・ ナポリ カポディモンテ博物館のご案内ちょっぴり

今日はナポリのカポディモンテ博物館・Museo di Capodimonteのご案内を、
と言いましても、私めはこの博物館は訪問しておりませんので、
この春行かれた「美しきBB様」から写真を拝借してのご案内です。

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いつもでしたら、「BBさんより拝借」と単純に書く所ですが、
「美しい・・」と書く様に念を入れられておりますので、その様に、はい。

彼女はちょっと興味深い写真特集として送って下さったので、それにサイトからの
写真も少し追加し纏め、写真に当ブログのアドレスが見えるのがBBさんの写真、
他はウィキぺディア、他のサイトから拝借です。 という所で、ごゆっくりどうぞ!

トップの写真は建物入り口部分。



びっしりと建てこんだナポリの街にありながら、大変に広いカポディモンテの
丘の公園内にあり、この様に博物館と公園の表示が出ている様子。

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カポディモンテ博物館・Museoと書いていますが、国立カポディモンテ美術館とも。
公式サイトは。 http://www.museocapodimonte.beniculturali.it/
       


地図をどうぞ。

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街の北側に広がる広大な公園の南端に位置し、少し高台にあるようですね。

ナポリのご案内あれこれ。
ナポリ、夕暮れが迫る頃
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464232415.html

カステル・ヌオーヴォ ・ ナポリ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464232240.html

n.1 ナポリ街歩き、 そして周遊バスの上から
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464224566.html

n.2 美しきナポリ、 周遊バスの上から
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464224793.html

ヴェネツィア空港から、ナポリの街へ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464224326.html

ナポリの歳末風景 ・ プレゼーピオ、そして下町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462598189.html



これが建物を上から見た様子で、中庭を3つ抱える大きな素晴らしい建物で、
ナポリ王となったブルボン家のカルロが建設した18世紀の王宮。

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最初はここに狩りの為の屋敷を建設するつもりだったのが、この時期に母親から
膨大なコレクションを相続し、自分が国王であるこのナポリの地に収蔵するつもりで
計画を変更、この壮大な建物になったと言います。



こちらがこのカポディモンテの丘に王宮を建設したカルロの肖像画で、
このカポディモンテに収蔵作品。

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気安くブルボン家のカルロと書いている訳ではありませんで、この方は出世魚の様に、
どんどん名前が変わって行ったのを次にご説明いたしますね。
       
生まれは1716年スペインのマドリッド。 国王フェリペ5世の2度目の結婚による
3男として誕生し、15歳の時にイタリアはパルマ・ピアチェンツァ公国のカルロ1世に。
4年後にはナポリ・シチリア王となり、法王庁の叙任の際の呼称としてカルロ7世に。
そして24年後の43歳から72歳で亡くなるまでは、スペイン王カルロ・カルロス3世と。

スペイン王家はブルボン家、ナポリはスペイン到治下にありましたので、
ブルボン家のカルロ・カルロス、という訳です。
       


こちらがカルロの母親、強力な意志と野心を持ったパルマ公国ファルネーゼ・
Farnese家のエリザべッタ・Elisabetta(1692-1766)

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彼女は格別の美女という訳ではなく、幼い時の天然痘の跡が顔にあったものの
大変魅力ある女性で、それ以上にその明敏さと強固な意志で政治に介入。

後添えではありますが、ボンクラな夫を後ろから動かし、自分の産んだ長男カルロを
スペイン王に、他の息子2人、娘3人にもそれぞれ相応しい地位を与えるべく
奮戦したという女傑で、はい、先妻の息子2人がいたものの、結局は彼女の望むままに。

そうなのですね、パルマ公国のファルネーゼ家。 これはファルネーゼ家出身の
教皇パオロ3世(1468-1549)が息子のピエール・ルイージに教皇領から
分割し与えたもので、エリザべッタは、直系では最後のファルネーゼ家の人物。
      
そして、彼女が長男のカルロに相続させた莫大なコレクションと書いたのが、
所謂ファルネーゼ・コレクションと呼ばれ、
このナポリのカポディモンティ博物館の元、骨子となっている大コレクションです。

ファルネーゼ家は10~11世紀に歴史に登場する家柄ですが、じわじわと政治にも
宗教界にも力を伸ばし、なんと言っても家柄の名が強力になったのは15世紀。

カエターノ家出身教皇ボニファーチョ8世の子孫と結婚による縁戚となり、
生まれた5人の子のうちアレッサンドロ・Alessandroと妹のジューリア・Giuliaが大物。
アレッサンドロは枢機卿から後には教皇パオロ3世に、ジューリアはラ・べッラ・
美しきジューリアと呼ばれた美人で、ボルジャー家の法皇アレッサンドロ6世の
愛人となり、彼女のお陰で枢機卿になったと、ローマ中が騒いだそうですが、
もちろん以前からアレッサンドロの優秀さがあった訳でして、はい。


で、こちらがティツィアーノの筆による教皇パオロ3世と
左が孫のアレッサンドロ枢機卿、右が弟のオッターヴィオ1世・Ottavio.

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で、このアレッサンドロ枢機卿、後の教皇がまさにコレクションを始めた人で、
左の孫の枢機卿もその美的審美眼と財力をつぎ込み、絵画、彫刻のみならず、デッサン、
本、家具、貨幣、カメオ、青銅とあらゆる物におよび、その中に考古学の発掘品も。

直系最後のエリザべッタは、右に見えるオッターヴィオからの子孫で7代目、
コレクションを始めた教皇パオロ3世からだと約200年後の子孫、に当たります。

北ラツィオにあるファルネーゼ家大邸宅の様子をこちらに。
n.1 ファルネーゼ邸 カプラローラ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467879883.html

n.2 ファルネーゼ邸 カプラローラ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467880189.html

n.3 ファルネーゼ邸 カプラローラ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467880454.html

カプラローラ ・ ファルネーゼ家邸宅のある町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467764132.html
  


上の教皇は既に晩年の姿で、少々お気の毒ですので、ははは、
若き頃の枢機卿の姿を、ラファエッロの筆でどうぞ。

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という訳でお待たせいたしましたぁ、
肝心のカポディモンティ博物館の収蔵品のご案内で、ファルネーゼ・コレクションに加え、
後の作品所蔵も加わり、全館大変な作品量の様子で、
 
サイトで見つけた有名な作品をちょっぴり。 堪能されたい方はお出かけ下さいませぇ!

有名な古代彫刻としては、このヘラクレス像

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ファルネーゼの雄牛像

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cucciolaさんがこの雄牛像の謂れについて詳しくこちらに。
どうやら修復されたのち、ナポリ国立考古学博物館でお目見得の様子ですね。
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/764972.html

そして、ファルネーゼ家についての詳細も。
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/1657657.html
 
    
   
これは、通称お尻のヴィーナス、と呼ばれている物だったと・・。 

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ずらっと彫像の並ぶ様子 

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ボッティチェッリの聖母子像

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A.ジェンティレスキの、ホロフェルネスの首を切るユーディット

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ティツィアーノのダナエ 

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こちらは日本にも行った様子で、ご覧の方が羨ましい!
パルミッジャニーノのアンテ―ア

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建物は元々王家ブルボンの住まいだったのですが、部屋の様子もちょっぴりどうぞ。
ここは舞踏会用の部屋

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こんなお輿の見れる部屋。 この鮮やかなブルーにしばし見とれましたが・・、

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BBさんが送って下さった写真にあった、この赤い部屋も素敵ですねぇ。
館内はフラッシュ無しだと写真OK、観客も本当に少なく、ゆっくりと楽しまれたと。

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かっての宮殿や館には所謂廊下の観念がまだなく、こんな風に部屋の端をずっと奥まで
突き抜ける通路が通り、この一番奥、突き当たりに見えるのが・・、

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はい、このカラヴァッジョなのだそう。

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で、美しきBBさんが彼女のコレクション風に送って下さったのは、

作品に登場する女性の髪形で15.6枚もあったのを、勝手にちょっと減らし、へへ、
髪形もですが、首筋の美しさもご一緒に、

当ブログには珍しい「女がいっぱい!」をお楽しみ下さ~い!       

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上から2枚目など、日本の甲斐庄楠音か?と驚く様なのも、ははは、



最後はやはりこの方を。
きりっとした眼差しの、清楚な美しさが素晴らしいですよね。

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しばし芸術を楽しんでの公園の外は、はい、まさに別世界でして、
賑やかで姦しいナポリの街風景が広がっており・・。

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こちらはナポリ高台の眺め、
一番上の左に突出しているのが、王家墓所のあるサン・マルティーノ修道院、
その右の大きなのがサンテレモの城・Castel Sant'Elemo.

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ここは私めもどちらも以前行った事がありますが、冬のグループ旅行で、
寒かった想い出だけが残ります!
    
という駆け足のご案内でしたが、お楽しみ頂けました様に!

ナポリという大都市、見るべき物は本当に多く、
季節の良い時の、またのチャンスを待ちましょう!


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