・ ランス ・ フランス国王、シャンパン、そして、藤田嗣治の街 

今日のご案内は、フランスはランス・Raimusの街を。
とはいえ、私はまだ行った事がありませんで、写真提供はブログを見て
メールを下さり、お友達になった海外旅行大好きというkazuさんです。

ついでに文章も書いて下されば良いのに、ははは、思い出だけをちょっぴり
お知らせ下さったので、自分の為にとサイトで調べた事を整理しながら、
この大きな街のほんの少しをご紹介致しますね。

まず、このランスの街のシンボルとも言えるノートルダム大聖堂。

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ランスの街はどこにあるか、ウィキペディアの地図でどうぞ。

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フランス北部シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏マルヌ県の最大都市で、
ただし地域圏首府でも県庁所在地でもなく、人口約18万、
パリ(赤丸の位置)の北東約130Kに位置し、シャンパン醸造の街として有名。

書いてアップして後、どこか気になり再度調べましたら、
このシャンパーニュ地域は、中世のシャンパーニュの大市で有名なトロワの街が
ランスの南にあり、
イギリスのカンタベリーからの巡礼道ヴィア・フランチジェーナが通っていたという、
古くからの通交商の要の町だったのですね。



で、このノートルダム大聖堂・Cathédrale Notre-Dame de Reimsは
13~15世紀にかけて建設された、現在世界遺産指定の大ゴシック建築。

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この聖母のお顔が、エクサン・プロヴァンスの聖堂入り口にあった聖母像と
目の感じが良く似ていますから、やはりフランス女性的なのかも。

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ランスの街は、・・所で、ランスとカタカナで書くのは楽ですが、
おフランス語では Reims と綴るのですね、
フランス人のエスプリ、議論好き、文句垂れが想像出来る綴りですねぇ!

で、ランスのこのノートルダム聖堂で、歴代フランス国王が聖別を受け
戴冠式を行った事から、戴冠の街、王たちの街と呼ばれるのだそう。

こちらはサイトで見つけた獅子王ルイ8世・louis vIII(12~13世紀)が
王妃ビアンカ・ディ・カスティーリア・Bianca di Castiglia と
この大聖堂で1223年8月6日に戴冠した時の様子。

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獅子王ルイ8世なる方も王妃もまだ存じ上げませんが、
初めの1歩という訳で、そのうちまたどこかでお目にかかるかも。

ランスで戴冠で有名なのは、オルレアンの少女ジャンヌ・ダルクの奮闘のお陰で、
15世紀にここで聖別を受け戴冠したシャルル7世のお話ですね。



ランスの聖堂は、数多くの美しい彫像群でも有名ですが、

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なかでも西面にある、この頬笑みの天使像。 写真はサイトから。

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ジャンヌ・ダルクとシャルル7世の話、頬笑みの天使などなど、頭の片隅に
散らばっていた記憶が、お陰さまでこうして繋がりましたが、
もうひとつありましたので後ほど。



そして有名なステンドグラス。

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ここのステンドグラスは美しいだけでなく、上下に2つ並んでいるのが特徴で、



こちらは内陣奥にある、シャガールのステンドグラス。

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第一次大戦の際の空襲で、聖堂は大被害を蒙ったそうですが、
フランス革命の際の彫像破壊とともに徐々に修復され、このステンドグラスは
20世紀になってから、シャガールが描いた物だそうで、下の写真は絵葉書から。
当時は評判が良くなかったそうですが、今は観光の目玉に。



こちらは、聖堂内に掲示の、
藤田嗣治画伯がこの聖堂で洗礼を受けた、という物。

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ランスの街のご紹介を、サイトからの写真で。
街の市庁舎、

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ローマ遺跡、マルス門、

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葡萄畑。
イタリアの葡萄畑よりも、畝の木がもっと低いですね。 美しい葡萄畑!

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この街はシャンパン醸造で有名と書きましたが、
こちらはシャンパン醸造大手メーカー、NUMM・マム社の前。
かって使われていた葡萄絞り機の様ですね。

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マム社には展示室もあるようで、シャンパンの本。
       
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このマム社のシャンペンというのは、皆さんもご存じの筈。
というのも、F-1レースの表彰台で優勝者がぶっかけあう、あの大瓶のシャンペンが
ここの物だと知りました。 まったく勿体ない事をしますよねぇ!



そして、この社のかっての社長が藤田嗣治のパトロンで、社の敷地内に
藤田嗣治が晩年にデザインし、内部にフレスコ画を描いた小さな礼拝堂が。
藤田画伯の業績、人生についてはたくさん書かれていますから
ここでは割愛しますが、
       
小さく静謐な、ロマネスク調の礼拝堂の素晴らしさ。

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内部は写真禁止だそうで、サイトから見つけた物を。
ピンボケですが、感じがお分かりかと。

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こちらは絵葉書から。

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彼がこれを描いたのは最晩年、80歳を過ぎ病魔に侵されつつの事で、
まさに美の女神に取りつかれ、捧げつくした人生でした。

彼はスイスのチューリッヒで亡くなり、パリ郊外に葬られましたが、
この礼拝堂には最後の妻君江さんが、その遺言により葬られているそう。
この礼拝堂は、国鉄の駅から1kほどの所だそうですから、歩いても行けますね。



こちらは、パリのカフェに残したスケッチとか。

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ランスの青空の見える、ローマ遺跡跡を最後に。

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ローマ遺跡の後ろに見える、いかにもフランス調の古い建物、
そして左端の、洒落た赤いテントに窓枠、扉。

フランスは南仏を駆け足で見ただけですが、こうして図らずもランスの街を知り、
また行きたい場所が増えました。
kazuさん、おおきに、有難うございました!!  


◆*◆

ブログを続ける事は、時に追いかけられる有様で大変ですが、
自分の旅の記録でもあり、止めたら写真もそのままほっとくだろう、
と頑張って続けています。

が、時にこうして、見て頂いた方とのメールのやり取りが始まり、
写真を見せて頂き、ブログに載せてもよろしいか?という事も起こり、
新しいお友達も増えます。

学校が同じだったという若い頃の友人よりも、同じ興味、趣味を持つ、ネットを
通じての新しいお友達とは、勿論お互いの性格の相性にもよるのでしょうが、
お会いした事もないのに、大変親しく感じる事が多々あり、お喋りも弾みます。
不思議ですけど、納得ですね。

こうして声を掛け合い、励まして頂き、
また元気で遊んでご報告を、という・・、あはは。
という事で、今後ともよろしくお願い致します!

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