・ n.3 秋のトスカーナ旅行 2014年  報告予告編 

この秋のトスカーナ旅行のご報告予告編も、漸くにこれが最後!
宿題を溜め込む性質で、行ったきりになっているのも数多く、へへへ、
先の事も考え、これでざっと見てやって下さいね。

今回はサン・ジミニャーノからチェルタルド・Certaldoに寄り、
ヴォルテッラ・Volterraに2泊。 ヴォルテッラから翌日朝、すぐ近くの
サリーネ・Salineに。

そしてヴォルテッラからモンテリッジョーニ・Monteriggioni、
ブオンコンヴェント・Buonconventoを経て、サン・ジョヴァンニ・ダッソ近くの
最後の宿に。 で、最終日はシエナのクレーターを通り、一路我が家に、
という行程です。

写真は、チェルタルドの下の町の広場にあるボッカッチョ・Boccaccio.

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デカメロンの作者として有名ですが、この町が彼の生地なのですね。

追記: 「ボッカッチョの生地」の生地と書きましたが、シニョレッリさんからの
     ご指摘でちょっと読んでみましたら、やはり仰る通り「フィレンツェ生まれ」
     が正解の様子。 他にパリ説もある様子ですが・・。
     一家の出身地であり、ボッカッチョは晩年をこの地の家で過ごし、
     亡くなったという事です。

町は古い上の町と新しく広がった下の町に分かれていて、下の広場の向かいに
ケーブルカーの発着場があり、それで上の町・アルタに上ります。

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アルタのほうは小さな可愛い中世の町のままですが、下の町のほうはかなり大きく。

◆先日来写真整理をあれこれ試していますが、今回も少し写真がチリチリとなり、
ご容赦を! ブログサイズに縮小し、サインを入れるテク感がまだつかめておらず・・。


上の町に上がり、カーブルカーの停車駅から角を曲がると1本道、ずっと一番奥の
プレトーリオ宮・Palazzo Pretorioまでこんな感じに見えます。

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家や、角の泉に囲まれた広場もあり、お天気も良く、素敵な予感、良い香りの
する小さな町です。

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町の中心通りを行くと、すぐインフォメーション兼ボッカッチョの生家博物館があり、

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プレトーリオ宮や教会の聖博物館共通の切符を売っていますが、この日曜日
午前中に結婚式が3つ重なり、目玉のプレトーリオ宮は12時半にならないと
見学できないと言うので、

我々は、じゃぁこの町でお昼をしてゆっくりしようと即決ですが、前のカップルがね、
そんなに時間を取れないし、見物を減らすからまけろと粘っておりまして・・、
ははは、こういうのが意外に多いのですよ!



博物館上階のここには、世界各国で出版されたデカメロン・Decameroneがあり、
日本語のもあり! 左の黒髪の美人が学芸員さん。
 
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家には塔があり、上るとこの眺め!

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早速にスケッチ・ブックを広げる友人のmkちゃん。
shinkaiは、結婚式待ちのカップルを見つけ、先に下ります。

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これはかなり光線の向きが変わってからのプレトーリオ宮。

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朝の一時、この上の広場で「ボッカッチョ賞」と聞こえましたが、文学賞の表彰式
があり、フランス語での講演も聞こえ・・。
で、お式が済んだカップルが出てくると、さらに賑やかになり、
近くのテラスからは犬が吠えまくるわ、大変な騒ぎ!

写真、手前の陰の中にカップルが見えますが、彼女はサン・ジミニャーノの塔の
一番上で管理されていた方。
私がはぁはぁと舌を出したり、後にブック・ショップで会ったりで覚えていてくれ、
やぁシニョーラ! トスカーナ巡りなんですねぇ!と挨拶の握手を。



プレトーリオ宮の内庭、なんとも素晴らしい空間!

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我らがいるうちに、先ほどの新婚カップルが写真撮影の為にやって来て、
カメラマンが助手と共に、ああしろこうしろと指図しつつ撮る内に、
カメラマンの首筋にピユッと鳩がウンチ爆弾! ははは。
てな新婚カップルの写真あれこれは、本編のお楽しみに!



ヴォルテッラに向かい、街に近づいた所でこの風景。 切り立ったように見える
奥の崖は、他の部分と比べ色が余りにも鮮やかで、つい最近落下したのではと。

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今年のイタリアは、とりわけ北半分は悪天候、雨続きで、ヴォルテッラの街中の
古い歴史ある城壁の道が落下した、と春の大雨の際のニュースにあったので、
これもその類ではないかと・・。
       
見える右の教会の形をご記憶にね、後ほど・・。



ヴォルテッラの街入り口の地下駐車場も満杯で並んでいて、心配しましたが、
直に入れ、すぐ近くのホテルにチェックイン、街に繰り出します。

光が既に午後の様子のプリオーリ宮・Palazzo Prioriですが、

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背の高い建物に囲まれた古い広場では、なにやらお祭りの最中で、
小型の馬車が走ったり、植物関係の屋台がたくさんの賑わい。

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テアトロ・ロマーノ・ローマ期の劇場跡に行くと、良い光線!
劇場のみではなかった様子にも気が付きましたので、本編迄に調べてみますね。

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翌朝は常の6時半に一回り。 漸くに明るさが増す洗礼堂と鐘楼辺り。

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ほんのりピンク色が見えてきたので、広い場所~!と 
昨夕のテアトロ・ロマーノまで大急ぎで行き、正解!

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この教会が、街に来た時に見えた崖崩れの上の教会ですが、
素晴らしい色の空になり、

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遠くの平野には、雲海が動く様も見え、

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朝日に輝く教会。 素晴らしい朝焼け!

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ホテルに戻り朝食の後出かけますが、洗礼堂の屋根の上、日向ぼっこの鳩達が。

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ヴォルテッラの街も高所にあり、道をぐるぐると下ってきた所。
あのクレーンが邪魔なのですけどぉ・・。

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サリーネに出かけます。 実はこの町の名も知らず、出かける直前に行く予定に。
ヴォルテッラからは10分かそこらの距離なのですが、サリーネ・Salineという
町の名を地図に見つけ、「塩田」という名に興味を持ち調べてみると、やはりそう!
詳細は本編にね、ははは、

ヴォルテッラ周辺の素晴らしい風景をちょっぴりどうぞ!

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サリーネの町にある、今は廃線となった鉄道駅。
かってはヴォルテッラまでの鉄道があったのだそう。

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で、その鉄路の跡を辿る道が残り、グーグルのサイト・ヴューで見ると、
景色を楽しむのに良さそうなので行ってみようと。
       
駅近辺で訊ね、道に入ってからもお年のシニョーレに尋ねると、確かにこの道だけど、
先で橋が落ちているのでヴォルテッラまで車では無理、歩いてなら行けるけどとの事で、
では橋まで行ってみようか、とガタゴト道を。

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ですが、余りにも溝が深くなり、やめた方がいいね、と車を回そうとして、
ガタッと前輪が落ち込み・・!
mkちゃんがこっちに、あっちにと指示してくれ無事脱出、やれやれ。



車を止め、歩いて少し先に。 で、そう、これが塩田!!

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右手背後に工場も見え、どうしてここに塩田かは、へへへ、本編のお楽しみぃ!



大きな、こんなシオカラトンボも見かけ、

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少し先には小池もあり。

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で私が歩くと、すすっと草むらを滑る音がしてポチャッと飛び込む音が2度3度。
飛び込むのが蛙なら、草むらをススッとは滑らないよな、と思い、
怖がりshinkaiは少しぞくっとし、離れましたです、はい。
トカゲは水に飛び込まんよね?!



さてヴォルテッラに戻り、街の散策を。 中心のプリオーリ広場でくつろぐ人々。

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ちょっとした街にはストリート・ミュージシャンがいて、広場で生の音楽を聴くのは
気持ちが良いものだ、と実感していましたが、

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彼らもギター演奏だけだと素敵だったのです。・・がね、
スペイン語かな、で歌いだし、・・・下手なのに、なんで歌うんやぁ!! 

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プリオーリ宮の、はい勿論ここの塔の上にもね、高上がり大好きshinkai!

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この街も博物館幾つかの通し切符で、全部見れないからまけろ!
と掛け合うカップルの横で、・・写真禁止でしたが、ははは。

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ヴォルテッラの大きなメディチ家の要塞も塔の上からだけで、今回も訪問せず。

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すぐ後ろに続くドゥオーモの屋根と、その先に見える洗礼堂の特徴ある屋根、
そして鐘楼。

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中ほどに細く広がるサリーネの町。左端に塩田も見えますね。
そう、この蛇行する道を行ったのでした。

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30年前の街訪問で、この洗礼堂をスケッチした懐かしい思い出があります。

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確かに、座ったお家の戸口はここだった、と見当が付きましたが、当時、洗礼堂の
周囲は車の駐車場で足元が見えず、見に行っては描いた記憶が残ります。
現在はすっきりしているものの、どこか違うような雰囲気で・・。



洗礼堂に向き合ってあるドゥオーモ。 なのにまるで記憶に残っておらず、
初めまして!なのでした。

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かなりな坂道を下り、エトルスク門も見に。 どうやら戦争中に破壊されたのを、
戦後に市民が修復した様子の写真がありましたので、また調べてみますね。

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街の中程にある、確か唯一の、この町で木のある公園。 レストランがたくさんあリ
人々で賑やかでしたが、奥に続く道のすぐそこに、

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素晴らしいエトルスク博物館。前回よりもずっと展示が整備され、収蔵品も凄い数!
これは迫力ある見事な、夫婦の棺。

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ちょっとうふっと来たのは、奥方は真剣な目で夫を眺めているのに、
旦那の方はちょっと遠くを眺めていてね、ははは。



まだあるぅ!、と思う位の収蔵品だったのですが、ははは、
これは素晴らしく美しいガラスの壷と蓋物。

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ヴォルテッラに2泊の後、モンテリッジョーニ、ブオンコンヴェントを経て、
旅程最後の宿に。

モンテリッジョーニは一度ご案内済みなので、次は再訪編を。

モンテリッジョーニ ・ 市壁と、中世巡礼街道の町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462678404.html

ブオンコンヴェントは町が平地にあり、予感していた様に余りピンと来ずで
早々に引き上げましたので、
素晴らしい風景と虹を堪能した、最後の宿周辺の様子をどうぞ。

2重に掛かった虹で、下は完全に半円を描き、しかも左下部が素晴らしく鮮やか!!
これほど鮮明な虹を見たのは初めて! 本当だよぉ!
ほら、あそこから虹が出てる!という位近いのですもの!!

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そして翌朝、日の出前。 これは空がとても明るいので、糸杉の並木のブルーは、
写真マジックで写ったのですが・・、

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谷にかかる雲と、朝焼けの雲。

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という事でアシャーノに抜け、再びシエナのクレーターを堪能しつつ、
我が家に向かった旅程最終日でした。

長旅に付き合っていただき、有難うございました!!
次回はやはり恒例の(高齢ではない!)旅の旨い食べ物を!!
今回は肉を食べる友人が一緒でしたので、乞うご期待!


◆ 展覧会のお知らせ ◆
先月東京の久米美術館からメールを頂き、「寺崎武男 心の故郷イタリア展」の
開催にあたり、私のヴァティカン博物館内の写真を使わせて貰えないかとの事。

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知らせて頂いた内容では、寺崎武男画伯(1883-1967)は、
明治40年に東京美術学校洋画科を卒業の後、イタリアに留学、ヴェネツィアで
ルネッサンス期の壁画研究のほか、彫刻・建築・版画を学ばれたのだそう。

そして留学中に知った「天正遣欧少年使節」に大変心を揺さぶられ、
以後晩年に至るまで、彼らのエピソードを描き続けたのだと。

今回の展覧会では、彼の生涯のテーマであった「天正の少年使節」の
大作屏風を中心に、彼の第二の故郷ともいえるイタリアの風景、
とりわけヴェネツィアを描いた作品を展示との事。

で、私が撮ったヴァティカン博物館内の、寺崎画伯が見たであろう
4少年が描かれたフレスコ画の写真を、説明パネルに使いたい、との事でした。

絵を描く者の端くれとして、そんな先輩大作家の展示に
お役に立つのであれば喜んで、という事で写真を送った次第です。

一昨日10月2日から開催、11月16日まで
毎週月曜日、ただし10/13、11/3(月・祝)は開館、翌火曜日振替休館
       
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山手線目黒駅西口下車徒歩1分。
〒141-0021 品川区上大崎2-25-5 久米ビル8階
電話:03-3491-1510 FAX:03-3491-6617       
美術館のサイトはこちらに。 http://www.kume-museum.com/

建国の意気に燃えた明治の日本人が、遠く離れたイタリアで知った
16世紀の4少年に心を揺さぶられ、生涯描き続けた作品展。
どうぞお出かけ下さいます様、ご案内いたします。
       
一緒に送って頂いた展示案内に、他の作品、大変興味深い写真もありましたので、
水彩ブログの方で取り上げさせて頂きましたのでご覧下さい。

寺崎武夫  心の故郷イタリア展
http://italiashinkai.seesaa.net/archives/20141003-1.html       
      
ヴァティカン訪問 ・ 天正4少年使節のご縁により
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462596727.html

4少年所縁のサン・ベネデット・ポーのご案内
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464090033.html

n.1 駆け足ながら、 ローマの休日!
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462596986.html

n.2 駆け足ながら、 ローマの休日!
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462597366.html

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