・ ヴィッラ・カルロッタ ・ コモ湖の別荘、庭園を

そちら日本はゴールデン・ウィークが始まっていますね。
爽やかな新緑の候、あちこちお出かけの計画がおありの事と思い、
こちらも負けずに、ははは、

先日のコモ湖旅行で訪問したヴィッラ・カルロッタ・Villa Carlottaの
素晴らしい庭園をご覧頂こうと思います。

写真は、午後素晴らしく晴れ上がった中、べッラージョから対岸に渡るおり、
見えてきたヴィッラ・カルロッタ。

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ヴィッラ・カルロッタはどこにあるか、地図をどうぞ。

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コモ・Comoから遊覧船に乗り、途中右、左と各停留所に停まりつつ、
べッラージョ・Bellagioまで2時間。
ここで船をおりてお昼解散となり、午後再度集合し乗船、
対岸のVilla Carlotta(Tremezzo・トゥレメッゾと同じ停留所)に渡り、
船着場のすぐ横に、このヴィッラ・カルロッタがあります。



上の写真左に見えるお屋敷がそれですが、
見えてくる庭園の様々な色!傾斜地に沿っての様々な新緑、花の色が見事。

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そして、お屋敷の正面を通りすぎ、

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停留所から入場口に。 見上げる像とお屋敷。

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さて、ヴィッラ・カルロッタにその名を残すカルロッタ・Carlottaなる方ですが、
プロイセン貴族の美しい方。

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やはりちょっとは、どんな方だったか知りたくなりません?

正式名は、Friederike Luise Wilhelmine Marianne Charlotte
von Preußen はい、読める方はどうぞ、ははは、
1831-1855年、1850年ゲオルグ2世公爵と結婚したものの24歳の短い生涯、
音楽の才があり、幾つかの作品も残しているそう。
恋仲で結婚した夫との間に4人の子を出産後に亡くなりましたが、 
この別荘は、彼女の母親からの結婚の贈り物だったのだそう。

ところでこのカルロッタの母なる方、オランダの王族出身で
マリアンネ・フォン・オラニエ=ナッサウと言い、プロイセン王の第4王子と
1830年に結婚、カルロッタを長女として1男3女が生まれますが、
1845年に浮気者の夫から逃げ、元御者の愛人と暮らし始め、
やったぁ! ははは、歴史ゴシップ大好きshinkai! 

1849年には正式に離婚が成立したと言うのですが、先進的夢想的な女性だったとはいえ、
不義はお家のご法度、その後宮廷生活からは完全に閉め出され、
イタリアとドイツで暮らしたそうで、それでこの別荘との関係が分りますね。 
       


広い広い庭園とはいえ、植木を刈り込み幾何学模様を描き出した庭園ではなく、
世界各国の植物を集めた庭園でして、

こんなオレンジとシトロンのトンネルもあり、下を通り抜けつつ、
オレンジの爽やかな良い香りを吸い込み、

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木立ちの隙間から、コモ湖の美しい湖面が見え、

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後にしてきたべッラージョの町も!

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ちょうどツツジの花が咲き始めた所!!

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傾斜地に広がる庭園の間を小道が縫い、

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小花たちが、それぞれ色を競います。
これらの花は毎週一番良い状態のものに取り替えられるのだそう!

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きっと南の国から来たのであろう植物も見え、

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こちらはシダの谷と呼ばれる、自然の地形を生かし何十種類ものシダが生息して
いるそうで、湿気を保つ為、定められた時間ごとに各所から噴霧されるのだと。

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庭園全体でと思うのですが、12人だったかな、の庭師が常に働いているそうで、
やはりそれだけの手間をかけてこれだけの植物庭園が保たれているのですね。



これはメタセコイアの樹、初めて見ましたが、顔が見えているのがコモのガイドさん。

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メタセコイアの樹の葉は樟脳と同じで、拾った枯葉を揉むと
ツンと樟脳の匂いがし、箪笥にいれると虫除けになるそう。

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足元、小路に出ているポコポコゴツゴツの木の根。

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もともとのこのヴィッラは17世紀の終りに侯爵ジョルジョ・クラリーチ・Giorgio
Clariciが建設したもので、大きくとも他のこの地の別荘に比べ地味なものだったそう。
それを次の持ち主ジャン・バッティスタ・ソンマリーヴァ・Gian Battista Sommariva、
彼は企業家で政治家、ナポレオンの友人、美術の収集家だったそうで、
19世紀の初めにここを買取り、庭園の改修をし、屋敷内にコレクションを。

そして結婚の贈り物としてカルロッタの母親が買ったわけですが、
カルロッタの夫のサッソーニア・マイニンゲン公爵が植物学に大変情熱を持った方で、
現在の形に仕上げたのだそう。
7万平米を越す敷地に、ツツジや石楠花だけでも150種を越す種があるという、
素晴らしい植物庭園なのですね。



庭園の小路を辿りながら高い位置に行くと、こんな感じ。
長い年月を経て、様々な樹が大きく育っているのが良く分かります。

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こんな可愛い細工も、まぁ、許せますね。 中に見える青い小花は忘れな草。

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忘れな草が上手く撮れなかったので、これはつい先日撮った、我がコンドミニオの
庭に咲くものを。 お隣のシニョーラ、ヴェネリタはお花育てがとても上手で・・。

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忘れな草のイタリア語名はNontiscordardimé・ノンティスコルダルディメ、
同じ題名の有名なカンツォーネがありますので、古き良きイタリアを偲び、どうぞ!

リフレインで歌われる歌詞は
  non ti scordar di me   私を忘れないで
  la vita mia legata di te   私の人生は君に結ばれている
  c'è sempre un nido nel mio cuore per te
  私の心にはずっと君の為の巣がある
  non ti scordar di me    私を忘れないで
ああ、イタ男!



所々に置かれたベンチに座り、

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コモ湖の素晴らしい風景を。

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赤い椿の長い生垣もあったのですが、まだ蕾が多かったので、
ひっそりと咲いていた椿2種を。

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庭園地図を見ても、我らが歩いた何倍もの広さがあり、植物好き、お花が好きな
方には見飽きないと思いますが、我らはお屋敷内の見物に。

これは優雅で上品な1階の部屋の天井、

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こちらは居住区だったと言う2階の、素晴らしい天井画で、吊るされたランプも
素晴らしかった!

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と、ひとまずお部屋のイメージをご覧頂きまして、はは、



ここのコレクションに、アントーニオ・カノーヴァの作品があり、
この男性像は全身の大きなものでしたが、バランスが少し危ういかもと、
この部屋に運び込まれたままなのだと。
       
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いかが、素敵なお尻でしょ?! 



マグダラのマリーア。 暗い部屋、後ろに鏡という舞台装置。 

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プシケの愛。 プラトニック・ラヴで、近寄るだけで接吻できないのだとかなんとか、
ガイドさんが熱を込め説明を。
本物(第一作?)の他に、3つほどコピーがあるとか。

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これは可愛い作品でした。

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他にもアイエツ・Hayezの「最後の接吻・ロミオとジュリエッタ」等もありましたが、
あのアイエツの描く女性の横顔、のぺーっとした横顔がどうも好きでなく・・、
済みません、省略です。
      
A.カノーヴァ塑像博物館 ・ ポッサーニョの夕暮れ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467387849.html

アントニオ・カノーヴァ ・ 塑像博物館、テンピオ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463694164.html



屋敷の上から見る、正面入り口。
あの可愛い噴水のある小池には、オタマジャクシがうようよ!

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礼拝堂の向こう、プラタナスの樹が2本見えますね。
あれはスタンダールの「パルムの僧院」に登場するプラタナスの並木、
本をちゃんと読んだかどうかも記憶にあやふやですが、へへ、
それの現在残っている2本なのだそう。

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「パルムの僧院」に、パドヴァのカフェ・ペドロッキが登場するのは覚えており、
きっとどこかに指摘があったので読んだのでしょうが、
確かザバイオーネをご馳走になったとかなんとか・・。
うん? 誰がご馳走になったん? ・・ちゃんと読んでない事判明!



ヴィッラ・カルロッタの見物を終え、屋敷前から見るべッラージョの
ヴィッラ・メルツィ・Melzi.  ここもお庭が公開されておりましたっけ。

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背後に聳える高山は、あれはコモ湖のレッコ側の背後に辺り、
ドロミーティに含まれる山々、雪が見えます。



屋敷前の細い道を行く、真っ赤なアルファロメーオ!
そう、ガルダ湖と同じで、湖畔沿いの道は細くカーヴ続き。

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さて、コモ湖訪問を終えた我らは、レッコの宿に。

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素晴らしい景色もあれこれ見れ、もう一度と思う場所もたくさんありましたが、
う~む、あの細い道と車の多さを考えると、さて・・!


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ええとです、日本はゴールデン・ウィークですよね?! という訳でもないのですが、
3日から10日まで、ウンブリアに出かけて来ます。

ちょうどアッシジで「カレンディマッジョ」のお祭りもあるので、それを見かてがら
アッシジに5泊しますが、
往きにミケランジェロ・カプリオーラでミケランジェロの生家により、
まだ行った事のないチッタ・ディ・カステッロに2泊。

アッシジからは、近くのスペッロとペルージャに半日ずつ、とにかく今回は7年ぶりの
春のアッシジに浸るつもりで、戻りにグッビオに寄ろうかな、という程度の計画です。

という事で、ブログは16日までお休みを頂きます!
これが済みましたら、もう秋の日本行きまでお休みしませんので、
はい、良い収穫があるよう、願ってやって下さいませませ!

では、行ってまいりま~す!
皆さんにも、良い春の休暇でありますように!!

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