エジプト紀行、 n.2、ピラミッド・スフィンクスの続きを。
まずはギザのピラミッドから。
まずはギザのピラミッドから。
バスに乗り、ピラミッドが3つ、1度に眺められる場所に。
確かに3つ同時に見れますが、ガイドブックで見る角度とは違い、
横並びで。 まぁ、ガイドブック通りに重ねて3つとなると、
ラクダでかなり遠い場所に行かないと無理なのでしょうね。


大きな方の2つはカフラとケフのピラミッドですが、隣通しとはいえ、
こうして見ると如何に離れているものか、
砂漠での距離が、通常とまるで違うのに気がつきます。
またバスに乗り、今度はスフィンクスの方に移動。
バスの窓からで、首の辺りに白く見えるのは何かの反射、
こちら側には歩いてこれませんでしたので、これを1枚どうぞ。
こちら側には歩いてこれませんでしたので、これを1枚どうぞ。

まずは、観光おのぼりさんの定位置で1枚。 やはり美しいですねぇ!

駐車場でバスを降り、スフィンクスの前に出る前にこの柱廊というか、
柱廊の間というか、日本語のガイドブックには、河岸神殿とありましたが、
ここを通りぬけて行きます。
柱廊の間というか、日本語のガイドブックには、河岸神殿とありましたが、
ここを通りぬけて行きます。


こんな風な細い部屋が幾つも並んでいるのですが、ミイラの製作に
使われた部屋で、柱は普通の石ですが、床はアラバスターなのですね。
使われた部屋で、柱は普通の石ですが、床はアラバスターなのですね。
アラバスターは半透明の柄の浮き出る美しい石。 光を通すので、薄板は
古い聖堂などでガラス代わりに用いられていたのをイタリアでも見ますが、
古い聖堂などでガラス代わりに用いられていたのをイタリアでも見ますが、
大変冷たい質で、冷蔵庫代わりに使われたそうで、その意味でも、
アラバスターの壺にミイラ作りの際に内臓を入れたのが納得。
アラバスターの壺にミイラ作りの際に内臓を入れたのが納得。
鼻と唇が破損されてはいるものの、やはりやはり、圧倒的な美しさ!


そして傍で見ると、かっては彩色されていたのが見えます。
さぞや、綺麗だったでしょうねぇ。
さぞや、綺麗だったでしょうねぇ。
エジプトの神殿の彫像は、たいてい鼻と唇が破壊されていますが、
息を吸い込み吐き出す、善を吸い込み悪を吐き出す、として
アラブ民族が侵入してきた時に破壊したのだそう。 なんと勿体ない事を!
息を吸い込み吐き出す、善を吸い込み悪を吐き出す、として
アラブ民族が侵入してきた時に破壊したのだそう。 なんと勿体ない事を!
ライオンの胴体を持っている訳で、これがなんと73,5mもの胴長で、
そろそろとお尻の方に向かうと・・、
そろそろとお尻の方に向かうと・・、

はい、ちゃんと尻尾がありました!

岩から掘り出して作ったというのですが、かっては上から綺麗に
滑らかな石で覆われていたのですね、
綺麗なお尻と長い尻尾を持っていました。
滑らかな石で覆われていたのですね、
綺麗なお尻と長い尻尾を持っていました。
いつも話題にされる事ながら、使われている石の大きさに驚きます。

石によじ登り、鉄柵の間からの、見納めのスフィンクスとピラミッド。

小学生以来の夢が、これで1つ叶いました。
サッカラ・Saqqaraに向かいます。 途中バナナとミカンを満載の車と
抜きつ抜かれつ、バナナは幹ごと、いくつもの房がついた枝ごとでした。
抜きつ抜かれつ、バナナは幹ごと、いくつもの房がついた枝ごとでした。

オアシスの緑が広がり、ヤシ林がうっそうと続き、隙間から
大きなお屋敷などもちらほらと。 上等そうな別荘、レストランなどもあり、
週末を過ごす人々も多いとか。
大きなお屋敷などもちらほらと。 上等そうな別荘、レストランなどもあり、
週末を過ごす人々も多いとか。

サッカラのピラミッドと聞いても、ピンと来ませんでしたが、ここには階段状の
有名なピラミッドがありました。 バスの窓からの写真で、少し変な色に。

例によって、柱廊の間の列を抜けて行きますが、これが結構長く。

で、パッと広場にでると、このピラミッドが右手奥に。


このピラミッドの内部は、木で基本構築がされていて、朽ちて内部が陥落
しているそうで、現在は観覧禁止。
ですが、ガイドブックによると、かなりの遺跡の様子。
しているそうで、現在は観覧禁止。
ですが、ガイドブックによると、かなりの遺跡の様子。
手前に木の足場が組まれ修復中なのが見えますが、日本のチームだそう。
カイロの街の建設現場でも、足場は木製でしたね。
広場南側の壁沿いに階段があり上りますが、壁の飾りには、
王の冠に見られるコブラの列。

いわば城壁の上に出たわけで、南の下にはこんな構造物が見え、
未だ発掘中で、ピラミッドの周辺に多くの墓があった様子。
未だ発掘中で、ピラミッドの周辺に多くの墓があった様子。


城壁の上から広場を見ると、かってあったという神殿の位置がなんとか。
広場の東に残る神殿跡と、 最初に通った列柱の間。


お話中のこの2人、物売りでもなく、ラクダの客引きでもなく、なんだろ?

地下墳墓群の発掘現場の様子。

砂漠に向かい、客待ちの馬、ラクダ。

南に見えるピラミッドと、北に見えるピラミッドと。 もっともっと霞んで、
ギザのピラミッドも遥かに。
ギザのピラミッドも遥かに。


こちらは砂漠、そしてすぐ隣にこの緑が広がり、はるか遠くにビル群が霞み。
何とも凄い対比の世界。

メンフィス・Memphisに向かいます。
小さな可愛い3輪乗合いを見つけ、大喜びで写した2枚。
カイロなどでは見ませんでしたが、こちらでは何台か。


道端で開店準備中の屋台食堂と、果物店の店先。


果物の種類が少ないですが、季節の品、現地の品だけなのでしょうね。
2つお皿の並んだ、懐かしい天秤ばかり。
2つお皿の並んだ、懐かしい天秤ばかり。
メンフィスには確か、手織り絨毯の学校や店が多いのだとか。
メンフィスで何を見たかと言うと、これ、巨大なラムセス2世像。



古代の首都でもあったメンフィスですが、石類はリサイクル用に持ち去られ、
遺跡は殆ど無いのだそう。
が、この巨像は素晴らしく美しく、ぐるぐると周囲を回りながら眺めました。
博物館脇に広がる公園式庭には、このスフィンクス。

そして、お尻の眺め。 やはり尻尾を見つけ、安心。

美しい物に出会い、眺め、写真を撮っていると、あっという間に集合時間が。
ここでもラムセス像を眺めている間に時間になり、皆が集まっている
スフィンクス像前まで走りました。 はい、イタリアの大人は、走りません!
澄まして、ガイドの説明を待つ皆さんの端に加わったのですが、
皆の向きからは、ちょうど走って来るのが丸見えで、
おまけに、何となく「気をつけ!」の姿勢になっていたらしく、はい、日本人!
途端にガイドが「じゃぁ、皆さん行きましょうか?」と歩きだし、
大いに笑われ、からかわれました。
皆の向きからは、ちょうど走って来るのが丸見えで、
おまけに、何となく「気をつけ!」の姿勢になっていたらしく、はい、日本人!
途端にガイドが「じゃぁ、皆さん行きましょうか?」と歩きだし、
大いに笑われ、からかわれました。
円柱の台座に彫り込まれた象形文字。

まだ旅行の始まりで、新鮮に見えて写しましたが、
ナイル上流の遺跡巡りになると、飽きるほどに!
広場の脇に何軒かのスーヴェニール店があり、
その脇に、ははは、こんなユーモラスな展示。

清楚な白い立ち葵の花が、脇の花壇に。

ああ、今回は綺麗に閉められて、良かったぁ!
という所で、ではまた次回に。
次はナイル上流に飛びますが、砂嵐の色などもご覧頂けます。
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