ヴェネツィアの冬の名物、とも言えるアックワ・アルタ・高潮。
この冬最初の大きなアックワ・アルタだった11月13日にたまたま行き合わせ
写真を撮りましたので、ご覧ください。
この冬最初の大きなアックワ・アルタだった11月13日にたまたま行き合わせ
写真を撮りましたので、ご覧ください。
朝到着したヴェネツィア駅構内。 暫く前から改装中だった駅構内が
すっかり新しい店舗街に生まれ変わりました。
すっかり新しい店舗街に生まれ変わりました。

この日は日本へのお土産調達の為で、カメラもコンパクトのみを持参したのですが、
駅を出てすぐに細い水溜まりが出来ているのを見て、
駅を出てすぐに細い水溜まりが出来ているのを見て、
あれ、ひょっとしてアックワ・アルタ?!
が、酷い時には駅前にも渡り板が出ますので、まぁ大した事もないかなと
あちこち店によりつつそのまま道を進み、
が、酷い時には駅前にも渡り板が出ますので、まぁ大した事もないかなと
あちこち店によりつつそのまま道を進み、
ポンテ・グーリエ・Guglie・グーリア橋まで来ると、あっ、やっぱり!!
こちらの岸はひたひたと、小波が寄せる度に浸水する部分が増えていて、
こちらの岸はひたひたと、小波が寄せる度に浸水する部分が増えていて、

先に続く道は、すでにとっぷり浸かっています!

大運河の方を見ると、薄っすらと射す陽射しに水が煌めき、
こういう日は、どこかいつもよりも静かなのですよね!!

グーリア橋の上に上がり、高みの見物ですが、
モーター・ボートがヤケクソみたいに、はは、走っていくのが見え・・。

両岸の道が沈み、カンナレージョの運河がいつもよりも広くなったみたい!!

運河の東側の岸はこんな感じ。 も少し先に行くと、ゲットーへの入り口の小路が
あるのですが、きっとあの道も水に浸かっているでしょう。

もっと浸水してくるかどうなのか、少し気になりつつ道を進み、
道脇のカンポ・マッダレーナ・Campo Maddalenaの横の小運河。
扉の下がもうすっかり浸かっていて、

東に続く道の橋の下も、こんな感じにたっぷりの水。

橋の上から見る奥の建物も、扉にひたひたの水位。

橋を渡ってすぐ左の広場、カンポ・サンタ・フォスカ・Santa Foscaの脇に、
綺麗なゴンドラが係留していて、
こういう日でも、と思うのがおかしいのかも知れませんが、その後すぐに家族が
乗り込み、出て行きました。

で、私が撮っているのは橋の上からなのですが、この橋をゴンドラがくぐるのが
ちょっと大変でして、水位が上がるのでゴンドラの船体やゴンドリエーレの頭が
つっかえる訳で、家族全員が協力させられ、体をずらしておりましたです。
奥の道は水位すれすれですが、平然と歩いてくるカップル。 慣れています!

この日はサン・マルコ広場までは行くつもりは最初からなく、
でもまぁとにかくリアルト橋までは行ってみようかと。
サン・フェリーチェ教会・San Felice近くだったか、道脇を覗くと
こんな風に入り口が浸かっている家が見え、
こんな風に入り口が浸かっている家が見え、

鳩達も塀の上に避難。

大運河の向こう側、サン・カッシアーノ・ホテルが見えますが、
とにかく水がたっぷり、というイメージでしょう?!

サンタ・ソフィーア教会前広場の端には大運河を渡るゴンドラがあり、
向かい側の市場の様子も見えるので見に行くと、渡し船も動いている様ですが、
やはり乗客が少ないような・・。
正面の建物下が魚市場で、

その横の低い屋根だけ見える部分が野菜市場、続く長い建物は裁判所。

どうも高潮の日というのは、なんとなしに気持ちがワサワサとし、
そのくせいつもの賑やかさはなく、何かを待っているように世間がシ~ンと、
と、shinkaiが感じるだけの事か知りませんが。
サンティッシミ・アポストリ・SS.Apostoli広場まで行き橋を渡りますが、
わぁ~お、すれすれまで来ているよぉ!
あそこの運河沿いのレストランは、今日はやはりお休みみたいだね。
わぁ~お、すれすれまで来ているよぉ!
あそこの運河沿いのレストランは、今日はやはりお休みみたいだね。

で、その手前に綺麗な赤い飾り付けのゴンドラがいてとても目立ち、
眺めている人は多いのですがぁ・・!

道は回り込みつつリアルト橋に近づきますが、アポストリ広場の次の橋の所で、
あっ、ゴンドラが橋をくぐる! と見つけて走りました。
私の後ろからついて走る女性がいて、顔を見合わせ笑いましたが、ははは。
ほら、ゴンドラの舳先の飾りの高さが、橋のアーチよりも高いでしょう?!

で、少し傾けた姿で入り込み、そろそろと進みます。


ゴンドリエーレは、船体の右寄りに立ち、板でそろそろと漕いでいて・・。

ゴンドラに乗られた事のある方はご存知でしょうが、どこの席に座るかを
乗る時に順番に指定されます。
平底のゴンドラで、ゴンドリエーレが迫り上がった艫の左に乗って漕ぐために、
船体の竜骨自体がカーヴしているのですが、
客の数により、バランスの配分で席を指定されるのですね。
乗る時に順番に指定されます。
平底のゴンドラで、ゴンドリエーレが迫り上がった艫の左に乗って漕ぐために、
船体の竜骨自体がカーヴしているのですが、
客の数により、バランスの配分で席を指定されるのですね。
で今、船体自体が右に傾いているのを利用して、ゴンドリエーレが右舷に重みをかけ
船体をもっと右に傾けつつ高さを低めているのですね。
船体をもっと右に傾けつつ高さを低めているのですね。
ゴンドラ についてのあれこれを
アーチに近づくと手で調子を取り、橋の下に潜ります。

でここまで見た物好きshinkaiは、橋の反対側に走ります、ははは。
向こう岸には、橋の下を覗き込んで待つ人々がいて!

実はこの写真の右側に、中年の日本女性が2人おられたのを切りました。
というのも、1人はしゃがみ込んで覗いておられたのが、テンションが上がっているのか、
高い声で「あっ、ぶつかった!ぶつかったよ!!」
なぞともう1人の方に報告されるのが、周囲がし~んとしている中に響き渡り!
ええ、勿論、橋の下からゴツン、ドンという低い音も聞こえましたが。
ついに、ゴンドラの舳先の飾りが見え、す~っと出始め、


かなり斜めの方向に出てきます。 船体を傾けるので寄るのかも。


ゴンドリエーレも出てきて、オールで橋を突き、

漸くに立ち上がって調子を整え進み始めると、見物客から一斉に拍手が起こり、
はは、でもゴンドリエーレはそそくさとね。
彼にとっては面倒事が一つ過ぎただけなのかもで。
帰るまでに潜らないといけない別の橋が頭にあるのかも!

ほらね、艫の飾りがポッキリと折れているでしょう?!
ここの飾りが折れているのはよく見るのですが、今回この様子を見ていて、
舳先は神経を集中して潜っても、後ろはつい疎かになり、ポキっとやるのかなぁ、
とも思った事でした。
という、「ヴェネツィア高潮の日、ゴンドラ、橋をくぐる」の中継でしたぁ!
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