・ n.1 ボローニャ・チェントロ ご案内

快晴の水曜、ボローニャにグループで出かけて来ました。
ちょうど開催中のフェルメール展と、街の中心部訪問だったのですが、
大急ぎで写真を整理し、いずれにしても1回では到底無理ということで、はい、
街の中心部のご案内ちょっぴり、その1という事で纏めました。

ご一緒に散歩のおつもりで、古くからの歴史を持つ、
この重厚な大都市の様子をどうぞ!

写真は高速から降り、街に差しかかり、高層アパートの眺めに、
わぁお~!という所、ははは。

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鉄道駅のすぐ近くの高架を渡り、
駅前も通ったのですが、写真撮りそびれ・・!

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街の中心の西にある、サン・フランチェスコ教会の後ろでバスが止まり、
ガイドさんが乗り込み、と同時に若いお兄ちゃん2人が皆にイヤホーンを
配って回る、という手際のよさ!

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そしてお昼過ぎにドゥオーモ見学を終え出て来ると、この2人がちゃんと待っていて
回収するという、大都会だなぁ! こういうレンタルがあるんだなぁ!と
大いに感心した田舎者でしたぁ。

ガイドさんが、もう30分早く到着したら、サン・フランチェスコ教会の中を
見て貰うつもりだったけど、ミサが始まってしまって、と、街の説明をあれこれと。
我らのバスは高速を降りて街に入るところで停滞し、待ち合わせに遅れ、
     
  

そんな説明を聞いている間にも、後ろに到着したバスから小学生の
遠足グループも次々降りて来ます。

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同じ我が町からも、同日に他のグループのボローニャ見物があり、ははは、
帰りのバス待ちでかち合ったりもし!



ボローニャ・Bolognaはイタリアの南北東西を結ぶ重要な交通要所に位置し、
北のパドヴァから、ボローニャ、フィレンツェを通りローマに、
東のリミニからは、ボローニャ、パルマ、ピアチェンツァを通りミラノにという位置。

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我が町コネリアーノからは199k、1時間56分と出ましたが、
行きは途中休憩もあり、まぁ3時間、が戻りはあっという間の2時間少々で。

フィレンツェ方面にはここボローニャからアッペンニン山脈越えで、
今年は5月と9月、2度の予定・・、うむぅ!

アッペンニン越え ・ ボローニャ ~ フィレンツェ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461812720.html       
       


街のほんの中心部の地図をどうぞ。
12.サン・フランチェスコ教会 この前から東に、ポルタ・ノーヴァをくぐり
   まっすぐ進むと街の中心広場ピアッツァ・マッジョーレ・Piazza Maggioreに。
   広場西側を占める大きな建物がパラッツォ・コムナーレ・Palazzo Comunale

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1. ドゥオーモ・サン・ペトローニオ・San Petronio
2. パラッツォ・デイ・ノタイ・Palazzo dei Notai・公証人の建物
3. ネプチューンの泉・Fontana del Nettuno
4. エンツォ王の館・Palazzo di Re Enzo
5. ポデスタ宮・Palazzo del Podestà
       
6. サン・ピエトロ教会・Chiesa di San Pietro
7. 2つの塔、高い方が、アジネッリの塔・Torre degli Asinelli
       
14. この先にサント・ステーファノ・Santo Stefano
    古い教会2つが重なる素晴らしいもの、別にご案内を。
13. この図では分かりませんが、広場の東を占める長い建物、
    8の婦人像の図の下に、サンタ・マリーア・デッラ・ヴィータ教会
15. 今回のフェルメール展の会場パラッツォ・ファーヴァ。

ボローニャの以前のご案内 ボローニャ ・ Bologna ・ 落穂ひろい
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463245801.html

ボローニャ ・ Bologna ・ 美食と意外性の街
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463245560.html



さて街の中心に向かい、12のサン・フランチェスコ教会前から道を渡り、
この威圧感あるポルタ・ノーヴァをくぐります。

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上の地図にはヌオーヴァと書いてありますが、ノーヴァ・Nova、意味は同じ、
新しい門。 新しいとはいえ、ボローニャの街を囲む城壁がそれ以前の
古いのを取り壊して造られたのが10世紀頃。
それ以後も街が大きくなり、12~16世紀にかけても新しい城壁が造られ、
これはその新しい門。



高い門をくぐった所で遊んでいたのは、この白いワンちゃん、門のすぐ内にある
お店の子で、名前はガイア。 が、可愛い美人のお姉さんの方に
ピントが行ってますねぇ、ははは。

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門の内側から。

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ボローニャの街は、37kにも及ぶポルティチ・Portici・アーケードの複、でも
有名なのですが、狭いながらもこの道にもちゃんと続き、

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足元はこんな嵌め込みの石模様。 ずっと以前はきっと道は地道だった筈ですから、
ポルティチが続くと雨の日にも心配ないという、昔からの都会生活だったのですねぇ。

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今回は久しぶりに男性のガイドさんで、歯切れよく、説明の巧い優秀な方でした。

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ですが、脚が長いからか歩くのが早く、我々写真を撮り撮りの数人は
何時も後から必死で追いかける有様で・・!
イヤホーンをつけているので、それを聞きつつどの方向かと追いかけ、ははは、
おかげで今回はかなり疲れましたぁ!



途中から左手に見えるコムナーレ宮の建物ですが、ね、まるで要塞でしょう?

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13~16世紀の3つの建物が一緒になっているそうで、かっての権力の象徴。



左手にずっとコムナーレ宮の壁が続き行く手に見えてくる塔は、コムナーレ宮の
マッジョーレ広場に面しての角にあるアックルシの塔・Torre degli Accursi.

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前方を睨みながら、せっせと歩きます!

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漸くに右手に小さな広場が開け、彫像とベンチがあちこちに置かれ、
ちょっとした市民の憩いの場も。

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そして抜けて出るピアッツァ・マッジョーレ。 写真は様子が分かりやすいかと
反対側からのもので、正面の長い建物コムナーレ宮は、右手にもっと長く続き。
現在はボローニャ市役所が入り、その他に市の美術館、白い静謐な静物画で
有名なジョルジョ・モランディ・Giorgio Morandiの博物館もあり
彼はボローニャ生まれなのですね、

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3階には一連のフレスコ画で装飾のファルネーゼの広間・Sala Farneseの
部屋もあるそうで、・・やはりもう一度しっかり出直さないと見切れません!!

追記: 現在モランディの博物館は、駅近くのMamboという現代美術の
    博物館に移っており、 住所Via Don Giovanni Minzoni, 14,
    Telefono: 051 649 6611



では順繰りに時計回りで、はは、広場を囲む建物のご案内を。
コムナーレ宮角の塔の最上部。

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そしてその下、この塔は1444年公共の時計を設置する為に高くされた部分と。

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こんな感じでコムナーレ宮の正面が続き、

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1478年に設置された聖母子像、テラコッタ製。

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16世紀の中央入り口の上に居られるのは、第226代教皇グレゴーリオ13世・
Gregorio XIII(1502-在位1572-1585)ボローニャのブオンコンパーニ家出身。
グレゴリウス暦の採用でよく知られる教皇ですが、天正の4少年使節が
この教皇の最晩年に謁見を賜った事でも日本人には記憶に残ります。

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それにしてもその下の紋かな、半ば崩れかけ、それを2色のテープで結わえていて、
いっそのこと、赤白緑の3色にすれば良いのにね、ははは。



コムナーレ宮の東にサーラ・ボルサ・Sala Borsaという建物があり、
元の証券取引所と思いますが、2001年から情報収集交換図書館とでもいうのか、
Biblioteca-Mediatecaとして改装発足したのだそう。

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床にはガラスが張られ、下のローマ期、中世、ルネッサンス期と層をなす
考古学発掘が見え、100台を越すPCが備えられたイタリアで一番大きな部屋の一つ、
そして大きな特徴は、子供と身体障害者へのサーヴィス提供なのだと。

38万人を超す市民の街、ヨーロッパ最古の大学が開かれた街、美食でも有名、
そして都市生活を楽しめるイタリア一の街としても時に名が挙がるこの大都市は、
確かに一歩先を行く姿勢を示していますね。

建物の前に掲げられるたくさんの顔写真の碑は、第2次大戦でのレジスタンスに
身を投じ亡くなった若者達に捧げられたもの。



さてコムナーレ宮と、奥の広場の間にあるのがネプチューンの泉で、
サーラ・ボルサの前に向き合って、右手奥に13世紀のエンツォ王の館、
上に飾りがついている建物ですが、館というよりは王の牢だったのですね。
重なって見える塔は奥の教会のもの、ややこしくすみません。

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サルデーニャ王エンツォ(1220-1272)は、神聖ローマ皇帝フェデリコ2世の息子。
グエルフとギベリンのモデナ近くで戦いの際、ボローニャの捕虜となり、
この建物内で23年間を、亡くなるまで過ごしたのだと!

勿論父王は身代金の支払いを申し込むもののボローニャ側は応じず、
昼はかなりの自由が認められたものの夜は吊るされた籠の中とか、
23年間の間に3人の子をもうけたとか、
上に名が出たボローニャの名家ブオンコンパーニの祖は、彼の子とか・・、
何か中世のお伽噺のような、伝説のようなお話があれこれ!
そんなこんなも追々お話いたしますね。

中庭を挟んで、手前角が見えるのがポデスタ宮。



というところで、ネプチューンの泉のアップを。

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今回見ると、下の四隅を囲む女性像の乳房からは水が出ておらず、
あちこちからささやかに泉が流れ・・。
ちょっとした待ち合わせ場所というのか、泉の周囲はいつも人で賑わい、
全体の姿を撮るのは難しく! 



こちらは手前角にあった泉。 

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ポデスタ宮の全景を。
塔は、13世紀建設のアレンゴの塔・Torre dell'Arengo.
ポデスタ宮の建設は13世紀と、街でも一番古い時代のものですが、
       
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正面はルネッサンス期に改装されたのだそうで、優雅。

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が、そばで見るとかなり磨り減っていて、使っている石が少し脆そうな石にも
見えましたが、現在修復中でした。

エンツォ王の館と呼ばれているのも、ポデスタ宮が手狭になり増築をした所で
王の捕虜問題が出来、結局建物完成3年後から「エンツォ王の金の牢」となった、
と読みました。



こちらは広場の南側を占めるバンキ邸・Palazzo dei Banchiと呼ばれるもの。
バンキ(バンコ・銀行の複)から想像できるように、かってこのアーチの下に
両替商が店を持っていたのだそう。

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現在はこういう風に一体の長い建物に見えますが、これは16世紀半ばに
個々の建物の正面を揃えたのだそうで、確かに街の写真を見ていて、
後ろ側は別々な建物なのを不思議に思っていたのでした。

見える後ろの塔は、



左奥の細いのが、街の中心部に2本残る細い塔の1本のアジネッリの塔で、
ここには昔上った事があり!

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右の大きな丸屋根は、すぐ近くの教会サンタ・マリーア・デッラ・ヴィータ・
S.M della Vitaの物。



ということで広場の西を占めるドゥオーモ、サン・ペトローニオ・San Petronio
なのですがぁぁ、はい、ご覧のように正面下部殆どが修復で覆われており・・!

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入り口もこんな感じ!
ローマ、ヴァティカンのサン・ピエトロ聖堂よりも大きなのを! という、かっての
ボローニャ市民の意気を示すこの大聖堂なのですが、現在は内部は写真禁止。

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ですが、大変素晴らしい日時計なども見ましたので、
あちこちから写真をかき集めてでも、ははは、ご案内いたしますね。



ドゥオーモの横、マッジョーレ広場の北西の角を占めるノタイオ宮・
Palazzo dei Notai・公証人の建物、1人ではなく公証人達の組合使用と。

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元の8世紀からのを14世紀に建替え、1908年に修復と、建物の真ん中に
見える紋に。 インキ壷に差し込まれた羽ペンが、公証人を現します。

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朝のうちは見学の小学生の団体が目についた広場も、徐々に人が集まり始め、

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これはネプチューンの噴水前のパフォーマンスですが、
・・嬉しそうに見るのは、はは、一人だけ。

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修復中のポデスタ宮のポルティコの下。 柱の飾りが優雅でしょう?

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サン・ペトローニオ聖堂の正面を。 左角は既に洗われて見えていますが、
この様子ではまだまだ数年かかりそうですねぇ!

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正面修復中の足場の2人はどうやら女性の様。 高い現場でのお仕事、大変!

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南側のポルティコの下を抜け、

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南に抜ける細い小路、古い魚市場通りを。

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この小路に素晴らしい食料品店が並び・・!! ほらね、

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という所で出し惜しみをして、ははは、次回のお楽しみに!!

  
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