今日はナイル河上流に位置するアブ・シンベル神殿・Abu Simbelと
アスワン・ダム、そしてアスワンの街の様子をほんの少し、
そして、ナイル下りの沿岸風景をごゆっくり!
アスワン・ダム、そしてアスワンの街の様子をほんの少し、
そして、ナイル下りの沿岸風景をごゆっくり!

最初は、アブ・シンベル神殿同様に小島に移されたイシスの神殿、
その後クルーズ船でナイルを下りながら見たルクソール・Luxor迄の
遺跡群を少しづつでも、と思っていたのですがぁ、
どの遺跡もそれぞれに見所はあり、特徴もあるにせよ、
ほぼ同じスタイルの神殿構築で、何せ5000年前の物ですから、
ローマ遺跡をあちこちで見ている目には、どれもが同じ様なイメージ!
ほぼ同じスタイルの神殿構築で、何せ5000年前の物ですから、
ローマ遺跡をあちこちで見ている目には、どれもが同じ様なイメージ!
彫り込まれた浮き彫りの類、びっしりと埋められた象形文字。
実際にはかなり興味深く眺め、写真もたくさん撮りましたが、
さてブログにと選び出すと、皆ほぼ同じなのですね。
実際にはかなり興味深く眺め、写真もたくさん撮りましたが、
さてブログにと選び出すと、皆ほぼ同じなのですね。
という事で、思い切って以下略で、アスワンから乗り込んだナイル下りの
クルーズ船でルクソールまでに見たナイル沿岸風景をご覧頂こうと。
クルーズ船でルクソールまでに見たナイル沿岸風景をご覧頂こうと。
其々の遺跡については、また懐かしくなったら纏めて見て頂こうと。
よろしくお願いいたしま~す!
カイロからアブ・シンベル迄、1時間半弱の飛行予定でしたが、
朝カイロ空港に着き、ツァー会社の持ち飛行機利用の為
チェック・インも無しに待合室に入ったものの、
狭い待合室が超満員になり、予定時間を過ぎてもそのまま!
よろしくお願いいたしま~す!
カイロからアブ・シンベル迄、1時間半弱の飛行予定でしたが、
朝カイロ空港に着き、ツァー会社の持ち飛行機利用の為
チェック・インも無しに待合室に入ったものの、
狭い待合室が超満員になり、予定時間を過ぎてもそのまま!
皆がお互いにツァー仲間の顔を探し、安心確認する内に漸くに説明があり、
アブ・シンベル空港が朝からの猛烈な砂嵐で閉鎖されており、
運航がOKとなり次第出発するので待ってくれ、との事。
アブ・シンベル空港が朝からの猛烈な砂嵐で閉鎖されており、
運航がOKとなり次第出発するので待ってくれ、との事。
春先からは砂嵐が強くなる、とか読んでいましたので、
あれま、やったぜ!と思いつつ、
それでも1時間半ほど待つうちに、搭乗、飛行でやれやれ。
あれま、やったぜ!と思いつつ、
それでも1時間半ほど待つうちに、搭乗、飛行でやれやれ。
到着のアブ・シンベル空港は、こんな色!

写真はあちこちで見かけた、ドラム缶に色をつけ、道の両側から交互に
突出している物。 つまり、ジグザグに運行させ車のスピードを落とさせたり、
検問所代わりの物ですが、どこからか、ホラ、自動開閉柵だぜ、の声。
砂嵐の色をどうぞ!


空港からのバスが素晴らしかった! 真ん中のドアの布張りが半分剥落、
がたがたと。 う~ん、観光バスでこれだもの、一般のバスはどうだろ?
大きなヨシズ張りの、待合所兼バールに到着、検問の柵を通り抜けると
この小山。 右からぐるっと、回り込むように進みます。
この小山。 右からぐるっと、回り込むように進みます。

こんな風に、石ころがゴロゴロする道を行きます。

湖の水の色も、水平線もボワンと濁り、

小山をぐるっと回り込んで近づく形に造られていて、まず向こうの小神殿、
そして手前の大神殿が目に入ります。 何とも、素晴らしい瞬間!


そう、これを見るために、エジプトに来たのでした!
時に薄日が射しますが、以前として風が強く肌寒く、
皆、口を閉じて見惚れます。



アスワン・ダム建設で水底に沈むのを救うため、幾つもに切り分け、
この高所に運んで再構築されたのは知っていましたが、
この辺り一帯地震地帯の為、中の神殿の上部にはドームが作られ、
その上から岩で覆っているのだそう。
この高所に運んで再構築されたのは知っていましたが、
この辺り一帯地震地帯の為、中の神殿の上部にはドームが作られ、
その上から岩で覆っているのだそう。
エジプトの神殿遺跡を、この後あれこれ見物しましたが、
この神殿に勝る美しい神殿、この正面の美しさを超える神殿は他にはないと!
この神殿に勝る美しい神殿、この正面の美しさを超える神殿は他にはないと!
岩に彫り込まれたので、この正面の形なのでしょうが、細部や大きさは違っても、
他の神殿はほぼ同じ形態を持つのに対し、
ここは唯一の、独特な構成で、像の美しさの完成度も群を抜いていると。
他の神殿はほぼ同じ形態を持つのに対し、
ここは唯一の、独特な構成で、像の美しさの完成度も群を抜いていると。
大小の像の対比から、その言わんとする所が推し量れるような、
単に力の誇示のみでなく、ここの像には愛情もこもっている様な。
細部の彫りも、大変美しく。
単に力の誇示のみでなく、ここの像には愛情もこもっている様な。
細部の彫りも、大変美しく。




奇怪な姿で現わされる事の多いエジプトの神々ですが、
鷹の姿はホルス神とか。
鷹の姿はホルス神とか。


この国の古代宗教についても、政治についても余り関心がなく、
単に姿、形としてのみ見るのですが、
動物の姿にはすぐ目が行き、ここの鷹は素晴らしいと。
風が強いので、雀がチィチィ鳴きながら、飛び交います。

4体のラムセス像の真ん中に、内奥の神殿入り口があり、
内部は写真禁止で、これは記念写真を撮ったカバーから。
内部は写真禁止で、これは記念写真を撮ったカバーから。
内部通路の両脇に、8体の巨像が立ち並び、
この両脇に、びっしりと浮彫の施された部屋が並びます。
この両脇に、びっしりと浮彫の施された部屋が並びます。

で65m奥の部屋には神像が4体。 この4像には、夏至と冬至の朝日だけが
何分間か届くのだとか、こんなロマンを何10年振りかに思い出しました。
何分間か届くのだとか、こんなロマンを何10年振りかに思い出しました。
写真禁止なので、内部で撮りはしませんでしたが、奥から入り口を見た時、
砂嵐で弱い光が射しこみ、ぼんやりと浮かぶ巨像の姿が見え、
これはもうまったく、写せないのが本当に残念でした!
でもね、ちょっとズルをしたのですよ。
入り口脇に制服の警官と、もう1人民族衣装ターバンの小父さんがいて、
脇に抱えたカメラを見て、制服が内部はダメと言いかけると、
小父さんが私を見ながら、彼をとめるのですね。
入り口脇に制服の警官と、もう1人民族衣装ターバンの小父さんがいて、
脇に抱えたカメラを見て、制服が内部はダメと言いかけると、
小父さんが私を見ながら、彼をとめるのですね。
魚心あれば水心、亀の甲より年の功、はは~んと思い、外に出た時、
私を撮ってくれと頼むとOK!で、入り口に立つと、もっと中に入れ、とね。
私を撮ってくれと頼むとOK!で、入り口に立つと、もっと中に入れ、とね。
カメラを渡す前に、思い切りISOを上げておきましたから、
はい、暗い奥の像までしっかり写っていました。
記念撮影代、2エウロ。 良いカメラだと、褒めて貰いましたぁ。
はい、暗い奥の像までしっかり写っていました。
記念撮影代、2エウロ。 良いカメラだと、褒めて貰いましたぁ。
隣の小神殿、こちらにはラムセスとその妻ネフェルタリ、そして皇子と王女の
像が並びますが、隣の迫力ある美しさには、やや劣りますね。
像が並びますが、隣の迫力ある美しさには、やや劣りますね。

立像は、後の神殿でもイヤというほど見ましたが、高くはなっても、
やはり坐像の迫力には欠けるのでしょうか。
やはり坐像の迫力には欠けるのでしょうか。



小神殿のこちらから見る大神殿。

そして見納めの、両アブ・シンベル神殿。

ピラミッドとスフィンクス、そしてこのアブ・シンべル、
我がエジプト旅行の目的達成!!
我がエジプト旅行の目的達成!!
小山をぐるっと回りながら、入り口に戻ります。

道脇に、こんな素敵な柄を持つ鳥のカップル。

そう、考えてみれば、このアブ・シンベル神殿を見に来る世界中の
観光客の為に、ここの空港は存在するのですね。
他には、何もないのです。
考えると凄い事ですが、いや、その価値は12分に!
観光客の為に、ここの空港は存在するのですね。
他には、何もないのです。
考えると凄い事ですが、いや、その価値は12分に!
入り口脇にある、バール兼休憩所はかなり大きいのが、見る見るうちに
いっぱいになり、席もなくなり、出発の知らせがないなぁ、と待つうちに、
またもや、砂嵐の為空港閉鎖、空港は先に行った観光客でいっぱいで
行っても無駄ですから、食べ物もあるここで待ちましょう、と。
いっぱいになり、席もなくなり、出発の知らせがないなぁ、と待つうちに、
またもや、砂嵐の為空港閉鎖、空港は先に行った観光客でいっぱいで
行っても無駄ですから、食べ物もあるここで待ちましょう、と。
なにぃ?! そんなに待つのぉ?!
仕方もなく、ジュースとポテトチップを買い、砂嵐を見ながら、皆でポリポリ。
仕方もなく、ジュースとポテトチップを買い、砂嵐を見ながら、皆でポリポリ。
雀たちが騒ぎながらすぐそこまでやって来て、風にあおられつつ、
観光客のおこぼれ頂戴。
観光客のおこぼれ頂戴。

ヤシの葉も、草木も砂嵐に吹き流されますが、
それでも不思議な事に、扇風機も回されたまま!
それでも不思議な事に、扇風機も回されたまま!

有難い事に、1時間半も待たずにバスに乗せられ再開した空港に。
ここでもまた多少は待ちましたが、なんとかアスワンに到着。
45分程の飛行だったと。
カイロからの鞄の行方不明が出たりして、また暫く待機。
ここでもまた多少は待ちましたが、なんとかアスワンに到着。
45分程の飛行だったと。
カイロからの鞄の行方不明が出たりして、また暫く待機。
漸くに、今夜からの宿になるクルーズ船に向かいつつ見た夕陽。
途中で見たアスワン・ダムの風景と重ねて納得の、
砂漠にずっと延びる送電線。
途中で見たアスワン・ダムの風景と重ねて納得の、
砂漠にずっと延びる送電線。

道には、黄色い細かい砂が吹き寄せられ敷き詰め、
ブレーキをかけたら危険だろうなぁという風景。
ブレーキをかけたら危険だろうなぁという風景。
後に聞いた話では、確かに待ちはしましたが我々は幸運でした。
後発のグループは、アブ・シンベル空港が閉鎖の為カイロに引き返し、
翌日には行ったものの、またもや砂嵐で、蜃気楼を見ただけだったとか!
後発のグループは、アブ・シンベル空港が閉鎖の為カイロに引き返し、
翌日には行ったものの、またもや砂嵐で、蜃気楼を見ただけだったとか!
蜃気楼も、そりゃまぁ見れるなら見たいものですが、
あの神殿とは比較できませんよね。
余談ですが、到着した船の入り口でおしぼりが渡され、
顔を吹いたら、おしぼりが茶色に!
シャワーを浴び、耳の中をタオルで拭いたらまだまだ茶色!
入り口では、さすが耳の中までは拭けずでしたからね、ははは。
顔を吹いたら、おしぼりが茶色に!
シャワーを浴び、耳の中をタオルで拭いたらまだまだ茶色!
入り口では、さすが耳の中までは拭けずでしたからね、ははは。
翌日は前日の砂嵐が嘘の様な快晴で、早速アスワン・ハイ・ダムの見物に。

ダムの下流側、と上流の広い広い湖。


そして、アスワン・ダムの構造図。

こういうのは、私は説明されても分からないので、説明は省略。
・・こうなっているんですと。 皆さん、お分かりになりましたねぇ?
・・こうなっているんですと。 皆さん、お分かりになりましたねぇ?
フィラエ島と。 この島にあったイシス神殿がダムの水に沈み、現在別の島に
移されているのを見物に。 なかなか素晴らしい神殿でした。
移されているのを見物に。 なかなか素晴らしい神殿でした。

昨夕アスワンに到着した時に見た送電線。 武骨な姿を見せますが、
ダムの発電で得た電気をカイロに迄も、国中に運んでいるのでしょう。

ナイル河の流れに寄り添い村落が続き、そのすぐ奥には砂漠。

ナイルの東岸側、こちらにアスワンの市街が広がりますが、
大きなオアシスになるのか、深い緑。
大きなオアシスになるのか、深い緑。

緑色に塗られたこの家は、アスワン・ダムの建設時にイギリス人技師の
住んだ家だそう。 庭の縁取り部分の、黄色と黒が気になりつつ、
長崎の洋館を連想しましたが。
住んだ家だそう。 庭の縁取り部分の、黄色と黒が気になりつつ、
長崎の洋館を連想しましたが。

ツァー仲間で仲良くなった夫婦2組と、クルーズ船を抜け出し
アスワンの街散歩に。
アスワンの街散歩に。
カイロと違いアスワンの街は、小奇麗でのんびりとした雰囲気。
船の係留河岸から道に上がると、すぐに公園が広がり、
ナイルの西に見える砂漠の丘が、こんな風に。
船の係留河岸から道に上がると、すぐに公園が広がり、
ナイルの西に見える砂漠の丘が、こんな風に。

これは公園の清掃人と、バイクのゴミ収集車。


この程度の大きさの車で十分なのかいな? ガイドのナッセールの話だと、
アスワンの市長が働き者で、街が上手く機能している、との事でしたが。
所で、エジプトのカラスは真っ黒ではないのですよ。 こんな風に、
ネズミ色とのツートン・カラーで、ええ、まぁ大きさも少し小さめかな。
ネズミ色とのツートン・カラーで、ええ、まぁ大きさも少し小さめかな。

合歓の木の葉が、広がり始め。

手書き?と思うナンバー・プレート、

そして、荷物風に運ばれる子供。 落ちるなよ!

映画館入り口と、ポスター。

エジプト国産映画の様で、ラヴ・シーンもしっかりあるようですがぁ、
濃厚かどうかは、わしゃ知らんよ。
濃厚かどうかは、わしゃ知らんよ。

道の奥にアスワンの国鉄駅。

この時は時間切れで引き返しましたが、夜再度脱出を敢行、
駅の中も覗きに行きました。
各種、各街の夜景写真は、次回に一挙公開予定で、お楽しみに!
という所で、ナイル下り その2 に続きま~す。
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