・ ラヴェンナの街 ・ 日曜日の広場では

ラヴェンナ・Ravennaはヴィザンティン・モザイク、世界遺産指定の遺跡、街
として有名ですが、中でも素晴らしいのがバジリカ・ディ・サン・ビターレ・
Basilica di San Vitaleとガッラ・プラチーディア廟・Galla Placidia.

が、こちらのご案内は既に済みましたので、今日は街の様子をご覧頂こうと。
秋の快晴の空の下、街の中心の賑わいをどうぞ!

写真は、奥に見えるのがサン・ヴィターレ聖堂で、見物の後この門から、という所。

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n.1 ラヴェンナ ・ モザイク詣で    街の地図もこちらに
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463938572.html



街の中心に向かうべく暫く進み左折すると、このカヴール通り・Via Cavour.
そう、古い街の中心の通りは大概こんな風に狭く、写真右上に通りの標識が
見えますね、普通どの街でもこんな感じですが、

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モザイクで有名なこの街では別の種類もあり、(以下写真3枚mkちゃん)



ほらね、こんな風にモザイクを入れた凝ったのもあるのです。
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ついでに、別の通りの標識も。

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こちらは広場にある大きな植木鉢ですが、なかなか、やるでしょう?!       

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最初は単に印刷の焼き付けかと思ったのですが、本物だと気が付き、
色違いを私めも撮っていますのでどうぞ。

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カヴール通りから左に入った所にインフォメーションがあり、あれこれパンフレットを
貰いに寄って見た、ウィンドウのこの大きな写真!

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サン・ヴィターレ聖堂にあるテオドーラ王妃の顔で、ここまで大きくして見せて貰えると、
顔の陰影にどんな色石が使われているのか、王冠から下がる光る珠には
貝殻が使われている、事などもよく分かります。

いやはや、なんともくっきりはっきりの凄い美人描写!
       
テオドーラ王妃の生い立ちについては、先回ご紹介した通りで、
この美貌なら、と納得できますですね、はい、
それにしても、これが1400年前の作品なのですものね。

建築技術は、中世のマエストロはローマ期に及ばなかった、とよく見聞しますが、
モザイクでの表現技術は現代を越えるのかも!



またカヴール通りに戻り進むと、この元教会の建物。
現在は各種展示会に使われているサン・ドメニコ・S.Domenico.

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昨秋9月末に行った時は、「LA COLPA LA PENA L'ESTASI IN DANTE
ダンテの作品における罪と罰と歓喜」とでもいう展示があり、



これはギュスタヴ・ドレの有名な作品「パオロとフランチェスカ」。

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このダンテの「神曲・地獄篇」に登場する2人の悲恋舞台とされる
グラダーラにも行く予定でしたので、良いチャンス、と予習を兼ね!
様々な画家による作品鑑賞もついでに。

ダンテの作品を感情豊かに朗読するヴィデオもあり、格調高い文体には
到底ついて行けませんが、でも何かしらね、
あの切羽詰まった若い情人達の感情は伝わって来まして・・。

ええ、兄嫁と義理の弟の悲恋、平たく言えば姦通物語ですが、
ダンテの作品から後世の芸術家達が受けたインスピレーションの大きさは驚くばかり!
       
さよう、グラダーラの要塞をご紹介の際には、この不肖shinkaiも腕によりをかけ、
きゃはは、執拗に詳細に、大いに楽しみつつ、ご紹介させて頂きますぞ!
       


こちらは上に名の出たA.コスタ広場で、奥は市場の建物で、日曜で市場はお休み、残念。

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イタリアの広場や通りの名には、有名人偉人の名が冠される事が多く、
このA.コスタ・Costaとは誰?と調べましたら、
アンドレア・コスタ、エミーリア・ロマーニャ州はイーモラ生まれの
19世紀後半のイタリア社会主義の先駆けと。



お昼時でもあり、食事に良さそうな場所を求めつつ、店を覗きながらゆるゆると。
ウインドウの飾りつけセンスが良いというのか、色の美しさにも感心しながら・・。

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街の一番の中心、ポポロ広場・Piazza del Popoloに出ると、
日曜で何か催しが行われている様で、細長い広場の周囲にたくさんの
テントの屋台が出来ています。

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何かと思ったら、各種ボランティア団体が寄付金集めも兼ねての宣伝活動で、



秋空の良いお天気、たくさんの人出で賑わい、広場のカフェの席にもたくさんの人。

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あれこれ覗きこんでいたらシニョーラに話しかけられ、ヴェネトに縁のある方と分かり、
しっかり捉まり、・・ええ、詰まる所は寄付する羽目に!



こんなテントもあり、何か美味しそうなものが出そうな予感も。
ですがまだ開店前で、指を咥えて待っている訳にもいかず・・!

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これは友人mkちゃんの写真で、こんな風に子供相手のお話や遊びのボランティアも。

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ほら、左のシニョーラの手に財布が見えるでしょう?ね、私だけではないのですよ、
カモ、もとえ、心の優しい人はね! ははは。



も一つ奥の広場・ヴェンティ・セッテンブレに繋がり、こちらにはメリー・ゴーランド。

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有機栽培の野菜果物や蜂蜜類などの店も。

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最後は、少しシンプルな飾りつけですが、結婚式用の車を。
同じ場面でも、mkちゃんの方が構図が良いのでこちらを。

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ビザンティン・モザイクに圧倒されたラヴェンナの街で、お昼を食べがてらの
散歩で街の様子も楽しめたのでした。

車は通行止めで、のんびりと家族連れの人々が
秋の素晴らしい陽気とあれこれの屋台を楽しむ姿、
そう、イタリアの街の広場では、ちょいちょい食品市や各種展示市が開かれ、
人々が集まり賑わいます。

お出かけの場所でそんな催しを見かけたら、どうぞ飛び込みでお楽しみ下さいね。


◆*◆

先日ご覧頂いた「カフェ博物館見学」ですが、ブログ掲載した事を知らせましたら、
写真は見れる物の日本字がすべて□□と出るので、何を書いたのか知らせてくれと!!
あああ、・・イタリア語のお勉強と思い、ただ今翻訳中。 時間を下さい、と!

カフェ博物館 ・ Museo del Caffè
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463850517.html

それにしても、私のイタリア製のPCでは日本字も読み書きできるので、
□□と出るのは古いPCかと思ってましたら、
昨夕行ったルイーザの家の彼女のPCでもこう出る、と知りました。
ふぅむ、メーカーにより、システムに違いがあるのですね。

イタリア版、ヨーロッパ言語のPCと、日本語PCとではキーボードが違います。
アルファベットの位置は大体同じですが、アクセントの付く à ì ù è é ò があり、
e はè é と2種あるので、その辺りの配分位置が違うのと、後は記号の位置が少々。

で、こちらで良く見かけるデスクトップ画面の様子は、
無地にショートカットがいっぱいいっぱい、全面に散らばっている、というやつで、
いつもお腹の底に笑いが来ます!! 昨夕見たルイーザのもご主人のもこれで!

デスクトップ写真を季節によって替えたり、ショートカットも整理するとか、
そういう事は余り無い様子、というのが私の知る範囲で~す。

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