今日はイタリアの最北東、国境の街トリエステ・Triesteから西に約15kの
ドゥイーノ・DuinoーAurisinaにある古城・Castello di Duinoにご案内を。
ドゥイーノ・DuinoーAurisinaにある古城・Castello di Duinoにご案内を。
行ったは5月末の快晴の日で、海に臨むお城からの眺めが素晴らしかった!
この写真は何年も前に行った時のもので、当時はまだお城が公開されておらず、

お城のすぐ横から東のシスティーナ・Sistinaに向かい海沿いの崖の上を辿る、
全長約2kのリルケの小道・sentiero RILKEと呼ばれる散歩道からのもの。
詩人リルケ・Rainer Maria Rilkeがかってこの城に滞在し、散策しつつ
インスピレーションを受け書いたといわれるドゥイーノの悲歌・
Elegie duinesiで有名な、眺望の素晴らしい小道から。
インスピレーションを受け書いたといわれるドゥイーノの悲歌・
Elegie duinesiで有名な、眺望の素晴らしい小道から。
リルケの小道 ・ ドゥイーノ ・ Duino
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460993159.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460993159.html
ドゥイーノはどこにあるか、地図をどうぞ。 グレイの線がスロヴェニアとの国境で、
地図に赤いAの付いている場所は町の方で、
今日ご案内のドゥイーノのお城は海沿いの赤い四角の位置に。

トリエステ・Triesteから約15kと書きましたが、もっと近くにはミラマーレの城・
Castello di Miramareもあり、こちらはオーストリアはハプスブルグ家最後の皇帝
フランツ・ヨハネの弟の悲劇のメキシコ皇帝マキシミリアンが建てた19世紀のお城があり、
トリエステ ・ ミラマーレ Miramare
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460993347.html
そこから北東、山の中にあるルピングランデ・Rupingrandeの山の上の教会から
見下ろす向こうは、スロヴェニアの国。
石造りの重厚な要塞兼の教会を良く覚えておりますが、様子をまたご紹介します、
と書いたきりの宿題無提出に気が付きました、ははは。
見下ろす向こうは、スロヴェニアの国。
石造りの重厚な要塞兼の教会を良く覚えておりますが、様子をまたご紹介します、
と書いたきりの宿題無提出に気が付きました、ははは。
それでもまぁ、イタリア北東部国境の村々の様子はこちらに。
イタリア東北部 国境の町 ・ さまざま
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462967545.html
イタリア東北部 国境の町 ・ さまざま
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462967545.html
地図の左上に見えるモンファルコーネ・Monfalconeは、
ヴェネツィア・メストレと共に、大型クルーズの造船で有名な町。
さて、ここがお城への入り口。

現在(2019.8月)の公開日と料金は
公開 3月15日~3月31日 9時半-16時半
4月~9月 9時半-17時半
10月1日~14日 9時半-17時
10月15日~11月3日 9時半-16時
11月~3月半ば 週末のみ 9時半~16時
要入場料、8エウロ 割引 6エウロ
公開 3月15日~3月31日 9時半-16時半
4月~9月 9時半-17時半
10月1日~14日 9時半-17時
10月15日~11月3日 9時半-16時
11月~3月半ば 週末のみ 9時半~16時
要入場料、8エウロ 割引 6エウロ
入り口から見える奥の城館。

ちょっと珍しい彫りを施した井戸もあり、

奥の城館に続く、中の門。

この右手前に見える低い石塀の右側には、低い位置に庭園が広がり、
向こうに海が見える素晴らしい眺め。
向こうに海が見える素晴らしい眺め。
その噴水池に、ほら、カモメが飛んで来たのが、見えますか?

あ、カモメだよ、と言っているうちにチャポッと浸かり・・、水を飲みに来るのかも。

いつも通っている市のプールですが、仲間の言うには、屋外プールには冬の間、
近くの川から鴨達がやって来て泳いでいるそうで・・! ははは。
近くの川から鴨達がやって来て泳いでいるそうで・・! ははは。
入り口から城館へは少し緩やかな坂のカーヴした道で、とにかく素晴らしい眺め!
海沿い左から右への眺め。

岩の上に、古いお城の遺跡がみえますね。 ローマ期の廃墟を利用して作った
10世紀のお城跡だそうで、ここには悲しい王妃・ダーマ・ビアンカの逸話、
残酷な夫に耐えかね海に身投げしたという、が伝わります。
10世紀のお城跡だそうで、ここには悲しい王妃・ダーマ・ビアンカの逸話、
残酷な夫に耐えかね海に身投げしたという、が伝わります。

ここも要予約で見物出来る様子。
お城のサイトは https://castellodiduino.it/
住所 Duino 32 34011 Duino-Aurisina - TS
Tel. +39 040 208120
見学の問い合わせ visite@castellodiduino.it
他の問い合わせ info@castellodiduino.it
住所 Duino 32 34011 Duino-Aurisina - TS
Tel. +39 040 208120
見学の問い合わせ visite@castellodiduino.it
他の問い合わせ info@castellodiduino.it
で、この岩の下にこんなボートが見え、

ルイーザの夫レナートが、
シンカイ、あんたのカメラならドルチェ・エ・ガッバーナが撮れるだろ?!
シンカイ、あんたのカメラならドルチェ・エ・ガッバーナが撮れるだろ?!
ドルチェ・エ・ガッバーナ云々は、こちらのCMをね。 この夏、また新版が時々ね。
ついでにカプリ島一周、青い海も! n.1 カプリ島 一周にご招待!
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465140971.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465140971.html
n.2 カプリ島 一周にご招待!
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465141146.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465141146.html
レナートの写真で サン・ボルド峠 ・ 難所の峠越えは
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467388089.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467388089.html
と、そそのかされ、精いっぱいの望遠で!

あのね、お腹の出っ張ったシニョーレでね、で、3人いるよ。
出っ腹か、がはは!
出っ腹か、がはは!
・・我らは覗き仲間かや?!
カーヴの道の向こうに、綺麗に修復された城館が見え、

館の下になる入り口を潜り、 写真は中庭からで、右から入って来て、

中庭の、向こう正面の建物。

入り口脇に礼拝堂と書いてありますが、こちらの棟に、現在も城主一家がお住まいと。
中庭の左手に聳える塔、途中まで上れるそう。

中庭の右手奥の棟と右手前の棟、この海を見はらす棟が公開され、見物出来ます。

入り口脇の部屋から、


なんとも素晴らしい眺めでしょう?!!
下の部屋の展示物。 たくさんありすぎ、しかも有象無象な物までもで、・・ひがみ、
ですがこれらは、値打と見ます。
ですがこれらは、値打と見ます。


下の部屋の廊下から、中庭を望み、

廊下奥にある階段から上の階に行きますが、これが素晴らしいらせん階段で!

まず床の大理石の柄、

3階まで部屋の公開があったと思いますが、上から眺めおろすとこんな様子。
優雅でしょう?!
優雅でしょう?!

ドゥイーノのお城は、古い10世紀からの城、古い遺跡が岩山の上に見えた、
の代わりに、元からあった16世紀の塔に増築されたものだそう。
の代わりに、元からあった16世紀の塔に増築されたものだそう。
城の現在の持ち主は、なにせ14世紀以来の歴史を誇る城と貴族でして、
その変遷を語るのはお許しを願い・・、
現在はデッラ・トッレ・エ・タッソ公爵・della Torre e Tasso、
元はベルガモ出身のドイツの著名な貴族の流れをひき、
Thurn und Taxis家と言うと、1400年代からヨーロッパの郵便事業を始めた
草分けで、350年以上にもわたり事業を続け、
その家名が郵便システムに結び付いた家系なのだそう。
その変遷を語るのはお許しを願い・・、
現在はデッラ・トッレ・エ・タッソ公爵・della Torre e Tasso、
元はベルガモ出身のドイツの著名な貴族の流れをひき、
Thurn und Taxis家と言うと、1400年代からヨーロッパの郵便事業を始めた
草分けで、350年以上にもわたり事業を続け、
その家名が郵便システムに結び付いた家系なのだそう。
詩人のリルケが滞在し、彼の大パトロンでもあったのは良く知られているそうですが、
それ以前にダンテが滞在したとも、と昔読みました。
が、こうして改めて城の歴史を見ると、ダンテの時代には現在の城はまだなく、
まぁ、城館持ち主のご先祖様はお出でで、そのお館に、という事でしょうか
それ以前にダンテが滞在したとも、と昔読みました。
が、こうして改めて城の歴史を見ると、ダンテの時代には現在の城はまだなく、
まぁ、城館持ち主のご先祖様はお出でで、そのお館に、という事でしょうか
展示の中にはこんな古い写真もあり、如何にもの貴族的風貌が窺われますが、

この麗しい婦人の肖像を、今日の最後に。

次回は上階の部屋や、テラスからの素晴らしい眺めをご覧頂く事にしますね。
お楽しみに!
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