でしょう?

40-966_GF.jpg



今回知ったのですが、水門通過にはやはり手順が!
即に水門、という訳ではなく、この狭い通路を抜け、
一旦内囲い式の場所に入るのですね。
       
41-980_GF.jpg

42-981_GF.jpg

これは橋が架かっている為の措置なのかどうか、たとえばスエズ運河でも
そうかは知りませんが、投光機で確認しつつ狭い通路を抜けて行きます。



で、これから右側の水門に。 左側はどうやら上り専門ですね。

43-991_GF.jpg

44-992_GF.jpg

ナイルのクルーズ船は、この水門の幅に従い、最長横幅が定められていて、
我々の船はそう長くもないので、2隻一緒に入ります。



固定された後、徐々に排水され、船体が下がって行きます。

45-995_GF.jpg

46-002_GF.jpg

横の河岸の高さと見比べると、ほぼ船体の高さ分が
下がったのが分かりますね。
       


ディーゼル油の匂いが臭かったですが、時間はそうかかりませんで、
なぜこの場所に水門があるのかを、ミリアムと話していて、
彼女がガイドに尋ねたら、かってはここに滝があったのだそう。

水門が我々の後ろで閉るのは見ましたが、
暗すぎてピントを合わせられず、水門の写真は無しです。

こうしてあっけなく水門通過。 前の船がエンジンをかけ、
ゲートを抜けて行き、続いて我々も抜け、ルクソールまで。

47-003_GF.jpg

48-004_GF.jpg

49-005_GF.jpg

3泊とはいえ、アブ・シンベルの砂嵐で予定が変更になり、
余りクルーズを楽しんだ感じは無かったですが、

さて、あの調子で何日間も足止めとなると、私の様なイラチには、
長旅クルーズは楽しめないかも。
地中海一周とか、カリブ海とか考えて事もあったのですがぁ、
あはは、考え直した方が良さそう!

という事で、クルーズ船の旅も経験を済ませ、
次回はかなり無理やり最終回、エジプトの夜を! ははは。

◆*◆*◆

先日来のアイスランドの火山噴火の灰被害で、
ヨーロッパ中が麻痺した状態になっています。 
最初は北ヨーロッパの空港閉鎖のみで、イタリアは大丈夫だったのが、
昨日より北イタリアすべて閉鎖、今日はローマも閉鎖、
おまけにいつ再開できるかの見通し立たずとか!

国鉄に振り替えも、レンタ・カーも、バスも、フェリーもすべて満杯、
身動きが取れない状態で、全ての窓口に長蛇の列。
旅行予定の皆さんは、さぞ気がかりな事でしょう!
       
今日お昼のニュースでは、ルフトハンザとKLMが低空飛行を試し、
OKだったというニュースも。 上手く機能するように願います!

日本はこの時期になり雪が降ったりの、不安定気候の様ですが、
体調にお気をつけて、風邪などひかれませぬよう!!
お元気で!

*****

ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!



    s2019誕生日 - Copia.jpg

*****

コメントの書き込みについてのお願い。

ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、  
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。

この記事へのコメント