・ モンテカティーニ・テルメ ・ 中心をちょっぴり 

毎日雨続き、高所では雪、各地で地滑りや交通災害も出ているイタリアで、
まだ暫くこの悪天候で、2月にはひどい寒さがやって来るかも、というニュースを
昨日聞きましたが、そちら皆様方は如何ですか?
被害など出ておりませんように!

今日のご案内は、昨年春に出かけてきましたトスカーナの有名温泉地
モンテカティーニ・テルメ・Montecatini Terme.

いつも「町の中心をちょっぴり」ばかりですが、ははは、
グループ旅行だと一人でふらふら歩けませんので、我慢、乞うご容赦です。

出かけたのは昨年の春4月下旬になりかけの頃でしたが、ルッカでは漸くに
並木道の木蓮がほころびかけ、2泊したモンテカティーニの宿の近くの
ミモザが咲き誇っておりました。

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この日ルッカ見物から少し早めに戻り、モンテカティーニの町の中で解散、
暫く各自仲間との自由時間を楽しんだ時の様子ですが、
    
復活祭前でしたので、お菓子屋さんのウィンドウは賑やか。上の写真の、
トスカーナ風ズブリッチョラーナ・Sbricciolanaと書いた札には、
アーモンドとヘーゼルナッツ、そして新鮮バターがたっぷり、6,5エウロ。

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うす曇りの少し夕暮れが迫る頃で、町にはどことなし華やかな空気が漂い、
グランドホテル・プラザ&ロカンダ・マッジョーレ、どちらが上等の名前なのか、
面白い名のホテルもあり! ちょっぴりレトロなイメージも健在です。

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現在はモンテカティーニ・アルタと呼ばれる丘の上に見える古い町が良さそうで、
ロープウェイがあるというので、仲間とそこに行こうと話していたのですが、

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確かめてみると、夏以外の運行は少ないというので取りやめ、
町中の散歩に限る事にしたのでした。


モンテカティーニの町はフィレンツェから西に39k、ピサには34kという位置にあり、
中世にはフィレンツェ、シエナ、アレッツォ、ルッカなどなどの勢力争いに巻き込まれ、

16世紀半ばには、挙句フィレンツェのメディチ家に憎まれ町は根こそぎ破壊、
残ったのは160人の住民と3つの修道院、行政官庁と裁判所だけ、
ということも起こったそう。

但し、ここに言われる要塞の地というのは、現在の平地の町ではなく、
山の上の、今モンティカティーニ・アルタと呼ばれる地ではないかと思います。

そして、温泉が出るというのは既にローマ期から知られており、
1530年には浴槽が作られ、18世紀後半になりトスカーナ大公レオポルドにより
大いに温泉保養地として振興され、大浴場が作られ始めた様子。
   
19世紀から20世紀にかけホテルも増え、娯楽やスポーツ、レストランや劇場、
という夜の楽しみも増え、18世紀末から始まった社交がいよいよ盛んになり、
音楽家のジュゼッペ・ヴェルディやピエトロ・マスカーニ、レオンカヴァッロなど、
作家のピランデッロなども通い始めます。

イタリアも日本と同様火山国で、あちこちにテルメがあり、その効用も謳われ、
以前は保険が利用できたので大変温泉療法が盛んだったとか。

現在はそれが無くなり、温泉地の社交も下火となり、一般の人々、中熟年が
主と思うのですが、のヴァカンス地となり、結構安い料金で利用できる様子です。
       
が、日本人の頭にある、温泉は冬に、というのではなく、
このモンティカティーニ・テルメのシーズンは5月から秋だそうで、
我々が行った時は、市の温水プールのみが開いているとか、聞きました。
      


町の地図をどうぞ。
フィレンツェ・ピサを結ぶ鉄道の駅は右下に、フィレンツェが右、ピサ方面は左で、
中ほど下に太線で囲った場所が市役所、その上にいくつか見える噴水の形が
有名な温泉池、日本で言うとさしずめ源泉とでも。 これ以外ホテルは軒並みに!

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右上に、上の町とを繋ぐロープウェイ乗り場があり、
その下に囲ったテットゥッチョ・Tettuccioというのが大変有名な浴場。



こちらが市役所、

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たしかシャガール展が上階で開かれていたのですが、パスし、
建物内部のちょっとレトロな様子のみを!

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市役所前であったワンちゃん、こちらで牧羊犬として活躍する種ですが、

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ほら、目の色が左右で違うでしょう、この子?!
後ろでご主人が「ほら、シニョーラを見て!」と指差していて、ははは。



斜め前にこんななかなか素敵な建物が見え、音楽がもれ聞こえるのですね。

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入り口扉脇はこんな感じで、

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建物前にあった写真パネル、どなたかお分かりですね、
はい、モナコ王妃のグレース・ケリーとご夫君、・・こういう場合は逆に書くべき?

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音楽に惹かれ、ジュリアーナが入ろうというので、仲間で覗きました。
で、こんなサロンがあり、

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以下、ボケ写真ご容赦、
サロンの角部屋でミニ・コンサートが開かれておりまして・・、

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ちょうどスウィング・ジャズだったのですが、すぐ傍でカップルが踊り始め、

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隣脇で順番待ちをしていた少女たち。
今回地図を見て気付いたのは、このホテルは「エクセルシオール」でありましたぁ!

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これがモンテカティーニ・テルメでよく見かけるサイトの写真で、
1775年建設のテットゥッチョ、という浴場。

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トスカーナのオルチャの谷には、有名なバーニョ・ビニョーニという温泉があり、
やはりそこもこんなプール式の浴槽で、このモンティカティーニのは浅そうですが・・。
どうも日本の温泉地の浴槽とは、イメージが違いますね。



そしてこちらのテルメでは、温泉を飲むようで、こんな写真も。
はぁ、温泉が主か、カップルが主か、意味不明そうな写真ではあります・・!

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結婚式をモンテカティーニで、という誘致写真もあり!

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バーニョ・ヴィニョーニ ・ ローマ期からの温泉保養地
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461362741.html

バーニョ・ヴィニョーニ ・ ローマ期からの温泉保養地 再訪
http://www.italiashiho.site/archives/20180611-1.html



さて、歩道を歩きながらふと気がついた、埋め込まれたメダル。
この有名温泉地を訪れた著名人の名と訪問年が刻まれているのですね。
       
最初に見つけた ヘンリー・キッシンジャー、1985年。

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懐かしい名でしょう? ニクソン大統領の補佐官、国務長官、
写真は1972年にノーベル平和賞を受けた時のもの。

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クレメンティン・チャーチル、 1952年。

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クレメンティン・チャーチルって誰? はい、あのチャーチル首相の奥方でした。

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ロバート・デ・ニーロ、 2003年。

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どの写真を選ぼうかと迷い、懐かしいメリル・ストリープとの「恋におちて」を。

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彼のような俳優を、単に好きだとは言えなくなりました。
一見平凡な人間が、ある事をきっかけにどんどんのめりこむ、というか、
エキセントリックになっていくのを演じると怖い程で、単純に好きとは・・。



ゲーリー・クーパー、 1956年。

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彼はアカデミー賞を2度獲得しておりますが、2度目は「真昼の決闘」
18953年、ということで、その映画の場面を。 女優さんは上に顔が出ている方。

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クラーク・ゲーブル、 1948年。

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ゲーブルといえば、もうこの映画、「風とともに去りぬ」。 映画は1939年と。

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トルーマン・カポーティ、 1955年。

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映画「ティファニーで朝食を」の原作が彼というのは知っているのですが、
・・読んだっけ? 覚えてもいませんが、後の「冷血」というノンフィクションも彼と。

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私の様な単純人間には到底分からない、複雑高度な頭脳の持ち主の様で、
様々なパフォーマンスの写真も見つかり、これはイタリアに来た際のものと・・。

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最後は、クラウディア・カルディナーレ、 1963年。

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この年の彼女の活躍ぶりは、映画「山猫」と「ブーべの恋人」で、
「山猫」の美しい彼女をどうぞ。 アラン・ドロンも若いなぁ!

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お元気で時々TVに出ておられますが、彼女の化粧がこの頃怖いほどで・・!
アイシャドウを瞼の半分に濃く塗り、そのくせ描き眉が細くほそく・・、う~ん。

メダルの嵌め込みは道の両脇にたくさんあり、ヨーロッパの王室の方の名とか、
イラン国王とか、エジプトのお金持ちとか、歌手もたくさん様々あったのですが、
まぁ、懐かしい往年の、即思い出せる方のみを、ね。
       
     
 
骨董品店も覗き、

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暮れ始めた道を、ホテルに戻ったのでした。
アルタの町の灯を、最後にどうぞ!

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所で、今年の復活祭・パスクワは4月20日(日曜)で~す。


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最近の、嘘のような、信じられないお話をどうぞ!
昨年12月の半ばに、使っていたノート・パソコンが雷にやられ、敢え無く討ち死、
と書きましたが、幸いにもイタリア語版のみと思っていたデスク・トップでも
日本語が打てるのが分かり、助かったぁ、と。

電源スイッチを押してもまるで反応が無く、そのまま暫く机の上にあったのですが、
大き目の絵も描き出したので、机の上も整理しようとはずし、ガレージの隅に。
勿論電源スイッチも反応なしでしたが、年内に捨てに行けず、そのままに。

所で、いつも写真はPCに移した時点で、外付けのメモリーに移動させているので、
PCがアウトになった時も写真は無事でやれやれと思ったのですが、
だんだん落ち着いてくると、以前整理する前の写真の一時置き場にしていた
ローカル・ディスク、ここに残したままだったのも幾つかあることに気がつきました!
あっちゃぁ~!!
イスタンブルのモスクの幾つか、そして昨年春のルッカ周辺旅行のも見つからず、
しまったぁ、と思ったものの・・・。

写真が諦めきれず、雷事故から1ヶ月、つい先日ガレージの隅から引っ張り出し、
電源を繋ぎ、スイッチを押してみました。

そしたら、なんと、プイーンと電源が入るではありませんか!!
そう、1ヶ月間昏睡状態だったのが、蘇生した、とでも!
       
のんびり、ゆっくり徐々に、じわじわ動き始め、最後に再起動しておくれ、と出て、
無事社会復帰を果たしました!

偉いよぉ!!と誉めてはあげたのですが、既に元の職場には19インチの
四角なディスプレイのイタリア君が、ね。で、今向こうの部屋で、控えの選手に。

てなことで、ルッカ周辺の写真も復活し、今回モンテカティーニ・テルメを、
ということでありました。
皆さんも、くれぐれも写真の保管、バックアップをお忘れなく!

そして、故障したと思っても、暫くの余裕を見て、もう一度お試しを、ね!!


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