ルネッサンスの宝石箱の様な素晴らしいヴェネツィアの館、
サンタ・マリーア・フォルモーザ広場からすぐの位置にあるグリマーニ邸、
現在は博物館、の豪奢な邸内を引き続きご覧頂いております。
こちらの部屋も名前が分からず・・。
サンタ・マリーア・フォルモーザ広場からすぐの位置にあるグリマーニ邸、
現在は博物館、の豪奢な邸内を引き続きご覧頂いております。
こちらの部屋も名前が分からず・・。

展示されていた壁画の一部は、リアルト橋脇にあるかってのドイツ商館、
長らくヴェネツィアの中央郵便局だった、そして未来の商業センターに
なると言われているあのフォンダーコ・デイ・テデスキの正面、運河側の壁を
飾っていたと言われるジョルジョーネのフレスコ画の一部、ヌード像。

ご覧の様に損傷がひどく、この部分だけなのが残念ですね。
で蛇足ながら、商館の脇壁の方はティツィアーノという、
当時の画家の格付けを現わすエピソードも。
で蛇足ながら、商館の脇壁の方はティツィアーノという、
当時の画家の格付けを現わすエピソードも。
柄が大好きな私は、暖炉の陶器の渋い柄に魅かれ、

こちらは別の部屋の暖炉。

部屋の奥に通り抜けできる細い部分があり、入って見ましたら、
これは化粧部屋というか、お風呂トイレ部分だった様子。
壁も天井もすっかり美しく埋め尽くされた贅沢さ、優美さ!
これは化粧部屋というか、お風呂トイレ部分だった様子。
壁も天井もすっかり美しく埋め尽くされた贅沢さ、優美さ!

窓の隙間から覗くと、建物の正面玄関の前を流れるサン・セヴェーロ運河の
向こうに細い路地、で、も1つ運河、その向こうにサン・ロレンツォ教会。
向こうに細い路地、で、も1つ運河、その向こうにサン・ロレンツォ教会。

こちらは食事の部屋・Sala da pranzoで、天井画のモチーフは鴨や魚。
まぁ意図は分かるのですが、こういうのを見ながら食べて、
食欲が湧くのかなぁ? どう思われます?

まぁ意図は分かるのですが、こういうのを見ながら食べて、
食欲が湧くのかなぁ? どう思われます?


通路の扉の向こうに惰円形の螺旋階段が見え、サイトの案内には
パッラーディオ風・パッラーディオの、という形容詞がついているのですが、
正確には意味が分かりませんで。

パッラーディオ風・パッラーディオの、という形容詞がついているのですが、
正確には意味が分かりませんで。


下の写真はサイトから拝借で、この階段は多分召使たち専用と。
大理石の色と柄を上手く使った装飾があちこちに。


大広間と書いてあるサイトと、ドージェ・アントーニオの部屋、と
説明してあるのと両方ですが、重々しさと優美さの部屋。
説明してあるのと両方ですが、重々しさと優美さの部屋。


下の写真はサイトから。
また別の窓から覗く庶民の世界、ははは、ですが、この大きな教会名が
分かりませんで・・。
分かりませんで・・。

* 追記です *
「ヴェネツィア ときどき イタリア」のfumieveさんが、北の位置にある
サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会、と教えて下さいました。
有難うございました!
赤色が美しい、優雅なアポロの間。



床は大理石柄以外には部屋によって色と柄が違うのですが、
こんな風に色を塗り特殊な加工、ポンペイの壁画でご紹介した
エンカウストという方法、上から蝋を塗り込む方法に似ているらしいのですが、
パステッローネ・ヴェネツィアーノ・pastellone venezianoと呼ばれます。

こんな風に色を塗り特殊な加工、ポンペイの壁画でご紹介した
エンカウストという方法、上から蝋を塗り込む方法に似ているらしいのですが、
パステッローネ・ヴェネツィアーノ・pastellone venezianoと呼ばれます。


この白と金で装飾された天井の部屋は、カッリストの変身の間・
Stanza delle Metamorfosi di Callistoと呼ばれますが、
まるで説明を聞いておらず、ご容赦!

Stanza delle Metamorfosi di Callistoと呼ばれますが、
まるで説明を聞いておらず、ご容赦!


で、柄の角に光る小さなものは、

鏡を、というよりも凸面の金属が嵌め込まれているのでした。
奥の部屋には、訪問当時展示がされていたカナレットのデッサンなど。

こんなフレスコ画の装飾も残り、



如何でしたか? なんとも素晴らしいグリマーニ邸の内部で、裕福な
ヴェネツィア貴族の生活を垣間見れる素晴らしい館。
n.1の最後にご案内の「ガニメーデ像」の部屋のすべての壁龕に
n.1の最後にご案内の「ガニメーデ像」の部屋のすべての壁龕に
像が収まっている写真も見つけ、
お時間のある方、是非見学を、とお勧め致します!
月曜: 閉館 火曜~日曜: 10時 ~ 19時
(閉館は1月1日、12月25日、5月1日 サイトには表示なしですが、2019年末時、
大概の美術博物館は閉館ですので、お出かけ前にお調を)
サイトは
http://www.palazzogrimani.org/?lang=en
http://www.polomuseale.venezia.beniculturali.it/index.php?it/7/museo-di-palazzo-grimani
http://www.palazzogrimani.org/?lang=en
http://www.polomuseale.venezia.beniculturali.it/index.php?it/7/museo-di-palazzo-grimani
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