先週木曜の夜アンナリーザからメールが届き、乗馬教室の宣伝に使う
写真が欲しいのだけど、というので、2,3度のメールのやり取りの後、
急遽翌朝7時半過ぎに出かけました。
写真が欲しいのだけど、というので、2,3度のメールのやり取りの後、
急遽翌朝7時半過ぎに出かけました。
アンナリーザ・Annalisaは以前私のイタリア語の先生だったのですが、
私は現在お絵描きにすっかり時間を取られ、友人としてのお付き合いで。
私は現在お絵描きにすっかり時間を取られ、友人としてのお付き合いで。
乗馬教室云々というのは、
彼女の実家が以前はトロット競馬の飼育訓練をしていたのが、
暫く前から乗馬センターとして発足しているのですね。
場所は我が家から車で東南に20分ほどのコドニェ・Codognéという村にあり、
写真は、馬場への道の入り口にあった新しい看板、
「乗馬センター・薔薇の騎士」 カッコいい名前ねぇ~!
「乗馬センター・薔薇の騎士」 カッコいい名前ねぇ~!

突き当りを右に折れ、ずっと奥に、広く広く広がります。

行く途中の道がロータリーやら新しい道やらに変わっており、8時ちょっと過ぎに
到着しましたが、既に各準備室というのか、では準備が始まっていて、
アンナリーザとグレンジャー・Grenger 17歳

このグレンジャーの目がちょっと変わっていて、写真ではグレイに写りましたが、
もうちょっと水色なんですね。 そう、青い目なの、とアンナリーザ。

あんたの目はこんな色なんよ、と撮った写真のモニターを
彼の鼻先に見せたshinkaiですが、分ったかな、ははは。
彼の鼻先に見せたshinkaiですが、分ったかな、ははは。
準備が出来てパカパカと部屋を出て行く、馬の体の大きさ!
鼻先を寄せて来るだけだとそう大きさを感じませんが、
体の横が目の前に来ると、大きいぃ!!
鼻先を寄せて来るだけだとそう大きさを感じませんが、
体の横が目の前に来ると、大きいぃ!!
表で既に準備が出来ていた少女ガイア・Gaiaと、ガストーネ・Gastone 14歳。
ガストーネがこちらを見ている目が可笑しいでしょう?
ガストーネがこちらを見ている目が可笑しいでしょう?

ガイアはこの馬には2年位だけど、馬に乗り始めたのはもっと前からだ、と。
アンナリーザのママ、アントネッラ・Antoenllaの説明によると、
このガストーネはポニーのちょっと大きめで、
背までの高さ149cmまではポニーと呼ばれるのだそう。
馬場に入ってから、アントネッラと向こう側にちょっと見えるガエターノが、馬に何か
注射器の大きいので飲ませているのですね。
何かと思ったら、咳が出るので、咳止めシロップをね、ははは。

ガイアが引き綱を付け、舌をチッチッと鳴らしながら、ガストーネを走らせます。

何周かするとガエターノの指示により、反対側のくつわに引き綱を移し、
反対向きに走らせるのですね、なるほどぉ。
もう一人のシニョーラ、ルチーア・Luciaも準備を終えて馬場に。
馬はオレゴン・Oregon 23歳。

真ん中の赤いTシャツが、アンナリーザのマンマ・アントネッラ、
手前がアントネッラの夫(アンナリーザのパパではない)ガエターノ・Gaetano.
日本の競馬は単直走というのか、言葉を知りませんで、
3歳とか4歳とかのサラブレッドの若い馬ばかりですが、障害物用の馬は
もっと年を取ってから練習を始めるそうで、それに年を取っている馬の方が
騎手初心者には良いので、皆かなりのベテラン馬がここにいる様子。
3歳とか4歳とかのサラブレッドの若い馬ばかりですが、障害物用の馬は
もっと年を取ってから練習を始めるそうで、それに年を取っている馬の方が
騎手初心者には良いので、皆かなりのベテラン馬がここにいる様子。
幾つぐらいまで大丈夫なのかと聞きますと、人間と同じで、馬も病気したり
あれこれあるものの、30歳位までは大丈夫なんですって!
あれこれあるものの、30歳位までは大丈夫なんですって!
ガイアも騎乗となり、

ガエターノがなにやらアンナリーザに注意を。
確か、きちんと意識して止れ、というような事だったと。

アンナリーザは自分の子供が出来るまでは乗馬を続けていましたし、
障害物の試合にも出ていたのですね。
で、実家が新しく乗馬センターを開くにあたり、教える為のコースにも
通ったと言っていましたし、この夏は子供達の教室も開き、大活躍だった様子。
本当に広い敷地で、遠くの方にはこんな農家も見え、

彼らがトレーニングしている場所からもずっと奥に広がり、
逆に見るとこんな感じで、道の奥に見える大きな家が実家。

朝露でびっしりと露が付いた草原に咲く花。

馬場と反対側には、こんな雨天練習場も。

ふと横奥を見ましたら、あれ? あの馬の顔が白いけど・・、
なにせ遠目が効かないので、良く分らずで、へへ、

近寄ってみて、なんだ、覆面をしているんだ!

ちょうど刈り取った新しい草を運んできたアントネッラが説明を。
ほら、白い小さい羽虫みたいなのがいますよね、
この時もお馬ちゃんたちの顔の回りに群がっていましたが、あれが耳に入り込むのを
防ぐ為だそうで、こうしてすっぽり顔を隠していた方が、馬も気が散らないし、と。
それでもまだ耳に入り込む虫がいるんだそう。
彼らの奥にまだ3歳というのもいて、鼻づらに触って挨拶し、
こちらはいつも一緒にいる2頭。 白い方が彼女ベトゥーリア・Betuliaで、
茶の彼はブチェーファロ・Bucefalo.
茶の彼はブチェーファロ・Bucefalo.

普通は決して一緒にパドックには入れないそうですが、彼らはずっと一緒だったので、
ここでも一緒にしているのだと。
白いお馬ちゃんの尻尾の動きや、

白いたてがみが朝日に光る様子がとても美しい!

元の馬場に戻ってくると、アンナリーザが今からちょっと飛ぶよ、と。
ガイアがちょうど飛んだところ。

では、アンナリーザの飛ぶ姿を!



う~~ん、カッコいいなぁ! 気持ちよいだろうなぁ!!
馬には鳥取の砂丘で昔1度乗ったことがあるのですが、
猫ちゃんの匂いが染み付いているのが気に食わなかったのか、
どんどんどんどん、道の端のほうに歩いて行くのですね。
勿論、くつわを取ってくれていた小父ちゃんも一緒だったのですが・・、
猫ちゃんの匂いが染み付いているのが気に食わなかったのか、
どんどんどんどん、道の端のほうに歩いて行くのですね。
勿論、くつわを取ってくれていた小父ちゃんも一緒だったのですが・・、
ついに前足を振り上げて、shinkaiちゃんを振り落とし、足の上に仰向けに
なって背中掻きを! 下になった私めは重くて足が抜けずで、ははは。
なって背中掻きを! 下になった私めは重くて足が抜けずで、ははは。
コネリアーノのプールのすぐ近くに馬場もあり、値段を聞くと多分日本よりも
ずっと安いので、・・やろうか?!と思った事もあったのですがぁぁ、
う~ん、この年で落ちて脚でも折ったら長引きそう、と諦めましたっけ。
ずっと安いので、・・やろうか?!と思った事もあったのですがぁぁ、
う~ん、この年で落ちて脚でも折ったら長引きそう、と諦めましたっけ。
約1時間の練習を終えた3騎は、ずっと敷地の奥まで歩いていき、
その間にガエターノに質問を。
障害の後ろにおいてある棒は何の為?
障害の後ろにおいてある棒は何の為?

あの棒の位置まで3mあるそうで、あそこから馬は飛ぶのだと。
凄いですねぇ! あの巨体で3mも、しかも高さを飛ぶのです!
高く飛べるのは、やはり血筋もあるそうで、普通は1mまで飛べたらOKなんだそう。
それ以上は練習だけではなかなか難しいのだと。
それ以上は練習だけではなかなか難しいのだと。
アンナリーザに聞くと、ガエターノは大変理論的にきちっと教えるのだそう。
馬術ばかりでなく、かってはフェンシングもしていたのだそうで、
馬術ばかりでなく、かってはフェンシングもしていたのだそうで、
ここのセンター「薔薇の騎士」の名の由来も、長年の彼の夢であった
薔薇の花を頭につけた騎士の決闘、相手の薔薇を剣で落とす、という興行が
かって在ったのと結びついたと。
夏の初めにあった子供達の乗馬集中教室でも、彼は乗馬だけでなく、
午後には希望者にフェンシングも教えたそう。
午後には希望者にフェンシングも教えたそう。
「薔薇の騎士」というとリヒャルト・シュトラウスの有名なオペラがありますが、
そんな興行が存在していたのは知らず、あれこれ検索をかけましたが
見つからず、でした。
そんな興行が存在していたのは知らず、あれこれ検索をかけましたが
見つからず、でした。
歩行を終えて戻ってくる3騎。 先週は5人練習に来ていたそうで、
大きいのから小さいのに順に並んで歩いていて、見物だったと。

引き返して来たのを見たアントネッラが、こっちの馬場も撮りたいかと、開けてくれ、
広いでしょう?! 砂場になっていて、使う時は本当は水を撒くのだそう。

余り走らずに、ゆっくりと歩くだけでしたが、なかなか良い雰囲気でしょう?!




私は砂埃を撮りたくもあったのですが・・。
アンナリーザと青い目のグレンジャー。
お馬ちゃんは必ずカメラ目線なんですよね、ははは。

薄いブルーの目の美少女、ガイア、11歳。

へぇ、馬の足の裏は、こんな風に隙間があるんだ!

後で水で体を洗ってやる時に、ブラシで土を掻き出していましたっけ。
体を洗って貰っているグレンジャーの額の星の真ん中に、ツムジがあるのも見つけ、


ここには何年か前に1度、来伊された友人とそのご両親と一緒に、
ちょうど生まれた子馬を見にお邪魔した事があります。
ちょうど生まれた子馬を見にお邪魔した事があります。
まだトロット競馬用の馬の飼育、訓練をしていた時で、納屋の様子も今と違い、
猫ちゃんもたくさんいたのですが・・。
猫ちゃんもたくさんいたのですが・・。


当時の様子はこちらに。
こちらにも、馬の教室についてちょっぴり。
n.1 ソンチーノ ・ 中世の要塞と、ユダヤ人の印刷所
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464088820.html
n.1 ソンチーノ ・ 中世の要塞と、ユダヤ人の印刷所
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464088820.html
こちらはアンナリーザの言葉によると、ジオストラ・giostra・回転木馬!ははは。

つまり雨降りの時など、厩舎を掃除したりする時ここに連れて来て、
1人でぐるぐる歩き回れる様に、半強制的にね、ははは。
現在馬は12頭いて、馬を外に囲っておくパドックは8つ、厩舎は20あるそうですが、
これは厩舎についていた回転扉の餌入れ。

なんと彼らは1日に20kも食べるそうで! 到底草だけでは不足ですから、
どんな仕事をしているかによって、朝晩にここから小麦などを入れるのだそう。
あちこちを見て回っていると、ガイアが新しいポニーを連れて行き、

ブチのポニーは、ティーノ・Tino 12歳。
ガエターノの指示で馬場を走り、ジャンプに取り組みます。
もっと鞭を入れて走らせろ、と言われるのですが、なかなかで、
上手く飛べる時もあり、コツンと爪が当る音がする時もあり・・、
上手く飛べる時もあり、コツンと爪が当る音がする時もあり・・、


舌の先をちょっと出して集中しても、時にティーノとの気合が合わず
避けられる事もあり、


この練習は余り長い時間ではなく厩舎の方に戻り、漸くに猫ちゃん2人に!


アントネッラの言うには、今5匹いるそうですが、朝のうちは殆ど姿を現さず、
夕方お鍋を抱えて母屋から来ると集まってくるそう、ははは。
ではまた!と挨拶して帰る途中、一番端の厩舎から顔を覗かせた黒馬ちゃん、
編んで貰ったたてがみが可愛いでしょう?! 鼻づらをさすって、またね。
編んで貰ったたてがみが可愛いでしょう?! 鼻づらをさすって、またね。

綺麗に咲いていた薔薇の花もあったのに、あ、撮るのを忘れてた、と
戻り際にこの白い花を!

写真の数が多くなった今回ですが、お楽しみ頂けました様に!
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