・ 北国の朝 ・ ロヴェレートからトレントまで、そして古城 

ロヴェレートのご案内が続いていますが、今日ご覧頂くのはホテルの窓から見た、
朝一番の光が山の上に届くところ。
徐々に光が麓に下がり、山腹の村々が順番に現れる様子。

そしてロヴェレート・Roveretoから北のトレント・Trentoに向かう道で
見た山上の素晴らしい古城、などです。

写真は、街のはずれから見た北側にそびえる山の並び。 こんな感じで、
ぐるっと街の東側も囲まれているのが、夜のホテルの窓からは何も見えなかったので。

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翌朝7時半からの朝食に行くべく用意をしつつ、ふっと窓の外を見ると、
北の山の一番東端、高い先っちょに、光が届き始めたのが見えました。 わぉ! 

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5階の私の部屋の窓からは昨日見た北に続く側も見え、こちらにもこんな風に。

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間にも何枚か撮っているのですが、ははは、抜かし、違いがはっきり見える分で。
北東。

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北。

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最初は、あれ、こちらはどちらの方角だっけ? と一瞬考え、ははは。
で、そうか、山々が高いから、南に回っている太陽の光が、低い山の隙間から、
谷を通して届くんだ、と納得したのでした。

ロヴェレートからトレントにかけての谷は、ヴァッラガリーナ・Vallagarinaと呼ばれ、
流れる河はアディジェ河・Adige. そう、ヴェローナ・Veronaを通り、ポー河に注ぐ河。


  
遅れ加減に食堂に行き、出会ったジョヴァンニに朝日を見たか、と聞きますと、
うん、と頷きましたね、やはり!
ですが、これは部屋の当たりも良く、反対側とか低いと見れませんものね。

食事を済ませて戻ると、既にすっかり上の方は現れていましたが、
今度は徐々に浮かび上がってくる山腹の村々の姿。 これは北。

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そしてもっと北西。

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北のこの村は、真ん中のちょっと高台に教会があり、村落の塊が左右に分かれて
見えますが、案外村の名も違っていたりして・・。
手前が見えて来るにつれ、深い谷も姿を現し・・、

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こちらは北東に広がる村。 そう高い位置ではないので、
新しいコンドミニオらしい建物の姿も。

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ほら、全体はこんな感じ。 真ん中に教会のある村はこんなに高い位置で、
その右下にある村と。 そして街の中心はまだまだ陰の中!

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最初に光が当たった山も、今はしっかり山の色が見え、

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光が徐々に下がるにつれ、あ、これはお城だ、こんな所に城がある!

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と言う様子で、これが最後の北側全体。 小さくて見えにくいですが、
最初の2つに分かれた村、その下真ん中にお城、その左と右に広がる下の村々、
そしてまだ陰の中の街。

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9時頃にホテルを出発、仲間でバスの一番後ろの列を占め、はは、
広い窓から快晴の風景を楽しみつつもカーヴが多く、あっちに振られこっちに戻り!

そしてホテルの窓から北と思っていた例の村々が、谷の向こう側だった事も分かり、

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地図をどうぞ。 ロヴェレートからトレントは27kほど、半時間の距離。

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そして右中に赤い印を付けた所に、



ほら、こんな山上の古城!

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村を見下ろす位置の、この高さで、そしてかなり大きな城。

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ロヴェレートで貰った地図にも、インフォメーションで貰ったパンフレットにも
このお城が載っていて、カステル・ベゼーノ・Castel Beseno.

ヴァッラガリーナの要の城として、北の皇帝領と南のイタリアを結ぶ通商路の監視点。
元は中世の城だったのが、16世紀前半に今見る姿に拡張要塞化されたのだそうで、
この谷にある要塞、城では最大、麓に見えた村はボゼネッロ・Bosenello.
       


サイトであれこれ見つけた写真をどうぞ。

これ、美しいでしょう?! 南東側の低い位置に城の門があり、
我々が通った下の平野の様子、アディジェ河も見えます。

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ロヴェレートの街は、一番奥の低い山を回りこんだ向こうに当たります。



こちらは空からの写真で、城の構造が良く分かりますね。

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現在は、回顧的催しが行われる博物館的存在の様子で、こんな写真も! 

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カステル・ベゼーノのサイトはこちらに。 英語版・ドイツ語版も見れます。
http://www.buonconsiglio.it/index.php/Castel-Beseno/informazioni/orari-e-biglietti

古城といえば、トスカーナにこんなお城もありましたっけ。
モンタルチーノ ・ 歴史と、ブルネッロ・ワインと
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461362974.html

ラディコーファニ ・ 中世カッシア街道、要塞の町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461280756.html



さて、我々は先に進みます。 朝の光を受けた、山の怪異な姿も見つつ、

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山麓の家にも畑にも、漸くに光が届きます。
手前はブドウ畑で、枝を広げる為、支えの棒がY字型になっているのですね。

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と言うところで、トレントに到着。 街の西側をアディジェ河が流れ、
これは川向こうの教会サンタッポリナーレ・Sant-Apollinare.

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我らはサン・ロレンツォ橋を渡り街中に。 素晴らしく大きな城ブオンコンシーリオや、
トレント公会議で有名なドゥオーモ等、見所の多い街はまたのご案内という事で。
  

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