・ とりとめもなく、 フリウリの事を・・ 

先週少人数のグループで、フリウリ・ヴェネツィアジューリア州、と言っても、
我が町コネリアーノからだと東に車で10分も走ればフリウリ州になり、
先回ご紹介のヴェネツィア貴族の広大な館ヴィッラ・マニンと、
もう1ヶ所古い由緒ある教会を訪問したのでしたが、

今日は、とりとめもなく、主題以外の、フリウリ行きの様子をご覧頂こうと思います。

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我が町コネリアーノ、とりわけ我がスコミーゴ村は丘が入り組んだ傾斜地にあり、
緩やかなカーヴの坂道が続き、北に向かうと山の麓の村々ですが、
東に向かうと一転して、広大な平野が開けます。

勿論北にはアルプスの流れの高山が連なっているのですが、
フリウリ平野は、ヴェネト平野よりも畑地の多い平野、とでもいうか、
その眺めの違いをいつも興味を持って見つめます。

ブログを見て下さる方々の反応は、アクイレイアなどは別なのでしょうが、
フリウリ関係には余り関心をお持ちでないようで。
ですがフリウリの地は、ヴェネツィアから北ヨーロッパに抜ける古からの街道筋に当たり、
歴史も古く、見るべきものも多い土地なのでありましてぇ、
ちっとでも、はは、関心を持って頂きたいなぁと・・、はい。

というお題目を垂れる割には、はは、とりとめもない写真ですが、
一時を、とりとめなくお過ごしくださいませませ。
       
上の写真は、冬の畑に見える枯れ木ですが、隣に並ぶ根っこの部分がコブコブに
なっているのは桑の木で、かってイタリアでも養蚕が盛んであった事を物語ります。
この日は午前中が曇り空で、小型バスの窓がスモークで、上手く色が出ずで。



羊の群れ、かなりの大群でしたよ。 
羊の群れを見て喜ぶのは日本人のshinkaiだけではなく!

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こちらに羊の群れの移動と、放牧の姿を。
サン・ボルド峠 ・ 難所の峠越えは
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467388089.html

北のお客人 ・ そして、春の訪れ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462252694.html

n.1 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464308843.html

n.2 カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464309182.html



これは古い教会を訪問したセスト・アル・レゲーナの、村の中のベネデット派の
修道院教会の門で、周囲を堀が取り囲む、さぞや広大な修道院であったろうと。

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門にヴェネツィア共和国のシンボルである有翼のライオンが見え、下にグリマーニ家の
紋もあるのを教えて貰いましたが、この素晴らしい修道院のご案内は、また別に。



で、上の修道院の門に至る前に村・町の門があり、日曜という事で全部道脇の
店が閉まっていたのですが、





食品店の出窓にこんなのが置かれていて、左の籠の中には村の伝統のお菓子、
修道院で作っていたらしいビスコッティの袋入りですが、

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右に見える二袋、Rapa alla vinacciaをどうぞ。

蕪の葡萄酒絞りかす漬け、とでも。 食べた事が無いので、グループの人にどんな味、
どうやって食べるのかを訊ねると、
蕪は大きな長い蕪を使っているそうで、このままサラダ風に食べても良し、煮ても良しと。
かなり強い味、という事で、ああ、千枚漬けを思い出し、唾が湧きましたぁぁぁ!



教会の周囲を取り巻く小川、堀の一部が流れ込んでいるのですが、
それに沿っての散歩道がしつらえられていて、ぐるっと一回りを。
陽が射したり、曇ったり、ぱらっと小雨が来たりで・・、

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ぐるっと回って行くと、闖入者用ガードマンが2人、大小が代わり番こに、
うぉ~ん、うぉ~ん。

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小川の向こうの畑の角の囲いの中では、山羊のマンマが大きな声で、母屋に向かい
ごは~ん、ごは~んおくれぇ~、と顔が見えず。 足元のチビちゃんが見えますか?

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お腹をすかせた我らもお昼を食べに。 中庭の向こうがホテルになっている様子。

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アンティパスト。 茄子とトマトとチーズの重ね焼き。 もっとグチュッと、
しっかり焼いて欲しいなぁ!

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プリモ。 カボチャのリゾット。 shinkaiはこれを選びましたが、リゾットのスープに
牛のコンソメを使っているのが分かる味、これはイケン!

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菜食家のジュリアーナは美味しいと平らげましたが?!
shinkaiは漸くに三分の一を食べただけで・・、腹減ったぁ!



こちらは鴨のニョッキ。 美味しかったそう!
お皿に店のマークが付いていますが、Abbazzia Ermannoという店で、
修道院エルマンノとでも言うのか、その関係だった屋敷なのかも。

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既にジュリアーナが半分食べてしまった、はは、リンゴのトルタ、まぁまぁの味、と。

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ミカンとキーウィのトルタ。 これもまぁまぁのお味で、他には森の果物のトルタが。
いつもアグリトゥリズモでの、安くて美味しく量たっぷり、のお昼に慣れているので、
ここも田舎で、たっぷり出ると思って予約したのでしょうね。

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所が意外に洒落た作りのレストランで、少し気取っており、その癖お味は
どれもがまぁまぁで、おまけにリゾットを全部食べれなかった私めは、う.ら.み!



店の棚には、見せ様に各種ワインが並べられており、ワインに詳しいルイーザの
夫レナートが説明を。 ですが手ぶれも多く、お高いのがお見せできずに残念。

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余談ですが、レナートは切手収集をしており、届く日本の切手の美しいのを
切り抜いて置き、暮にプレゼントいたしました。
と、美味しいワイン6本がお返しに!

日本の友人諸氏さま、送って頂いた日本の切手が、ワインに化けました。
有難うございます!
今後もレナートとshinkaiの為に、よろしくよろしく!! きゃはは。 



午後は一転して良いお天気となり、明るいフリウリの平野をバスが走り、

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奥に見えるのは植林畑で、私の大好きな眺め。 

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こんな太い塔も見え、今は周囲を含め公園になっているそう。
どこの村かは、・・忘れましたぁ!

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林の中の、小さな小さな教会も。

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水の枯れ果てたターリアメント川。 時に溢れるほどの川だと言うのに!

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マニアーゴ ・ 刃物の町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463999407.html



バスの走る国道筋はこんな感じ。

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遠くに見える高山は雪を冠り、

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手前には、太陽光発電盤が並ぶフリウリの畑。

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最後はちょっとお澄ましの三毛猫ちゃんで、皆さま、フリウリにおいでや~す!

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