冬の霧の風景を少し忘れるべく、今日は夏の陽射し輝く小さな港町のご紹介を。
トリエステからバスで約小1時間ぐるっと湾を回り込み、海を挟んで南側の
ちょうど正面辺りに、このムッジャがあります。
バス駅は町のはずれにあり、古い町の中心にはこの門をくぐっていきますが、
この上は家のテラス風になっていて、実際は写真のイメージとすこし違い。
この上は家のテラス風になっていて、実際は写真のイメージとすこし違い。

イタ猫集まれ ・ ヴェネツィア、ムッジャ、グラード
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460919824.html
イタ猫 ・ ヴェネツィアの猫 ・ ムッジャの猫
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460918530.html
中心広場 ・ ピアッツァ・マルコーニ 絵葉書で
広場の東側を、13世紀建設、ヴェネツィア・ゴシック様式のドゥオモが占め、
北側に市役所の建物があるのをまずご覧頂き、
広場の東側を、13世紀建設、ヴェネツィア・ゴシック様式のドゥオモが占め、
北側に市役所の建物があるのをまずご覧頂き、

ムッジャはイストリア半島の付け根に位置し、10世紀にはアクイレイアの司教領
となり、その後15世紀に、ヴェネツィア共和国の元に入りました。
となり、その後15世紀に、ヴェネツィア共和国の元に入りました。
こちらは現市役所で、町にはまさに、鄙びたヴェネツィアの面影が。

ヴェネツィア共和国領となると、欠かせないのが彼、聖マルコのシンボルである
翼を持つライオン君が壁に。 今もこうして、精一杯怖い顔をして見せて。
翼を持つライオン君が壁に。 今もこうして、精一杯怖い顔をして見せて。

広場の東にある13世紀のドゥオモ。 少し特異な形をし、素晴らしい薔薇窓が。
太目の、尖った鐘楼は15世紀の物。
太目の、尖った鐘楼は15世紀の物。

このマルコーニ広場を中心に町の様々な催しが行われ、ムッジャのカーニヴァルも有名。
港風景 絵葉書で
マルコーニ広場の北にある、小さい内に入り込んだ港で、小型の漁船が舫っていて、
絵葉書の右上に見えるのがお城。
マルコーニ広場の北にある、小さい内に入り込んだ港で、小型の漁船が舫っていて、
絵葉書の右上に見えるのがお城。

イーストリアとの国境にある守備目的のお城で、14世紀にはトリエステ陣に
破壊された歴史もあるとの事。
市役所の横を抜ける小路を港の側から。 右の建物が現市役所で、
古い小さな漁港の周囲は建物に取り囲まれ、いかにも長閑な雰囲気が漂います。
古い小さな漁港の周囲は建物に取り囲まれ、いかにも長閑な雰囲気が漂います。

上の写真を撮った位置からの、小さな港を挟んでの向かい側の建物。
イメージもいささかレトロで、とても懐かしい感じ。

上の右側の建物の窓。 ペンキの剥げ落ちた窓の鎧戸と、ささやかに窓辺を飾る、
小さな花の鉢。 ヴェネツィアの赤、と呼ばれる壁の色、そして、街灯。
小さな花の鉢。 ヴェネツィアの赤、と呼ばれる壁の色、そして、街灯。

このイメージが、とても好きです。
内側の港の横を辿ると、外の開けた港に。 ここにはこんな小型の洒落たヨット、
そして少し大きな漁船、等など。
そして少し大きな漁船、等など。

海を挟み、北にはトリエステの街が広がります。
一番西の端から、パノラマ風に連続写真を撮ってみると5枚におさまる長さで、
これはその3枚目。 ちょうどトリエステの中心部でしょうか。
一番西の端から、パノラマ風に連続写真を撮ってみると5枚におさまる長さで、
これはその3枚目。 ちょうどトリエステの中心部でしょうか。

ムッジャの町はすぐ背後に丘が迫り、町の小路は狭く、急な坂が続きます。
お城への道を辿り、あちこち曲がるうちに出合った小さな、素朴な教会。

教会入口部分。 扉上の半円形に置かれた聖母子像と、上の素朴な薔薇窓が
大変素敵でした。 残念ながら、扉は閉じられていて。

追記:この教会は、サン・フランチェスコ教会と言い、ロマネスクの古教会と
いうのが分かりました。
町を見下ろす丘の上に古いお城があり、かっては町を市壁で囲んでいた、との事。
この物々しい城壁を見ると、国境の城の守備の意識が垣間見えるよう。

現在このお城は個人の所有だそうで、どなたかが住んでいる様子が窺えました。

お城のある高みから港が一望です。 この港は外側の広い方で、
奥に見える大きな船のドックはムッジャの町の外に。

その奥の山腹に広がる所が、トリエステの街の東側部分。
こうして一日遊び、帰路の汽車の窓から眺める夕陽。
トリエステを出ると電車は高台を走り、何もない広い海が見渡せます。ブレご容赦。
トリエステを出ると電車は高台を走り、何もない広い海が見渡せます。ブレご容赦。

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