・ n.2 エクサン・プロヴァンス ・ セザンヌと学術都市の香り

引き続き有難うございます!      
エクサン・プロヴァンスの街のご案内を続けます。

時計塔の脇を通りすぎると市役所広場があり、西側に17世紀建設の
市役所・Hotel de Villeがあり、2階には蔵書30万冊以上の図書館が。

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広場には結婚式の飾りつけの車が停まっており、これは電気自動車かも、
その関係の方々がちょうど中に入っていく所。

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ニースでも結婚式2つに遭遇しましたが、いずれもイタリアよりも車の飾りも
質素というか、イタリアはこういう場合、どっしりとした花飾りを
クラッシック・カーのボンネットに置き、もっと派手ですね。

イタリアの結婚式  湖畔の結婚式 ・ ガルダ湖マルチェジーネにて
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465493418.html

アーゾロ ・ 中世の要塞と、花嫁と
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463456986.html

ポルトブッフォレ ・ Portobuffolè 再訪

フィエーゾレ(フィレンツェ) の 結婚式
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460889647.html



で、市役所の北西角に先程の16世紀建設の時計塔。こちらが表側で、
塔の上に鐘が見えますが、かっては市の鐘の塔だったのだそう。

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写真整理していて気がついたのが、真ん中部分の窓が開き、何やら
人物像らしきものが見えますね。



どうやらこれは、季節毎にその象徴の像が置かれるという、その女性像の
様ですが、アップにしても金網でよく分からず。

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南側に現在郵便局に使われている、これも重々しい建物ですが、
こちらはかっては古い穀物取引所の建物だそうで、
  
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上に見える像は、ローヌ河とドュランス河の象徴なんだそう。



街の地図をもう一度どうぞ。

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31.サン・ソヴァール大聖堂・St Sauveur.
30.大学法学部
A. 元の大司教館
25.市役所、北西角に時計塔
B. 郵便局
C. アルベルタ広場・Palace d'Albertas
2. セザンヌの父親がしていた帽子店
3. キャフェ・デ・ドゥ・ギャルソン
d. 4頭のイルカの噴水
15. 旧ブルボン中学校



多分上の地図のB.の現郵便局南の広場と思うのですが、大きな賑やかな市が
開かれていて、ちょうどお昼前で活気に満ち、見るだけでウキウキ。

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野菜果物、香辛料、蜂蜜、ラヴェンダーやオリーヴ油の石鹸、新鮮な魚介類も!
こういう市は、いつも嬉しく魅せられます。



こちらは地図C.のアルベルタ広場・Palace d'Albertas.
丸石舗装の18世紀後半に作られた小さめの個人の広場で、
周囲を個性的な建物が取り囲み、良い雰囲気が満ちています。

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広場真ん中の泉は20世紀初頭のもの。



広場北側を占める素晴らしい1707年建設のアルベルタ邸で、
南仏特有の広い薄いグレーの鎧戸が何とも素敵ですが、
この広場では夏にコンサートも行われるとか。

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個人で広場を持つ程のこのアルベルタという人物、
お金持ちの商人だったと聞いた気がしますが、何商だったっけ?
       


洒落た素敵な色どりの店が並び、人通りも多い道を辿り、
街一番の目抜き通りミラボー通り・Cours Mirabeauに。
  
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17世紀に古い要塞の壁を崩し、馬車が走れる通りを造ったもので、
ご覧の様に素晴らしいプラタナスの並木がトンネルを作る幅広い洒落た大通り。

東西に走る通りの西外れに、先回最初にご覧頂いた素晴らしい泉があり、
北側にはキャフェや本屋、大型店が並び、
南側には瀟洒な邸宅ホテルなどで、大変な活気。



そして通りの東端には、この街の最初の繁栄を築いたアンジュー家の
善良王ルネ(1409~1480)の像。

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彼はプロヴァンスの王でありましたが、ブルゴーニュからフランドル、
そしてナポリ・シチリアの王でもあったのですね。
・・と書きつつ、まだよく意味が飲み込めていませんが!

商業農業に力を入れ、臣下の健康にも気を配り、絵も描く、文章も書く、
法学、数学家でもあるという天才ぶり。
イザベッラ・ディ・ロレーナ(イタリア語表記で)と死別後、44歳にして
21歳のジョヴァンナ・ディ・ラヴァルと結婚。
彼女は年老いた夫と同等の人気を得た様ですが、息子や孫を失くし、
王の晩年は寂しかったと。
この辺りの事情はどなたかが詳細して下さる事を期待して!

この善王ルネの後フランスに併合され、1501年にこの街に国会が置かれ、
17世紀の再繁栄を迎えます。
判事、弁護士達が競って優雅な館に住み、召使たちの数も多く、
ミラボー通りの南に現在マザリン地区と呼ばれる新地区が造られ、
この時期に、この広い馬車道ミラボー通りも造られたのですね。

マザリンというのは大司教ミケーレ(ミッシェル?)・マザリンの事で、
有名なパリの枢機卿の弟に当たり、大変な権力を握っていた様子。

フランス革命の後、マルセイユに水をあけられた物の戦後再度盛り返し、
現在の活気ある街になったのは前述した通り。
       
    

地図2.の、通りの角にあるこの建物、最初のアルファベットが切れましたが、
CHARPELLERIE DU COURRS MIRABEAU

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ポール・セザンヌの父親が銀行を始める前にしていた帽子店で、
パリで帽子作りを学んだ後エクスに戻り、後に結婚したアン・エリザべット・
オーベールと出会い、セザンヌも生後この家に住んだのでした。



そして道の向こう角に、キャフェ・デ・ドゥ・ギャルソン。
ここは当時芸術家たちの溜まり場だったと。

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エクサン・プロヴァンスの街には100もの泉があると言われますが、
       
ミラボー通りにある34度の温泉の出る泉、

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市の広場近くで見かけた、小さなローマ期からの泉、

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有名な4頭のイルカの泉 地図D.

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地図15.のセザンヌが通った旧ブルボン中学・現ミニュ中学校。

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彼はここでエミール・ゾラと出会い深い友情を持ちましたが、
後に彼の作品により、苦い思いを受けたと。



色の美しい店先と、

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有名なお菓子の店。

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カリッソン・Calissonsという、菱形の小さな入れ物に入っているお菓子で、
アーモンドの粉と砂糖漬けメロンのペーストを混ぜ固め、
それに砂糖と卵白の衣をかけたという、聞くだけで甘~いお菓子!

善王ルネと結婚したジョヴァンナは、人前では決して微笑む事がなかったのが、
このお菓子を食べて、初めてにっこりしたのだとか!

美味しそうなお菓子屋さんのウインドウを覗き、仲間に釣られ入り込んだものの
甘い物には惹かれず、結局買わずで、今となると少し心残りは、いつもの事。



お昼を食べ、また市も覗きに行き、のんびりと、木漏れ日の美しい
ミラボー通りを集合場所の最初の大噴水に向かいます。

エディーコラの大きな雑誌の宣伝に、疲れた様なサルコジ大統領の顔。
なんと書いてあるのか訊ねると、「彼は価値が無いのか?」と。 

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6月半ばのエクスの街でしたが、現在は再度隠し献金とかなんとかで、
さぞお疲れの顔でしょうって!



すっきりの美しい大噴水を、美しいエクサン・プロヴァンスの街のご案内の最後に。

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