・ n.2 カンシーリオの森 ・ 平野の眺めとお昼、そして子鹿 

皆さま、遅ればせながら・・、 暑中お見舞い申し上げます!!

暑中お見舞いの言葉が出てこないほどに、今夏の北イタリアは天候が
荒れ模様の雨続きで、7月に雨の無かったのは1週間程度で、
何十年ぶりかの記録だそう!
突然の大雨被害が各地に続出しましたが、

漸くに金曜のプール体操は屋外に戻り、今朝も快晴!
皆様にも、酷暑過ぎない、良い夏でありますように!!

先回に続き、標高1000mのカンシーリオの森と平野のご案内ですが、

写真は、ヴェネツィア共和国時代の国境の印、このアルプス植物公園内に
含まれる分だそうで、後2つの石柱が他にあるそう。

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掘り込まれているのは、人名の頭文字と年数1679、1738で、
ヴェネツィア共和国崩壊は1797年。
国境を接していたのはオーストリア・ハプスブルグ家の帝国で、現在のオーストリア
との国境はずっと北になりますが、当時はこんなに近かったのかと少し驚き。



少し先の高台に展望台式テラスがあり、そこからの眺めで、
上の写真が北側左、そして下が、続く右側。
      
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右側の真ん中、奥に見える所々雪の見える山は、テラスに在った写真では
M.Lasté・モンテ・ラステ2247mと分りましたが、自分の地図では探し出せず。



お花の写真はまだあるのですが、もういいですよね? ははは。

なので公園内にあった小池の、青い糸トンボを。
つぃっと、すっと動くのでなかなか撮れなかったのですが、執念で、ははは、
遂に撮った中から・・。

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こちらは太い大きなの。
   
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イタリアではなぜか日本ほどトンボを見かけませんで、
赤トンボなんか、一度見たことがあったっけ、という程!



さて駐車していた場所まで戻ります。

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先回見て頂いた、朝の靄が立ち込めていたのと同じ場所ですが、
こんなに明るくなり、お昼時なので家族連れのピクニックの姿も。

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我らは、平野の端の小高い丘の上のアグリトゥリズムに。
庭に設けられたテントの下、景色を眺めながら。

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広い平野の感じがお分かりでしょうか?!
あんなに大きな牛たちも、まるで白い点みたいに見えます!

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柵につかまり、眺める少女。

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注文したのが届くのを待ちながら。 建物に小さく開いた窓が見えますね、
多分あそこは、かっての家畜小屋だったのだろうと・・。

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さて、待ちかねたお昼!
ラファエッラが頼んだ「ニョッキのクリーム・ソース」とサラダの小。

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ジョヴァンニとジャンナは「カネーデルリ・Canederli (Knödel)」

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大体はハム類が入っているのですが、これは肉抜きの香草入り。
元はドイツの家庭料理で、古いパン利用で中にタマネギ、ニンニク、パセリなどが
入ったいわゆるお団子。 茹でたものにバター・ソースがかかり、かなりコッテリ味。



ミレーナには、チーズを焼いたのにポレンタと茸が添えられ、手前はお肉、
ソーセージ式の肉だそう。

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shinkaiは上と同じものの肉抜きで、茸を別に! ですがこのチーズの半分は
最初にジョヴァンニにね。 焼いた蕩けたチーズは美味しいものの、お腹にずっしりで!

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ジョヴァンニとジャンナのデザートは、森のフルーツ類のジャムが入ったトルタ。

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ラファエッラとshinkaiは、イチヂクの入ったトルタ。
少しトウモロコシ粉が入った様な、素朴な美味しさでした。

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ミレーナの、森のフルーツとイチゴのシロップ漬け。

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それぞれのお皿に皆の手が伸び、美味しさの味見をし、ビールも飲み、
1人16エウロ、美味しかった!!
ここが良いから!と言って連れて行ってくれたのですが、さすが、美味しくて安い! 
皆良く知っています!

写真仲間と一緒のお出かけは
チゾンの村 ・ 水の道 ・ Via dell'Acqua
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472180954.html

初夏のヴェネト、プロセッコの葡萄畑をどうぞ!
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/472176964.html

霧のヴェネツィア 夕暮れから夜
      


赤いキャップをかぶった可愛い女の子が行ったり来たり。
その内に、あの少女の妹と分り・・!

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風が少し強くなり、雲が動き、山も平野も色が刻々に移ります。

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ゆっくりのお昼を済ませ、ジャンナとラファエッラは先に帰り、
ジョヴァンニ、ミレーナと3人で、また林の中に戻ります。

家族連れがピクニックをしていた場所から少し先に遮断機があり、
その手前に車を止め、こんな道を進み、そこから少し入り込みます。

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本当に静かな林の中。

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ぬかるみに残る鹿の足跡、大きいのや小さいのが幾つも!

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ほら、この小道にも、かすかに足跡が見えるでしょう?!

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ジョヴァンニが先にたって静かに進み、後ろに続く2人にそっと手招きし、
1度目はダメでしたが、これは2度目の出会い!  

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まだ小鹿。 おお、始めて鹿を撮ったよぉ!!
まったくもってジョヴァンニのお陰で、でも、この後さっと逃げて行き、やはりね。

ジャンナとラファエッラは凄いお喋りで!! ははは、
植物園内でも大きな声で喋りっぱなしで、家で喋らせて貰えないのかいな?!
とぼやくshinkai。

で、この小鹿との出会いのあと、ジョヴァンニが笑いながら、
shinkai、ジャンナと一緒だったら、鹿と会えたと思う?!
うんにゃ、1k以上手前で聞きつけて逃げてるよ、ははは。

この他にも1度、道の反対側でパリッと何か折れた様な音がし、見ると、
こちらは大きなのの首から上だけが見え、
午後のこんな時間でも鹿を見れた事が嬉しかった!



ジョヴァンニの話で笑ったのは、1度この奥で、鹿がやって来るのを見て
木の後ろに隠れたそうな。 多分まっすぐ通り過ぎるだろうと。

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ところが通り過ぎず、おかしいなと木の後ろから覗くと、鹿はすぐ木の後にいて、
どちらもが飛び上がったんですって! ははは、向こうも覗いていたのかも・・!

自然保護の、 メーゾラの森、 そして、ポンポーザの修道院
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463258528.html



最後は、林の中で見た可憐な花をどうぞ!

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2度にわたっての高原のご案内、 お付き合い、有難うございました!


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