・ 初夏の浜辺 ・ カスカイシュ in ポルトガル 

年の瀬も押し迫り、何もせずとも何となく気忙しく、
おまけにグンと冷え込む日が続くと、懐かしいのはあの初夏の、
陽の煌めくポルトガルの浜辺!

寒くなると思いだす夏の日の想い出、の今日は、
ポルトガルはカスカイシュの青い蒼い海と、リゾート気分溢れる
街と浜辺、とはいえまだまだ素朴なイメージの初夏の点景で、
お楽しみ下さいね。
     
カスカイシュ・Cascais・カスカイスには、ユーラシア大陸最西端の岬
として有名なロカ岬・Cabo da Rocaからリスボンに向かう途中
に寄りましたが、ずっと海辺を通る道筋で、

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大西洋の強い風を受けウィンド・サーフィンを楽しむ人々の姿も
たくさん見かけ、



道脇には、浜辺との境の砂よけの防護柵、斜めに傾いだ木々、
断崖に打ちつける高い荒波など、大西洋の強風の凄さを
たくさん見ましたが、写真が多くなりすぎるので、残念、皆パス。

で、こんな人の多い浜辺が見え始めると、ああ、そろそろ到着と。

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地図で確かめると、カスカイシュが西に、エストリル・Estorilが
東に位置し、ヨーロッパで一番大きいとかいうエストリルのカジノの前も
ぐるっと通り、ここはマカオの中国人経営とか聞きましたが、

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さて自分達がお昼を食べ散歩して楽しんだ場所は、
カスカイシュだったの? それともエストリル?と、ははは、
例によってこれを書くのに探し、

はい、めでたく、エストリルはカスカイシュの南にあり、
我々が楽しんだ小さな町は、これから見て頂く写真も
カスカイシュ(カスカイス)だった事を確かめました。
エストリルの町が観光で有名になり、間違って認識される事が
多いと言う事で、納得を。

リスボンから汽車で1時間弱の近い距離にあり、夏は暑いものの、
冬は暖かく12度以下になる事はない過ごし易さで、
リゾート地としてどちらの町も発展している様子。

イタリアは第2次大戦後に国民投票により共和制になりましたが、
最後の国王ウンベルト2世がこの地に亡命し住んだ、
という家が現在建て増しされ、大大高級ホテルに。
また英国の現エリザベス女王の父君ジョージ6世に王位を譲った
エドワード8世が、シンプソン夫人と結婚して住んだ家、とか、
どこかの王様が住んでいた家とかもあるのを見ました。

イタリア国王だけでなく、スペインのホアン・カルロス国王も、
ルーマニアの国王もこの地に。 第2次大戦中ポルトガルは
中立の立場だった事にも因るでしょうが、それにつれ、
スパイもうようよいたとか、そういった逸話にも事欠かない町です。


さてここから、カスカイシュの町と浜をどうぞ!
海岸沿いの豪華な家々、レストランやホテルだったり、
またリスボンのお金持ちの別荘だったりで、

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浜や海は、6月中旬とてまだ余り混んでおらず、

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町外れに、こんな要塞がありましたが、
戦略的にはまるで役立たずに済んでしまったとか!
1時はポルトガル国王の夏の別荘としても使われ、
現在も陸軍の持ち物と。

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ビーチの、洒落たバンガローと思われるでしょう?!

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でも、すぐその隣には、



こんな海老取り用の篭が、ね。

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そして港には、ヨットも、ボートも、漁船も一緒くた!

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つまり、もともとは漁業の盛んな港だったのが、
観光事業も盛んになった事で、混ぜこぜになっているそうで、
新しく漁船用の突堤も建設され、大きな魚市場もあるそう。



浜の通りから一歩中に入ると、レストランが軒を並べ、
道に張り出したテラス席が続き、この辺りは車が余り入って
来ないので、観光客ものんびりと。

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イギリスの国旗や chickenという文字も見えたりで、
英国からのお客様が多いのかも、ですね。

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町の中央広場、としか見つからず、銅像の方もどなたかな、
敷石の模様が目の錯覚を起こさせて面白く、
少し高いバス窓からの写真でどうぞ!

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同じ広場のこちら左手は市役所で、壁のタイル装飾が見事。

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広場の敷石、モザイク柄は、近くで写しても結構の迫力で、
う~ん、やはり立体に見えますねぇ。

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広場の奥にあった小教会の鐘楼。

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そう、お昼を食べるには遅めの時間となり、
数人で、どこに行こうかと、教会の横道を入って行き、
テラス席のテントの下でお昼を。

向かいの席ディーナの食べた焼き鰯、確か9エウロだったと。

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というのも、ナザレで食べた焼き鰯は、サラダが沢山付いて
6エウロ位だったのですよ、ははは。
これがリスボンに行くと、メニューで11エウロ位になっていたと!

青い蒼い大西洋、 ナザレの浜 ・ ポルトガル
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473914580.html



私めの海老入り野菜サラダ、

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この他に小イカのグリルを食べたのですが、写真撮り忘れ!



食後の町散歩で見かけたパン屋さんのウインドウ。
鳩に亀に、メレンゲの載ったトルタ。

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通りを入って行って見つけた、面白い飾り。 手近の陶器類を
手当たり次第に埋め込んだような、ははは。

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近くの坂道、ここもモザイク柄で埋められていて、
同じ道を時間を変えて撮ったのですが、
観光客が多いとモザイク柄が見えないので、これを。

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道はそんなにカーヴしていないのに、柄がぐっと畝っているでしょう?
嬉しがりshinkaiはこういうのを見ると、
職人さん達が下を向いたまま、せっせと柄を埋めつつ進んで行き、
いつの間にか曲がり過ぎているのにふっと気が付き、
またちょっとづつ修正し、なんぞと想像して楽しむのですけど、
・・自分の事かやこれは?! ははは。



同じ通りを上から眺め。 中心部の狭さ、お分かりでしょうか?

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坂道にある家、白い扉。

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ちょっと横道に入り込むと、観光客も通らず、
少し剥げ落ちた壁に、赤いブーゲンビリアが揺れ、

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昼下がりの小路。

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そしてこんな手摺付きの石段道。
段の上面まで、モザイクで埋められているのですねぇ!

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海辺の道に戻ると、・・遥か海の彼方を見はるかす乙女。

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・・まったくもうマイクロソフトの奴と来たら、
おとめ、と打ち込んで変換したら、お留だって!
あんたぁ、ここはポルトガル、日本の港ではないんだぜ。



最後はやはり、寒い冬を暫く忘れる為に、
熱い砂浜をどうぞ!

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