ポルトガルはリスボンの古くから開けた地区、18世紀の大地震にも
唯一生き残った古い地区のアルファマ・Alfama.
唯一生き残った古い地区のアルファマ・Alfama.
素晴らしい眺望を持つ高台のサン・ジョルジョ城から下る急な道筋、
ここに狭い路地が入り組み、かってあったカスバ・要塞を偲ばせます。
ここに狭い路地が入り組み、かってあったカスバ・要塞を偲ばせます。
先回のお城からの眺望に続き、アルファマの急な狭い坂道を辿り、
下町の古い面影を味わって下さいね。
下町の古い面影を味わって下さいね。
お城の庭に見えた槿、ですよね?

地区の図は最後にご覧頂きますね。
こちらはポルトガルの黄金期を築いたマヌエル1世(1469-1521)
幸運王とも呼ばれるそう、の石像。

マヌエル様式という、彼の時代の恐ろしく手の込んだ美しい装飾もあり、
リスボンのベレン地区のご案内で、またはたくさん訪れた教会修道院の
ご案内で、幸運王と言われる彼の人生もお話いたしますね。
リスボンのベレン地区のご案内で、またはたくさん訪れた教会修道院の
ご案内で、幸運王と言われる彼の人生もお話いたしますね。
木の上のクジャクたち。 お城にはたくさんクジャクが放し飼いで、か、
勝手に生きているのか、平然と目の前を歩いていたりして。
勝手に生きているのか、平然と目の前を歩いていたりして。

お城の見物を済ませ出てきた所で、下の道の突き当たりに見える
三角屋根の教会。 先回のお城に上がる道で、
横を通ったのをご覧頂きましたが、
三角屋根の教会。 先回のお城に上がる道で、
横を通ったのをご覧頂きましたが、

サンタ・ルチーア教会・S.Luziaと分かりました。
南側の壁はアズレージョ・青と白の装飾タイルで飾られ、庭園からは
ミラドゥオーロ・Miraduoro・黄金の眺望と呼ばれる
アルファマの下町の眺めが楽しめる地点なのだそう。
我々は来た道を下らず、路面電車の道を横切り、
も少し坂道を上がり、
も少し坂道を上がり、

この眺めの良いテラス・Largo das Portas do solに。
手前に見える像は、聖ヴィンチェンツォ・San Vincenzo.
手前に見える像は、聖ヴィンチェンツォ・San Vincenzo.

背後に見える大きな教会、これは名を探しまわりましたので、ははは、
書かせて下さいね。
はい、分かってしまうと何の事はない、聖ヴィンチェンツォ教会で、
16世紀末から17世紀にかけて街の城壁外に建設された物で、
どうやらこの教会でリスボン生まれのパドヴァの聖アントーニオが、
最初に修業を始めた様子。
聖ヴィンチェンツォという方は、リスボンの街の守護聖人だそうで、
イベリア半島で大変に信仰されている方と。
ローマ帝国下の弾圧で、殉教されたのは304年頃。
イベリア半島で大変に信仰されている方と。
ローマ帝国下の弾圧で、殉教されたのは304年頃。
サラゴーサの司教補佐をしており、この司教が吃音だったために
彼を援け活躍していたのだそうで。
伝承によると、
司教と共に鎖につながれサラゴーサからヴァレンシアまで徒歩で連行、
グーグルの地図で見ましたら、なんと300kを超す距離!
司教と共に鎖につながれサラゴーサからヴァレンシアまで徒歩で連行、
グーグルの地図で見ましたら、なんと300kを超す距離!
めげずに神の福音を叫ぶ彼は関節を外す拷問を受け、
むくんだ体を、暗い陶器の鋭い破片をばら撒いた部屋に投げ込まれ、
それでもめげずに良く響く声で神への感謝を。
遂に執政官は彼を柔らかいベッドに寝かせますがここに絶命。
遺骸は野生獣の餌にと投げ込まれるものの、カラスがやって来て護り、
今度は遺骸と石を袋に詰め込み口を縫い、河に投げ込んでも沈まず
岸に流れ戻り、こうして信者たちが収容し、教会を造り埋葬したと。
あれこれとまるで知らない聖人も本当にたくさんおられ、
伝説を読み始めると、洋の東西を問わずの民衆信仰の厚さが窺われ、
興味が尽かず、ヅルヅルと芋づる式に。
伝説を読み始めると、洋の東西を問わずの民衆信仰の厚さが窺われ、
興味が尽かず、ヅルヅルと芋づる式に。
お待たせいたしましたぁ!
ポルタ・ド・ソル広場からの眺望をどうぞ!
ポルタ・ド・ソル広場からの眺望をどうぞ!

イタリアの屋根瓦よりももっと鮮やかなオレンジ色の瓦で、
それも新しい屋根が多く、仕方がありませんね、
18世紀の大地震の後の再建が多いのですもの。
それも新しい屋根が多く、仕方がありませんね、
18世紀の大地震の後の再建が多いのですもの。
奥に一際大きく見える丸屋根は、国の名士の葬られるパンテオン、
サンタ・エングラーシャ教会・Santa Engrácia. 17世紀建設。
サンタ・エングラーシャ教会・Santa Engrácia. 17世紀建設。
こちらは少し下に見えるSanto Estêvão教会。

聖エステヴァオとはどなた?と思いましたら、イタリア語では聖ステーファノと。
赤い瓦屋根の色に、これまた濃い青色のテージョ河が一際美しく。
こうして見ると瓦の形もイタリアとまた違い、平板で畝が付き、
畝の最後に角が付き、締まる形なのですね。

shinkai、ほら、軍艦がいる!と仲間が袖を引き、ははは、
河にねぇ、軍艦がねぇ!
河にねぇ、軍艦がねぇ!

まぁ、ヴェネツィアのサン・マルコ大運河も軍艦が通りますけど。
手前に見える教会の屋根は、アルファマの下の方にある
サン・ミケーレ教会で、後ほど正面を。
サン・ミケーレ教会で、後ほど正面を。
やはり歴史ある街には、如何にも下町らしい古い建物も見たく、
こういう部分があるとホッとしません?!

こういう部分があるとホッとしません?!


いよいよ坂道を下り始めますが、つるつる滑るサイコロ石舗装で、
通りの名はNorberto de Araújo、どう発音を?!
通りの名はNorberto de Araújo、どう発音を?!


先の方に葡萄棚が見えますが、
昨年の6月下旬、こんな風にかなり房が大きくなっておりました。

狭い石段を下り、

こんな泉も道脇に見つつ、

入り口から狭い階段が上の階に、

そしてまた下りの石段。 はい、アルファマの下町訪問はお城の戻りにね!
下から階段を上るのは大変ですぞ!
下から階段を上るのは大変ですぞ!

さて、下町名物と言ってよいのかどうか、ははは、
翻る洗濯物のあれこれ。

翻る洗濯物のあれこれ。



グループの何人もが、shinkai!!と一斉に声を上げ呼んだのが、
これ! ははは、カナリアの鳥籠にパンツを穿かせてあったのです!

shinkaiは隣の茶色いのも一緒に構図に入れ・・、ははは。
はい、旅行の際のshinkaiは、写真係と認識されておりまして。
ガイドさんの話によると、この地区はやはり下町というか、家賃もお安く、
住人にはお年寄りが多いのだそう。 なので、こういう石段の坂道は
住むのには大変な事もあり、日常の買い物も問題なのだと。
また石段があって、ここは逆向きに。 ここにもまた葡萄棚。

入り口の扉脇にお祭りの飾り付けがあり、
可愛いワンちゃんの表札かな、それとも猛犬注意? はは。
可愛いワンちゃんの表札かな、それとも猛犬注意? はは。

小さな広場に出された、如何にも庶民的な椅子と机。
ですが、全部バラバラの形で色も別々。 古物店だったのかな?
ですが、全部バラバラの形で色も別々。 古物店だったのかな?

サン・ミケーレ教会・S.Miguel前の飾りつけられた広場。

如何にも近くの庶民相手風の、野菜果物屋さんの店頭。

そして、またまた下り段。

間違えて嵌め込まれたタイル壁があり、ははは、

こんな建物下のアーチをくぐり、我々は海岸沿いの大通りに。

アルファマ地区、下町の地図をどうぞ。 我々が下った道順に赤点を
打ちましたが、
打ちましたが、

こうして見ると、一般観光客向けにすっと通り抜け、
奥の方に行かなかった事が良く分かりますね。 残念!
上と右下に四角く囲った部分の写真を、ガイドブックからどうぞ!
上の Beco des Cruzesですが、アルファマの殆どの曲りくねった小路は
急傾斜で丸石舗装。住民たちはしばしば洗濯物を、細い小路のあっちから
こっち側へと干し渡す。

魚屋さんの店頭の写真、あれは太刀魚ですね。 美味しそう!!
下の囲いの写真は、こんなレストランのテラス席で、

迷路の奥に隠れて流行っているレストランは、中庭での食事を提供する。
Beco di Azinhal のIl Lautasuco(写真)では
素晴らしいポルトガル料理を味わえる。
で、巻末ページにお値段を見に行くshinkai。
1人10~15エウロと出ているのですが、さて、ガイドブックの調べがいつか、
その記載なし! う~ん、まぁ倍としても30エウロね。
1人10~15エウロと出ているのですが、さて、ガイドブックの調べがいつか、
その記載なし! う~ん、まぁ倍としても30エウロね。
ポルトガルでの食事は美味しかったし、安かった事も確か!
また行けるチャンスがありますように!!
また行けるチャンスがありますように!!
さて、最後は街の中心ロシオ広場から見上げるサン・ジョルジョ城。
素敵な高さでしょう?!
素敵な高さでしょう?!

街中の写真も、西のベレン地区もまだ纏めておらず、
ぼちぼちと、よろしくお願いいたしま~す。
ぼちぼちと、よろしくお願いいたしま~す。
** お知らせ **
長野県にお住まいの皆さま、
長野朝日放送の「おお、信州人!」に今回出させて頂く事になり、
放送は、この16日火曜日18:55~19:54に。
放送は、この16日火曜日18:55~19:54に。
最近番組のスポットCMが流れているそうで、それを聞くのも
小々冷や汗ものですが、13日の「駅前テレビ」でも、番組紹介があるそう。
小々冷や汗ものですが、13日の「駅前テレビ」でも、番組紹介があるそう。
番組には、私の絵の師匠、と勝手に決めております
日本画家の二木(ふたつぎ)一郎さんのインタヴューも出る筈で、
未だお顔もお声も知らない彼との初対面となります。
誠に不思議なご縁で、長野県出身者がサイトを通して知り合い、
私が昨年末から絵を再開して以降は、心からの励まし、
お教えを頂き、ただただ 感謝!!の一言なのです。
日本画家の二木(ふたつぎ)一郎さんのインタヴューも出る筈で、
未だお顔もお声も知らない彼との初対面となります。
誠に不思議なご縁で、長野県出身者がサイトを通して知り合い、
私が昨年末から絵を再開して以降は、心からの励まし、
お教えを頂き、ただただ 感謝!!の一言なのです。
中学2年の半ばに関西に引っ越し、その後どんどん長野から遠く、
1度戻っただけの長野市。
ブログをしている事で、この何年か長野との繋がりも復活してはいましたが、
今年になって遠かった信州が急に驚くほど近くなりました!
そして来年はもっと近くになりそうで、このお知らせはまた近いうちに。
1度戻っただけの長野市。
ブログをしている事で、この何年か長野との繋がりも復活してはいましたが、
今年になって遠かった信州が急に驚くほど近くなりました!
そして来年はもっと近くになりそうで、このお知らせはまた近いうちに。
どうぞ、火曜日の夜、番組を見てやって下さいませ!!
「おお!信州人」 ・ 信州からTV取材班来伊 ・ 放送時間決定
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473368345.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473368345.html
改めまして、 の自己紹介を、 新開です。
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473368635.html
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