・ ブラーノ島に ・ ヴェネツィア・ラグーナ 

先週土曜日、ヴェネツィアからブラーノ島に出かけて来ました。
島のあのカラフルな色とりどりの家並みと、洗濯物と、各家の戸口の前に
下がっているカーテンというのか、を
夏の陽射しがまだある内に撮っておきたかったのです。

もしお天気だったらこの土曜に、と決めていて、朝窓を開けてみると、雲はあるものの
東の空がピンク色! では、と決め、7時40分の電車に乗り、ヴェネツィアに。

写真は、ヴェネツィアに到着前、電車の中から撮った朝日が波に煌く様子で、
行きかう船が立てる波に、陽射しが縞模様を作る様が美しく撮ったのですが、
逆光で余り上手く行かず、これだけを。

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ヴェネツィアに到着し、何よりも驚いたのは観光客の数の多さ!!
未だかって見た事がないほどの混雑で、どうなったのかと思いましたが、
そうか、ミラノEXPOの影響なんだろうと納得。

どこを歩いてもとにかく人、人、人!!! なんとまぁ、と思いつつ、自分も観光客の
shinkaiもあちこちをほっつき歩きながら、ははは、じわじわとサン・マルコの方に。
12時頃にはスキアヴォーニ河岸でしたが、ブラーノ島に渡ってからお昼にしようと、
ヴァポレットの切符を買いました。

既にかなり歩いていますし、通常ならムラーノ島によってからブラーノ島に行く
ヴァポレットが発着するフォンダメンテ・ヌオーヴェまで歩くのも大変だし、
フォンダメンテまで行くヴァポレットを使うつもりでした。
すると切符売り場のシニョーラが、もう一つ先の発着場から14番に乗りなさい、
と教えてくれたのでそちらに。

着いて時刻表を見ると30分ほど間があり、ではと近くでジェラートを買い
舐め舐め待つうちに、がらんとした大きな待合所が見る見るうちに学生達で
埋まりいっぱいに!
そうなんです、島からヴェネツィアの学校に通っている学生達が
乗って帰る便の時間だったのですね。

地図をどうぞ。 ヴェネツィア本島につけた2つの赤点の北が F,te Nove・
フォンダメンテ・ノーヴェ(ヌオーヴェ)で、通常はここからムラーノに寄りブラーノに。

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で、今回は下に見えるサン・マルコの少し東の発着場からで、まずリド島に寄り、
そしてプンタ・サッビオーニ・Punta Sabbioni、トゥレポルティ・Treportiと
回りブラーノ島へ行くヴァポレットだったのですね。
       
プンタ・サッビオーニもトゥレポルティも、いずれも本土からラグーナを囲みぐるっと
延びる先っちょにあり、この辺りだとヴェネツィアに通うのが近いのでしょうね。
     
ヴェネツィア観光、 島巡りツァーはいかが?
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472823808.html

色いろいろ、そして洗濯物 ・ ブラーノ島
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464497114.html

ブラーノ島 ・ 昼下がりの散歩を
http://italiashinkaishi.seesaa.net/archives/20110609-1.html



  
という事で、満員の学生の端っこに乗りこみ、12時45分出発!
サン・マルコ聖堂の鐘楼、ドゥカーレ宮などを後にし、
      
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デッラ・サルーテ聖堂やドガーナの先っちょを正面に見て、
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島の後ろを抜けます。

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こんな感じにヴェネツィアを遠ざかり、

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リド島に到着。 船着場はも少し右ですが、見える丸屋根は納骨堂。

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リド島からはこんな風にヴェネツィアが。

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リド島で学生が減り、次のプンタ・サッビオーニで殆どが降り、
次のトゥレポルティから、新婚さんが乗って来ました。
カメラマンとその助手を連れた、新婚旅行兼のアルバムを作る一行でしょうね。
デッキにいたshinkaiの目の前でパシャパシャと初め、
そうそう、スロヴェニアからの皆さんでした。
       
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あれこれカメラマンの注文に応じポーズを取り、ならばと私めもカメラを見せてにっこり、
良いか?と了承を。 笑っている彼女のサングラスにshinkaiが写っていて、ははは、

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こんなヴァポレット係留用のロープで遊んだりね。

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カメラマンの助手なのか、彼女なのか、こちらも背の高い美人でしたが、       
むすっとしているのを、合間を見てはカメラマンが撮り、優しくしてやったりで・・、
男も大変ねぇ、ははは。



最初は遠回りになる、と思ったのでしたが、久し振りのラグーナ巡りが幸いでした。
お天気は太陽が行ったり来たりだったのですが、広々としたラグーナ・干潟の色と空、
海が本当に気持ちよく、大きく深呼吸をしたような気分に!

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ぐるっと回って、東側からブラーノ島に近づき、2時前に到着。

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船が停まった途端に、船着場まん前の店「フリット・ミスト・魚のから揚げ各種」
から良い匂い!

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ではまず、腹ごしらえを、と思ってこれを。 はい、ポテトは揚げたての熱々で
美味しかったですが、魚がねぇ、揚げすぎで硬くなっていて・・。
まぁ、ビールが終わるまではつつきましたが。

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お皿のパンも食べれます、という事だったのですが、はぁ、カンパンみたいで、
寄って来た鳩ちゃん達には好評でしたぁ。



食べている途中で気が付くと、向こうから新婚さん! こちらもカメラマンを連れた
アルバム写真の作成用で、夫君はカラビニエーリ・国防省警官ですね。

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新婚さんたちは教会での式の後、夕方から始まる披露宴開始までの時間を、
結婚アルバム用の写真撮りに使うのですね。
       


通り過ぎて振り返りましたら、おっ、背中に刺青ぃ! 右腕だけじゃなかったぁ!

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さて、とブラーノ島の目抜き通りに来ましたら、なんとまぁ、ここも超満員!!
狭い島の狭い道なので、なおの事満杯で、

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どう撮っても、やはり人が大勢写り込み、

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即座に脇道の避難すると何とか。 それにしても、なんとも係留の船の多いこと!
土曜日は漁も、運搬のお仕事もお休みなの? 文句をつぶやきながら、
それでもあちらこちらと。

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裏通りでやっと猫ちゃんたちに会えたものの、どことなくそわそわで、
人通りの多さに警戒中なのかも!

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余程覗き込まないと気がつかないような所で眠っていましたが、愛想がなく、

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この子もちょっと表情が硬いなぁ・・。

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奥のほうに入って行って出合った壁の聖人。
素朴なレンガの壁龕と、強い赤色、光りと影、気に入りました!

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タウの十字架があり、子供を抱いているので、パドヴァの聖アントーニオですね。



大きなシーツなどが干してあったのが、殆ど無風なのが残念!

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北に、トルチェッロ島の聖堂と鐘楼。 鐘楼の修復も殆ど済んだ様子ですね。

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ヴェネツィア ・ トルチェッロ島へ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463330033.html



2軒ほどの家並みの間の通りの向こうは、即ラグーナ。

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以前ブラーノに来たのは2,3年前だったと思うのですが、新しい橋が、
以前の橋の横に平らな橋が架かっているのが3つほど見ましたし、
それ以外にも便利なようにか、新しい簡単な橋も別の場所に。

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今見える石橋の横にも、ほら今2人渡っている平橋が。



ゆるゆると歩きながら、あっちこっちと・・。

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島の南端に出ると、そこにも広い干潟が広がり、古いボートが漂い、
奥に見える白いのは水鳥ですが、カモメよりも大きい様で、サギ?

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こちらには白鳥たち。

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ブラーノにしては、珍しく色の少ない壁と洗濯物、ははは。

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他の場所では見ない、ブラーノ独特の洗濯物の干し方というか、ロープの掛け方
というのか、つっかえ棒でロープを持ち上げる方法。

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ブラーノのこの鐘楼もかなりの斜塔でして・・!

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色とりどりの家の中でも、今回とりわけ強烈だった家がこれ!!
洗濯物も白のが少なく、黒に、ブラジャーも青に赤だもんね!

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上の写真のあとでは、とても爽やかで可愛い自転車、ははは。

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ぐるっと島を回って最初の出発点に戻りましたら、まだまだ満員御礼中!

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疲れて、漸くに帰ろうかという気になり、



船着場に戻る所で、良い色の猫ちゃんがベンチの横に、と思った途端、
ワンが来て、猫ちゃんは抜き足であっちに退散し、

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で、猫の代わりに、ベンチでポーズを取ってくれた3人! ははは。
       
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さて、ブラーノを去ります。

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ラグーナの向こう、大きな大きなクルーズ船が悠然と進み、アドリア海に出て行き、

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久し振りにラグーナの風に吹かれ、ブラーノを歩いた日でした。

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