・ n.2 ジェノヴァ観光 ・ 海からの眺めを 

さて先回に引き続き、ジェノヴァの旧港からバス船に乗り込み、西隣の街ペーリ・
Pegliまでの港の眺めを楽しんで頂きますが、
ほんの少し、旧港・ポルト・アンティーコの雰囲気をどうぞ!

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光る海に沿っての広場。 散歩道が広がり、人々が憩い、
こんな帆船の帆をイメージさせるモービルが風に舞います。

国際的な港で受ける感覚はここジェノヴァも、トリエステも、
そして神戸でも同じ、明るく開けた空気。



では、出帆! 航路は先回の記事に。

旧港は上でご覧頂いたモービルを始め、1992年の万博、コロンブスの生誕500年
記念の開催を機に、レンツォ・ピアーノ・Renzo Pianoの設計の元一新されました。
彼は関西空港、パリのシャルル・ドゴール空港などなどお馴染の設計家ですが、
       
このビーゴ・Bigoと呼ばれる、高さ40m 360度回転の観覧エレベーターを始め、
観覧車の中であれこれ説明も聞けるそうですが、
この高さでの360度と言うのは、素晴らしいでしょうねぇ!

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スフェーラ・Sfera・球体、と言う名の熱帯植物園、蝶もいるそう、単に玉・Palla・
パッラとも呼ばれるとか言いますが、 そして左隣に見える長~い水族館の建物、

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これらがかっての古い港のイメージを一新させ、街の人々自身も、かっての歴史を
超える新しい街に誇りを持ち、観光客誘致にも大きな役割を果たすようになったそう。

水族館には、かっての日本での経験から余り期待していませんでしたが、
なんのなんの大変面白く楽しかった!
見せ方が上手いというのか、また写真をご覧頂こうと思いますが、
ジェノヴァご訪問の方、お時間を見つけてご訪問下さいね。
       


水族館の先の突堤は長~く続き、たくさんのヨットが係留、人々が散策を楽しみ・・、
きゃは、左の彼女のパXツ、ピンクだねぇ!

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で、この突堤の下の浮きには、かっての運搬船が使用されていて。

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かなり大きなヨットも小さいのも、種々様々。 背後の山がすぐ街に迫る
景色も美しく、迫力に満ち。

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湾に突出す長い突堤の先を回り込み、南に向かい、

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こんなに古くて可愛い灯台かな、信号かな、

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少し進んで開けた辺りに大きな連絡フェリーが並び、鮮やかな黄色はサルデーニャ島へ。

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地図をご覧頂くとお分かりと思いますが、 港全体の先に、屏風のように長~~い
防波堤が続き、東西に港への出入り口が開きます。
バス船は防波堤の内側をゆっくりと行き、ガイドも乗り込み、あれこれ説明を。

今、向こうから豪華客船がタグボートに引かれて港の入口に、

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そして頭のすぐ上を、空港に向け下降する飛行機が通り過ぎ、
この辺りになると潮風がかなり強く、皆襟を立て・・、

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ジェノヴァのシンボル、一番古い、でも現役の灯台ランテールナ・Lanternaの脇を。
なんとも素敵な風格ですが、高さは117m、30Kの距離からも識別できるそう。

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こちらはガイドブックからの写真で、夜景を街側から。

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見える「白地に赤十字」がジェノヴァの紋章で、ヴェネツィアの有翼のライオン同様
至る所に!
白地に赤十字は、サン・ジョルジョの十字・Croce di S.Giorgioとも呼ばれ、
サン・ジョルジョはご存知ドラゴン退治の英雄ですが、

この十字は元々は聖地礼拝に赴く巡礼達が付けていたのが、武装した巡礼団
の意から十字軍の印ともなります。

かってのイタリアの4大海運国の一つで、ヴェネツィア、ピサ、アマルフィと並び、
地中海から黒海に至るまでを制覇したジェノヴァ共和国。
10世紀以降より8世紀間を越える歴史の変遷を経て、今なおこの白地に赤十字の
旗印の元に集うジェノヴァの人々、なのでしょうね。



西に向かい進むと、こうした重工業の工場地域も。 イタリア統一の後、積極的に
工業国に向けての推進を図ったのだそうで、今もここに鉄鋼工場があり、

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そして、クリストーフォロ・コロンボ・ジェノヴァ国際空港。
大きくはありませんが、かっての第2次大戦中、ここジェノヴァの空港からポルトガルの
リスボンに向けユダヤ人達が脱出。 そしてアメリカに、という行路を取ったそうで、
まさに映画「カサブランカ」のお話が蘇りました。

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さて、目的地ペーリが見えて来ます。
お、意外に良いじゃないの! という印象を受けましたが、ね、そう思われません?

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上の写真がすぐ東隣の町ムルテード・Multedo、下が我々の宿のあったペーリで、
浜続きです。



港はやはり防波堤に囲まれた形になっていて、カヌーの練習やら、

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船着き場に近づいて行くと、たくさんの釣り人!
女性も混じっているのが珍しく、・・今夜のおかず用かな?

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これは翌日の夕方の、浜の釣り人。 

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一番向こう奥に見えるのが、ジェノヴァから続く防波堤。
ジェノヴァからの所要時間は、良く覚えていませんが3~40分位だったでしょうか。
現在もジェノヴァ港はイタリアで一番の貿易港である、が実感でき、楽しめました。



ペーリの宿は、船着き場から歩いて5分もかからない場所。 我が部屋の前に
海が広がり、翌朝窓を開けると、道の向こう遥かにジェノヴァの朝焼けが望め、
  
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大きな貨物船がタグボートに前後を曳かれ、トットットットッとゆっくり入って
来るのが見え、この後ぐるっと大きく向きを変え、防波堤内に。

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朝日に染まる町の西側。 あの海辺の塔も、かっては見張りの砦だったのでしょうね。
       
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ペーリの町には、素晴らしい庭園のお屋敷がある様子。
ジェノヴァから我々の乗って来たバス船で散策に来られるのも、一興かもです。               https://www.amt.genova.it/amt/trasporto-multimodale/navebus/

海の散歩、お疲れ様でしたぁ! 楽しんで頂けました様、願います。

◆*◆
       
今日土曜日は朝8時半から家を出て、成人教室の写真コースの作品展示準備に
正午まで。 我が写真ながら、大きく引き伸ばすと、うふん、馬子にも衣装で!

で、ジャンナからのお昼のお誘いを遠慮なく受け、白アスパラガスの太くて
美味しいのを頂きましたが、圧力鍋で茹でると、根元まで本当に柔らかくなり
全て食べられる事を知りました。

一度レストランで素晴らしく太く美味しく柔らかいのを長い姿で頂いたのですが、
その調理の秘密は、そうなのか!と納得です。
ぽきっと折れる所で折って、上の方を茹でて食べ、下半分の固い所はリゾットにしたり、
スープに入れたりで食べていましたが、新しいお得な調理方法を知った訳です。

ただし、我が家には圧力鍋が無く、・・さて、他の野菜の調理の為にもと求めるか。
ジャンナのスペイン・アンダルシア旅行の写真を見せて貰い、素晴らしいのが
たくさんで、拝借して皆さんにもご覧頂くかもで、その後タータの家にもより、
今度はマルケ州の写真を拝見、パソコンの指導もちょこっとし、きゃはは、

漸くに家に戻りまして、これを書き、これよりブログをアップです。
以上、今夜のブログ更新の遅れた理由で~す。

ではよろしく、お願いいたしま~す!


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