ウンブリアから戻って以来、ずっと気持ちに小さな引っ掛かりが残っているので、
今日はそれを含めてみてやって下さいね。
今日はそれを含めてみてやって下さいね。
旅行最終日アッシジから家に戻るのに、久し振りのグッビオにも寄ろうと思い、
それも自動車道ではない土地の道を辿りました。
それも自動車道ではない土地の道を辿りました。
で、突然出合ったこんな要塞化された小さな村!
ずっと丘や山道を行く道中、パッと目の前に現れたので、驚いて車を止め、
偵察を、ははは、する事に。
ずっと丘や山道を行く道中、パッと目の前に現れたので、驚いて車を止め、
偵察を、ははは、する事に。

上の写真だけではちょっと印象が伝わりにくいかと、サイトから拝借してきた
写真がこちらです。

お分かりでしょう? 単なる廃墟ではないのは車がたくさん、といっても
城壁の前に10台もあったかですが、並んでいますし、
私のすぐ後からやってきた車も止まったのですね。
写真右手前に見えるのは、第1次、第2次大戦で戦った
この村の戦没者慰霊碑だそう。
この村の戦没者慰霊碑だそう。
サン・グレゴーリオ・San Gregorioという村であるのは、門の前に書いてあり
すぐ分りましたから、家に戻ってから検索をかけました。
アッシジから14kほど、車で20分ほどの距離。
すぐ分りましたから、家に戻ってから検索をかけました。
アッシジから14kほど、車で20分ほどの距離。

村の入り口の門、跳ね橋があった事が分る切れ込みと、
塔の上からは矢や石を投げた事が分る造り!

この塔に続く左の壁、家の扉が2,3あったその一つの扉の前に
ワンチャンが座っていたので、いつものように、チャオチャオ!と挨拶し・・。
ワンチャンが座っていたので、いつものように、チャオチャオ!と挨拶し・・。
後から来たシニョーレが門の中に入っていくのを見、その後もう一人の
シニョーラも入って行きましたし、門の右奥からは、賑やかな子供達の声も
聞こえるので、shinkaiもね。

細い上り道の小路が奥に続くのが見え、ゆっくりと辿ります。

ふと振り返ると、さっきのワンちゃんが門の所から私を見ているのが見えるのです。

写真はすぐ傍からではなく、かなり遠くから撮り、切り取ったのでピン甘ですが、
警戒監視中ではなく、なんとも寂しそうな顔に見えません?
今までの人生で、いや、犬生で、一度も楽しい事がなかった様な、
一度も笑った事がないと言うような顔の雰囲気が最初からして、
気にかかったのでした。
一度も笑った事がないと言うような顔の雰囲気が最初からして、
気にかかったのでした。
住んでいる人のいることが分る、かなり立派なお家とか、

横の小路を覗くと、城壁らしきもの!
左手前の家の扉丈夫、庇代わりに布が掛けられていて・・!
左手前の家の扉丈夫、庇代わりに布が掛けられていて・・!

小路を辿ると 、こんな感じの壁が2方に。


きっとかっては単なる壁ではなく、家並みが連なる窓で、
現在は内庭みたいに見える場所も狭く塞がっていたのでしょう。
現在は内庭みたいに見える場所も狭く塞がっていたのでしょう。
どんな村だったのか調べましたら、海抜279mにあり、アッシジとペルージャ・
Perugiaとの境界線に近く、現在の住人は10人前後!
村の最初の記録は、1114年にアッシジのサン・ルフィーノ教会
・現在のアッシジのドゥオーモの、レトゥオーネ・Letoneという多分教会の長に、
この村が贈られた、と言うもので、
きっとこれは教会に保護を求めたものだったのでしょう。
・現在のアッシジのドゥオーモの、レトゥオーネ・Letoneという多分教会の長に、
この村が贈られた、と言うもので、
きっとこれは教会に保護を求めたものだったのでしょう。
1232年には約150名がこの村に住んでいたそうで、村は要塞化されます。
ペルージャとの国境近くで常に抗争が絶えず、かのアッシジの聖フランチェスコ
(1182頃-1226)もペルージャとの戦争で負傷し戻っている時代。
ペルージャとの国境近くで常に抗争が絶えず、かのアッシジの聖フランチェスコ
(1182頃-1226)もペルージャとの戦争で負傷し戻っている時代。
村の周囲を壁で囲み堀を巡らし、入り口の門には跳ね橋ですね。
それでも1320年、1382年にはペルージャの支配下に落ち、とはいえ
ずっとアッシジ側であったそうで、1479年には更に厳重に要塞化され、
現在もよく残っていると。 まさに!
ずっとアッシジ側であったそうで、1479年には更に厳重に要塞化され、
現在もよく残っていると。 まさに!
元の真ん中の小路に戻って振り返ってみると、あのワンちゃんが道の真ん中に
座ってこちらを見ていて、写真では、ちょっと首筋を掻いていますが・・、
座ってこちらを見ていて、写真では、ちょっと首筋を掻いていますが・・、

この後シニョーラが通りかかると、パッと飛び退くのですね。
何もされず、言われもしないのに、です。
こんな仕草を遠くから見て、ちょっと哀しくなったshinkai。
何もされず、言われもしないのに、です。
こんな仕草を遠くから見て、ちょっと哀しくなったshinkai。
小路の突き当たりまで行って見ると、奥にも壁が見え、

まさに中世がそのまま残っているような小さな村!
奥の小路からゆっくりと町の門に戻ります。

サイトによると、この村では村の人々による、参加者もあるのか、
プレゼーピオ・presepio・キリスト降誕のシーンを人形等で現す、のを
生きた人間で表現する、のが行われているそうで、
さぞ雰囲気が良いだろうなと思った事でした。

門の所まで戻ると、最初の扉の脇にあのワンちゃんが座っていて、
旅行中のクラッカーや干し果物があったのを思い出し、隣のお家の扉前にそっと。
それでも逃げ腰になるワンちゃん!
私が戻るのを見て傍により、匂いを嗅ぎましたが食べず・・。
お腹が減っていないとか、菜食はしないぜ、というのなら結構、
と思い出発しましたが・・。
お腹が減っていないとか、菜食はしないぜ、というのなら結構、
と思い出発しましたが・・。
家に戻っても、ずっとあのワンちゃんの事が、あの目、あの顔が浮かびます。
幸あれかし!
幸あれかし!
最後の写真は、村からもっと先の行程ですが、グッビオへの山越えでの、
ウンブリアの緑の山々。 まさに、目に眩しいほどの緑、緑でした!
ウンブリアの緑の山々。 まさに、目に眩しいほどの緑、緑でした!


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