・ ヴェネツィアの冬 ・ 霧の朝

昨夕、美しい夕暮れの空を見て後鎧戸を閉め、夕ご飯の後に表に出ると、
一転して深い霧がひしひしと・・。 そして今朝も霧!
       
と言うからではないのですが、はは、今日は昨年12月中旬のヴェネツィアの、
霧深い朝の様子をご覧下さいね。

写真は宿のすぐ脇の運河。 奥に見えるのはギリシャ正教の教会鐘楼で、
時間は朝の7時ごろ。
      
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前日の   霧深きヴェネツィア ・ 冬の夕暮れから夜
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472983575.html

ヴェネツィアの、クリスマス・イルミネーション
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463739686.html
       
ヴェネツィア全体のご案内は、こちらから
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460835393.html



まだまだ夜が開けきらないスキアヴォーニ河岸。
ヴァポレット・水上バスの停留所の灯りが霧ににじみ、

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ピエタ教会もこんな感じ。

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男性ソプラノ歌手による、・ ピエタ教会のコンサート
http://italiashinkaishi.seesaa.net/archives/20110611-1.html

A.ヴィヴァルディが洗礼を受けた教会と、その周辺を
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463740577.html



サン・マルコ広場の方に歩くにつれ、少し明るくなり、
・・でも運河の向こうは、霧だけ! な~んにも見えず!!

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ヴィットリオ・エマヌエル2世国王の碑。
う~ん、この霧ではねぇ、前進も難しいだろうねぇ・・!
       
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少しブレ写真ですがご容赦を。
ちょうどヴァポレットが通りかかり、一瞬霧の中に光が溢れ、

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ヴァポレット停留所前の掲示板。

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霧のため、 1行目  この線は平常どおり
      2行目  区間により運行停止
      3行目  大運河航行 OK
      4行目  運行停止  eccecc



エディーコラ・新聞雑誌等の販売所 の明かりが暖かく、

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右はかっての牢獄の建物で、向こうがドゥカーレ宮。
霧の中に見える明かりと街灯がとても暖かく。

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荷物船は既に働いており、

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ちょうど牢獄の建物の明かりが消え、・・うう、寒いよぉ!

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ドゥカーレ宮と牢獄を繋ぐ、溜め息橋もまだ少しぼんやり。

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まだこの時間、観光客は殆どおらず、はは、shinkaiを除き。
はい、この写真を撮っている方がお1人。

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ドゥカーレ宮南面と、上の裁きの女神像。

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鐘楼もすっかり霞み。

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いぇ~い、長年ヴェネツィアを撮っておりますが、
この位置からの眺めで観光客なし、というのは初めてぇ!!

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2本の円柱上に居られるのが、左は鰐の背の上の聖テオドール、先の守護聖人、
右が有翼のライオン、現守護聖人サン・マルコで、



はい、鰐の尻尾と、ライオン君の尻尾。

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霧に霞むドゥカーレ宮。 いつもと違い、本当に静か!!

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サン・マルコから西に河岸をそのまま進みます。
サンソヴィーノ図書館の壁のこの広告、
はぁ、イタリアでは空軍の宣伝もこうなりますの、はい。

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ヴァポレットが到着すると、お勤めの方、学生がぞろぞろと降りて来て、
急ぎ足で去って行き、

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ヘミングウェイも通ったという「ハリーズ・バー」。
shinkaiも、我らの仲間も入ったことないと、ははは。

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はい、いつもはこの背景にデッラ・サルーテ聖堂が立ち塞がるのですけど、
運河の向こうはまるで見えず・・!

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小路に向いてのホテル、クリスマスの飾り。

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サン・マルコ広場の方に戻ります。
広場もすっぽりと霧に包まれ、広場中央を通る人もちらほら。

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が、既に仕事は始まっていて、荷の運搬、そして左官仕事のお兄ちゃん。

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コッレール博物館の入り口。

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サン・マルコ広場北側のポルティチ、観光客が2人。

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霧に霞む時計塔の上。

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時計塔探訪 ・ ヴェネツィア、サン・マルコ広場
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463622959.html



ドゥカーレ宮正面からの全体は、霧のため見えずで無し。
もっともまたすっぽりと修復の覆いが架かっていたのですが、
イスタンブルから獲ってきた黄金の馬4頭も霞み!

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小広場の方では、手前に写真を撮っている観光客が見えますが、
他の急ぎ足の方々は、ヴァポレットから下りたお勤めの方。

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運河の向こう、まだな~んにも見えず! でも少し空が明るくなってきていますね。



ドゥカーレ宮回廊の明かりも消え、

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回廊の下、鳩たちがプックリと胸を膨らませ、まだじっとうずくまったまま。

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8時半頃、朝食に宿に戻りますが、ここは最初に見て頂いた運河と鐘楼、
漸くに朝の明るさ!

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杭の上のカモメちゃん。 チャオ、霧が深いね、今朝は!

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朝食の後チェック・アウトし、ヴァポレットで大運河をサンタ・ルチーア駅まで
往復して戻り、既に11時頃だったと。
漸くにぼんやりと太陽が見え、

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最後は、漸くに一瞬煌く波とゴンドラを。

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皆様、良いクリスマスをお迎えくださ~い!!
ブオン・ナターレ!!       


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我が絵の師である二木さんが、ご自分の課題とされていた
ピエロ・デッラ・フランチェスコの「出産のマドンナ」、彼は「懐妊の聖母」と
呼ばれますが、についての、様々な考察を4回にわたりブログにアップ。

絵の謎を、そして技術的なことも分り易く解説される大変素晴らしい内容です。
どうぞご訪問され、ご一緒にピエロの絵の面白さ、奥深さを愉しまれるよう、
ご案内申し上げます。




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