アッシジの春のお祭りカレンディマッジョ、今日は2日目の公演の様子、
写真が多くなりましたが、どうぞごゆっくりお楽しみ下さいね!
写真が多くなりましたが、どうぞごゆっくりお楽しみ下さいね!
いつもの様に開始のファンファーレがあり、長老の登場。

そして上の地区ソプラの太鼓隊も行進。

・・ちょっとこの写真良いでしょう? 皆の手が揃って。
へへ、狙ったのでありま~す。
時代衣装の行進も勿論、ずらずらたくさん・・、なのですが、
今日は後ろに見て頂きたいのが詰まっているので、
このふさふさのワンちゃんの登場と、

好奇心満々の目の、この赤ちゃんのみで、以下略、ははは。

そして長い長い布が運び込まれ、敷き詰められ、


こんなパッチワーク布を作るだけでも大変だろうと!
そしてこの上を、ソプラ地区の今年の「春の乙女」5人が次々に登場して
来ますが、この方はその1番目。

「春の乙女」には、後ろに侍女がお供。
手にスケッチを持っていますから、さしずめ「美の女神」のお供とでも。

大きな飾り付けをした木も、お神輿風に運び込まれ!

木を囲み、ソプラ地区の人々の踊りが始まります。




カレンディマッジョ・Calendhimaggioのお祭りは、元々は中世からの
春を迎える喜びのお祭り。 長い厳しい冬を終え、春を迎える嬉しい喜びですね。
春を迎える喜びのお祭り。 長い厳しい冬を終え、春を迎える嬉しい喜びですね。
森から木の枝を刈って来て、愛する女性の家の戸口に置くとか、
飾り付けた木の周囲で歌い踊るとかの風習があったのを再現している訳ですね。
飾り付けた木の周囲で歌い踊るとかの風習があったのを再現している訳ですね。
舞台ではソプラ地区の楽師達がずっと演奏しているのですが、
カレンディマッジョの期間演奏される中世の音楽を、探しましたのでこちらを。
https://www.youtube.com/watch?v=swRbSRFBrkE
最初の「Echo la primavera・エコ・ラ・プリマヴェーラ・ほら、春だよ」
が、お祭りの一番のテーマ曲とでもいえましょうか。
Echo la primavera
che ‘l cor fa rallegrare,
tenmp’ e` d’annamorare
e star con lieta cera.
che ‘l cor fa rallegrare,
tenmp’ e` d’annamorare
e star con lieta cera.
No’ vegiam l’aria e ‘l tempo
che pur chiam’ allegreza.
che pur chiam’ allegreza.
In questo vago tempo
ogni cosa a` vagheza.
ogni cosa a` vagheza.
L’erbe con gran frescheza
e fior’ coprono i prati,
e gli albori adornati
sono in simil manera.
e fior’ coprono i prati,
e gli albori adornati
sono in simil manera.
ほら、春だよ。
心を浮き浮きさせ、恋をする時、
幸せな気持を味わう、春だよ。
心を浮き浮きさせ、恋をする時、
幸せな気持を味わう、春だよ。
空気も、季節も、浮き浮きさせる。
この軽やかな時、憂いごともなく、
すべての事が、軽やかで、落ち着いて。
すべての事が、軽やかで、落ち着いて。
草は新鮮で、花は野原を覆い、
飾られた木々も、同じ様子だよ。
飾られた木々も、同じ様子だよ。
3番目のテンポの速い器楽だけの曲を、踊りの時などよく聞きましたっけ・・!
踊りが終わると、皆がいっせいに拍手!
広場いっぱいに広がる大勢の人が一斉に踊った達成感!!


さてソット地区の始まり。 子供達のコーラスも舞台に。

ソットの太鼓部隊も広場を行進し、

ソットの春の乙女、一番目に登場がヴィットーリア嬢。

何故知っているかと言いますと、まぁ舞台でも紹介があるのですが、
shinkaiの隣にいたシニョーラが彼女のお母さんで、
私めのカメラとレンズを見て、写真を撮ってくれと、はい。
勿論OK、家に戻ってのち送りましたら、とても喜んだメールでした。
以前の時も、旗振り競技に出ていたボクの写真を頼まれましたっけ。
こちら5人が、ソットの春の乙女達。

思うに、いわゆる美人コンテストではなく、その年に何歳、という基準で
選ばれるのではないかと・・。
ソプラとソットの計10名の春の乙女達の中から、
この後に行われる石弓競技の勝者との組み合わせで(闇籤みたいに)
今年の春の乙女が選ばれ、彼女が毎日お祭りの長老と同席します。
この後に行われる石弓競技の勝者との組み合わせで(闇籤みたいに)
今年の春の乙女が選ばれ、彼女が毎日お祭りの長老と同席します。
ヴィットーリアのお母さんは、それを望んでいたのですが、
残念、右から2番目のキアーラ嬢となりました。
残念、右から2番目のキアーラ嬢となりました。
ソットの踊りもあり、

両地区の今日の出し物が済むと、興奮冷めやらぬ人々が集まり、
あちらでもこちらでもお喋りの輪!! 勿論舞台上でも!


何度も、次の競技が始まりますので場所を空けてください、の
アナウンスが繰り返され、ははは、
アナウンスが繰り返され、ははは、
漸くに、こんな風に広場が開き、石弓競技に参加の選手達の紹介。

こちらはソプラ地区の、右の3人がソリ引き競技で、
左に3人ほど見える大きなのが、はは、綱引き競技!

まず、石弓競技から。
イタリア語では石弓はバレストラ・balestraと言いますが、
私はまだ実際の競技を見たことが無かったので、楽しみに。

これは既に3本目が射たれた後の的。
こんな風に並んで射ますが、標的との距離は20m。

既に西日になったのがこの写真では余り分りませんが、右のソプラは影位置で、
左のソットは日当たりなので、目の部分に影を作り。
プシュ、パシッという音で、的に矢が刺さります。
バレストラの試合では、同じウンブリアのグッビオ・Gubbioと、
トスカーナのサンセポルクロ・Sansepolcroが競技するパリオが有名ですが、
標的との距離は36mだそう。
まぁ、アッシジのこの狭い広場では・・、ですね。
トスカーナのサンセポルクロ・Sansepolcroが競技するパリオが有名ですが、
標的との距離は36mだそう。
まぁ、アッシジのこの狭い広場では・・、ですね。
競技者の座る台座はこんな形で、

こんな風に座り、石弓の先についている輪を、写真左隣に見えるのでご確認を、
台座の前についている丸い金具に引っ掛けて固定し、

弦は、これも左の写真に見えるようにギリギリと巻き上げ式に引き、
矢は太く短いもの。
台座に座って射るので標的が狙いやすく、巻き上げ器付きなので
腕の力以上に引け、中世からの大変強力な武器。
騎士の甲冑など軽く射抜いた、恐怖の石弓だったそう!
腕の力以上に引け、中世からの大変強力な武器。
騎士の甲冑など軽く射抜いた、恐怖の石弓だったそう!
試し打ちなしで1回目を打ち、その結果を見て各人が調整、2回目をいう事で、
1回目はなかなか中心には届きにくかったですが、

そう、引き抜くのに、ヤットコを!
2回目はかなり中心近く集まり、こうして的ごと運び、勝者の決定を。

サイトから見つけた石弓の勝者ファビオ氏と、本年度の春の乙女キアーラ嬢。

これは本日の行事の最後に行われたのが、上の要塞に写真を撮りに行った
私にも聞こえましたね。
要塞にも次々に観光客が上ってきましたが、町の人々は皆、下の広場で
騒いでいるのだろう!と言うような騒音がわんわんと上にも届きましたっけ。
さて広場では次の競技、荷ゾリ引き。

試合前に気合を入れ!

舞台上のちびっ子達も大声で応援。

位置に付き、

それっ!!

ソットが速かった!! 大変な脚力の違い!

大喜びのソットの人々。

次が綱引き。 そう、円柱に綱を巻き、

こんな風に長めに距離をとり、

公演会場のほぼ端っこ辺りで、引くのです。
綱の基準位置に、赤とブルーの布が付けられ、

双方が5人ずつ並んで引くのが、我々日本人の眼には珍しいでしょう?!

ソプラ・ブルーのしんがりは、こんな太っちょ殿で、ははは、
かなり長~~い間、じーっと双方にまるで動きなし!


引いていなかった訳ではなく、引いて引いての持久戦だったのでしょう、
最後はずるずるっとブルー・ソプラが引きづられ・・。

最後はもう、広場の人々も桟敷の人も皆総立ちとなり、
赤・ソットの選手が見えないほど!
赤・ソットの選手が見えないほど!
こういう古式豊かな競技が、とても興味深く楽しい!!
はるか昔、はは、小学校の運動会では綱引きをした、見た記憶がありますが、
いつの間にか、「古臭い」と思っていた様な・・。
はるか昔、はは、小学校の運動会では綱引きをした、見た記憶がありますが、
いつの間にか、「古臭い」と思っていた様な・・。
ですが、こういうシンプルな競技が実はとても熱のこもる物だと、
そんな楽しさをも、このお祭りで知ったのでした!
またもやごった返す広場中央!!

という、お祭りの2日目でした。 楽しんで頂けましたように!!
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