・ n.1 ジェノヴァ観光  ・ 山の上から、そして駆け足で

今日は大急ぎのジェノヴァ観光をお楽しみ下さいね。
いいぇ、重要な場所はまた改めてそれぞれご案内したいのですが、
今回で一旦ジェノヴァをお終いにしたいので、
今日は駆け足で、ざっとジェノヴァの街中の見所を一瞥頂き、
明日は船から、大海洋都市の港の眺めをのんびり、という予定!

最初は、港に係留の古い帆船、いかにもジェノヴァに相応しいですよね。

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そして、街の高台にあるカステレット・Castellettoからのパノラマをどうぞ。
広い眺めの上、少し靄っているのが残念ですが、港の西側の様子を少しアップで、

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ランテールナ・Lanterna と呼ばれる灯台、ジェノヴァの港のシンボル、が見え、

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そして少し内側、 鉛筆みたいなビル、大鉛筆・Matitone・マティトーネ、
真ん中あたりに港駅・Staz.Marittima、大型沿岸クルーズ船の発着港。

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ほんの少し場所を移動し、ここから旧市街の中心を。
中程に横並びの、左クーポラと右鐘楼はドゥオーモのサン・ロレンツォ・S.Lorenzo、
手前に重なって見える鐘楼とクーポラは、サンタ・マリーア・デッラ・ヴィーニャ・
S.M.della Vigna.

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こちら半分下に見える建物の並び、この通りが世界遺産指定のガリバルディ通り・
Via Garibaldiで、
右下手前の中庭を持つ大きな建物が、現市役所でもあるドーリア・トゥルシ宮・
Palazzo Doria Tursi

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緑の庭を挟み、左がポデスタ宮・Palazzo Podestà
通りの向かい側、一番右の赤いのがロッソ宮・Palazzo Rosso
このロッソ宮、ドーリア・トゥルシ宮、そして手前右にあるもう一つの建物(見えません)
のビアンコ宮・Palazzo Biancoとが一つの博物館になっていて、ルーベンスや
ヴァン・ダイク、そしてカラヴァッジョなども見ましたので、また改めてご案内を。

通りの向かい側、ドーリア・トゥルシ宮の庭の向こうはカンパネッラ宮・
Palazzo Campanella、その左はカッターネオ宮・Palazzo Cattaneoで、
その左に屋根だけ見えるのが、ドーリア宮・Palazzo Doria、
と言うように、このガリバルディ通りには両側に14の素晴らしいお屋敷が立ち並び、
見物した3つの建物も、ジェノヴァの栄華を物語るもの!
       


朝っぱらからお忙しい鳩のカップルを横目に、ちょっと一息。

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カステレット、小さな城と呼ばれるのは、ここに古い時代から見張りの要塞が
築かれていたからで、ジェノヴァの街を一望にできるこの高台の地区に行くには、
幾つかのケーブルカーやエレベーターがある様子で、

ガリバルディ通りの北のポルテッロ広場・Piazza Portelloからと、
ガリバルディ通りから更に西にカイローリ通り・Via Cairoliを行った所にある
ラルゴ・デッラ・ゼッカ・Largo della Zeccaからも連絡している様子。

カステッロ地区は眺めが良いだけでなく、緑の多い古くからのちょっと高級な住宅街で、
幾つか博物館などもあるようで、散策を楽しめそうです。
       

       
街の地図をどうぞ。 白い線で囲った部分が中心街と言う訳ですが、
緑の線で囲った辺りが、今回歩いて回った地域で、
街のパノラマを見たカステレット・Castellettoは上部に、
右下に付けた緑の印が、エウロフローラ開催のフィエラの会場。

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港の真ん中に突出す部分に、大きな灯台ランテルナ・Lanterna、
ジェノヴァの飛行場の位置もお分かりですね。

今回の宿は左の海沿いに見えるペーリ・Pegliにあり、中心部の旧港・
ポルト・アンティーコの緑の印をつけた所から船に乗り、港を出て外堤防の内側を通り
ペーリまで行ったのですね。
これが港の賑わいや大きさを垣間見れる、大変楽しい行程だったので、明日ご案内を。


では、ジェノヴァの有名見所を駆け足で。 街の中心、旧市街の地図はこちらに。
ジェノヴァの街角 ・ 見下ろす守護神


まずドゥオーモ、サン・ロレンツォ教会。 白と黒の素晴らしい正面のみちょっぴり。
内部の宝物庫も凄かったので、改めてのご案内をお楽しみに!

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ドゥオーモから少し坂道を上ると、このドゥカーレ宮・Palazzo Ducale.
かってのジェノヴァ共和国時代の政治の中心の建物で、中は見ませんでしたが
印象派の展覧会とアフリカ展開催中、左の建物内ではロバート・キャパ展が。
時間があったらねぇ!

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同じマッテオッティ広場の東側には、このジェズ教会・chiesa del Gesù.
なんとここにもルーベンスが2枚も、ね。

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こちらは新世界アメリカ大陸発見のコロンブスの家、ここに生まれ育ったと言われますが、
オリジナルではありませんで、17世紀にフランス軍の砲撃で破壊されたのを、
18世紀に再建した物だそう。

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そして、クリストーフォロ・コロンボ(伊語読み、1451頃~1506)の生誕地も、
このジェノヴァの街ではなく、もっと西の郊外と言う説もあり、

はたまた今回ちょっと読んだだけでも、子供の頃に単純に教えられた
「アメリカ大陸発見の大航海者」とはかなりかけ離れた人物像の、
残虐な掠奪殺戮者や奴隷商人の姿もが重なり、今迄の知識が軽く覆り、
正直いささか困惑気味で、ぼちぼちと真実をインプットして行きたいと思っています。
       
       

大きな素晴らしい噴水のあるフェッラーリ広場・Piazza de Ferrari.
ドゥカーレ宮やジェズ教会のすぐ北側の位置に当たり、広場の半分が車進入禁止に
なっているので、人々がのんびりと憩いを取っている姿が見られます。

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小さめながら美しいサン・マッテオ教会・S.Matteo.
この周辺も車の通らない旧市街で、一帯はかってのジェノヴァの名門ドーリア家の
居住地だったそうで、鄙びた中世風の空気が建物群にも残ります。

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と、大急ぎで街中を見て頂き、ええ、本当はまだまだ有名な場所がたくさんあるものの、
とりわけ、明治の日本にやって来て紙幣や印紙の版作りに貢献した
エドアルド・キオッソーネ・Edoardo Chiossoneが収集した日本と東洋の
美術品博物館・Museo d'Arte Orientaleが、庭園も含め素晴らしいとの事で、

この明治天皇の肖像画も彼のコンテ画とは、

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・・知らなんだ! ええ、それはまぁ知らない事ばかりですが、それにしてもねぇ。
これら色々全て、またのチャンスと言う事で・・、



では港に戻り、出帆!
トップで見て頂いた帆船で、 ガレー船ネプチューン号と言い、ポランスキー監督の
映画「海賊」で使われたそうで、毎日一般公開、5エウロ払うと中も見れるとの事。

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で乗ります船は、ナーヴェ・ブス・NaveBusと言い、つまり船がバスの役割
という訳で、上記した様に、ジェノヴァの旧港とペーリを結ぶもの。

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サイトはこちらに、時刻表もご覧になれます。
https://www.amt.genova.it/amt/trasporto-multimodale/navebus/

お代は、メトロの10時間有効の切符1,5エウロが使えるとの事。 お安いでしょう?!
時間があったらペーリまで行き、ぐるっと海沿いや公園を散歩し、また戻って来るのも
楽しいかもです。 勿論陸を通るバスも15分毎にあるようで、片道づつの見物もね。

乗船・出発地点は、旧港・ポルト・アンティーコの水族館の横、
この写真の左に水族館、からです。



てな事で、では出発いたしま~す、 いや、既に港を離れた所で~す。
     
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と言う所で、また次回に続きをアップさせて頂きますね。


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