・ n.2 ドウロ河のミニ・クルーズ ・ ポルト、ポルトガル 

先回に続き、ポルトガルは第2の都市、ポルトの街を流れる
ドウロ河のミニ・クルーズn.2をお楽しみ下さいね。

ポルトの街のドウロ河沿いの1番庶民的な食堂街の並び、
ポルトの代表的風景の1つともいえると思うのですが、
カイス・ダ・リベイラ・Cais da Ribeiraの様子をどうぞ。

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カイスというのは突堤、リベイラは川沿い、の意味だそうで、
地図で見ると、ここだけで約400程も続きますが、
まさにかっての河の港、荷の上げ下ろしの拠点だったのでしょう。
今は街になんとも素敵な趣を添え、楽しめる一郭となっていて、
こうして見ても、たくさんの人でしょう?!

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ユネスコの世界遺産になった事も大いに関係しているでしょう、
このリベイラ地区もかなり整備された様子で、
古い絵葉書に見えた、ちょっとした猥雑さが薄れたようです。
       


昼は殆どが観光客でしょうが、ずらっと並ぶテント下の
食堂バールで食べ、憩い、河べりの石段に座り、
気持ちの良い川風に吹かれ。

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後ろに並ぶ細高い家並、タイル張り装飾等など、
やはり独特の匂い、雰囲気がありました。

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街の地図というより、ドウロ河に架かる橋の様子をどうぞ。

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ドウロ河が街を通り抜け大西洋に注ぎ込む1番西から、
昨日ご覧頂いたArrábida橋・アッラービダ橋、でOK?
ご覧の様に高速道路用の橋で、

次が一番有名な、そしてやはり大変美しいと思う2層になった
ドン・ルイス1世橋・Dom Luis I、
先回全体を見て頂きましたが、上を地下鉄の延長線と歩道、
下側を車が通ります。

そしてその東はインファンテ橋・Infante、車専用の新しい橋。
ドン・ルイス橋の上を地下鉄線が通る事になり、
こちらに車専用が架かったと。

次が鉄道橋だったマリア・ピア橋・Maria Piaで、
エッフェル塔のエッフェル氏の設計で1877年の橋。

鉄道橋だった、と書きましたが、今この橋は使われていないそう。
最後のサン・ジョアン橋・Sãn João. こちらに国道と鉄道が通り、
Freixo橋という名前も地図に出て、どれがどうなのか探しましたが分からず。
       


河を挟んで南北に広がる街で橋が多いのも分かりますが、
それにしても中心にあるドン・ルイス1世橋以外は、
いずれも車と国鉄の高い位置に架かる橋で、
おまけに蛇行する大河なので、その景観はかなりの迫力!

現代的なすっきりと延びたアーチも魅力ですが、あの鉄骨の橋は
2本とも同じ様なイメージで、とてもとても美しい。
という事で、ドン・ルイス1世橋をくぐり、進みます。

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上にちらっと城壁が見えますが、



橋を過ぎるとこんな風に良く見え、これは14世紀の物で、
建設したフェルナンド1世・Fernando Iの名を取り
フェルナンドの壁と呼ばれているそう。

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かってはこのポルトの街も城壁に囲まれた街だったのが、
今はこうしてこの辺りに部分的に残っているそうで、
横に見える傾斜の線は、上の街とを繋ぐケーブルカーの線。



ドン・ルイス1世橋を越しての眺め。

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橋を越すとじきに東岸は街はずれとなり、この辺りで民家も
終わりますが、それにしても、面白い家の形でしょう?

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じっくり見ていると、やはり1階部分は倉庫だったようで、
2階以降が居住部分に、時に1階の入り口が2つある、
つまり2戸1住宅が多いように見えます。       



さて3番目の橋、車専用インファンテ橋。

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インファンテ・Infanteというのは幼児の事でもあるのですが、
スペインやポルトガルの王子はインファンテと呼び、
一方フランスの王子はデルフィーノ・Derfinoと。
ええ、イルカと同じなのですけど、はは、
きっとこういう呼び名の違いにも歴史がある筈ですね。



さて4番目、5番目の橋が続きますが、4番目はエッフェル氏
設計のマリア・ピア橋で、かっての鉄道橋、現在は引退の身。
最後のサン・ジョアン橋に、鉄道と国道が通ります。

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最後の橋の手前で再度ぐるっと回り、出発地点に向け下ります。
で、ここからは再び河の南岸の様子をどうぞ。

上空をパタパタと宣伝の旗を閃かせたヘリコプターが
通って行きますが、高すぎて何かまるで分からず!

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岸辺の岩の上、何か描いている様な人、釣りの人びと。

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再びドン・ルイス橋をくぐる時、上から覗く若い男性。
逆光の中、もの好きに望遠で撮りましたら、ははは、
髭面のかなり可愛いお兄ちゃんでしたぁ。

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ドン・ルイス橋の上からの眺めを楽しむ人たち。
でもここに行くのには、かなりの石段を上らないと!

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こうして、最初の船着き場に向かいますが、
ドウロ河の南岸であれこれ楽しむ人々の姿を後ろから見て、
・・うん、素敵な背中とお尻だ。

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こうして約1時間のミニ・クルーズを終えて船着き場に到着、
はい、次のグループが待っておりました。

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さて、ここからはドン・ルイス橋を南岸に渡り、坂道を上った所の
修道院の前庭からの、ドウロ河のパノラマをどうぞ!

河の蛇行が良く見え、1番西の橋Arrábida橋も。
逆光に光り色が良くないのが残念ですが、
河の広さもお感じになれますよね。

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橋の上の人々の姿、街の北側の家並、リべイラの突堤の形も
良く分かりますね。

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南岸沿いに係留展示されている、かっての運搬船。       

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ドン・ルイス橋の眺め、川面に橋の影が半分。
張ってある金網がヨレヨレで、余り前に寄れず残念でした。

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今、橋の上を地下鉄が通って行きます。 ドウロ河北の旧市街と、
南のヴィラ・ノーヴァ・デ・ガイア地区・Vila Nova di Gaia
地区を結びますが、橋の南は北地区とまるで雰囲気が違い、
ニュータウンの趣。

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とはいえ、この北の旧市街の奥にも、新しい高層ビル。
リスボンに次ぐポルトガル第2の都市として、24万人の人口と。

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橋の下を、川面を、船が往き来し、
目に焼きつく、ポルトの街の眺めのあれこれ。

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最後は街の公式サイトからの写真を拝借し、
素敵な夕暮れの眺めをどうぞ!

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市のサイトはこちらに。http://www.cm-porto.pt/
 

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