この9日の日曜、大快晴の日でしたが、ルイーザとレナート夫妻・
Luisa e Renatoと一緒に、メル・Melというヴェネト平野の奥、
べッルーノ県の町のリンゴ祭りに出かけて来ました。
Luisa e Renatoと一緒に、メル・Melというヴェネト平野の奥、
べッルーノ県の町のリンゴ祭りに出かけて来ました。
こちらがそのお祭りのポスターで、

Mele a Mel とゴロ合わせになっていますが、
Meleはリンゴ・mela・メーラの複数形なのですね。
毎年10月の第一週末に催され、毎年出かけているという彼らと、
レナートの大きな素晴らしい車に乗せて貰って楽チンに。
レナートの大きな素晴らしい車に乗せて貰って楽チンに。
地図をどうぞ。
我が村スコミーゴ・Scomigoから4kほどで高速に入り、A27を北に、
この高速はこの地図の上辺りまでしか通っておらず、
ピアーヴェ河の南側を一路南西に。
我が村スコミーゴ・Scomigoから4kほどで高速に入り、A27を北に、
この高速はこの地図の上辺りまでしか通っておらず、
ピアーヴェ河の南側を一路南西に。

ついでに距離を調べましたら54,5kmで、54分と見積もりが出ましたが、
いやぁ、あのレナートの走りでは絶対に、40分かそこらで到着しただろうと・・!
ルイーザは既に慣れているんでしょうけど、まったくの所、
あの追い越しはちと凄かった! ははは。
いやぁ、あのレナートの走りでは絶対に、40分かそこらで到着しただろうと・・!
ルイーザは既に慣れているんでしょうけど、まったくの所、
あの追い越しはちと凄かった! ははは。
メルにはこの行程か、またはサン・ボルド峠を抜けるしかなく、
実はこの日ズメッレの城・Castello di Zumelleの見学も出来るというので、
行こうとは決めたものの、一人だとちょっと面倒だなぁと内心恐れていたのですが、
・・という事で、安心して出かけたという次第です。
実はこの日ズメッレの城・Castello di Zumelleの見学も出来るというので、
行こうとは決めたものの、一人だとちょっと面倒だなぁと内心恐れていたのですが、
・・という事で、安心して出かけたという次第です。
戻りには、私がまだサン・ボルドを通った事がない、と知ると通ってくれ、
まさにもの凄い九十九折りのトンネルを体験しましたです! 感激!
信号がついていて、片側づつの通行なので途中止まれず、
写真は対面の山しか撮れませんでしたが、ははは、またお目にかけますぅ。
まさにもの凄い九十九折りのトンネルを体験しましたです! 感激!
信号がついていて、片側づつの通行なので途中止まれず、
写真は対面の山しか撮れませんでしたが、ははは、またお目にかけますぅ。
サン・ボルド峠 ・ 難所の峠越えは
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467388089.html
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ベッルーノ再訪 ・ アルプス兵と、古いボルゴと
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463457241.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463457241.html
山の小さなヴェネツィア ・ ベッルーノ ・ Belluno
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461664224.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461664224.html
という様子で、メルに到着。
私はこの町は初めてで、尚のこと訪問が嬉しかったのですが、
快晴のお天気の下、ヴェネト州の北の端、ドロミーティーに近い
この山の町の空気は澄み明るく、お祭り気分に溢れておりました。
どうぞ皆さんもご一緒に、秋の美しい日のお祭り、今のこの時期の、
豊穣の秋の気分をお楽しみ下さいね!
豊穣の秋の気分をお楽しみ下さいね!
これは、町の下の臨時の駐車場から見上げる町の家並ですが、
写真では余り高く見えませんね。

下には既に車がずらっと駐車していて、それらを切り除けるとこんな感じで、
実際は見上げる高さにこの家並があります。
今一番右端に見える大きな屋敷が、
これですが、こんな田舎の山の中に?!という感じの町に、立派なお屋敷が
あれこれあり、お祭りの為に中庭や屋敷の一部が解放され、
各展示や販売が行われているのですね。
あれこれあり、お祭りの為に中庭や屋敷の一部が解放され、
各展示や販売が行われているのですね。

広い中庭の隅では、これから肉を焼くのでしょう、
盛大に火が燃やされ、上の鉄格子の掃除が始まっていて、
盛大に火が燃やされ、上の鉄格子の掃除が始まっていて、

この日が3日間のお祭りの最終日でお天気に恵まれ、さぁ!という意気込みが
感じられますが、こちらには、こんな大きなオーブンが据えられ、

せっせとリンゴの皮をむき、小さく切って、リンゴのトルタの準備に余念がなく。
参加の皆さんは、如何にもかっての山の女性らしい服装で。
参加の皆さんは、如何にもかっての山の女性らしい服装で。

あれこれ何種も見本のトルタが並んでいたのですけど、セロファンが光り、
これ1枚無事でしたが、奥の茶色っぽいのが、とても美味しそうでした!
これ1枚無事でしたが、奥の茶色っぽいのが、とても美味しそうでした!

こちらでは、男性方がせっせとキャベツを刻み・・、煮込みでも出来るのかな?

気がつくと、ルイーザがパンにハムを乗せたのを食べており、はは、
その辺のシニョーレがくれたのですって!
また隣のお屋敷の中庭で、手作り品の展示販売、食品、各種何でも!

真ん中に写っている中年シニョーレ、別の場所でも見かけたのですが、ほら、
短めのズボンに赤い毛糸ソックス、首に鮮やかな緑のスカーフ、
ええ、かなり目立つ顔立ちではありましたね、ははは。
短めのズボンに赤い毛糸ソックス、首に鮮やかな緑のスカーフ、
ええ、かなり目立つ顔立ちではありましたね、ははは。
両方一緒にと欲張り、籠の大きさが良く分からない結果の写真に。

何か物を運ぶのに使ったのか、大きな楕円の籠と、
奥もまた直径1m以上ある大きな丸籠。
メルの町は東西に細長く、東から来る県道が町の手前で左に分かれる形で
町の下側を通り抜け、県道の延長の真っ直ぐな道が、町の中心まで上って行き、
町の下側を通り抜け、県道の延長の真っ直ぐな道が、町の中心まで上って行き、
この上り坂が、最初に見て頂いた写真の町の南端を通る道で、
並ぶ古い大きなお屋敷が幾つも中庭を公開し、展示会場に充てられているので、
入ったり出たりで楽しみます。
どのリンゴも、一般に店で売られているよりも小粒ですが、
如何にも実りの秋という感じがして、嬉しくなりますねぇ!

右の草の束の上にポルチーニが見えるでしょう? あれがですねぇ、
ほら、これ! 素晴らしく大きく、左手前の傘が直径10cm以上ありましたよ、
奥のはもひとつ大きく! ステーキにして食べたら、さぞや旨かろうと・・。
奥のはもひとつ大きく! ステーキにして食べたら、さぞや旨かろうと・・。

脇に置かれた大きなカボチャ! 如何にも秋の到来を感じさせます。

このお家のお庭も公開で、奥に紅葉の赤い色。 が、ここはひとまず通り過ぎ、
帰り道にね。
帰り道にね。

道草を食い喰い、漸くに到着したこちらが中心広場で、正面が市役所。

市役所の並び側の建物ですが、煙突の形が面白いでしょう?

今迄通って来た道にも、他の建物にも、町の小路にも大変興味深い場所が
たくさんあったのですが、
たくさんあったのですが、
今回は、リンゴ祭りと手仕事の様子に絞ってご覧頂きますね。
ぼちぼちと人出も多く、賑やかになり始めていますが、
広場の正面に大きな教会があり、奥にも細長い広場が続いていて、
ご覧の様にお天気は最高でしたが、
空気はキンと張って冷たく、山の町である事を感じさせます。

こちらが市役所の建物で、

1階のロッジャに、リンゴと梨の各品種が並びます。
凄い数でしょう? これが2列あり、
凄い数でしょう? これが2列あり、

何枚か撮りましたが切りがない程の多種で、この様に其々の名前が記され、
形から見ると一見梨の様に見えますね、ですが、上にPom・ポム・リンゴとあり、
コトーニョ種と。 というとジャムに最適の種ですね。
コトーニョ種と。 というとジャムに最適の種ですね。

ヴェネトではリンゴをポムと普通に言いますが、辞書には見つかりませんから、
ヴェネト訛りなのかも。
ヴェネト訛りなのかも。
こちらが奥の列。

今回販売している各種品々を見ると、その土地固有の種類が数多くあり、
それらを保護し伝え残す為の努力も払われているのが感じられました。
それらを保護し伝え残す為の努力も払われているのが感じられました。
祭りに集まる人々も、そんな独特の品々が目当てで、ルイーザ達もそれが目的で
毎年来るようで、蜂蜜やポレンタの粉やリンゴも、ここで売っているのが
とても美味しいのだとあれこれ買い込んでおりました。
毎年来るようで、蜂蜜やポレンタの粉やリンゴも、ここで売っているのが
とても美味しいのだとあれこれ買い込んでおりました。
建物の3連の窓を見ておりましたら、

下の緑のテントの女性が、こちらを見ているのに気がつき・・、
レナートが、ほら、サンタ・べッルネーゼのカボチャだよ、と言うので近寄ると、
私めが何も言わない内に、ほらほら来たよ、とずらっと皆さん並んでくれて・・!
私めが何も言わない内に、ほらほら来たよ、とずらっと皆さん並んでくれて・・!

という事で、サンタ・べッルネーゼのカボチャ類でございます、はい。



興味を持ちちょっと調べると、この種は古くからの伝統種で皮がとても固く、
リゾットに良し、お菓子ではなく食事に食べるトルタ、パンに向いているとか。
リゾットに良し、お菓子ではなく食事に食べるトルタ、パンに向いているとか。
そう、カボチャの入った黄色いパンは甘みがあって美味しく、
詰め物パスタも大変美味しく頂けます。
詰め物パスタも大変美味しく頂けます。
面白い記述もあり、かって農家ではカボチャ類を農園ではなく畑の脇に
植えていたのだそうで、これは農園にはもっと上等であるとみなされていた
作物栽培にスペースをさく為であり・・、
つまりカボチャはかって、豚ちゃん達の食べ物だったのだそう! ははは。
植えていたのだそうで、これは農園にはもっと上等であるとみなされていた
作物栽培にスペースをさく為であり・・、
つまりカボチャはかって、豚ちゃん達の食べ物だったのだそう! ははは。
南イタリアでは、イチジクを豚ちゃんに、と聞いた事がありますが・・。
所でヴェネトの農業関係の伝統種、この中には家畜類や酒類もチーズや
肉製品も含まれるのですが、
農業省に伝統種であると認められたという物が、なんと365種もあり、
そのうち農作物が110種! 凄い数ですねぇ。
肉製品も含まれるのですが、
農業省に伝統種であると認められたという物が、なんと365種もあり、
そのうち農作物が110種! 凄い数ですねぇ。
この中に、勿論サンタ・べッルネーゼ・Santa Belluneseのカボチャ、
通称サンタも含まれておりました。
こちらは別の広場で見た大きなカボチャなのですが、余りに見事に大きく・・!
隣に見える札に3エウロとあり、え?!と思ってよく見ましたら、
ははは、巨大カボチャの種が3エウロという事でありましたぁ!
ははは、巨大カボチャの種が3エウロという事でありましたぁ!

まぁさか、一粒、という事は無いでしょうねぇ。 いや、あり得るかな?
農作物の展示に混じり、手仕事の屋台もたくさんあり、これはちょっと珍しいので。
手前に見えるCAMERA D'ARIA・カメラ・ダーリアというのは、タイヤのチューブの事。
大小のチューブを利用して、ネックレスのお花や、通し紐に、

大小のチューブを利用して、ネックレスのお花や、通し紐に、


ベルトの飾りに、ベルトは車の安全ベルトを利用、とか、はたまたこんなバッグとか、
面白いアイディア商品があり、ルイーザはお花のついたベルトを購入、20エウロ。
面白いアイディア商品があり、ルイーザはお花のついたベルトを購入、20エウロ。
貰った名刺にあったサイトは、無くなっておりました、残念。
チゾン村、夏のサーグラ ・ 手作り職人市
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463847355.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463847355.html
これ、可愛いお二人でしょう?!
そしてどこか懐かしく、心にジンと来るものを感じません?
そしてどこか懐かしく、心にジンと来るものを感じません?

後ろに、左下石段の奥庭を指さす立看板があり、
お兄ちゃんがにこやかに、奥にどうぞ!と誘っておりますが、
写真満載の今回もまた、n.1をここでお終いとして、明日n.2をご覧頂きますね。
お兄ちゃんがにこやかに、奥にどうぞ!と誘っておりますが、
写真満載の今回もまた、n.1をここでお終いとして、明日n.2をご覧頂きますね。
お天気は明日もきっと良い筈! どうぞ皆さま、お揃いでお出かけ下さ~い!!
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