・ ヴェネツィア散歩 ・ 冬に向かう日々 

今日見て頂くのは、先回の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」に行った際の
駅からアッカデミア美術館まで、のヴェネツィア散歩です。
      
寒くは無かったのですがあいにくの曇天。
運河の水の煌く反射、輝きもなく、少し寂しいかな、という色味ですが、
観光客であふれかえる事もなく、街の人々の姿も見える冬にさしかかる日々。
ご一緒にどうぞ!

写真は、駅前大橋の上からの大運河の眺め。
いつもの風景なのですが、やはりこれがないと始まらない感じで、はい。

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少しアップで。 見える鐘楼と丸屋根は、サン・ジェレミーア教会。

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聖女ルチーアの聖遺骸があると言うので、サンタ・ルチーア教会と思い込み、
そう書いておりましたが、ご指摘を受け、訂正です。
サンタ・ルチーア教会は今の駅の位置にあり、取り壊されたのだそうで、
なるほど、それで駅名がヴェネツィア・サンタ・ルチーアなのですね。



こちらは駅前正面にある、サン・シメオン・ピッコロ教会の丸屋根。

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ヴェネツィア、サンタ・ルチーア駅前の様子。 駅構内がかなり以前から
改装中で、駅内に店舗が出来たりしているのですが、
左奥に見える辺りのカフェ、トイレがいつになってもすっきりしません。

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橋を渡り、今回は西周りの道をたどるつもりで進み、角を曲がった途端に
目に付いたこのポスター。 
「ティツィアーノのラ・ベッラ展 パラッツォ・グリマーニ」

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遠くからパッと目に付く美人!というのか、これはやはり凄い絵ですねぇ。
       
サイトでどんな展覧会かを調べてみましたら、 この絵はいつもはフィレンツェの
ピッティ博物館にあるのが、修復を終えたばかりで、
グリマーニ博物館の何かとの交換展示の様子。

ウルビーノ大公フランチェスコ・マリーア・デッラ・ローヴェレ1世がヴェネツィアで、
夫人のエレオノーラ・ゴンザーガと共に、ティツィアーノのアトリエで肖像画依頼の
モデルをした時に、アトリエで見たこの絵を1536-38年頃に購入したものと。



こちらが全体像。

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「ラ・ベッラ・美しき人」と名づけられたこの絵。
モデルは高級娼婦かも、ともあり、11月1日から1月26日までの展示。
この絵と、購入者フランチェスコ・デッラ・ローヴェレ自身のティツィアーノ作の
肖像画が展示の様子ですが、詳細は知りません。
年明けにまた出かけるのも良いかもね。

n.1 グリマーニ邸 ・ ヴェネツィア、ルネッサンスの館
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472868269.html

n.2 グリマーニ邸 ・ ヴェネツィア、ルネッサンスの館
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472868405.html



のんびりと進みつつ、この朝は少し高潮加減であるのに気がつきました。
引き潮になりかけているようでしたが、まだ高め。

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土地の年配者達がわいわいと声高にお喋りする声が聞こえる角のカフェ。
この騒ぎようは朝から1杯やっているのではないかと想像しつつ、ははは、
向かいの岸に舫っている小舟の舳先の絵に目が行き。

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ちょうど運搬船がやって来るのに気がつき、大丈夫かなと見ていると、
船主も、ひょいと頭を下げて橋の下の高さを目測しながらゆるゆると進み、

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こんな風に頭を下げて通り過ぎましたが、どこか荷の角が当たったのか、
ゴン、という音も!

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そうなのです、ヴェネツィアの高潮は今年ももう何度目かになるようですが、
潮位が上がると橋の下を運搬船が通れなくなり、生活に支障が出るのですね。
この船も、牛乳ヨーグルトと書いてありましたから、冷蔵庫を積んだ
日常品運搬船なのかも。



久しぶりにサンタ・マリーア・デイ・カルミ二教会・S.M.dei Carminiの前に出て、
運河越しに。 元は14世紀の建設という美しい正面と、高い鐘楼を持ち、

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内部にはチーマ・ダ・コネリアーノや、ロレンツォ・ロットの作品もあるそうですが、
今回は素通り。



角を曲がってくると、脇入り口の前に素晴らしいアーチの張り出しがあり、

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この角の左側にはスクオーラ・グランデ・デイ・カルミ二の建物があり、
内部にはティエポロが描いた9枚の絵があると。

ヴェネツィアに何度行っていても、見るべき物が本当に多すぎ、
こうして書きながら殆ど知らない事に、我ながらア~ア!となりまする。 



少し後戻りの形ですが、カルミニ教会前に架かる橋の上から、西を。
ね、殆ど左側の歩道の高さにまで潮が満ちているのが見えますね。 

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カルミニ教会の先程の角、すぐ東に広がるサンタ・マルゲリータ広場・
Campo S.Margherita. 広場の北西にあるこのゴシックの建物が好きですが、
向こう半分は現在銀行に。

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夏はうっそうと茂り素敵な日陰を提供する木も、もう殆ど落葉し、
手前に魚屋さんの屋台が2軒店開き。

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南に下り、ゲンコツ橋脇の船の八百屋さん。
一時辞めたのかと思っていたのですが、最近また繁盛していて、
店主も再度変わったのかどうか、前とは別の若い人。

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横に野菜を運んできた別の船が横付けになっていて、
前を通ると、この写真でわかるかな、買い物に来た奥さんが、どうも何か
気に入らぬ様子で、下唇を突き出しておりまして・・、ははは。

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ゲンコツ橋の上から西の眺めで、奥に見える教会は
アンジェロ・ラッファエーレ・Angelo Raffaele.

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いつも見るだけで、ここもまだ行った事がありませんが、
カナレットの素晴らしい絵がある様子。



この運河の眺めが好きで、いつも撮るのですが、

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手前のボートの上に、今日はカモメのお客さん。

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サン・バルナバ教会・S.Barnaba前には、骨董市の屋台が出始めていましたが、
まだ早い時間で、店開きをしているのは何軒か。
クリスマスの景気づけには、まだ早いですものね。

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南に下った所で見える橋。 通りがかりの人を待ち、何枚か撮りましたが、
やはり陽ざしがほしい!

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橋を渡りながら、あ、ワンちゃんがボートにいる! と舌を鳴らして
こっちを向いてもらったのですが、

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ついでに傍まで行くと、ちょうど扉を開けてシンヨーレが顔を出し、
ほら、もひとつボートに移って、こっちにおいで、と呼ぶのですが、
どうもボートに渡るのが怖くて元に戻ってしまい、

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そのうちカメラを構えた私に気がつき、ほら、シニョーラを見て!とワンちゃんに。
で、こちらを見てくれたのですが、ははは、泣きそうな顔してからに・・!

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ふと通りがかりに奥の小路に入り込むと、ツタの葉が晩秋の気配を伝え。

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アッカデミア美術館に程近い大運河に面したペンション・アッカデミア。
ここが映画「旅情」の舞台になったそうで。

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さて、レオナルド展を見て後、ぐるっと建物の裏を回り出てきた
アッカデミア橋の袂。

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ここも恒例の1枚、ははは。

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橋の袂に舫うゴンドラ3艘と、

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ゴンドリエーレ。 彼は撮られているのを知ってましたね。

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そして、もう1枚。

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リアルト橋近くのマニン広場まで出た所で、南に小路を入り込み、
そしてもう1度入り込み、
このコンタリーニ・デル・ボーヴォロ邸・Pal.Contarini del Bovolo.

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ボーヴォロというのはカタツムリのことで、外の螺旋階段でお分かりですね。
昨年の夏に訪れた時は、まだ修復の跡片付けが残っていたのですが、
漸くにすっきり。
ですが内部が見れるようになるのはいつ?


n.1 ヴェネツィアの新名所 ・ コンタリーニ・デル・ボーヴォロ の階段  
http://www.italiashiho.site/archives/20170514-1.html

n.2 ヴェネツィアの新名所 ・ コンタリーニ・デル・ボーヴォロ の階段 
http://www.italiashiho.site/archives/20170515-1.html



最後のおまけは、昨夏に撮ったもので、
小路がこんなに細く、スペイン人らしい方たちが道を塞いでしばし撮影会!

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もちろん、私めも参加し、ははは、彼に見せましたら大喜びでしたっけ。
ね、これで気持ちが「夏の日のヴェネツィア」になったでしょう?!


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