・ 湖畔の春色を撮りに ・ ラーゴ・ディ・レーヴィネ 

この5日、久し振りに写真仲間と撮りに出かけました。
天気予報ではまん丸の太陽さんだったのですが、・・嘘つきめぇ! 
前夜は雨で、朝は雲の厚い薄ら寒い日となりましたが、
それでも朝の7時半に集合、6人が車2台に分乗し出かけました。

写真はコネリアーノから北に向かう所で、前の車にジョヴァンニ達。
ちょっとした遠足気分で、車中ではお喋りが弾み、ははは。

1-4965_01_GF.jpg



出かけた場所はラーゴ・ディ・レーヴィネ・Lago di Revine.
何度も出かけている場所ですが、四季折々の色があり、周囲の村落も
とても良いのですね。
コネリアーノからだと20k程、30分足らずですが、途中のタルツォ・Tarzoで
カフェをし、

到着した湖はこんな色。

2-4999_01_GF.jpg



湖の対岸には、ヴィットリオ・ヴェーネトから西に連絡する道に点在する村落が見え、
これはラーゴ・Lagoの村。

3-4970_01s-_GF.jpg

この道に、この春復活祭の日に出かけたムーラ・Muraがあり、
カステルブランドの城のあるチゾン・ディ・ヴァルマリーノ・Cison di Valmarino、
元修道院のあるフォッリーナ・Forrina、 辛口白ワインプロセッコの醸造元が続く
サント・ステーファノを通り、西のヴァルドッビアーデネ・Valdobbiadeneまで続きます。

フォッリーナ ・ 中世の修道院と町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462217673.html 
     
n.2 白ワインの道 ・ サント・ステーファノ付近
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462783931.html



地図をどうぞ。 SP35・県道35号線が通り、東にヴィットリオ・ヴェーネトで、
湖は2つに分かれ、この湖を見下ろしながら通る事も多いのですが、
写真を撮るには逆光になるので、今回はさすがジョヴァンニ、
良く状況を知っており、湖の南岸に。

4-laghis-_GF.jpg

南のタルツォから来ての突き当りを右に下り、湖近くの赤点を打った場所に
小さな駐車場があるのに車を止め、このすぐ近くにピクニック用のテーブルや椅子、
子供の遊技場なども整えられているのですが、そこから左の大きな湖の周囲を
まず東側の岸沿いに行き、東端の角辺りで引き返し、西の湖岸辺りまで。
       
最後はラーゴ・Lago のパン屋により、それから少し西にあるソットクローダ・
Sottocrodaの村に。
この村はまるで知らずだったですが、石造りの古い村でとても良かったので
またご案内いたしますね。



地図の右上に見えるレーヴィネ・ラーゴの村の上にある、聖所とされる教会が。

5-4992_01_GF.jpg

レーヴィネ・ラーゴ ・ Revine Lago の聖所
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462784153.html



この日は雲が厚く肌寒いほどでしたが、やはり、東に見える山、
カンシーリオの上には雪が見え、

6-4981_01_GF.jpg

7-4982_01_GF.jpg

望遠で覗きましたら、大きな山小屋のあるのも見え!見えますか?
ジョヴァンニに聞いたうろ覚えを頼りに、確か P で始まったと、ははは、
調べましたら、モンテ・ピツォック・Monte Pizzocと。
       
夏に出かけたカンシーリオの森から、ジグザグに山の中の道がすぐ近くまで
続いているのも確かめました。
ジョヴァンニに行ける場所かどうか、誘いをかけて見よう!
勿論、彼の車か誰か仲間と一緒にね、ははは。
 
n.1 標高1000m、 森林とアルプス植物園
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472434773.html

n.2 カンシーリオの森 ・ 平野の眺めとお昼、そして子鹿
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472435068.html

ヴェネトの奥、カンシーリオの森 晩秋風景
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465415971.html

ヴェネトの奥には、まだ雪が ・ カンシーリオの森
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462783728.html      



一瞬雲の間から射す陽に、山の新緑が浮かび上がり、

8-4983_02_GFs-s-.jpg

いやぁ、湖面を渡る風がかなり強く寒く、shinkaiはこの日コートのポケットに
入れていた指なし手袋をはめて正解で、仲間達は手が冷たい、と言っておりました。



この湖には河骨が咲くのですが、既に準備中のも。 ね、水も綺麗でしょう?!

9-4978_01_GF.jpg



かなりの幅で湖岸が広がり、葦が茂っていますが、今枯れた良い色。
      
10-5003_01_GF.jpg



道脇にびっしりのスギナ、ちょっと土筆の名残も!

11-4993_01_GF.jpg

ジョヴァンニの奥さんマリーザの言うには、食べないけど、何かの薬草と聞いたが、
何に効くのかは覚えていない、との事。



道脇の木にびっしりとつく苔類。

12-5009_01_GF.jpg



切り株の緑の苔、綺麗でしょう?! 右下に見える丸いのは茸。

13-5012_01_GF.jpg



切り株がまるで迷路式に見える齧られ跡。 何箇所かにキツツキが突いた
丸い穴も見え・・。

14-5020_01_GF.jpg



野生の小さな花々。

15-5083_01s-_GF.jpg

16-5002_01_GF.jpg



芽吹く草の穂。

17-5017_01_GF.jpg



あやめ科の小さな蕾。

18-5092_01_GF.jpg

蛇はおらんよね?となんども訊ねつつ、ははは、草地の中に踏み込むshinkai。



ジョヴァンニの今回初お目見えの新兵器。 分りますか、三脚の上に据え
カメラを乗せるもので、水平や角度が脇に突き出す3つのつまみで簡単に
調整できると言うもの。

19-4975_01_GF.jpg
   
ManfrottoのMHXpro3WGというのだそうで、200エウロだったんですって!
値段を聞き、わぉ~!と言うと、隣でマリーザが笑いながら、家の財布を別にしたいと。
うん、ついでに銀行もね、とshinkai、ははは。



岸に沿って道がゆるく曲がり、右の新緑は桑の木のもの。

20-5013_01_GF.jpg

イタリアもかっては養蚕国でしたので、桑の木が今もあちこちに残り、
大木になっているのも多く見かけますが、

こういう場所にある、というのは貧しい農家で桑の木を持たずとも、
ここの桑の葉は取っても良いという場所だったのでしょうね。
教会脇にあるのも、そういう意味だと聞きましたので。



道はつかずはなれず、湖岸に沿って続き、

21-5022_01s-_GF.jpg

22-5023_01s-_GF.jpg



太陽が雲から出たり入ったりで、山の色、緑の色が変化。

23-5043_01_GF.jpg



ちょうど対岸の岸の新緑が見える位置で陽が射し、柔らかい緑色が見え。

24-5055_01_GF.jpg

25-5039_02s-_GF.jpg



奥に続く道の脇、かなり広く草原が広がり、

26-5052_01_GF.jpg



平原の奥、道脇の建物が見え、

27-5064_01_GF.jpg



ラーゴの村も角度が違って見えます。

28-5068_01s-_GF.jpg



岸辺近く、河骨の大きな繁殖地があり、

29-5056_01_GF.jpg



風で騒ぐ波紋の色も様々に変わり、

30-5070_01s-_GF.jpg



オオバンが一羽通りかかり、

31-5072_01s-_GF.jpg



少し高い位置に上ると、平野の新緑が光り、鮮やかに煌きます。

32-5080_01_GF.jpg



下からカメラを向ける仲間にサーヴィスで少し踊りまして、ははは。
左からミレーナ、マリーザ、サンドラ、ジャンナ。

33-5087_01_GF.jpg



彼らはね、本当にしょっちゅうお喋りのし通しで、
カメラの事、写真の設定、友人の事、旅行の事 ecc,ecc.

34-5129_01_GF.jpg



少し湖の西を行きますが、こちらはこんな感じの細い道が続き、

35-5105_01_GF.jpg



隙間から見える、レーヴィネ・ディ・ラーゴの村。

36-5103_01s-_GF.jpg



湖岸に近く、寄せる波。
雨量の多い時は、並木道の辺りまで水に浸かるのだそう。

37-5118_01_GF.jpg



今回は途中で引き返したのですが、こちらをも少し奥、北のラーゴ村に
近い辺りに行くと、考古学公園・Parco Archiologicotoというのがあります。

38-lagos-.jpg

新石器時代の終りから青銅時代の初期にかけて、この一帯に人々が定住していた
歴史を振り返り、湖に張り出しての杭上の住居を含め、3軒復元されていて、
子供達も勿論、見学できるようになっている様子です。
写真奥に1軒杭の上のが見えますが、分るかな?
サイトは http://www.parcolivelet.it/ 

shinkaiは一度見学のチャンスがあったのを逃しており、はぁ、見学の日を
一日間違え、へへへ、いつかまたのチャンスを待っております。

で、2019年春に出かけた様子をどうぞ。
湖畔の、新石器から青銅器時代の杭上生活復元公園を訪ね
http://www.italiashiho.site/archives/20190425-1.html



さて戻ろうか、という事になり、 最後にもう一度、ラーゴの村を。

39-5117_01_GF.jpg



桑の並木が続いていた辺り、今、陽が射しこみ!

40-5113_01_GF.jpg



駐車場近くにあったハイキング用の椅子とテーブル。
子供達の遊具類も備えられ、小さな舞台もありました!

41-5134_01_GF.jpg



さて、こちらが道に上がって来てのラーゴの村で、何度も写した教会の鐘楼。
       
42-5138_01_GF.jpg



そしてここに、ジョヴァンニご推薦のパン屋さんがあり、
ほらね、葡萄棚の葉に隠れそうな「Forno・フォルノ」が見えるでしょう?

43-5135_01_GF.jpg



中はこんな風に小さな店で、棚にあるのが本日のパンで、
無くなると店を閉めるのだそう!

44-5137_GF.jpg

シニョーラの顔の奥に見える干し葡萄とアーモンドの入った塊の半分と、
ピッツァを1つ買い5エウロで、ちょっと高めかな。
でもカボチャの粉も入っている様子で甘い、美味しいパンでした。

ジョヴァンニの言うには、粉も石臼で挽いた粉を使っているそうで、
それでちょっとお高いのだそうですが、この辺りではかなり有名なパン屋さんと。

この後行った小さな村では、本当に小さなお菓子屋さんもジョヴァンニの案内でね、
彼は本当に良く知っているのでしたぁ!

この村で見たネコちゃん達はこちらに。
(詰めの2枚と) 古い小さな村の猫たち
http://italiashinkai.seesaa.net/article/451920989.html


*****

ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!


*****

コメントの書き込みについてのお願い。

ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、  
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。

この記事へのコメント