・ ブレンナー峠を越えて、北の国、北の街インスブルックに 

3日4日と北隣の国オーストリアはインスブルックの街に、
街のクリスマス市と観光、スワロフスキーのクリスタル・ガラスの
展示館見物にと行って来ました。

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クリスマス市も規模の大きな賑やかな物で楽しみ、
26年ぶりかの街の古い地区も楽しく、またドイツ語圏とイタリアとの
肌合いの違いも感じつつ、無事戻りました。

今回は初めて越えたブレンナー峠の様子、ティロルの冠雪した山々の
美しさにも感嘆しましたので、それをまずご覧下さい!

コネリアーノを7時15分頃に出発、まだ薄暗い道を行き、
トップの写真は、漸くに山に朝日が当りだした頃。


朝日! 雲が厚くかかっていて、ちょうど8時過ぎ。

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行程図をどうぞ。 コネリアーノの町からは北西に谷道を抜け、
トレント・Trentoから高速に入り、ボルツァーノ・Bolzanoを過ぎ
一路北に。

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ちょうど国境(黒い線)の辺りでブレンナー峠・Brennerを越え、
インスブルックの街に。
       
この地図では、青線、我々のバスが通った線に3時間53分という
予想を与えていますが、これは乗用車の場合ですし、
トレントから高速に乗るまでは狭い国道で、途中休憩も挟み、
ちょうどインスブルックには12時10分ほどに到着で、
4時間半ほどの行程でした。



フェルトゥレ・Feltreに向い、ピアーヴェ河を渡り、

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西に向うヴァル・スガーナ・Val Suganaの深い谷道を行きます。
細い谷の両側に山が迫り、霜と薄い雪混じりで畑は真っ白!
家々もまだまだ薄闇の中に沈み、住む人は大変だろうなぁ!

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山の切れ目から射し込む陽の様子、分かりますか?



時に日当たりの良い場所に出ると、こんな感じですものね。

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迫る山。

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遠くの山腹に見える古城。

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平野にかかる朝靄。

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トレントから高速に乗り、すぐのサーヴィス・エリアで朝食、休憩タイム。
これは外に出ての西側の山の眺め。 空が青い!!

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そして再び高速を一路北に。

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こんな襞の深い大きな山が飛び出し、上の小さな平地に何軒かの家が
見え、すごい所に住んでいるもんだと驚き! 買い物などどうするんだろ?

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古代からこの道はアルプスを越え北の国々、黒海からイタリア半島を
結ぶ重要な通商道で、一名「琥珀街道」とも呼ばれたのだそう。
       
現在の高速はヴェローナから分岐していますが、鉄道も並行して
走っていて、狭い谷のどちら側にも次々と城塞が見えます。
これは西側。

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東側。

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西側。 

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東。 

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東。 

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撮り逃したのも幾つもありますし、それぞれの城の歴史を
調べたら、どんな逸話が秘められているか、楽しいでしょうねぇ!



そして一旦高速を出て、イタリア側の高速が終わりの意味だろうと、

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ブレンナー峠は、こちら。 いぇ~い、初体験だぁ! ははは。
       
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ブレンナー峠を越える、というのはかっての一つの夢でして、   
最近はもうそれも忘れていたのですけど、ははは、
ブレンナーを越えて、「君知るや南の国」へと言うのを、
かっては辿りたかったのですね。

この「南の国」という言葉を最初に見た信濃の国の
中学生は何を想像したか。
はぁ、ハワイとかタヒチだったのですね、きゃはは。
そうではなく、イタリアなのだ、というのを知ったのは、
もっと大きくなってからの事でして、はい。

ゲーテやモーツァルトや様々な北の国の芸術家達が通った
ブレンナー峠を通り、shinkaiめもイタリアに行きたかったのでした!
が今回漸く、南からブレンナー峠を越えるチャンスを得たという訳。



海抜1372m、最高傾斜は10%という事で、他のアルプス越えに比べ
割と楽なのだという説明でしたが、まぁ、自分が運転するのではない
大型バスで越えましたから、そんなに坂道であるとも感じずに済み、

これはサイトで見つけた写真で、
長さ815m、高さ190mという、多分ヨーロッパ橋という高架橋。

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景色にばかり見とれ、高架があるのは遠くの道に見えていても
自分が通るときにはまるで気が付かず!



ブレンナー峠の標識を見て暫くは、こんな感じでしたが、

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そして皆の携帯には、一斉に国境を越えたという合図が来たらしく。
私のには後で見ましたら、外国に行ってもいつもの様に話したかったら、
XXをインストールせよ、というご挨拶が届いておりました。

以前フランスのプロヴァンスに行った時も、やはり国境を越えた途端、
様々なご挨拶が届きましたっけ。
でもまぁ何もせずとも、今回のインスブルックからのメッセージも
無事にやり取りできましたです。


じきに右に左に、こんな岩山の景色が見え始め、
わぁお~、わぁお~というばかり! ははは。

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谷底の集落が見える、この景色、凄いでしょう?!

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かなり大きな町も見え、

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そしてまたすぐ遠くの雪山、集落。 夏にはさぞ美しい緑でしょうね。

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前方に冠雪した連山が見えるようになり、

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高速を降り、インスブルックの街に向います。
ああ、ドイツ語圏にやってきましたぁ!
       
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緩やかに楕円を描きつつ、街の中に!

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広い通りを中心街に向かい。
車は整然と2列に並び、静かに進み。 ・・えらい違い!
 
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ほら、そこがクリスマス市ですよ、という前に到着。

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まさに旧市街の横で、まずはお昼を食べに放し飼いとなりました。
      
というブレンナー峠越えの様子でした。
写真を整理しつつ、徐々に見て頂きますね、お楽しみに!
    

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