今日ご覧頂くのはサン・ボルド峠・パッソ・サン・ボルド・Passo S.Boldoの様子で、
写真は最初の8枚がレナート・Renato、先日巴里の写真をご覧頂いたルイーザ・
Luisaのご主人の写したもの。
写真は最初の8枚がレナート・Renato、先日巴里の写真をご覧頂いたルイーザ・
Luisaのご主人の写したもの。
1月上旬にサン・ボルド峠を通った時に雲海を見た、と見せてくれたのがとても美しく、
拝借したのです。 Grazie Renato!
拝借したのです。 Grazie Renato!
まず、谷から雲が湧きたつ様子。

サン・ボルド峠はどこにあるか、地図をどうぞ。
もっと広くすると、細かい地名が消えるのでこれでご勘弁を。
もっと広くすると、細かい地名が消えるのでこれでご勘弁を。

右下にヴィットリオ・ヴェネト・Vittorio Venetoが見えますが、
一旦北に行き西に続く道、これは白ワインの道とも繋がる素晴らしい景観の道で、
ここの中程トーヴェナ・Tovenaから屏風の様に北に繋がる山越えの
海抜706mがサン・ボルド峠。
一旦北に行き西に続く道、これは白ワインの道とも繋がる素晴らしい景観の道で、
ここの中程トーヴェナ・Tovenaから屏風の様に北に繋がる山越えの
海抜706mがサン・ボルド峠。
一度一昨年の冬息子セルジョの車で、山の家に行くのに挑戦しましたが、
ふたつほどカーヴを過ぎた所で、山崩れのため通行禁止、とあり引き返す羽目に。
何で坂道にかかる前に表示しないの?!という事で、まだ私は通った事がありません。
ふたつほどカーヴを過ぎた所で、山崩れのため通行禁止、とあり引き返す羽目に。
何で坂道にかかる前に表示しないの?!という事で、まだ私は通った事がありません。
古代からの道で、トーヴェナから峠の難所を越えて行くと、地図の右上に切れて
見えない、にあるべッルーノ・Bellunoから、西の先にあるフェルトゥレ・Feltre、
これも見えない、を繋ぐ道の、トゥリキアーナ・Trichianaに出ます。
見えない、にあるべッルーノ・Bellunoから、西の先にあるフェルトゥレ・Feltre、
これも見えない、を繋ぐ道の、トゥリキアーナ・Trichianaに出ます。
フェルトゥレは、ローマ期の主要道クラウディア・アウグスタ街道・
Via Claudia Augusta、ヴェネツィアの本土側アルティーノ・Altino から始まり、
アルプスを越え、オーストリアのアウスブルグまで続く街道が通っていましたから、
それに繋がる重要な峠の道だったのですね。
と書きながら、改めてローマ人の偉大さに感嘆するshinkai !
サン・ボルド峠の西にプレデラデーゴ・Prederadegoという舌を咬みそうな名の
峠もあるのが、こちらは1358mと高く、古代には使われたようですが、
サン・ボルド峠が整備された今はこちらが主要道となっている様子。
ついでにご説明しますと、地図に印を入れたメル・Melの下の四角い赤、
ここに7,8世紀に作られた古いズメッレ・Zumelleの城があり、
その写真を今回一緒に、と思って用意しましたが、
峠の事を調べているうちに、面白い写真があれこれ見つかり、急遽予定変更、
サン・ボルドの峠越え、のみで今回どうぞ!
ここに7,8世紀に作られた古いズメッレ・Zumelleの城があり、
その写真を今回一緒に、と思って用意しましたが、
峠の事を調べているうちに、面白い写真があれこれ見つかり、急遽予定変更、
サン・ボルドの峠越え、のみで今回どうぞ!
上の写真に繋がる、谷の眺め。

谷を埋める雲海。



ルイーザ、レナートに言ってよぉ、構図のど真ん中に電柱なんぞ入れるな!
少しどっちかにずらしてくれ! って。
少しどっちかにずらしてくれ! って。
白い雪山、ドロミーティ山系はすぐ北に。



で、これからはサイトのあれこれから見つけた写真でご覧頂きますが、
レナートの写真では、緩やかな峠道に思われたでしょう?
何の、何の、今からが本番!!
彼は、大きな素晴らしい車に乗っている飛ばし屋で、
走っている時は到底停まって写真を撮るなどしないでしょうからね。
こちらがトーヴェナの峠へのさしかかり。
「18 tornanti」、そう、九十九折りのカーヴが18続くのです!!
「18 tornanti」、そう、九十九折りのカーヴが18続くのです!!

どうやらこのトンネル部分が最大の難所のよう!

如何?!

で、ここを羊ちゃん達が移動して行くのです!!

なんと、凄い数でしょう?! ちゃっかりと、途中で道草を食っているのも。
それにしても、凄いシャッター・チャンスです!!
それにしても、凄いシャッター・チャンスです!!
春と秋、北のトレントから南の平野にと、約6万頭の羊がこの峠を越えるのだそう!
先頭の羊飼いが抱えているのは、生まれたばかりの子羊で、
これは春、山に戻る行列。
これは春、山に戻る行列。
こちらは秋に、平野にやって来る姿。

この羊の移動の写真を見つけて嬉しく、是非ご覧頂きたく、
shinkaiはサン・ボルド峠のご紹介に絞ったのでした。
shinkaiはサン・ボルド峠のご紹介に絞ったのでした。
羊の群れの移動は、ちょいちょいヴェネトでは見るのですが、
我がスコミーゴ村を通った時の様子はこちらに。
我がスコミーゴ村を通った時の様子はこちらに。
北のお客人 ・羊の群れ、到着!
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460927524.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460927524.html
皆さんのご好評と、ゆんぴょさんのコメントにお応えして、ははは、
トンネルの中を歩く羊ちゃん達の写真もどうぞ! 探し回りましたぁ!!
羊の写真の下2枚はCorriere del Venetoの2010.9.6の記事からですが、
残念、既に見つからず。
残念、既に見つからず。
勿論サン・ボルド峠を通るのは羊ちゃん達だけではありませんで、ははは、
こんなサイクリング・メンバーとか、
こんなサイクリング・メンバーとか、

バイクの連中とか、

サイトで見つけたサン・ボルド峠の殆どの写真は、バイク・クラブのサイトとか、
バイク愛用者のブログで、一般の車通行以外に、スポーツ愛好者達に
大いに愛されている峠の様です。
バイク愛用者のブログで、一般の車通行以外に、スポーツ愛好者達に
大いに愛されている峠の様です。
古い写真をどうぞ。

この峠道が整備されたのは1918年、当時北イタリアを治めていたオーストリア軍によりで、

女性たちは、トーヴェナの人々と。
当時としては、大変な工事だった事でしょうが、僅か100年前の姿形の違いに驚き!

最後はまたの予告編として、今回はずれた、メルのズメッレの要塞を一枚どうぞ!
古代の通商道の要の位置にあった、という言葉がまさに!と納得できる山上の要塞。

次のチャンスに!
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