今日ご覧頂くのは、イタリアの一番美しい村々にも選ばれているドロミーティー麓の村
メッザーノ・Mezzanoで、この美しい村のご案内はまた改めてさせて頂く事とし、
今回は興味深い木のモザイクの展示をご覧下さいね。
メッザーノ・Mezzanoで、この美しい村のご案内はまた改めてさせて頂く事とし、
今回は興味深い木のモザイクの展示をご覧下さいね。
最初の写真は村はずれの駐車場のすぐ近く、この平地の雰囲気が村全体の
イメージを現わす、とは言い難いですが、こうしたカーヴ道が大好きなのと、
左側にこの村の古い家の建て方、薪の山もちょっと見えるので、今日のオープンに。
イメージを現わす、とは言い難いですが、こうしたカーヴ道が大好きなのと、
左側にこの村の古い家の建て方、薪の山もちょっと見えるので、今日のオープンに。

メッザーノはどこにあるか、地図をどうぞ。 いつも見て頂いているシロール・Siror、
この一帯の中心地フィエラ・ディ・プリミエーロ・Fiera di Primiero、
先日山の上の小さな古い教会を見て頂いたトナディーコ・Tonadico、
夏の夜のお祭りのトランザックワ・Transacquaが上に固まりますが、
この一帯の中心地フィエラ・ディ・プリミエーロ・Fiera di Primiero、
先日山の上の小さな古い教会を見て頂いたトナディーコ・Tonadico、
夏の夜のお祭りのトランザックワ・Transacquaが上に固まりますが、

メッザーノはこれらの村々に行く途中で、すぐ手前のイーメル・Imerと共にこの夏訪問。
ゴッベーラ・Gobberaの村は昨夏のハイキングで、国鉄駅のあるフェルトゥレ・Feltre
は右下に、トナーディコの古い教会記事の中でご案内したアンズゥ・Anzùはその南に。
は右下に、トナーディコの古い教会記事の中でご案内したアンズゥ・Anzùはその南に。
フェルトゥレから谷間の細いトンネルだらけの道を抜け、これらの村々のある
プリミエーロの谷・valle del Primieroの細長い平野に出てすぐに、村から少し離れた
位置に真っ直ぐの広い道がつき、かっての村々を結ぶ道は急ぐ車の交通量が減り、
村は居心地良くなった様子。
村は居心地良くなった様子。
のんびりの村の道の脇に、ぎっしりたわわに実のついた梨の木、少し生り過ぎではと、
他人事ながら気になる程の梨の実を睨みつつ、ははは、
他人事ながら気になる程の梨の実を睨みつつ、ははは、

村は平地から山にかけて広がり、とにかく目に付いたのが、こういった薪の山!

先日は薪の山の前で睨む猫ちゃんを見て頂きましたが、こうしてぎっしりと積まれ、
冬の準備万端なのですね。
冬の準備万端なのですね。
上のお家は太い木を割った薪でしたが、このお家のは枝を切った細めの丸太。
真ん中に鉢植えの花が色を添えていますが・・、

こちらは村の花屋さんの表にあったもの。薪を積み上げ、その中にモザイク式に
鉢植えの花を表現。 これが今日見て頂く、木で作ったモザイクの展示の一つで、
鉢植えの花を表現。 これが今日見て頂く、木で作ったモザイクの展示の一つで、

幾つかご覧に入れますので、ごゆっくりどうぞ。
タイトルは、 時は流れ・・、伝統は残る。

作者はジュリアーノ・ラッティン・Giuliano Rattin 1987年フェルトゥレ生まれ。

タイトル:FREEWATER 涙を流していますが・・、
顔の表現には、木の並べ方に凹凸も付けているのですが、切りくちを斜めにする、
等の違いも使っていて、家壁の脇にあるちょうどの凹みを利用です。
等の違いも使っていて、家壁の脇にあるちょうどの凹みを利用です。

作者:Jimi Trotter 1956年メッザーノ生まれ。

これは、脇に見える作者の札を撮り忘れ、表現する所は分かりますが、
さて、どういうタイトルか・・。
さて、どういうタイトルか・・。

一番外側の木の中に鉄棒を通し形作っており、矢印部分は木材が少し飛び出す形。
このメッザーノの村は1966年に傍を通る川の氾濫で大きな被害を受けたそうで、
それからの復興も今はしっかりと。
周囲のドロミーティーの村々が観光開発の名の元に、古い物を徐々に失くして
モダンになるのと一線を画し、幸いにも残っている古くからの建物の形式、
壁のフレスコ画、泉、水道、共同洗濯所、菜園等などを改めてきちんと認め、
村の価値を上げる事、そして人々の気持ちの向上も願い、
数年前から新しいプロジェクトに取り組んだのだそう。
2010年の春から、イタリアで一番美しい村々にも選ばれ、この村出身の画家、
手織りのアトリエ等などの音頭取りもあり、新しく生まれたプロジェクトが、
メッザーノ・ロマンティカ・Mezzano Romantica.
昔からの人間と自然との関わりを基礎に、人々の個々の様々な感情と、
一方の社会との関わりなどを表現する、という趣旨の様で、
手織りのアトリエ等などの音頭取りもあり、新しく生まれたプロジェクトが、
メッザーノ・ロマンティカ・Mezzano Romantica.
昔からの人間と自然との関わりを基礎に、人々の個々の様々な感情と、
一方の社会との関わりなどを表現する、という趣旨の様で、
これら村の各所に展示されている木のモザイク作品は、それらの一環と。
確かに村の中には、新しいタイプのホテルもありませんし、特別な見所もありませんが、
なんとも素敵な古い木と石の家があり、所々の泉、洗濯場、家の横に積まれた
薪の山が、心和む眺めの村なのですね。
かっての古い家を開放して、古い日常品なども展示した博物館もあり、
また是非ご覧頂きたいと思っています。
なんとも素敵な古い木と石の家があり、所々の泉、洗濯場、家の横に積まれた
薪の山が、心和む眺めの村なのですね。
かっての古い家を開放して、古い日常品なども展示した博物館もあり、
また是非ご覧頂きたいと思っています。
さて、この木のモザイク作品群中の圧巻は、これ!
傾斜地を利用し、上が東屋式の休憩所になっている下の壁3面に描かれたモザイクで、
タイトル:Montagna in-canto 魅惑の山、または、歌う村、とでも。
傾斜地を利用し、上が東屋式の休憩所になっている下の壁3面に描かれたモザイクで、
タイトル:Montagna in-canto 魅惑の山、または、歌う村、とでも。

細部の表現をどうぞご覧下さい!
近くの山、山の上の教会、モミの林、遠くの高山・・、
近くの山、山の上の教会、モミの林、遠くの高山・・、

山から小川が流れだし、やがて川になり、橋が架かり、歌声が流れ、

大小様々な木の切り口が醸すハーモニー・・、

作者はグループの様で:la stua・ラ・ストゥーア
ヴェネト訛りで、Stufa・ストゥーファ・ストーブの事だそう。
ヴェネト訛りで、Stufa・ストゥーファ・ストーブの事だそう。


こちらは可愛いシャガール風、タイトル:La notte in sogno・夢見る夜
右下端に、猫ちゃんも描き込まれているのが見えるかな。
右下端に、猫ちゃんも描き込まれているのが見えるかな。

書き込まれた文字は、
La notte in sogno che io la vidi..sembraba un angelo
夜の夢の中で出会ったのは、天使だったかも
La notte in sogno che io la vidi..sembraba un angelo
夜の夢の中で出会ったのは、天使だったかも

作者:Erica Schweizer・エーリカ・シュワイザー 1967年トランザックワ生まれ。

他にも作品があったのですが、一応これでお終いとして・・、
最後にもう一枚、村の家を。

この家も、この薪の積み方も美しいでしょう?!
家庭菜園が村全体で400以上もあるそうで、
トマトも、カボチャも本当に美味しそうに実って!!

トマトも、カボチャも本当に美味しそうに実って!!


このメッザーノ、そして南隣りのイーメル辺りは木材の取引でも有名な様ですが、
そんな基礎もあるからなのか、の木のモザイク展示でした。
150~200年前と変わらぬ村の姿を保つのは、現在では逆に大変難しいのでしょうが、
訪れる者は、ほのぼのとした温かみを感じ取りますね。
秋に向かって、皆さんも少しゆったりと、どうぞ!
*****
ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
この記事へのコメント