・ スコミーゴ村、春を告げる野生のクリスマス・ローズ 

こちらヴェネトは、先週は2日程春らしい穏やかで暖かい日がありましたが、
週末から一転して冷え込みがひどく、北の奥やトリノ辺りでは雪のニュース。

日曜日にヴェネツィア・メストゥレまでお墓参りに行きましたが、
陽射しは明るいものの冷たい風が強く、凍える程でした。

フェッラーラのご案内が続きましたので、今日は一服で、
2月の末、春の陽射しいっぱいの我がスコミーゴ村の様子、
そして春の訪れを告げる野生のクリスマス・ローズの緑色をどうぞ!

地元の人だけが通る小道が、隣のオリアーノ村に続きます。
中程に見えるカーヴの左に続く木々はアカシアで、5月初旬には白い花が
満開になり、この花は天婦羅にして食べるととても美味しいのですね。
       
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今はこうしてスケスケに見えますが、夏はうっそうとした陰の、薄暗い道。



今迄とは違う場所の、道に見つけた野生のクリスマスローズ。
春到着のお知らせ! この冬が厳しかったので、やはり少し遅めでしょうか?

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素晴らしい緑色。

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ういういしく、清楚に!

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上の、花弁にギザギザがある細身の蕾が見えますか? 
迷彩している様ですが、はは、この種は初めて見たような気がします。

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道を上るとこうして開けた場所に。 
左奥の農家に、そして隣村に続く道が分かれます。

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奥の農家からボクとママがやって来ますが、サングラスのボクが何か駄々をこね。
   
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2人の姿を撮りたく、待つ間を稼ぐべく、こんな宿り木も撮ったりして・・、ははは。

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はい、やっと! ボクはサングラスを取り、着ていたコートも脱いで足取り軽く。
うん、暑いからコートが要らない、と言ってたんだね。

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いつもは茂った木で見えないスコミーゴ村の教会が、正面に。
小さな丘の起伏がいくつも重なるこの辺りです。

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目にとまったタンポポ。 という事は、やはり春の訪れが遅いのですね。

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オオイヌフグリ、 色が少し薄めのブルーでした。

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野生のプリムラ。 枯れ葉の間から、むっくりと。

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この日は本当に暖かく、逆光に丘が霞み。

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列を作るコブコブの木の細い枝は、葡萄の木の剪定後、
枝を支柱に結び付けるのに使用。

これは桑の木であることを、住み着いて20年近くたって漸くに知りました!
今頃はこの新芽の枝よりも、単純にばね式の針金で留める様な。2018.11.14



雲の間から射す陽に照らし出される、カルページカ村の教会と鐘楼。

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スコミーゴ村の北部分。 奥に見える山はヴィットリオ・ヴェネトの山々。

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日向ぼっこを楽しむワン君。 家の横から撮った時は、まるで無防備に寝ていましたが、
家の玄関側に回ったら、流石、むくっと目覚めて。 なかなかハンサムでしたよ。

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我がスコミーゴ村とオリアーノ村の境にはちょっとした谷があり、あちこちに湧き水が。
細い流れですが、煌めきながら。

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雑木林が刈り取られる風景。 農家が畑を広げるのでしょうが、
こういう風景を見ると少し残念な気が。

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上り坂のカーヴする道の向こうに、雑木の列、そして広がる傾斜地があり、
なんの木か可愛い落ち葉が敷き重なり、

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そのはずれに、またまた野生のクリスマス・ローズがあちこちに。
花の丈が低く、おまけに下向きに咲くので、花芯の見える花を写すのが、なかなか。

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流れの岸はかなりの傾斜で、南向きの岸は日当たりが良く、風も避けるのか
大きく咲いているのも見えるのですがぁ・・、

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渡るのに足を滑らしたら、お尻も濡れるしなぁ・・。



散り残る葉が、逆光に光ります。

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坂道を下り、村の平地に。 道の角に、古い大きなコブコブの木。

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いつもの、オリアーノ村の教会、鐘楼。

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次の選挙はいつだっけ? ヴェネト州の州知事と、ヴェネツィア市長が変わります。
州知事候補、現農業大臣のルーカ・ザイア・Luca Zaia.       
彼が次期のヴェネト州知事でしょう。

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ヴェネツィアの現市長カッチャーリ氏は、政治に疲れたと引退を表明。
元哲学教授には、やはり生臭さすぎるのかも!



ヴェネト訛りで書いてあるポスターをどうぞ。
Stemo tenti de no farse ridar drio.

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標準語のイタリア語では、Stiamo attenti a non farci ridere dietro.
後ろで笑われる事の無いよう、気をつけています。

大体感じは分かったものの、間違いのないよう、先生に質問した正しいイタリア語を。
ああ、語学の壁は高く厚く、立ちふさがりますねぇ!  


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