昨日に引き続き、ヴェネト平野の北の端、ドロミーティーの麓に繋がる
小さな町メル・Melの10月恒例のお祭り、
リンゴ祭りと昔ながらの手仕事展の様子を続けてどうぞ!
昨日最後に見て頂いた、老夫婦の中睦まじい素朴な人形の横の石段を
下ると緑の中庭が広がり、ここに様々な手作業が繰り広げられていました。
小さな町メル・Melの10月恒例のお祭り、
リンゴ祭りと昔ながらの手仕事展の様子を続けてどうぞ!
昨日最後に見て頂いた、老夫婦の中睦まじい素朴な人形の横の石段を
下ると緑の中庭が広がり、ここに様々な手作業が繰り広げられていました。

くぐって来た建物の下の通路の壁には、かって使われていたらしい
照明器具の片割れ?や、何かの鎖が下がっていたのですが、
壁のごつい素材感と相まって素敵なオブジェ風に。
照明器具の片割れ?や、何かの鎖が下がっていたのですが、
壁のごつい素材感と相まって素敵なオブジェ風に。

中庭の展示は、まずリンゴを使った各種おやつ。 焼きリンゴにチョコレートや
蜂蜜をかけたもの、そして各種リンゴのトルタ類、一皿1,5エウロ。

このパン、本当に美味しそうでしょう?! いい色艶に焼きあがっています。

そしてこの暖かそうな室内履き!


色も可愛いのですが、柄の入り方がとても良いでしょう? この種の室内履きは
以前も他の手仕事展で見た事がありますが、こういう柄の入り方は初めて。
ここでのお値段は見ませんでしたが、以前見たのは室内履きが70エウロ程で、
・・う~ん、ちょっと手が出ませんでした。
以前も他の手仕事展で見た事がありますが、こういう柄の入り方は初めて。
ここでのお値段は見ませんでしたが、以前見たのは室内履きが70エウロ程で、
・・う~ん、ちょっと手が出ませんでした。
中庭の真ん中に屋根付きの立派な井戸があり、そう、この辺りの積雪は
かなりでしょうからね、その前には毛糸鉤針編のお元気なシニョーラ達。


この町には、様々な手仕事のグループがある様子で、参加呼びかけの
ポスターもありましたから、冬にはきっと、皆が暖かい部屋でお喋りしながら
手を動かすのでしょうね。
こちらのシニョーレは椅子の座作りで、

こんな風に交互に細縄をかけ交差させ編んで行きますが、この手の椅子は
こちらでは良く見かけるタイプで、

どこから来た?という例の質問の後名刺をくれましたが、このシニョーレは
この仕事のプロでした。
この仕事のプロでした。
納屋の奥では、シニョーラ達が仕事の手順を見せていて、
右のシニョーラは羊毛から糸を紡いでいますが、

こちらが縮絨と言うのか、フェルト作りの様子を。

羊の毛を刈って梳いたのを、だったと思いますが、薄く延ばし縦横に交互に重ね、
石鹸を溶かしたお湯をかけてフェルトにするのだそう。
石鹸を溶かしたお湯をかけてフェルトにするのだそう。
こういった室内履きのフェルトの厚みは1cm程もあり、帽子にするには
もっと薄いものですね。
もっと薄いものですね。

色柄はどうするのかと訊ねましたら、途中で乗せるとの事でしたが、
型はどうするのでしょうね、何かに被せて形を作るのでしょうね。
型はどうするのでしょうね、何かに被せて形を作るのでしょうね。
日本のサイトで手作りフェルトを検索しましたら、石鹸とお湯で作るフェルトでなく、
それ用の特殊な針をチクチク刺して作るタイプで、可愛い小物類や作り方の
説明もたくさんあり、日本には何でもあるなぁ!と改めて感心した次第。
それ用の特殊な針をチクチク刺して作るタイプで、可愛い小物類や作り方の
説明もたくさんあり、日本には何でもあるなぁ!と改めて感心した次第。
上の2人のシニョーラの写真の背後にキルトが写っていますが、
これも実演を見せており、布を張る古い立ち枠でキルティングをしてましたが、
糸は2本取りで、間には、このフェルト同様に羊毛を挟んでおり、
これなら北国の冬も暖かい事だろうと思った事でした。
表布には花柄の布を使っていたせいか、キルティングのラインそのものは素朴で、
如何にも実用向け、という感じでした。
これも実演を見せており、布を張る古い立ち枠でキルティングをしてましたが、
糸は2本取りで、間には、このフェルト同様に羊毛を挟んでおり、
これなら北国の冬も暖かい事だろうと思った事でした。
表布には花柄の布を使っていたせいか、キルティングのラインそのものは素朴で、
如何にも実用向け、という感じでした。
チゾン村、夏のサーグラ ・ 手作り職人市
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463847355.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463847355.html
チーズ製品も勿論かなり店が出ておりましたが、賑やかな店を撮り損ない、
ここは少し品数の少ない屋台ですが、山小屋での自家製のチーズかもですね。
ここは少し品数の少ない屋台ですが、山小屋での自家製のチーズかもですね。

こちらの右に見える茶色い小さな塊のチーズ、これはリコッタ・チーズの燻製で、
元のままのリコッタはお豆腐みたいなサッパリ味なのが、燻製にするとコクが出て、
パスタにかけても美味しいです。
元のままのリコッタはお豆腐みたいなサッパリ味なのが、燻製にするとコクが出て、
パスタにかけても美味しいです。

中心広場の脇からの道を入り込むとこの中庭で、脇の建物も正面も何やら
曰くありそうですが、グーグルで検索しても分からず、カメラも入り込めず・・、
曰くありそうですが、グーグルで検索しても分からず、カメラも入り込めず・・、
きっとここも普段は閉められているのでしょうが、屋台店が立ち並び、
野菜果物、土地の品の販売で大賑わい!
野菜果物、土地の品の販売で大賑わい!

これは店の横にあったポスターを写したのですが、
蜜蜂がこんなにアップになっているのは初めて見たので・・! 毛むくじゃら!!
蜜蜂がこんなにアップになっているのは初めて見たので・・! 毛むくじゃら!!

先日のルイーザの巴里写真にあった、野生の蜂用のチャーム・ホテルには
やや劣りますが・・、はは、
やや劣りますが・・、はは、

ルイーザの巴里だより
せっせとお仕事中で、

素晴らしいお仕事の成果も、ここに! 実際に見たのは、これも初めてでした。

ここにもリンゴ満載の荷車があり、

粉の各種。

ルイーザはポレンタの粉をあれこれ買い込みましたが、トウモロコシ(ポレンタ用)
は勿論、栗の粉などもあります。
ポレンタの作りたては本当に美味しいのですが、ただお水を入れて火にかけ、
かき混ぜるだけとはいうものの、時間と腕力勝負の、かなりきつい仕事と。
shinkai、ポレンタは好き? と聞いてくれたので、しっかり、シー!と
答えておきましたが、 ・・食べるのには呼んでくれるだろうか?!
答えておきましたが、 ・・食べるのには呼んでくれるだろうか?!
この細長い小さめのジャガイモ、コルネッタ・小さい角という種類も初めて。

内庭の片側にレナートがバルケッサ・Barchessaと呼んだ棟があり、
こんな風にリンゴをはじめとする果物や野菜、豆類、蜂蜜、粉類、
とにかく農作物に関連するもの各種販売中。
こんな風にリンゴをはじめとする果物や野菜、豆類、蜂蜜、粉類、
とにかく農作物に関連するもの各種販売中。

バルケッサというのは、もともとヴェネツィア貴族が船遊びの船・バルコを収納した
呼び名に由来するそうですが、
主人たちの居住区から延びる翼の部分、または南側に建てられた
農機具の格納とか農産物の収納、はたまた厩舎等に使用された棟の事だそう。
呼び名に由来するそうですが、
主人たちの居住区から延びる翼の部分、または南側に建てられた
農機具の格納とか農産物の収納、はたまた厩舎等に使用された棟の事だそう。
ヴェネツィア貴族の別荘に見える、列柱半円アーチのロッジャの部分ですね。
きっとこのお屋敷も名のある由緒深いものなのでしょう。
きっとこのお屋敷も名のある由緒深いものなのでしょう。
ヴィッラ・バールバロ・ディ・マゼール
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463456543.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463456543.html
こちらは栗ですが、フェルトゥレの栗と書いてあります。
そう言えば、あの辺りの栗は粒が大きかったと。

栗祭りの村 ・ コンバイ ・ 山村の秋
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461745104.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461745104.html
次の約束のあるズメッレのお城に行く時間が迫り、急いで道を戻りますが、
あ、生ビールだ! と横目でにらみつつ・・。

お昼にはまだ少し早い時間でしたが、手ぐすね引いてお客を待ちかまえ、
という印象ですねぇ、ははは。
VINO CALDO・熱いワインというのも見えますね。
香料を入れた熱い冬用の赤ワインも、もうすぐ出番。
ひとり、心にしみる夜は ・ 熱いワインと、DVD!
坂道を下って来ると、この辺りは見晴らしが良く太陽がさんさん。
この道脇では、ワイン瓶を中に、既に始まっておりました。
この道脇では、ワイン瓶を中に、既に始まっておりました。

向かいの谷の斜面を見るのに、まぶしい程の太陽で。

山の上の電波塔は、我が家の方からはちょうどあの山の向こう、反対側からの
眺めになる位置なのですね。
眺めになる位置なのですね。

で、この山がちょうど屏風代わりで、冬の降雪も温度低下も防いでくれている様子。
スコミーゴ村周辺 ・ 冬だより 第1弾
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465337804.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465337804.html
最後はこの眺めを。 メルの町の防衛の要でもあったズメッレの城からの眺めで、
町よりかなり高く、少し離れているのですが、この一帯に連なる北の山々の眺め。

2回に渡ってのリンゴ祭りと手仕事展の様子、そして秋の煌めく陽射し、
お楽しみ頂けましたように! お疲れ様でしたぁ。
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