・ n.1 ドウロ河のミニ・クルーズ ・ ポルト、ポルトガル

今日のご案内はポルトガルのポルト・Portoに。
街は首都リスボンに続く第2の都市で、古い街並みが
世界遺産に登録されているそうですが、
ポート・ワインの名で有名な、甘くて強いワインの産地。
街はドウロ河・Douroを挟み、南北に広がります。

今回のポルトガル旅行で大変気に入ったポルトの街ですが、
その様子はまたぼちぼちご案内させて頂くとして、
ポート・ワインや荷の積み下ろしで街の歴史に深く関わり、
今はまた美しい懐かしい趣を街の風景に添えるドウロ河の、
ミニ・クルーズを今日はご一緒にお楽しみ下さいね。

見て頂くのが一番と、多くなった写真を2回に分け、まずn.1.
バスでドウロ河を渡り、河の南岸にある観光船船着き場に。
      
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岸に貼りつくように見えるこうした建物は、ポート・ワインの
かっての倉庫で、醸造所やカンティーナは、ドウロ河に沿っての
奥地や南域にある様で、1つ訪問した様子もまたご案内を。

ドウロ河の南の岸から、河を挟んでの街の北中心を。
この街もリスボン同様に坂の多い街で、今見えている
奥にも大きく広がります。

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右に高く大きく聳えるのが、多分聖クララ修道院と教会と。
左端に見えるのがサン・フランチェスコ教会、
その並びに奥に続く建物の1番奥の細長いのがボルサ宮。 
手前川岸に沿って並ぶテントが、レストラン、バールの長い列! 



河の南岸に沿って、かっての運搬船が多数係留され、
岸にはスーヴェニールの屋台が並びます。

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船着き場で待っていると、やがてこうして1隻近づき係留、
       
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はい、これが我らの乗った、昔風を模した観光船。

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では、川下に向かい出帆! 河岸にずっとかっての倉庫群が
並びますが、使われていない所が多く残っている様子。

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川下に向かっては河の南岸の様子を、
向きを変えて溯る時に北岸の様子を、と纏めています。



こうして再開発され、再利用されつつある様子も見え、
河の利用を示す、川面におりる坂道があちこちに。         

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少し上のお屋敷から下る道と、立派な門と。

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ドウロ河の観光船はいっぱい就航しており、こんな大きな
2階建てから、向こうの我々位の大きさ、そしてもっと小さいのも。

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すれ違いざまに見ると、向こうもカメラを向けていますから、
負けずにこちらからもね、ははは。

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さて、川下に向かい、ポルトの街の1番西に架かる橋、
全長927kmのドウロ河が大西洋に注ぐ手前の橋がこれで、

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セメントのアーチの橋としては世界最大のArrábida橋、
発音はアッラービダ? この橋は高速道路専用。



橋の手前にこんなビールの大きな宣伝。

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Tripeira・トゥリペイラというのは、トゥリッパ・内臓料理を
好物とする人の事だと、近くにいた仲間が教えてくれ、
となると、トゥリッパを食べるのに、このビールが最高!
という宣伝かなぁ。

ガイドの話によると、豚肉は金持ちが全部食べてしまうので、
貧乏庶民は内臓を食べたのだ、との話でしたが、
内臓は美味しいと、食べる方は仰いますよね。



Arrábida橋の先に河口が見え始め、

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橋の下を潜り抜けます、

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河口口には両岸から突堤が突き出し、ちょっとした港の感じ。
そうですよねぇ、向こうはそのまま大西洋で、
海の向こうは、北アメリカ大陸なんですよねぇ! 爽快!!

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我々の先を行く観光船が向きを変えるのが見え、

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こうして戻って行きますが、



続いて我らもぐるっと回り、今度は川上に向かいます。

ここからは、河の北側の眺めになりますが、
余りにも河岸に近くまで家並が迫り、道が狭いためか、
こんな風に張り出し式の道も造られており、

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教会の名が分からずですが、このタイル装飾部分をアップすると、

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ポルトガルの大航海時代の先駆けを作った人として、
御自分は一度も航海をした事が無かったものの
エンリコ航海王子・Infante Dom Henrique(1394-1460)
と呼ばれる方で、このポルトの生まれ。

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上の写真に見える十字架の形は、キリスト騎士団・
Ordine di Cristoの象徴ですが、
この騎士団はテンプル騎士団の跡を継いだもので、
エンリコ王子はこの騎士団の長の位置にあり、
その莫大な富を航海につぎ込んだ功績から、航海王子と。

キリスト騎士団の修道院の残るトマール・Tomarで見た
素晴らしい大修道院は、かなり圧倒的な印象を受けたので、
しっかり調べ、またご報告を。



岸に見える庶民の家並み。窓が2つか3つ並ぶ狭い間口で
上に延びる大概が3階建てで、時にその屋上にもひとつ建て増し階!

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蛇行して流れるドウロ河ですが、街で一番有名なドン・ルイス橋・
Dom Luisが見えて来ます。
この橋は、パリのエッフェル塔を造ったエッフェル氏の
弟子の設計で、1886年の建設。
     
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右上に見える修道院の前庭からのパノラマは、
次回の最後にご覧に入れますね。



橋に近く、サン・フランチェスコ教会が見えて来ますが、
右に見える旧教会は現在博物館となっていて、
中のもの凄いキンキラゴテゴテの幾つもの礼拝堂も拝観しました。

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こちらは上部のアップ。

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そして、もすこし街の中央部に近寄り、右奥に見えるのが
ポルトの街のシンボルとでもいえるグレゴーリオの塔・Clérigos.

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小さな家並の間から、幾つも覗く教会の尖塔と十字架!



さて、ドン・ルイス1世橋。 幅8mの2層で、上は現在歩道と
地下鉄の延長線が通り395mの長さで、
下は車が渡る174mだそう。

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ポルトの街は、橋の街とも呼ばれるのだそうで、
そう、全部で5本も橋が架かっているのですよ。
明日きちんとまたご説明いたしますね。
      


橋の手前の北側に、如何にもポルトガル、ポルトという
イメージにぴったりの風景が続きます。

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狭い間口の細高い建物、タイル張り装飾の壁。
リベイラ・川岸地区と呼ばれる庶民的な食堂街が続きますが、
お昼をゆっくりここで食べ、楽しみました。
       
という所で、続きは次回をどうぞお楽しみに!


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