・ n.1 トリエステ ・ 陽光さんさん、 そして旨いお昼を

皆さま、お久し振りです! オリンピックもお盆も済み、
私めのお休みも済み、元気はつらつ、という事にして置きましょうねぇ、ははは、
ブログを再開させて頂きます。 またよろしくお願いいたします!

まずは、このお盆休みを利用してやってきた広島の若い友人と出かけた
トリエステ、イタリア最北東部に位置する国境の街、光溢れ解放感溢れる
この街を、のんびり、そしてしっかり歩きまわった様子をご覧頂きたいと思います。

今回は休み明けでもありますし、街と港の雰囲気、そして美味しいお昼を
頂いた店のご案内をまずどうぞ!

トップはトリエステに向かう電車の窓から海が見えてきた辺り。
潮目が見え、手前ではムール貝養殖の杭も見え、

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もっとトリエステに近づくと、こんな風に湾の外に停泊する大型タンカーが見え始め、
見えにくいですが、奥に広がるのがトリエステの街。
そうなのです、トリエステに行く時はいつも海が見え始めると、
気持ちが、期待が高まります。

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駅構内。 これは駅の案内所の中から撮った物。

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トリエステの駅構内は、この部分はともかく、だだっ広かった内部が改装され、
ホームからここに至る部分がたくさんの店に分割され、スーパーもバールも
開店していますが、まだ空いたままの店もたくさん。

インフォには我らの前に2人先客がいたのですが、なんとまぁ、列車の時間比較、
割引比較に粘りに粘り、2人が済んで街の地図を貰うまでに優に30分!

トリエステご訪問をお考えの皆さま、駅構内のインフォメーションは、
トゥレーニターリア・Trenitaliaの案内が主業務で、街の情報は不案内なので、
地図以外の他の情報は、街の中心にあるウニタ・ディターリア広場・
Piazza dell'Unita d'Italiaのインフォでどうぞ!!



駅を出た所にある観光案内板。
はい、全て矢印が東、あっち、あっちに行け、と出ておりまして、

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駅のインフォで貰った地図でご案内を。
1. 駅  駅前にはリベルタ広場・Piazza Liberta

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2. モーロ・アウダ―チャ・突堤アウダ―チャ
3. ウニタ・ディターリア広場
6. カフェ・トマゼーオ・Caffè Tommaseo
7. ウンベルト・サバの書店・Libreria Antiquaria Umberto Saba
4. サン・ジュスト聖堂・Cattedrale di S.Giusto
5. サン・ジュストの城・Castello di S.Giusto

トリエステの見所としては他に、駅近くのオーベルダン広場・Piazza Oberdan
からケーブル電車で街を一望に見下ろせるオピチ―ナ・Opiciinaへ、
ここには巨大な洞窟・Grotta Giganteがあり、
駅から西に行くとミラマーレの城・Castello di Miramare、

駅前、オーベルダン広場、ゴルドーニ広場・Piazza Gordoni等を通る
バス10番が、リジエーラ・ディ・サン・サッバ・Lisiera di San Sabba、
イタリアに唯一在ったナチの絶滅収容所に、

バス20番が、トリエステ湾の向かい側小さな漁港、海水浴場のある
ムッジャ・Muggiaに行きます。

ムッジャには、魚を食べるには本当に美味しくて安い組合経営のレストラン、
小さな安いホテルも幾つもありますし、バスで30分程。
港の水族館脇から出る水中翼船だと15分ほどですので、お時間のある方、
ゆっくり泊まり美味しい魚を、の方にお勧めです。
フランスはブルゴーニュにお住まいのotiumさんがムッジャの美味しい
レストランを紹介して下さり、shinkaiも行き、旨さ保証!
小さな港の、突き出した突堤にあります。       

トリエステ ・ ミラマーレ Miramare
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460993347.html

ムッジャ ・Muggia ・ トリエステ湾の、小さな港町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/469254561.html

イタリア唯一の絶滅収容所 ・ リジエーラ・ディ・サン・サッバ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461762321.html

トリエステとその周辺のご案内
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460834526.html



重厚な駅の眺め。

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駅前のリベルタ広場にあるオーストリア最後の皇帝妃、愛称シシー、
素晴らしい美貌でフランツ・ヨーゼフ皇帝をイチコロにしたエリザべッタの像。

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ここは広場というよりも公園の感じで大きな木が茂っているのですが、
こんな風にカモメが何羽も鳩に混じって餌の確保を。

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こうして駅を後にし、右手の道を辿ると、

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じきに港、海が見えてきます! 素晴らしく陽が煌めく朝で、爽やかな風、

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傍らの海を覗きこむと、こんな小魚がいっぱい!

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朝食を家で軽く済ませ出かけ、到着後にもう一度朝食をしたにもかかわらず、
こういうのを見ると、網でざっとすくって、ジュッと空揚げにしたら・・!
と言いあう我ら!! ははは。



突堤アウダ―チャで港の空気を吸い爽やかな風に吹かれ、開放感を味わいつ、

ここはサン・ニコロ通り・Via San Nicolò.  横切る通りは車が通るのですが、
この道は歩行者専用で幾つもカフェが道に張り出し、素敵な通りなのですね。

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この写真の右側に、地図7番のウンベルト・サバの書店があり、
2か月前にもお客様と一度来たのですが、今回の友人も須賀敦子さんのファンで
やって来た次第で、書店の様子はまたご案内いたしますね。



通りで、どこでお昼をしようかと話していると老ご夫婦から英語が話せるかと
話しかけられ、向こうが何か聞きたいのかと思いましたら、
逆にどこに行きたいのか、とご親切に。

シニョーラの方は20年ほどクルーズ船に勤務していたそうで、地中海内は
あちこち行ったけど、日本には行ったことが無い、いつか行けると良いなぁ、と。
良いですねぇ! 
トリエステはイタリアで一番年金生活者層が多いのですが、
それでもこの気分の若さ、明るさ! お手本ですねぇ。

魚が食べたい、と言いましたら、ではこの道を真っ直ぐ海に向かい、サン・ニコロ教会の
横のカフェ・トマゼーオに行きなさい。 カフェという名でもちゃんと食事ができ、美味しく、
外でも食べられるし、リストも値段がちゃんと出ているから、と教えて貰い、

では、と感謝の握手をして別れ、やって来たのがこの店、年季の入ったメニュー。

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実は駅前に夏のシーズン用か、テントの案内所が出ていて、そこで再度地図を
貰いつつ、有名なカフェ・サン・マルコの位置を訊ねましたら、今は夏で閉っている、
と、カフェ・トマゼーオはここ、と印をつけてくれたのですね。
という事で、名前が重なリ、ここにしようと決めたのでした。



外のテラスはこんな感じで、写真では他のお客が見えませんが、徐々に詰まり。

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サン・ニコロ通りと駅から来る海岸大通りの角に接し、西横にサン・ニコロ教会。

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まずは生ビールが来て、・・ああ、美味しいねぇ!!

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左に見える容器にパンが入っており、フィノッキオ・ウイキョウの種入りパンもあり、
プンと香りのする、ビールにぴったりのパンでしたぁ。

生ビールはビッラ・アッラ・スピーナ・Birra alla spinaと言い 大概の店にあり、
ビオンダ・ブロンドか、モ―ラ・黒髪か、と聞かれます。

ビッラ・ビールが女性名詞なので、ブロンド女か黒髪女かという事になり、
好みの女性を聞かれているのではありませんので、
男性方、慌てしゃんすなよ、ははは。
お味は、ブロンドが軽め、モ―ラは濃い目です、色の通りね。



さて、まずは海の幸のアンティパスト。 右下手前が、蛸のマリネ、メルルーサの
ヴィチェンツァ風パテにカリッと焼いた薄いパン、海老のマリネ、鰯のサオール・
イワシの唐揚げと玉ねぎ炒めのマリネ。

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半分づつ取り分け、自分のお皿に盛り、ルーコラと一緒に頂きます、旨かった!
      
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お次は、shinkaiが魚のスープ、

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友人は貝類と海老のスパゲッティ・スパゲッティ・アッロ・スコーリオ・Spagetti
allo scoglio.

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ボンゴレ・アサリだけのスパゲッティも美味しいですが、こちらはムール貝も海老も
入る豪華版で、お値段も少し張りますが、美味しさは各段で、まだの方は
次回のチャンスには是非どうぞ!



食べている間に、横を小さなブーケを持った白いドレスの女性と数人が行き、
あ、結婚式だ、と思っていたのが、
我々が食べ終わった頃、無事市役所での式が終わったか、再び通り、アッ、と
思ってカメラを手にしたものの、あああ、美しいブロンドの花嫁の横顔が隠れ・・、

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こんな友人同士の挨拶のキス場面がね。
男性はイマイチですが、ははは、失礼、女性が美しいので、良しとしてやって下さぁい。

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で、最後をカフェで〆まして、トリエステに本社のあるイッリ・illyの
カフェ・マッキアートと横に生クリームが付いて来ました。

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ウィンナ・コーヒーの面影がこんな所に顔を出し、さすがオーストリア治下にあった
土地柄ですねぇ、奥に小さく丸く見えるのは、チョコレット・クッキー。
ええと、これで全部で56エウロ足らずだったと。



こちらが店の正面で、奥に見えるのがサン・ニコロ教会、
海岸通りですから、すぐ分かります。

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店内も素晴らしく、写真を撮りませんでしたので、サイトの方でどうぞ。
メニューもあります。 https://www.caffetommaseo.it/


この後港を一望に出来る高台のお城とサン・ジュスト教会に行き見物、
駅とを結ぶバスに乗って戻り、

駅の掲示板に、国境駅に相応しく、というにはまだ夕方なので1便だけですが、
ドュッセルドルフ行きの文字が見えたので、

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時間が少し早いのですが、コネリアーノまで2時間少々掛かり、この夕には再度
我が友人達との会食があり、早めに戻ったという訳でした。

トリエステのお城や聖堂、サバ書店については、ご案内をお楽しみに!


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