ポルトガル北部、古くからの街コインブラ・Coimbra.
ポルトガル最古の大学もある、如何にも古都の趣が漂う
美しい街でしたが、到着の夜の夕食後、
何人かのグループで探訪に出かけました。
ポルトガル最古の大学もある、如何にも古都の趣が漂う
美しい街でしたが、到着の夜の夕食後、
何人かのグループで探訪に出かけました。
既に夜9時半頃、無事戻れるようホテルから1人が地図を貰い、
せっせと歩いて大通りに出て、そこから狭い横道に。
せっせと歩いて大通りに出て、そこから狭い横道に。

写真を撮りつつ、置いて行かれぬ様、何せ皆脚がはやい!
コンパスの違いかとも思うのですが・・、はぁ、
どこを歩いているのか、どこに向かっているのかも分からずに、
とにかくついて歩きまして、
ですから街の地図もまたのご紹介の時に、という事で、
翌日に、ああ、そうだったか、と分かった場所のみ書きますので、
翌日に、ああ、そうだったか、と分かった場所のみ書きますので、
皆さんも、夜のコインブラ探訪に出かけたおつもりで、
見慣れぬ風景を、手ぶれの写真にも我慢して頂いて、ははは、
お楽しみ下さい!
上は、近くに迫った祭日用に、飾りつけられた小路。
そうそう、ポルトガルの音楽ファドの古典に「コインブラ」を
歌ったのがありますので、まずは街の雰囲気をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=LqB8RAPC9QM&feature=fvsr
歌ったのがありますので、まずは街の雰囲気をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=LqB8RAPC9QM&feature=fvsr
歌詞を。
コインブラは憧れと伝統の教室
手本は一曲の歌であり 光は大学 本は一人のご婦人
知り 自習するものだけが試験に通る 思い出を
ポプラ並木のコインブラは
依然として ポルトガルの愛の都 依然として・・
コインブラはかって麗しのイネスの物語に
涙でかき曇らせた
かくも心根の優しい歌の
我らの赤裸々の心に訴える歌のコインブラ
学者のコインブラ
我らの為の愛の泉の歌い手
それはコインブラ お前だ
コインブラは憧れと伝統の教室
手本は一曲の歌であり 光は大学 本は一人のご婦人
知り 自習するものだけが試験に通る 思い出を
ポプラ並木のコインブラは
依然として ポルトガルの愛の都 依然として・・
コインブラはかって麗しのイネスの物語に
涙でかき曇らせた
かくも心根の優しい歌の
我らの赤裸々の心に訴える歌のコインブラ
学者のコインブラ
我らの為の愛の泉の歌い手
それはコインブラ お前だ
コインブラは憧れと・・
はぁまぁ、大変良く分かる訳ですが、大体こんな感じと。
「麗しのイネスの物語に」とあるのは、
王家の愛の物語 アルコバッサ修道院 ・ ポルトガル
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473914109.html
こんな狭い小路をどんどん行き、一帯のお店はみな閉っていて、

こんな風に階上に建て増し、というのが
今回あちこちで見かけたポルトガル風!
今回あちこちで見かけたポルトガル風!

出て来た広場の教会、サンチャーゴ教会・São Tiagoと
今は分かっておりますぞ。
今は分かっておりますぞ。

12世紀に溯る古い教会で、正面はこの様に残されていますが、
中はロココ様式のゴテゴテキンキラキンだそう。
中はロココ様式のゴテゴテキンキラキンだそう。
この広場が細長くカーヴしながら奥に続きますが、
商業広場・Praça do Comércioと呼ばれる広場。

こんな風に細くて高い建物がびっしりと繋がり、なんと7階まで!
表は修復されていますが、元は中世のままと分かります。
表は修復されていますが、元は中世のままと分かります。
多分、エレベーターなんぞはないでしょうねぇ!

そのまま広場の奥に進むと、学生のコンサートが始まる所で、
ええ、ちょうど土曜の夜だったのですね。

奥に見える教会の手前の石段を上り、この教会の名は
分からずですが、ほら、時計が10時前を指しているでしょう?
分からずですが、ほら、時計が10時前を指しているでしょう?

ちょうど広場のコンサートが見下ろせる良い場所が見つかり、
既にかなり歩いて来たので、ここでコンサートを見物、はは、
聞くのではなくて、様子を見れるかと思いましたら、
既にかなり歩いて来たので、ここでコンサートを見物、はは、
聞くのではなくて、様子を見れるかと思いましたら、

shinkai、行くよ!とお声がかかり、ワンちゃんみたいにとことこ
後について。
後について。
で、出たのがこの目抜き通りRua Ferreira Borges.
この辺りは翌日行ったり来たりして、お馴染となりましたが、
コインブラの下街で1番の繁華街のよう。
コインブラの下街で1番の繁華街のよう。

そこからこんな古いアーチを潜り、どんどん上に!
このアーチも翌日陽の光の下で落ち着いて見て、
ガイドブックにもあるアルメディーナのアーチ・L'arco di Almedina
と分かった次第。
このアーチも翌日陽の光の下で落ち着いて見て、
ガイドブックにもあるアルメディーナのアーチ・L'arco di Almedina
と分かった次第。

とにかく坂道! 石段! が続き、写真を撮ろうとちょっと止まると、
即shinkai!と呼ぶ声、ウロチョロする飼い犬扱いなのですう!
即shinkai!と呼ぶ声、ウロチョロする飼い犬扱いなのですう!
アーチを潜り、左に折れ、この辺り、学生らしき若者たちが
うじゃうじゃ騒いでいて、
うじゃうじゃ騒いでいて、

屋外のバールの席も、まだまだ賑やか。

そして、また石段!

またまた、細い小路の石段!

とどめの一撃、いや石段!!
暗くてよく見えない石段ですが、置いて行かれぬよう、
哀れなワンちゃんは、はは、必死でついて上ります。
暗くてよく見えない石段ですが、置いて行かれぬよう、
哀れなワンちゃんは、はは、必死でついて上ります。

これは振り返って見た様子。
分かります? 角度を変え続いていて、はぁはぁはぁ、
分かります? 角度を変え続いていて、はぁはぁはぁ、

で、出ましたのがこの要塞の様な大教会前広場。
旧聖堂だそうで、翌日中を拝見しましたが、
かっての繁栄を思わすタイル装飾が残っておりました。
旧聖堂だそうで、翌日中を拝見しましたが、
かっての繁栄を思わすタイル装飾が残っておりました。

広場も緩やかな傾斜地にあり、
周囲のバールもスーヴェニール店もみな閉り、

周囲のバールもスーヴェニール店もみな閉り、


いるのは我々8人と学生らしき若者たち数人、
と、このワン君。 彼は丈夫そうな脚と、頑丈そうな顎。

ここから戻るかと秘かに望みましたが、
まだまだ坂道を上って行くのです、我が連れの連中は!
まだまだ坂道を上って行くのです、我が連れの連中は!
で、街を眺めおろせるような広い広場に出て、

それも何やらドンチャン騒ぎをした後の様な広場で、
立派な門だけ写したのですが、
立派な門だけ写したのですが、

見えます? 鉄柵にも衣類がぶら下っているし、
広場にも散らばっている様子が。
広場にも散らばっている様子が。
遠くの新市街の大きなアパート群も見え、
下街が文字通り脚下に広がります。
下街が文字通り脚下に広がります。
写真では色が出ませんでしたが、空の色が深い藍の良い色で。

上の門をちょっと回り込んだ下にはこんな塔を持つ建物があり、
要塞跡かな、などと皆で想像したのですが、

なんと、ここがコインブラの街の一番高所にある
ポルトガルで一番古いコインブラ大学だったのですね!
ポルトガルで一番古いコインブラ大学だったのですね!
大学の創立は1290年、ヨーロッパでも最古の大学のひとつで、
大学がある事が、このコインブラの文化的な面を
大いに助長させたと言われます。
大学がある事が、このコインブラの文化的な面を
大いに助長させたと言われます。
翌朝バスで街の観光に出かけ、ここに来た時には
既に広場は綺麗に清掃され、昨夜の狼藉跡は何も残っておらず、
・・日曜と言うのに、この辺りがイタリアと違うよねぇ!!
既に広場は綺麗に清掃され、昨夜の狼藉跡は何も残っておらず、
・・日曜と言うのに、この辺りがイタリアと違うよねぇ!!
うん、これ以上高い場所はないね、とやっと仲間連中も納得、
漸くに暗い坂道を下り始め、
そうか、高上がりをしたがる連中だったか!
漸くに暗い坂道を下り始め、
そうか、高上がりをしたがる連中だったか!
これは旧聖堂の脇の扉。 こちらが正面より素晴らしい様な。

広場の暗い陶器店内。

せっせとまたあの石段を下り、大通りに出る
アルメディーナのアーチの上から。
アルメディーナのアーチの上から。

目抜き通りを抜けて行くと、バンドの音楽が聞こえます。
まだ広場のコンサートが続いていて、別の仲間グループの
一群にも出会い、
一群にも出会い、

既に11時半ごろ!
ホテルに戻ろう、と広場の端まで来るとこの警察官。
ホテルに戻ろう、と広場の端まで来るとこの警察官。
POLÍCIA と胸の上に書いてあるのを見て、むずむずっと、はは。

前からはいけないだろうから後ろから、とカメラを構えましたら、
さすが敵もさる者、左の年配の方がくるっと振り向くので、
背中のこの字を、と自分の背中を指さしつつ手真似と共に言うと、
正面向きに。 パッシャと写し、グラーツィエ!と言いましたら、
彼はおう、とあの太い腕をちょっと上げてくれ。
隣にいたジュリアーナが呆れて、
あんたはヴェネトの女よりも酷くなってる、と、ははは。
あんたはヴェネトの女よりも酷くなってる、と、ははは。
という様な事で、またせっせと歩き、
真夜中前に、皆無事に夜間探訪を済ませホテルに。
真夜中前に、皆無事に夜間探訪を済ませホテルに。
夜歩いた時は地理も何も知らずについて歩いたのですが、
これが翌日結構役に立ち、落ち着いて見物できました。
これが翌日結構役に立ち、落ち着いて見物できました。
閉っていたコインブラ大学の鉄の門内にも入り、
素晴らしい図書室や聴講室も見れましたが、
残念な事に撮影禁止で、余り内部写真も見つかりませんが、
またご案内致しますね。
素晴らしい図書室や聴講室も見れましたが、
残念な事に撮影禁止で、余り内部写真も見つかりませんが、
またご案内致しますね。
◆*◆
今年の夏は暑くなったかと思うと、雨が嵐がやって来て、
例年の様にお天気が一定しませんで、
こんな事は30年振りと天気予報で言っていたそうで、
となると、私が知る前のイタリアですね。
例年の様にお天気が一定しませんで、
こんな事は30年振りと天気予報で言っていたそうで、
となると、私が知る前のイタリアですね。
1ヶ月半前から山の家に行っているセルジョが電話をくれ、
殆どが雨の日で、奥の方では雪も降ったとか。
流石にあちこちに出かける元気も出ないと見え、
暇つぶし出来る相手がやって来るかと、様子伺いの電話を
呉れたようですが、雨の山に行ってもねぇ!
今朝も、太陽が出ているからと屋外のプールで体操、
最初はそうでもなかったのが、徐々に手や足指の感覚が無くなり。
時に涼しさを通り越す今年の夏で、
殆どが雨の日で、奥の方では雪も降ったとか。
流石にあちこちに出かける元気も出ないと見え、
暇つぶし出来る相手がやって来るかと、様子伺いの電話を
呉れたようですが、雨の山に行ってもねぇ!
今朝も、太陽が出ているからと屋外のプールで体操、
最初はそうでもなかったのが、徐々に手や足指の感覚が無くなり。
時に涼しさを通り越す今年の夏で、
例年だと何度か作る冷やし中華風スパゲッティも、
まだ出番なし、暖かい味噌汁を作ったりしています!
皆さんも体調管理にご注意を!
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