今日はフランスはブルゴニュー地方の首都、ディジョン・Dijionを。
が、私はまだ行った事がなく、写真はkazuさんに送って頂いた物です。
が、私はまだ行った事がなく、写真はkazuさんに送って頂いた物です。

ご親切に、ほんのちょこっと書いて下さった説明から、はは、
地図を調べ、どこにあるのか、本当にこの教会、建物なのか、
何があるのか、等など、あっちこっちのサイトの写真と見比べつつ、
観光した順も考えて再構成し、ははは、
いわばkazuさんとの共同作業でご案内するディジョンです。
地図を調べ、どこにあるのか、本当にこの教会、建物なのか、
何があるのか、等など、あっちこっちのサイトの写真と見比べつつ、
観光した順も考えて再構成し、ははは、
いわばkazuさんとの共同作業でご案内するディジョンです。
kazuさんの写真によるフランスの他の街のご案内は
コルマール ・ フランスはアルザス地方の
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473616652.html
ランス ・ フランス国王、シャンパン、そして藤田嗣治の街
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473572872.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473572872.html
上の写真は、この街の観光案内を順に導いてくれる
道に嵌め込まれたフクロウで、その番号順に周るというもの。
道に嵌め込まれたフクロウで、その番号順に周るというもの。
駅に近い公園、そして街の中央広場にあるインフォメーションで、
有料でフクロウの地図を買うと、対応した番号順に歩いて回れるという物。
所でリンクさせて頂いてますOtiumさんの「エスカルゴの国から」に、
ディジョンの街の、いわば秋のワイン祭りの記事が載り、
中には大変素朴な音楽でのダンスや、色々な出し物のヴィデオも
ありますので、是非どうぞ!
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-1557.html
ディジョンの街の、いわば秋のワイン祭りの記事が載り、
中には大変素朴な音楽でのダンスや、色々な出し物のヴィデオも
ありますので、是非どうぞ!
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-1557.html
ディジョンはどこにあるか、
赤い印をつけたパリのリヨン駅からTGVで1時間40分の距離、
人口15万人程の街ですが、中心観光地は歩いて回れる範囲と。
赤い印をつけたパリのリヨン駅からTGVで1時間40分の距離、
人口15万人程の街ですが、中心観光地は歩いて回れる範囲と。
こちらが街の地図、少し見難いですが大体の様子を。
左側中程に国鉄駅・SNCFがあり、真っ直ぐに出るPlace Darcy・
ダルシー公園に(i)インフォメーション、
街の真ん中フォージュ通り・Rue des Forgesにもインフォメーション、
その脇のリュージュ広場・Place F.Rudeには、葡萄踏みの男性像。

こうして見ると、国鉄駅からダルシー公園近くのインフォで
梟の付いた地図を求め、リベルテ通り・Rue de la Liberte
を行くと、街中心の見所に辿り着けるという様子。
では、参りましょうか。 そうそう、リベルテ通りの北に、
手紙の印の付いた建物が見えますが、
手紙の印の付いた建物が見えますが、
これがその建物、現在の郵便局。
前身が何だったのか、素晴らしい建物ですね。

ジェノヴァでも、パドヴァでも素晴らしい建物を見かけ、
イタリア郵便局の黄色い看板を見つけちょっと驚きますが、
そうですよね、世界中の人と人を繋ぐ大動脈ですものね。
イタリア郵便局の黄色い看板を見つけちょっと驚きますが、
そうですよね、世界中の人と人を繋ぐ大動脈ですものね。
こちらがリベルテ通り、と。 と言うのも、サイトを調べ、
やはりこの様に旗が出ていましたので。

この建物が何か分かりませんが、素晴らしい装飾で、
同じくリベルテ通りの並びと。
同じくリベルテ通りの並びと。

街かどにある薬局の素敵な看板ですが、壁に見える道路標識で
場所を突き止めました。地図の郵便局に並んで、緑の点を2つ
打ちましたが、その右が、この薬局の位置。
場所を突き止めました。地図の郵便局に並んで、緑の点を2つ
打ちましたが、その右が、この薬局の位置。

自分がまだ行った事のない街の写真から、地図と首っ引きで
位置を調べ、想像を膨らますのは少し大変ですが、
でもこうして分かった時の楽しさは格別のもの。
そうそう、緑の点の左側は、最後にお目にかけますね。
さてこちらは、街の中心にあるブルゴーニュ大公宮殿・
Palais des Ducsの建物上部。

14世紀の建物ですが、17世紀に完成の後も改築改修され、
長い歴史の中で最初とは随分違っている様子。
手前には広いリベラシォン広場が。
現在この建物の左半分が市役所で、右翼に美術館があり、
真ん中に見えるのは、15世紀のフィリップ善良公の塔。
真ん中に見えるのは、15世紀のフィリップ善良公の塔。
この高さ46mの塔にはガイド付きで上れるそうで、
ディジョンの街の展望が楽しめると。
ディジョンの街の展望が楽しめると。
ディジョンと言うと、あの美味しい粒つぶの入った辛子、しか
知識のない私で、こうして出てくる人物名ブルゴーニュ善良公、
豪胆公、無怖公などとなるとお手上げで、
避けては通れずと最低知識を得ましたので、ここに纏めて。
ほら皆さんだって、特別の方以外はそうお詳しくないですよね、
と、無理に同意を求め・・、ははは。
ブルゴーニュ地域の、古くからの要所として栄えたディジョンは、
既に新石器時代から人々が定住し、ローマ期の街道も通り、
キリスト教の布教もあり、地域の要として大きくなり、
1031年に、ブルゴーニュ家のロベール1世がここを首都と定めます。
が同じブルゴーニュ公国とはいえ、1363年にブルゴーニュ公となった
豪胆公フィリップ2世はヴァロワ家で、
ここにディジョンが最も栄え、芸術学問が盛んになった時代を迎え、
1477年まで4代続き、その後フランス王国に編入されます。
豪胆公フィリップ2世はヴァロワ家で、
ここにディジョンが最も栄え、芸術学問が盛んになった時代を迎え、
1477年まで4代続き、その後フランス王国に編入されます。
公国、国と呼ばれるのは、100年戦争の際にイギリス側につき、
フランス王国と敵対していたからで、
当時はフランドル地域・現オランダ、ベルギー周辺をも治め、
羊毛取引をはじめとする一大経済圏の繁栄を遂げたのですね。
フランス王国と敵対していたからで、
当時はフランドル地域・現オランダ、ベルギー周辺をも治め、
羊毛取引をはじめとする一大経済圏の繁栄を遂げたのですね。
ヴァロワ家初代ブルゴーニュ公は豪胆公フィリップ2世(在1363-1404)
2代目は、ジャン無怖公(在1404-1419)無畏公とも呼ばれますが、
恐れを知らないという意味と、少し無分別な所もあった所からで、
結局暗殺されていまして、
2代目は、ジャン無怖公(在1404-1419)無畏公とも呼ばれますが、
恐れを知らないという意味と、少し無分別な所もあった所からで、
結局暗殺されていまして、
3代目が、上のブルゴーニュ大公宮殿の塔に名が残る
フィリップ善良公(在1419-1467) 肖像画をどうぞ。
フィリップ善良公(在1419-1467) 肖像画をどうぞ。

彼の時代に公国は最盛期を迎え、騎士道文化が花開き、
絵画や音楽も北方ルネッサンスと呼ばれる、最高水準に。
4代目がシャルル突進公(在1467-1477)領土拡大を夢見て
無謀な戦争を、遂にここにブルゴーニュ公国が絶えた、という方。
無謀な戦争を、遂にここにブルゴーニュ公国が絶えた、という方。
こちらは、ブルゴーニュ大公宮殿右翼にある美術館で、
ポスターには2体並んだ石棺が見えますね。

所がkazuさんから届いた棺の写真には、どう見ても1体のみ。

衣装も違う、誰、どうして?と探し、分かりましたのは、
ポスターのは、無怖公ジャンと公妃マルグリット・ド・バヴィエールで、
この1体の豪華な棺は、その父豪胆公フィリップの物と。
ポスターのは、無怖公ジャンと公妃マルグリット・ド・バヴィエールで、
この1体の豪華な棺は、その父豪胆公フィリップの物と。
どちらも、衛兵の間と呼ばれる大広間に安置されていて、
棺の下の部分の彫刻も凄いもの。
棺の下の部分の彫刻も凄いもの。

ポルトガルのアルコバッサでも素晴らしい石棺を見ましたが、
あちらは年代も古く、彫刻の仕方も浮き彫りで、無彩色でした。
こちらは、祭壇画の裏側部分の絵画。 というのも、
正面側は彫刻で埋められていて、観音開きの扉の裏側がこの絵画
という訳ですが、色鮮やかで大変美しく。
正面側は彫刻で埋められていて、観音開きの扉の裏側がこの絵画
という訳ですが、色鮮やかで大変美しく。


この美術館も、善良公の塔へも全て無料でOkだそうで、
美術館も素晴らしく充実した展示内容で、素晴らしい!
現在も経済的に大変繁栄しているディジョン市の様子です。
美術館も素晴らしく充実した展示内容で、素晴らしい!
現在も経済的に大変繁栄しているディジョン市の様子です。
さてここからは、大公宮殿の北隣りという感じにある
13世紀のゴシック様式ノートル・ダム教会・Eglise Notre Dame.

上部に見える鐘付きの付いた仕掛け時計は、ジャックマールと言い
フィリップ豪胆公がフランドル戦争に勝った際に持ち帰ったものと。
正面前が大変狭く全体の写真が難しく、こういう感じになりますが、
遠くからだとシンプルに見えるものの、
3層の雨樋・ガーゴイルを兼ねて身を乗り出す怪物たちが圧巻!
遠くからだとシンプルに見えるものの、
3層の雨樋・ガーゴイルを兼ねて身を乗り出す怪物たちが圧巻!

内部のステンド・グラスも大変美しいものですが、



これは、この教会の有名な黒い聖母。

元は6,7世紀につくられた聖母子だったようで、おまけに
近年色が取り除かれる前は、黒く塗られていたのだそう。
現在はこの様に、木彫の素朴な肌の聖母像。
長いディジョンの歴史において、この聖母のお陰で街は2度も
戦争から逃れており、街の人々の信仰篤き聖母と。
近年色が取り除かれる前は、黒く塗られていたのだそう。
現在はこの様に、木彫の素朴な肌の聖母像。
長いディジョンの歴史において、この聖母のお陰で街は2度も
戦争から逃れており、街の人々の信仰篤き聖母と。
ノートルダム教会裏側の眺め。

で、このすぐ近くのシュエット・梟通りにある、撫でると幸運を招くと
言われる小さなフクロウ君。
言われる小さなフクロウ君。

既につるつるピカピカになってしまっていますが、
街の観光案内を務めるフクロウの謂れもここから。
撫でている写真を見ると、掌の大きさよりも少し大きい位の
フクロウ君で、ちょうど腕を伸ばした辺りの高さに。
フクロウ君で、ちょうど腕を伸ばした辺りの高さに。
同じ梟通りにある17世紀建築のヴォーギュ・Vogüé館。
色タイル柄の美しい屋根瓦で、市所有の建物になっており、
時に展示会などが開かれ、その時に内部が見れるのだそう。
色タイル柄の美しい屋根瓦で、市所有の建物になっており、
時に展示会などが開かれ、その時に内部が見れるのだそう。

古い木組みの建物の残るヴェルリ通・Rue Verrerieに向かい、
途中に見られる物見の塔、とでも。
実戦向きとは思えませんが、まぁ、見張りの塔かも。
途中に見られる物見の塔、とでも。
実戦向きとは思えませんが、まぁ、見張りの塔かも。

大公宮殿北の旧市街には、美しい木組みの壁を持つ家並が残り、
軒の下には、ユーモラスな中世の怪物の姿も見られるそう。

軒の下には、ユーモラスな中世の怪物の姿も見られるそう。


さて、名高いブルゴーニュ・ワインと並び有名なのが
ディジョンの辛子、マスタード。
店の中は余りにも混雑していて写真が撮れず、と
お土産に買われた有名店の辛子の壺の写真が届きました。

シャンパン入りだそうで、味はまろやか、香りが良かったと。
お値段も他よりは高かった、との事ですが、それも納得。
右側のは、小分け用の入れ物だそう。
kazuさん、次回からフラッシュは焚かず、明るい場所で写してね!
店内の写真をサイトで見ますと、生ビール式にハンドルを押し
量り売りする式もあり、へぇと。
量り売りする式もあり、へぇと。
という調子で、駆け足で中心地を見て回りましたが、
この他にも、サン・ベニーニュ大聖堂、シャルモン修道院、
考古学博物館など見所がたくさんある様子。
この街も是非1度、訪問して見たいものです!
で、最後は青空の下の素敵な建物をどうぞ。
リバティー式と言うのか、可愛い無駄のある素晴らしさ、
地図の郵便局の隣の緑の点、と狙いをつけた場所に。
リバティー式と言うのか、可愛い無駄のある素晴らしさ、
地図の郵便局の隣の緑の点、と狙いをつけた場所に。

ディジョンに行かれた方も多いと思われますが、
この様に知らずのご案内に、間違いなどにお気づきになられたら、
どうぞお教え下さるよう、お願いいたします。
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